鏡開きはいつ行うのが正解?正しいやり方やお餅を使った料理5選
目次
- そもそも鏡開きとは?
- 鏡開きの意味や由来
- 鏡開きはいつ行うべきか
- 鏡開きの正しいやり方
- 鏡開きでやってはいけないNG行為3選
- 1.刃物で鏡餅を切る
- 2.鏡餅を粗末に扱う
- 3.欠片を残す
- 鏡開きのお餅を使ったかんたん料理5選
- 1.お雑煮
- 2.焼き餅
- 3.餅ピザ
- 4.餅のきな粉和え
- 5.餅の甘醤油照り焼き
- 鏡開きは心を込めて行おう
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鏡開きは日本の新年を彩る伝統的な飾りであり、年神様への敬意と感謝を表すシンボルです。その餅を食べることで一年の健康と幸福を願いますが「いつ食べたらいいの?」と迷う人も多いでしょう。
この記事では、鏡開きの適切な日付や割ったお餅の人気料理を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください!
鏡開きを行う日:1月11日 |
鏡開き(かがみびらき)は新年を祝うために行われる、日本の伝統的な行事です。鏡餅と呼ばれる丸い白い餅を重ねた飾り物を割り、家族や親族で共有します。鏡餅は神々に捧げるための飾りであり、神々への感謝と家族の絆を象徴しています。
割った餅は、様々な用途で使われます。おもにスープやお雑煮に入れて食べられ、一年の健康や幸運を願います。鏡開きは日本の文化や伝統を感じることができる特別な瞬間として、江戸時代から現代まで伝わる日本の大切な伝統文化です。
鏡開きは、具足祝い(ぐそくいわい)という戦国時代の武士の風習に由来するといわれています。お正月に刀や鎧、兜などの前に鏡餅を供え、それを下ろして食べる行事でした。そのほか、鏡餅には「歯固め」という意味もあり、宮中の「歯固め」の儀式に由来しています。丈夫な歯の持ち主は何でも食べて長生きできることから、新年の健康と長寿を願うようになりました。
年神様の力が宿った鏡餅をいただくことで力を授けてもらい、1年の無病息災を願います。
鏡開きは通常、1月11日に行われる日本の伝統的な行事です。この日付は「いい(1)とし(11)」という語呂合わせから選ばれているといわれています。
お餅ですから、少しでもやわらかいうちに食べたい気持ちがあるでしょう。しかし、お正月は年神様をお迎えする行事であり、年神様がいらっしゃる間は食べてはいけません。そのため、松の内が明けた11日に鏡開きをする地域が多いようです。松の内を15日とする地方では、鏡開きを15日または20日に行う場合が多いです。
鏡開きの正しいやり方は、木槌や手で優しく開く方法です。この慣習は、昔の武家の風習に由来しています。お餅を割るときに刃物を使わない理由は2つあります。ひとつは、切腹を連想させるため。もうひとつは、神様の依り代である鏡餅に刃物を入れるのは不適切とされるからです。
開いた鏡餅は手で小さく分け、食べやすいサイズにしてください。この際、細かい欠片をひとつも捨ててはいけません。すべてお料理などに使うと良いでしょう。
鏡開きで鏡餅を刃物で切るのは厳禁です。理由は、鏡餅は神聖なものとされており刃物を使用すると神聖さを損なうと考えられているからです。日本の文化では刃物や刀は戦いや暴力を象徴します。切腹などの自己傷害を連想させるため、お祝いの場に不適切とされています。そのため、鏡餅は木槌や手で優しく割るのが正しい割り方です。
鏡餅を粗末に扱うことも避けるべきです。なぜなら、鏡餅は年神様の依り代として新年の祝いにおいて重要な役割を果たしているからです。粗末に扱うことは、年神様への不敬とみなされ、運気や福を逃すことにつながると信じられています。鏡餅は新年の祝福を象徴し、神聖な伝統への敬意を表します。
鏡開きで鏡餅の欠片を残すことは避けるべきです。鏡餅には神様からの恵みや一年の健康と幸運が込められていると考えられており、その一片も無駄にしてはならないとされています。すべての餅を食べることで神様からの恵みを受け、感謝の意を示すことができるのです。こぼさないように注意してください。
鏡開きで使われる鏡餅を活用した簡単な料理を5つ紹介します。どれもかんたんなので、余ったお餅で作ってみてください!
- 鏡餅
- 出汁(だし)
- 醤油
- 塩
- 野菜(白菜、人参など)
- 鶏肉(または豚肉)
作り方
- 野菜と鶏肉を適当な大きさに切ります
- 出汁を鍋に入れ、野菜と鶏肉を加えて煮ます
- 鏡餅を小さく割ってから、煮た野菜と鶏肉の上に乗せます
- 醤油と塩で味を調え、餅が柔らかくなるまで煮ます
材料 | 作り方 |
鏡餅、出汁、醤油、塩、野菜、鶏肉 | 野菜と鶏肉を出汁で煮て、鏡餅を乗せて煮る |
材料
- 鏡餅
- 醤油(オプション)
作り方
- 鏡餅を小さく割ります
- フライパンで餅を焼きます。両面がカリッとするまで焼きます
- オプションで醤油を少し塗って風味を加えます
材料 | 作り方 |
鏡餅、醤油 | 鏡餅を小さく割り、フライパンで焼き、オプションで醤油を塗る |
材料
- 鏡餅
- ピザソース
- お好みのトッピング(チーズ、ハム、野菜など)
- オリーブオイル
作り方
- 鏡餅を薄くスライスします
- スライスした餅にピザソースを塗り、チーズやハム、野菜などのトッピングを乗せます
- オーブンで焼くか、フライパンで蓋をしてチーズが溶けるまで焼きます
材料 | 作り方 |
鏡餅、ピザソース、トッピング、オリーブオイル | 餅をスライスし、ソースとトッピングを乗せて焼く |
材料
- 鏡餅
- きな粉
- 砂糖
- 醤油
作り方
- 鏡餅を小さく切ります
- 切った餅を軽く焼きます
- 焼いた餅にきな粉、砂糖、少量の醤油をかけて和えます
材料 | 作り方 |
鏡餅、きな粉、砂糖、醤油 | 餅を切って焼き、きな粉、砂糖、醤油で和える |
材料
- 鏡餅
- 醤油
- 砂糖
- みりん
作り方
- 鏡餅を適当な大きさに切ります
- フライパンで餅を両面がカリッとするまで焼きます
- 別の鍋で醤油、砂糖、みりんを混ぜて甘醤油ソースを作ります
- 焼いた餅に甘醤油ソースをかけて照り焼き風に仕上げます
材料 | 作り方 |
鏡餅、醤油、砂糖、みりん | 餅を焼き、甘醤油ソースで味付けする |
鏡開きは単なる年始の儀式ではありません。昔から大切にされてきた日本の伝統的な行事です。鏡餅を優しく開くことで新年の祝福と家族の絆を象徴し、深い意義をより感じることができるはず。
鏡餅を粗末に扱わずすべて大切に食べることで、一年の健康と幸福を祈り神様への感謝の気持ちを表します。鏡開きを心を込めて行い、気持ちの良い新年を祝いましょう!
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