高島流和砲

グラバー園の高台に据えられている

グラバー園内、旧三菱第2ドックハウス前の庭園にあり、石の土台の上に据えられている。高島流砲術の創始者である高島秋帆の指導のもとに造られた和大砲。かつて置かれていた場所は分からないが、現在その砲口は長崎湾の入口に向けられている。

グラバー園とのゆかりはどうなのでしょう？

グラバー園の第２ゲート近く、「旧三菱第２ドックハウス」前に置かれていました。 幕末の兵学者「高島秋帆」が指導し、鉄砲鍛冶が作ったとのこと。 今の東京お台場のものも作ったそうだ。 この分野の祖と言うべき人のようだ。

高島秋帆の和大砲

高島秋帆の指導で鉄砲鍛冶の野川清造が作成した和大砲だそうです。場所は、グラバー園内の旧三菱第二ドックハウスの近くです。長崎市内にはこれ以外にも高島家に関する史跡が残されています。

グラバー園で見かけました

グラバー園を散策している際にこれを見ました。 佐賀市内を観光で回った際にも同地で大砲を同藩が作り出した跡地が観光地として記録されておりそこを訪れた経験があり、同じような物なのかと足を止めました。 また下関市でも幕末に砲台を設置した場所があり、それも思い出しました。 鎖国をしていても外国からの脅威に国を守るには自国で兵器を作らねばならないことを理解していた人々の認識と想像力のすごさに脱帽です。

幕末にオランダから砲術を学びました。

幕末の砲術家である高島秋帆（たかしましゅうはん）は長崎町年寄りの家に寛政10（1798）年に生まれました。出島砲台の受け持ちであった父親から荻野流砲術を学んだ後、銃砲や砲弾の鋳型をオランダから輸入し西洋式砲術を研究して高島流砲術を創始しました。天保11（1840）年のアヘン戦争の清国の敗因を『砲術の未熟さ』として『天保上書』を幕府に上申し、海防等の備えと西洋の軍事技術の導入を説きました。そして武蔵...