
「桂林って、どんなグルメが有名なの?」そんな疑問を持つ方も多いはず。
桂林グルメの魅力は湖南の辛さ×広東の旨みの絶妙なバランス!桂林米粉やビール魚など、地元で愛される名物料理はどれも一度は食べたい逸品です。
正陽歩行街や陽朔西街などエリアごとに個性豊かなグルメ街が広がり、食べ歩きも楽しい!
この記事では、桂林で絶対食べたい料理10選やおすすめエリア・モデルコースを地元目線で紹介します。
桂林で絶対に食べたいグルメ10選
桂林米粉(グイリンミーフェン)

桂林を代表するローカルフードといえば、やっぱり桂林米粉!コシのある米粉麺に、豚骨と薬味の旨味が溶け込んだスープが絶妙にマッチ。トッピングのチャーシューやピーナッツも香ばしく、朝食から地元の人に愛されています。1杯約10〜15元(約250円前後)と手頃。旅行中に「現地の味を気軽に楽しみたい」という方や、辛さ控えめな料理が好きな方におすすめです。
啤酒魚(ピージゥユー)

陽朔(ヤンシュオ)名物の啤酒魚は、漓江で獲れた新鮮な川魚を地ビールで香ばしく蒸し焼きにした郷土料理。ビールの香りと魚の旨味が調和し、皮はパリッと中はふっくら。1皿約80〜120元(約1,600〜2,400円)。川辺のレストランで景色を眺めながら食べるのが最高です。魚料理が好きな方、桂林らしい「風景×味覚」を楽しみたい方にぴったり。
油茶(ヨウチャー)

桂林の少数民族・壮族の伝統的な飲み物「油茶」は、茶葉を炒めて作る香ばしいお茶スープに、米やピーナッツ、葱を入れて食べるユニークな一品。甘くないポン菓子のような風味で、寒い朝には体がほっと温まります。1杯約8〜12元。独特の食文化に触れたい方や、健康志向の旅行者にもおすすめです。体調を整える「食べるお茶」として人気があります。
茘浦芋扣肉(リープーユークウロウ)

「芋扣肉」は、茘浦県発祥の伝統料理。豚バラ肉とタロイモを重ねて蒸し上げた一品で、ほろほろと崩れる柔らかさと芋の自然な甘みが絶妙。油っこく見えて実はあっさりしており、白ごはんとの相性も抜群!1皿約60〜90元。食通の方や、地元家庭の味を体験したい人にぴったりです。桂林の老舗レストランでは定番メニューとして人気です。
銀杏鴨スープ(インシンヤースープ)

桂林の冬に欠かせない滋養スープ。熟年鴨と銀杏をじっくり煮込んだスープは、旨味が凝縮され、ほんのり薬膳風の香り。疲労回復や美容にも良いとされ、地元の人は家庭料理として親しんでいます。1人前約30〜50元。やさしい味なので、胃にやさしいものを求める方や、健康志向の旅行者におすすめです。
烤乳猪(チャーシュー風豚の丸焼き)

桂林近郊の祝祭料理として知られる「子豚の丸焼き」。皮はパリパリ、中はジューシーで、炭火でじっくり焼くため香ばしさが段違い!お祝い事や宴席で提供されることが多く、味も見た目もインパクト大。1皿約200〜300元。グループ旅行で地元の宴会料理を体験したい方におすすめです。写真映えも抜群!
竹筒鶏(チュートンジー)

竹の筒に鶏肉、もち米、香草を詰めて蒸し焼きにする伝統料理。竹の香りがほんのり移り、柔らかくジューシーな鶏肉がたまらない逸品です。自然の香りとともに味わえるのが魅力。価格は約50〜70元。アウトドア気分を楽しみたい方や、無添加で優しい味を好む人に人気です。
酸辣炒田螺(スワンラーチャオティエンルオ)

