オーストリアの治安は安定しており、旅行者にとって比較的安全です。一般的な観光地や主要都市では警察の存在や監視カメラの設置など、治安維持に積極的な取り組みが行われています。ただし、ウイーンなど観光客が集中する場所では注意してください。
この記事では、オーストリアの治安に関する情報をわかりやすく解説します。
【オーストリアでトラブルに遭遇した時の連絡先】
大使館 | 住所 | 電話 |
在オーストリア日本国大使館 | Embassy of Japan in Austria Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria | (01) 531-92-0 |
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最新!オーストリアの治安・安全に関する情報
2024年10月現在、オーストリアへの渡航を制限されるような事態は発生していません。オーストリアは欧州の中でもとくに治安が良好な国です。犯罪発生率は低く、警察や公共サービスの信頼性も高いとされています。
1.ウィーン旧市街
ウィーン1区に位置する旧市街は、UNESCO世界遺産にも登録された歴史地区です。シュテファン大聖堂を中心に、ホーフブルク宮殿、オペラ座など見所が集中。観光客が多く、警備も厳重で安全性は高いですが、その分スリや置き引きには注意してください。
地下鉄駅や観光スポット周辺では荷物管理を徹底しましょう。昼夜問わず人通りが多く、夜間でも比較的安心して観光を楽しめます。
2:ザルツブルク旧市街
ザルツブルクの旧市街は、ザルツァッハ川に挟まれた美しい街並みが特徴。観光客は多いものの、ウィーンほどの混雑はなく、比較的のんびりと観光を楽しめます。
街の規模が小さく見通しが良いため、迷子になる心配も少ないでしょう。ただし、城塞への急な坂道では、足元に注意が必要です。
3.インスブルック旧市街
チロル州の州都インスブルックは、アルプスに囲まれた山岳都市です。黄金の小屋根で有名なアルトシュタットは、ハプスブルク家の栄華を今に伝える建築物が点在。
冬季はスキー客で賑わいますが、犯罪発生率は低く、山岳観光の拠点として安全に過ごせます。ただし、冬季の路面凍結や急な天候変化には注意が必要です。
オーストリアの治安が良い3つの理由
1.警察・司法システム
オーストリアの警察組織は、高度な訓練を受けた専門家で構成され、連邦警察と州警察が緊密に連携しています。警察官の腐敗率が極めて低く、市民からの信頼度も高いのが特徴です。
犯罪の未然防止に重点を置いた地域密着型を実践しており、パトロールや防犯カメラの設置も効果的に行われています。警察官一人当たりの担当人口も適切に保たれており、緊急時の対応も迅速です。
2.充実した社会保障制度
オーストリアは充実した社会保障制度を持ち、失業手当や健康保険、年金制度が整備されています。これにより、経済的な理由による犯罪が抑制されています。移民に対する統合政策も効果的で、言語教育や職業訓練を通じて、社会の安定性が保たれています。
3.高い生活水準
オーストリアは一人当たりGDPが高く、所得格差も比較的小さいことが特徴です。これにより、極端な貧困層が少なく、生活苦を理由とした犯罪が抑制されています。
また、地域コミュニティの結びつきが強く、隣人同士の見守りや助け合いの文化が根付いています。伝統的な価値観と現代的な社会システムがバランスよく共存しており、世代間の対立も少なめです。
オーストリアで警戒すべき治安が不安定な地域
プラーターシュテルン駅周辺、ウェストバーンホフ(西駅)周辺、ギュルテル通り沿いの一部地域などでは、特に深夜帯に軽犯罪が報告されることがあります。また、大都市の主要駅周辺(ザルツブルク中央駅、リンツ中央駅など)では、スリや置き引きなどの発生率が比較的高くなります。
ただし、これらの地域でも日中は地元住民で賑わう一般的な都市部であり、極端な危険はありません。
オーストリアで警戒すべき3つの治安トラブル
オーストリアで日本人旅行者が巻き込まれやすい、3つの犯罪を知っておきましょう。
1.置き引き・スリ
観光客の多いウイーンの地下鉄やバス内、観光スポット周辺で頻発しています。日本人旅行者は周囲への警戒心が比較的低く、カメラやスマートフォンを外に見えるように持っていることが多いため、狙われやすい傾向にあります。
レストランやカフェでバッグを椅子の背もたれに掛けたり、床に置いたりする習慣が災いとなることも。犯罪者は通常2〜3人のグループで行動し、1人が注意を引きつけている間に、別の人物が貴重品を抜き取るといった手口が一般的です。
2.ニセ警官による詐欺
偽の警官が「このエリアで偽札や盗難が多発している」などと声をかけ、財布やパスポートの確認を求めてくる手口です。日本人旅行者は警察官に対する信頼が厚く、要求に応じやすい傾向があるため、標的にされやすくなっています。
犯人は本物そっくりの警察手帳を見せたり、正式な制服に似た服装をしていたりするため、見分けるのが困難です。チェックを装って財布の中身を確認し、後で気づくと現金がなくなっているというケースや、「確認のため」と言って財布ごと持ち去るケースもあります。
