
チュニジアの治安は不安定な地域が多々あります。首都チュニスなど一般的な観光地では、警察や監視カメラの設置など治安維持に積極的な取り組みが行われています。ただし、国境付近では注意してください。
この記事では、チュニジアの治安に関する情報をわかりやすく解説します。
【チュニジアでトラブルに遭遇した時の連絡先】
| 大使館 | 住所 | 電話 |
| 在チュニジア日本国大使館 | 9, rue Apollo XI, B.P 163-1082-Cité Mahrajène-Tunis-Tunisie | +216-71-791-251 |
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最新!チュニジアの治安・安全に関する情報

2024年10月現在、チュニジアへの渡航を制限するような勧告が一部出ています。チュニジアに渡航する際は、必ず外務省の海外安全ホームページを必ずチェックすることをおすすめします。
| 地域 | レベル | 外務省の勧告 |
| カスリン県及びシディ・ブ・ジッド県の山岳地帯 | 3 | 渡航は止めてください。(渡航中止勧告) |
| ジャンドゥーバ県(レベル3の地域、国道17号線以東、タバルカ市内、アイン・ドラハム市内及びジャンドゥーバ市内を除く)、ル・ケフ県(レベル3の地域、国道17号線以東及びル・ケフ市内を除く) | 2 | 不要不急の渡航は止めてください。 |
| 上記以外の地域、ジャンドゥーバ県(国道17号線以東)、ル・ケフ県(国道17号線以東)、カスリン県(スベイトラ市内、国道13号線及び国道東3号線のうちスベイトラ以東並びに国道3号線を除く) | 1 | 十分注意してください。 |
チュニジアの治安が不安定な3つの理由

1.政治的不安定性
2011年のジャスミン革命以降、チュニジアは民主化プロセスを進めていますが、政治的な不安定さが続いています。頻繁な政権交代や政党間の対立が、社会の不安定さを助長しています。
経済政策や社会改革をめぐる意見の相違が、時に大規模なデモや抗議行動につながることがあります。これらの抗議行動が暴力化するリスクもあり、治安機関との衝突が発生することもあります。さらに、政治的な腐敗や汚職問題も市民の不満を高めており、社会の安定を脅かしています。
2.経済的困難とテロリズムの脅威
チュニジアは深刻な経済問題に直面しており、高い失業率、特に若者の間での失業が社会不安を引き起こしています。経済的困難が犯罪率の上昇につながり、特に観光客を標的とした窃盗や詐欺が増加しています。
一方、国境地域やリビアとの国境付近では、テロ組織の活動が懸念されています。過去には観光地を標的としたテロ攻撃も発生しており、これが観光業に大きな打撃を与え、さらなる経済的困難を招いています。政府はテロ対策を強化していますが、過激派の浸透や若者の過激化は依然として重大な脅威となっています。
3.社会的緊張と地域間格差
チュニジアでは、都市部と地方の経済格差、世俗主義者とイスラム主義者の対立、ジェンダー平等をめぐる議論など、さまざまな社会的緊張が存在します。
特に内陸部や南部の開発が遅れており、これらの地域では失業率が高く、基本的なインフラも不足しています。この地域間格差が社会的不満を生み、時に暴力的な抗議行動につながることがあります。
チュニジアで警戒すべき3つの治安トラブル

チュニジアで日本人旅行者が巻き込まれやすい、3つの犯罪を知っておきましょう。
1.食べ物による体調不良
チュニジアは美味しい屋台料理の宝庫です。しかし、中には日本人の体が馴染みにくい食材もあります。特に屋台の衛生状態や保存方法が心配な場合は、あまり冒険せずに清潔そうなレストランで食事をするか、旅行前に腸の調子を整えるためのサプリを飲むなどの対策をしてみてください。
2. 交通ルールの違いによる事故
チュニジアの都市部ではバイクが非常に多く、歩行者との交通事故が起こりやすいです。信号の意味が日本と異なる場所もあります。とくに、横断歩道を渡る時は周囲をよく確認するようにしましょう。また、歩きスマホが原因による事故も報告されています。
3. スリや置き引き
チュニジアは治安が良いとはいえ、観光地ではスリや置き引きの被害が報告されています。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、外出時は必要最低限のものだけ持ち歩くように心がけましょう。混雑した場所ではバッグのファスナーを前にして、常に周囲を警戒することが大切です。
治安の不安定なチュニジアで守りたい防犯対策3つ