ピリ辛&酸味がクセになる桂林の屋台定番。田螺(タニシ)をにんにく、唐辛子、香草と一緒に炒めたスパイシー料理です。ビールとの相性が抜群で、夜市では常に人気。1皿約25〜40元。辛いものが好きな方、ナイトマーケットの雰囲気を味わいたい人には必食の一品です。
田螺粉(ティエンルオフェン)

「桂林米粉」と並ぶ人気麺料理。スープに田螺の旨味を加え、酸味と辛味が効いた独特の味わいが特徴。トッピングのピーナッツや漬け野菜がアクセントになり、やみつきになります。1杯約15〜20元。少し刺激のあるローカルグルメを体験したい方や、冒険心のある旅行者におすすめ!
馬蹄糕(マーティーガオ)

桂林の伝統スイーツ。馬蹄(ウォーターチェスナット=シログワイ)の粉で作るゼリー状のお菓子で、もっちりした食感と優しい甘さが特徴です。冷やして食べると喉ごしが良く、夏のデザートにぴったり。1個約8〜10元。観光の合間に甘いものでリフレッシュしたい方や、ヘルシースイーツ好きにおすすめです。
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桂林グルメはなぜ魅力的?

湖南×広東の融合が生んだ独自の食文化
桂林は、中国南部・広西チワン族自治区の中心都市。湖南省と広東省の間に位置し、この地理的条件が食文化にも大きく影響しています。
湖南料理の「辛味」と、広東料理の「薄味・旨味」を絶妙に融合させた桂林スタイルが特徴。家庭料理では酸味を効かせた保存食文化が根づき、発酵食品や漬物を使ったメニューが多く見られます。
実際、現地では唐辛子・ニンニク・酸菜(漬け野菜)を組み合わせた「酸辣(スワンラー)」の味付けが主流です。
酸味と香草の香りがつくる「クセになる旨味」
桂林グルメを語るうえで欠かせないのが「酸味」と「香草の香り」。発酵食品の酸味は、暑く湿った気候で食欲を刺激する役割を果たしています。また、香草(シャンツァイ・ネギ・ミントなど)は、清涼感を添える大切な存在。この酸・辛・香のバランスが、どの料理にも深い奥行きを与えています。
初めて口にする人は「意外とさっぱりしていて食べやすい」と感じることが多く、辛さよりも風味の重なりで味を楽しめるのが魅力です。
「漓江の恵み」と「山間の素材」——自然とともにある食文化
「漓江(リージャン)」で獲れる川魚を使った啤酒魚(ビール魚)や、山間で育つ芋・竹・野菜などを使った郷土料理が豊富です。
この地はカルスト地形が広がり、豊かな水と肥沃な土壌が新鮮な食材を育てます。地元では、竹筒を使った蒸し料理や、季節の山菜を漬け込む保存食文化も発達。
観光客にとっては「風景を食べる体験」ができるのが桂林グルメの最大の魅力でしょう。
桂林グルメ街のおすすめエリア一覧

正陽歩行街(ジョウヤンほこうがい)|桂林観光の定番グルメストリート
桂林観光の中心ともいえる「正陽歩行街」は、観光客が最も集まる人気の屋台エリア。桂林米粉や串焼き、糖葫蘆(フルーツ飴)などが並び、夜遅くまで賑やかです。このエリアは治安が良く、女性一人旅でも安心して食べ歩きできるのが魅力。夕方以降はライトアップされ、SNS映えする写真スポットも多数!
おすすめは、地元チェーン「大师傅金奖啤酒鱼(西街口総店)」——漓江ビール魚が評判で、ローカルの味を観光エリアで楽しめます。
平均価格:一皿30〜100元(約600〜2,000円)
中心広場周辺(ちゅうしんひろば)|ローカル感満点の食堂エリア
中山中路から中心広場周辺にかけては、地元民が通う老舗食堂が集まるエリア。華やかな観光街とは違い、素朴で飾らない桂林のリアルな味を体験できます。お昼時は混み合うため、11時台の早め入店がおすすめ。
おすすめは「聚福林美食苑」や「AGAN Restaurant」。どちらも地元の常連が多く、炒飯・油茶・豚肉料理など日常的なメニューが豊富。
平均価格:1人あたり20〜60元(約400〜1,200円)
陽朔西街(ヤンシュオ・シージエ)|おしゃれカフェ×国際色豊かな街並み
漓江下流の人気観光地・陽朔の中心にある「西街(シージエ)」は、バックパッカーや外国人旅行者に愛されるおしゃれエリア。昼はカフェでコーヒーを片手にのんびり、夜はバーやライブレストランで賑わう「眠らない通り」として有名です。
人気店は「TANSHI Hot Pot(火鍋)」や「Rosemary Cafe」。中国料理だけでなく、欧米スタイルのメニューも豊富で、辛さが苦手な人でも安心。
平均価格:1人あたり約80〜150元(約1,600〜3,000円)
桂林グルメと観光を組み合わせたモデルコース

