広西自駕遊（二十七）

広西三江侗族自治県の高友村高秀村と湖南通道侗族自治県の高歩村はとても近い距離にあり、これら三つの村は原生態の侗族の村落です。吊り脚楼、鼓楼、風雨橋は侗族の村落の標準装備で、伝統的な生活様式や習慣、祭りは民族の特色をより際立たせます。地形の違いや集落の歴史的な継承が、三つの村それぞれの特徴を浮かび上がらせます。高友村は二つの山間の谷がやや広く、村の規模も大きいです。村には吊り脚楼が多く、また清代の建築である鼓楼、飛山廟、回龍橋なども保存されています。村には清華大学の田舎振興作業站があり、世界文化遺産に申請する準備の紹介も見られます。村民によると、彼の先祖は明代に江西から来たとのことですが、漢民族の移民が現地の土著に同化したのか、それとも越族の分枝が祖先の故郷の同郷人のもとに移住してきたのかは分かりません。高友村の山には広大な茶園があり、茶摘み女性の言葉から彼女たちが茶園を愛し、誇りに思っていることが伺えます。おそらく茶園の収入は稲田より高いのでしょう、これは天の恵みですから、わざわざ稲作の棚田にする必要はないのです。 ナビゲーションを使って高秀村への小道を選ぶと、とても近いです。道は狭いですが、車はほとんど通らず、景色も良いです。高秀村は高友村と比べるとやや窮屈に感じますが、計画は比較的早くからされているようで、新しい建物も吊り脚楼のスタイルで装飾されており、伝統的な韻を感じさせます。鼓楼の中で一人の背丈ほどの芦笙を見かけ、動物の形をした竹の造形物があり、紙を貼り付けて彩色を施した装飾品は耕牛だろうと推測します。村を散策すると、消火器や消防の宣伝が随所に見られ、石畳の道は古いながらも清潔で、村の管理が行き届いており、村民も自分たちの家园を大切にしていることが分かります。 さらに北へ四キロメートル行くと、湖南通道県の高歩村に着きます。省をまたいでいますが、侗族の村のスタイルは基本的に同じで、ただ、これら三つの侗族の村がすべて「高」という名前で始まることに何か関連があるのかは分かりません。ここは以前に訪れた貴州の從江などの黔西南地域と同じく、侗族の集落が多く、自駕旅行にはとても良い場所です。有名な観光地は旅行団に任せておきましょう。 三江・柳州 高友村高秀村通道県高歩村