山西・泽州県・周村の東岳廟

始建年代は既に確認できないが、廟内の碑文によると、宋の元豊五年（1083年）、明の宣徳二年（1427年）、明の隆慶四年（1570年）、明の万暦十三年（1585年）、清の康熙二十一年（1682年）および民国時代に何度も修理が行われた。基石は似た特徴を持ち、晋東南の地方色を反映している。財神殿と龍王殿の屋根は、懸山と歇山の二つの屋根形式を組み合わせたもので、非常に珍しい。付属の構成要素や斗栱の彫刻は精巧で繊細だ。地元の村民によると、現在の劇楼の前には左右両側にそれぞれ一つの劇楼があり、三つの劇楼が「品」の字の形を成しており、これはかなりユニークだという。