太原純陽宮に足を踏み入れ、全国唯一の九宮八卦院を探る

毎回太原を経由する際、私は迎沢賓館に宿泊します。以前から近くに純陽宮があると聞いていましたが、今年は午後早めに太原に到着することができたので、閉園前に一周してみました。ここは人が非常に少なく、五一広場の環状交差点のそばにありながらも非常に静かで、まさに内に秘めたる天地、別世界です。 純陽宮は第七次全国重点文物保護単位であり、院内の「涅槃変相碑」や「常陽天尊像」は全国初の国外（境）展示禁止文物に指定されています。景区内には国宝級の文物が8点もあります。また、その院落の構造自体も非常に考え抜かれており、九宮八卦院は純陽宮の精華といえます。底層は角を削った方形で、八面すべてがレンガのアーチ窯洞であり、八卦「乾、坤、震、巽、坎、離、艮、兌」の方位に従って精巧に建てられています。洞頂の四面には高楼が建てられ、四隅には九角攢尖亭が立ち、楼亭は回廊で相互に連結されています。九宮八卦院の中心にある「方形三間二層亭」は、周囲の四つの楼と四つの亭と完璧に組み合わさり、九宮の形式を構成し、天宮を九つの等分に分けることを意味しています。一層の窯洞建築は「九窯十八洞」であり、東南西北の明窯のほか、四つの角の窯洞には角窯が連結されており、角部の建築空間を効率的に利用して八卦に対応する八つの方位を構成しています。 純陽宮は現在、山西古建築博物館、山西省芸術博物館とも呼ばれ、特別展覧会が盛大に開催されることもあります。 『純陽宮』よ、こんなに素晴らしいものがあるのに、全く触れられていないとは！ 2024年7月19日の純陽宮の現状（入場料は依然として半額）——現在、一部の建物はまだ改装中ですが、五進院はすべて開放されており、九宮八卦院は二階まで行くことができ、常陽天尊像も観賞可能です！ 涅槃変相碑は唐代の碑刻で、中国初の国外（境）展示禁止文物であり、非常に近い距離で存分に観賞できます！ただし、観賞は自己責任で行い、必ず秩序を守り、触れないようにしてください。 壁画巡回展は8月31日までで、二つの展示ホールはすべて真作であり、個別の説明があります。「五龍捧聖図」と「五神廟龍王殿壁画」はすべて近距離で観賞でき、ガラスの隔てがないため、絶対に手で触れないように注意してください！ 太原の隠れた宝：純陽宮 五一広場のそばの神秘的な場所 生粋の太原人として、誰かが「純陽宮」と言うたびに、私の最初の反応は「うん、それは何？」でした。しかし、深く調べてみると、これはまさに埋もれた無価値の宝だと気づきました！ 九宮八卦形式の道教建築 ここは山西三大道観の一つで、呂洞賓を祀る中宮であり、寺院、庭園、園林、一つ一つのレンガ、一つ一つの草木が歴史の痕跡に満ちており、まるでその経験した物語を静かに語っているかのようです。 五進院落、別世界 山西古建築博物館 純陽宮が2024年元旦に再び一般公開されると聞いて、探検好きの私にとってはこれ以上ない朗報です！ 歩行者天国と純陽宮の美しい出会い 純陽宮を存分に楽しむと同時に、太原の地元の風情に満ちた歩行者天国、柳巷、鐘楼街、食品街を散策し、特色あるスナックを味わうことができ、まさに完璧です！ 交通のヒント 純陽宮に簡単に到達したいですか？周辺の五一広場駅は交通が非常に便利で、四方八方に通じています。純陽宮はあなたの訪問を待っています！ 入場料：全額30元、半額15元、太原一卡通を持っていると無料。 太原を訪れる旅行者の皆さん、この隠れた宝を絶対に見逃さないでください！