500年以上の歴史を持つ安徽省の古村。

安徽省黄山市黟県西逓鎮利源村は、第二批中国伝統村落に指定されています。 利源村は美しい自然の山林や奇岩の池で有名なだけでなく、省級無形文化遺産の利源麻織りや市級無形文化遺産の麦芽糖作りなどの伝統技術や民俗風景も有しています。 かつて黟県は麻布の産地として知られ、その中でも西逓鎮利源村の麻布織りが最も有名でした。利源は源頭とも呼ばれ、余姓の一族が集まる村落です。元の時代に、余氏の先祖である段川と段新の兄弟が婺源から家族とともにこの地に移住した際、麻布製作の技術を源頭村にもたらしました。それ以来500年以上の歴史があります。その時から、源頭村は遠近に知られた麻布織りの村となりました。民間には「源頭十八家、家々麻糸を織り、足で踏み、手で撫で、お金が家に入る」という歌謡が伝わっています。