江南第一元構

延福寺は、浙江省金華市武義県桃渓鎮福平山に位置し、唐の天成2年（927年）に創建され、元の延祐4年（1317年）に再建された、江南で唯一残る三つの元代建築の一つです。延福寺は、4500余平方メートルの敷地に、建築面積は1000平方メートルです。現存する建築群は、中軸線に沿って第一進の山門三間、第二進の天王殿三間、単壁硬山造です。第三進の大雄宝殿五間、重檐歇山式、大殿の前には長生池があります。第四進の観音堂七間、中三間が主体で、両側に各二間の夾楼、東西には厢楼があります。堂の前の左右にはそれぞれ石涧井が一方あります。延福寺の大殿は、元代の木構造の斗拱建築芸術のスタイルと構造特徴を完全に保持しており、宋から明への建築発展の過渡期を研究する上で良い例を提供しています。