3.ぼったくりタクシー
正規のタクシーを装った白タクや、遠回りをして料金を水増しする悪質なタクシードライバーによる被害です。日本人旅行者は英語でのコミュニケーションに不安がある場合が多く、料金交渉や経路の確認が十分にできないことが被害につながっています。
ヒースロー空港や主要駅周辺で、疲れている旅行者を狙って「特別料金で市内まで運ぶ」などと声をかけてくるケースが報告されています。
治安のよいオーストリアで守りたい防犯対策3つ
オーストリアで安全に旅行するための防犯対策を3つ紹介します。
1.貴重品の管理を徹底する
オーストリアでスリや置き引きに遭わないためには、自分の荷物に常に注意を払うことが重要です。財布やパスポート、カメラなどの貴重品は混雑した場所では特に注意し、なるべく身体に近いところに保管しましょう。
無用な現金やカードはホテルのセーフティボックスに預けるなど、必要なものだけを持ち歩くようにしましょう。
2.夜間に出歩かない
全体的にオーストリアの治安は良いですが、深夜に一人で歩くことは避けるべきです。特に人通りが少ない場所や裏通りは避けて、明るくて人の多い道を選ぶようにしましょう。
3.旅行保険に加入する
何か問題が起こった時に備え、旅行前に旅行保険に加入することをおすすめします。病気や怪我、盗難など、不測の事態に備えて保険に加入しておくと、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
治安のよいオーストリアで知っておきたい連絡先
オーストリアでトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、オーストリア旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。
在オーストリア日本国大使館
住所:Embassy of Japan in Austria Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (01) 531-92-0
営業時間:月~金 08:30~12:30、13:30~17:00
オーストリアの基本情報
項目 | 内容 |
正式名称 | オーストリア共和国 |
首都 | ウィーン |
主要都市 | グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルックなど |
面積 | 約8.4万㎢(北海道とほぼ同じ) |
人口 | 約908万人 |
言語 | ドイツ語(公用語) |
通貨 | ユーロ |
時間 | 日本時間より8時間遅れ |
宗教 | カトリック約55%、プロテスタント約4%、イスラム約8% |
政体 | 連邦共和制(9つの州から構成) |
気候 | 温帯 |
特徴 | アルプス山脈に囲まれた美しい自然、音楽の都ウィーン、歴史的な建造物、スキーリゾートなど |
オーストリアの治安に関するよくある質問
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オーストリアで夜遅くの外出は安全ですか?
日本では、多くの場合サインが求められます。ただし、最近ではチップ付きカードの普及に伴い、暗証番号(PIN)を要求される場合も増えています。サインと暗証番号の両方に対応できるよう準備しておくのが賢明です。
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オーストリアのATMは安全に利用できますか?
安全に利用できます。しかし不審な人物を感じた場合や、ATMが破損しているように見える場合は使用を避けて、他のATMを探しましょう。また、暗証番号を入力する際には他人に見られないよう注意してください。
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オーストリアでのスリは多いですか?
オーストリアでは、観光地や混雑した公共の場ではスリに注意です。貴重品は身につけていつでも確認できるようにし、混雑する場所ではバッグを前に持つなどの対策を取りましょう。
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オーストリアのタクシーは安全ですか?
基本的には安全で、運転手も親切な方が多いです。ただし、料金の明確な表示がない車や無許可の乗り合いタクシーには乗らないようにしましょう。
オーストリア旅行に関する情報は、こちらの記事が参考になります。
→オーストリア旅行に必要な費用はいくら?安い時期やベストシーズンについて解説
治安の良いオーストリアに出掛けよう!
オーストリアは一般的に治安の良い国とされています。観光地や主要都市では警察の存在感も高く、安全な環境で旅行を楽しめるでしょう。
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