【1日目】桂林市内観光+米粉ランチ+夜市散策
初日は桂林市内の名所をゆったり巡るのがおすすめ。午前中は「象鼻山公園」や「伏波山」など、桂林を象徴するカルスト地形を散策。午前10時頃には観光バスが混み合うため、朝8時台の早出発が理想です。
ランチは、地元の定番「桂林米粉(グイリンミーフェン)」を本場で!おすすめは「崇善米粉総店」や「桂林人米粉城」。もちもち麺と出汁の効いたスープで、旅の疲れを癒してくれます。
夕方は「正陽歩行街」で夜市散策。串焼き・糖葫蘆(フルーツ飴)・揚げパンなど屋台グルメが勢ぞろい。ライトアップされた街並みは写真映えも抜群です。
💰目安:昼食15元(約300円)/夜市食べ歩き50元(約1,000円)
【2日目】漓江クルーズ+ビール魚ランチ+陽朔西街カフェ
2日目は桂林旅行のハイライト——漓江クルーズへ。朝8時頃に出発し、約4〜5時間かけて陽朔へ向かう船旅。途中、まるで水墨画のような山水風景に出会えます。
クルーズ後は、陽朔名物「啤酒魚(ピージゥユー)」のランチがおすすめ。漓江の川魚を地ビールで煮込んだ名物料理で、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシー。人気店は「大师傅金奖啤酒魚(陽朔本店)」。1皿約100元(約2,000円)。
午後は「陽朔西街」のカフェでひと休み。欧米風のカフェが多く、英語メニュー完備で外国人観光客にも人気です。夜はバーやライブ演奏もあり、国際的な雰囲気を満喫できます。
- おすすめルート:桂林港 →(クルーズ)→ 陽朔 → 西街観光
- アクセス:桂林市内から港まで車で約40分
【3日目】龍脊棚田観光+少数民族の郷土料理体験
最終日は桂林北部に位置する龍脊棚田(ロンジー梯田)へ足を延ばしましょう。桂林市内から車で約2.5時間。棚田の美しい曲線と少数民族の村落が広がる絶景スポットです。
昼食は、少数民族・ヤオ族の家庭料理「竹筒ご飯」や「燻製豚肉」を体験できる民宿レストランへ。おすすめは「平安寨(ピンアン村)」内のLongji One Restaurant。竹の香りがほんのり漂う炊き込みご飯が絶品!
午後は展望台「七星伴月」や「金仏頂」から棚田全景を見渡し、桂林ならではの自然と人の暮らしの調和を感じましょう。
💰目安:郷土料理ランチ約80元(約1,600円)/送迎ツアー約400元(約8,000円)
桂林グルメをより楽しむためのコツ

