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(アメリカ サンフランシスコ) セントメアリー教会

サンフランシスコ建築散歩🚶‍♀️ サンフランシスコのダウンタウンの外れにある「セント・メアリー教会」は、矩形のボリュームの上に帽子のような形の屋根が乗っかっている不思議な形をした外観が特徴。 イタリアのピエトロ・ベルーシとピエール・ルイジ・ネルヴィの設計によるもので、四角いボリュームから流線型の塔がそびえる特徴的な外観はモダンでありながら重厚さもあってどこか丹下健三の東京カテドラル協会の建築を思い起こさせる。 内部空間は外観よりもさらにダイナミック。HPシェル構造の屋根から流れるように下部の柱へと変化しているデザインで、デザインと構造が見事に一体化。また、周囲の正方形の平面を持つボリュームと対比的に見せている。 調べてみると、この建築家ピエール・ルイジ・ネルヴィは構造エンジニアとしても知られていて、丹下健三にも大きく影響を与えた人物とか。彼はこのようなシェル構造の建築設計には工学的なことだけではなく、直感や芸術的な要素も必要であると説いていて、何となくだがこの建築を観ると理解できるような気がしてくる。 またうねるように床面につながる柱は生物のようにも、地面から生えているようにも感じられ、非常にダイナミックなデザインになっている。高くそびえるHPシェル構造の天井を見上げると、その隙間には十字に開けられたトップライトから幻想的な光が注ぐ。ダイナミックな天井には、デザインと一体化した十字架が埋め込まれており、こういった部分も丹下健三の東京カテドラルや安藤忠雄の光の教会を彷彿とさせる。 あらゆる角度や方角から小一時間ほど教会眺めていると、この建築には水平垂直が基本な幾何学的な建築とも異なる数学的な美しさを感じる。 デザインと構造、あるいは工学と芸術が融合された本来建築が目指した姿があるように思えてくる。やはり美しい建築は、五感に響くものである。
投稿:2023年1月15日
e25***21
kassy.fuu
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