大原本陣・脇本陣

宿場町の往時

　本陣と脇本陣がそろって現存しているのは岡山県矢掛町が有名だが、大原宿もその少ない例の一つだ。矢掛本陣と異なり大原本陣は一般公開されていないが、町並みの一部として門や塀が十二分に機能。大原宿全体に重みを与えている。本陣は参勤交代の大名の宿舎で、ここの場合は因幡街道を使っていた鳥取藩池田家の宿泊所だ。脇本陣は本陣に収容し切れない場合に使われる。

今でも人が住んでいるため、拝観はできないよう

本陣は有元家という家で今でも人が住んでいるため、拝観はできないよう。表には、回遊式の庭園で川石を敷き詰め渚に見立て、平場に白石を敷き、砂に波の掃き目を付けた枯山水が残っていることなどが説明されていまして。ちょっともったいないなあと思いました。

参勤交代の宿

本陣は、1800年頃、鳥取藩主池田氏の参勤交代の宿として建てられた。因幡街道に面して白く長い壁と御成門がある。居住者がいるので敷地の中には入れないが、壁越しに立派な屋根を見ることができる。 脇本陣は、参勤交代の際、家老や奉行が宿泊したところ。因幡街道に面して長屋門がある。こちらも居住者がいるので敷地の中には入れないが、門を入ると廻遊式日本庭園が現存しているとのことである。 街道の景観と...

貴重な建造物です

大原本陣は鳥取藩32万石池田候が参勤交代時の常宿です。やく200年前の姿をそのまま残されており、貴重な文化財です。白壁の長さを見ても大邸宅であることがわかります。個人宅なので、外から見るだけですが、庭園がすばらしいそうです。ほかに脇本陣も残されています。

通り沿いの景観はよく保存されています

本陣、酒屋など、とおりの両側の景観はよく保存されています。観光地化が十分できていないのか、観光客は見当たらず、そこに居た半時間程度の間、地元の方がごくたまに徒歩や車で通られただけでした。