辛さ・酸味のレベルを注文時に調整する方法
桂林料理は「酸っぱ辛い」味が特徴ですが、店によってはかなり刺激的な場合もあります。辛いのが苦手な方は、注文時に以下の一言を伝えると安心です。
- 「不要辣(ブーヤオラー)」=辛くしないでください
- 「少酸一点(シャオスワン イーディエン)」=酸味を少し控えめに
桂林米粉(グイリンミーフェン)などは、唐辛子ペーストや酸菜(漬け野菜)を自分で追加するセルフ式の店も多いので、まずは少量ずつトッピングして味を確かめるのがコツ。ローカル店では「酸っぱさが旨味」とされるため、勇気を出して少し挑戦してみるのもおすすめです!
中国語が話せなくても大丈夫!注文テンプレと指差し会話例
桂林の人々はとても親切で、外国人観光客にも慣れています。言葉が通じなくても、写真付きメニューや指差し注文で十分対応できます。
よく使うフレーズ
- 「これをください」👉 这个(ジェガ)
- 「辛くしないでください」👉 不要辣(ブーヤオラー)
- 「おすすめは?」👉 有什么推荐?(ヨウシェンマ トゥイジェン?)
朝食・ランチ・ディナーのおすすめ時間帯
食事 | 現地のピーク時間 | ベストタイム | 主なおすすめグルメ |
朝食 | 7:00〜8:30 | 8:30〜9:00 | 桂林米粉、油茶 |
昼食 | 11:30〜13:00 | 11:00〜11:30 | 茘浦芋扣肉、銀杏鴨スープ |
夕食 | 18:00〜20:00 | 17:30〜18:00 | 啤酒魚、竹筒鶏、夜市屋台料理 |
桂林グルメ旅行でよくある質問

桂林のグルメは辛いですか?
桂林の料理は、「酸っぱ辛い(酸辣)」味が特徴ですが、湖南料理ほどの強い辛さではありません。唐辛子・にんにく・酸菜(漬け野菜)を使った料理が多く、発酵由来の酸味がアクセントになっています。
例えば、「桂林米粉」は自分で辛味や調味料を追加できるセルフスタイルのお店が多く、辛さを自由に調整可能です。
英語・日本語メニューはありますか?
主要観光地(正陽歩行街・陽朔西街・象鼻山周辺)では、英語・写真付きメニューを備えた店が多くあります。「大师傅金奖啤酒魚」「AGAN Restaurant」などは、外国人客も多いため、指差し注文がしやすい環境です。
一方、ローカル食堂では中国語メニューが一般的ですが、スマホ翻訳アプリ(Google翻訳)を使えば問題ありません。
ベジタリアン対応料理はありますか?
桂林では肉や魚を使った料理が多いですが、ベジタリアン対応メニューも探せば見つかります。代表的なのは以下の3つです。
料理名 | 詳細 | 特徴 |
油茶(ヨウチャー) | 炒った茶葉を出汁にした温かいスープ | 野菜やピーナッツ入りで肉不使用 |
馬蹄糕(マーティーガオ) | クワイ粉のゼリー菓子 | 甘くて軽いデザート |
炒青菜 | 季節の青菜炒め | シンプルな味付けで定番サイドメニュー |
現金・クレジットカード・WeChat Pay対応状況
桂林市内や観光地では、WeChat Pay(微信支付)・Alipay(支付宝)が最も一般的な支払い方法です。
ただし、海外発行のクレジットカードに未対応の店もあるため、少額の現金(200〜300元/約4,000〜6,000円)を常に携帯しておくと安心です。主要ホテル・空港・高級レストランではVisaやMastercardも使用可能です。
また、外国人でも「WeChat Pay(国際カード登録)」を使えば簡単に支払えます。屋台や夜市ではQRコード決済が主流なので、現金派の方は小銭の準備を忘れずに!
食も景色も楽しめる、桂林グルメの旅へ

桂林には、地元の名店や、夜まで賑わう屋台、小腹を満たす米粉スタンドがまだまだたくさんあります。せっかく行くなら、「これぞ本場!」と思える一皿に出会いたいですよね。ポイントは—定番だけでなくローカル目線の情報をミックスして、エリアごとに時間帯を使い分けること。
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