チュニジアで安全に旅行するために、防犯対策を3つ紹介します。
1.貴重品の管理を徹底する
チュニジアでスリや置き引きに遭わないためには、自分の荷物に常に注意を払うことが重要です。財布やパスポート、カメラなどの貴重品は混雑した場所では特に注意し、なるべく身体に近いところに保管しましょう。
無用な現金やカードはホテルのセーフティボックスに預けるなど、必要なものだけを持ち歩くようにしましょう。
2.夜間に出歩かない
全体的にチュニジアの治安は良いですが、深夜に一人で歩くことは避けるべきです。特に人通りが少ない場所や裏通りは避けて、明るくて人の多い道を選ぶようにしましょう。
3.旅行保険に加入する
何か問題が起こった時に備え、旅行前に旅行保険に加入することをおすすめします。病気や怪我、盗難など、不測の事態に備えて保険に加入しておくと、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。
治安の不安なチュニジアで知っておきたい連絡先

チュニジアでトラブルに遭遇した場合に役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、チュニジア旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。
チュニジア日本国大使館
住所:9, rue Apollo XI, B.P 163-1082-Cité Mahrajène-Tunis-Tunisie
電話:+216-71-791-251
営業時間: 月~金8:30 ~ 12:30、13:30 ~ 17:00(土日祝閉館)
緊急時
警察:197
消防:190
救急:198
チュニジアの基本情報
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | チュニジア共和国 |
| 首都 | チュニス |
| 面積 | 約16万3,610平方キロメートル(日本の約5分の2) |
| 人口 | 約1,246万人(2023年、世銀) |
| 民族 | アラブ人(98%)、その他(2%) |
| 言語 | アラビア語(公用語)、フランス語(国民の間で広く用いられている) |
| 宗教 | イスラム教(スンニ派が大半) |
| 通貨 | チュニジアン・ディナール |
| 時差 | 日本時間より-7時間 |
| 気候 | 地中海性気候(沿岸部)、ステップ気候(内陸部) |
| 主な産業 | 観光業、農業、工業 |
チュニジアの治安に関するよくある質問

-
チュニジアで夜遅くの外出は安全ですか?
チュニジアは一般的に治安が良いとされていますが、夜遅い時間帯は人通りが少なくなる場所もあるため注意が必要です。自分がよく知らないエリアを歩く時や人通りの少ない場所は避けましょう。
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チュニジアのATMは安全に利用できますか?
安全に利用できます。しかし不審な人物を感じた場合や、ATMが破損しているように見える場合は使用を避けて、他のATMを探しましょう。また、暗証番号を入力する際には他人に見られないよう注意してください。
-
チュニジアでのスリは多いですか?
チュニジアでは、観光地や混雑した公共の場ではスリに注意です。貴重品は身につけていつでも確認できるようにし、混雑する場所ではバッグを前に持つなどの対策を取りましょう。
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チュニジアのタクシーは安全ですか?
基本的には安全で、運転手も親切な方が多いです。ただし、料金の明確な表示がない車や無許可の乗り合いタクシーには乗らないようにしましょう。
チュニジア旅行に関する情報は、こちらの記事が参考になります。
→チュニジアの人気観光スポット・旅行
チュニジアの治安は不安定!気を付けて!

チュニジアは一般的に治安の良い国とされています。観光地や主要都市では警察の存在感も高く、安全な環境で旅行を楽しめるはず。ただし、一部のエリアは勧告がでていますので、近寄らないようにしましょう。
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