天安門広場の観光ガイド！見どころ・予約方法・アクセスを徹底解説

北京旅行で天安門広場を訪れたいけど、どんな場所なのか詳しく知りたいですよね。

天安門広場は中国の政治・歴史の中心地として多くの重要建造物に囲まれている、中国4000年の歴史を肌で感じられる貴重なスポットなんです。

入場料は無料ですが、予約が必須。

その他にも日本人が注意したいポイントや混雑回避の方法など、はじめての観光でも安心して楽しめる天安門広場の魅力を詳しく解説します。

天安門広場の基本情報

概要

天安門広場は中国の首都・北京にある世界最大級の広場です。南北880メートル、東西500メートルの長方形で、総面積は44万平米に及びます。

中国の政治・文化の中心地として機能し、毛主席紀念堂、人民英雄紀念碑、中国国家博物館、人民大会堂などの重要建築物に囲まれています。

国慶節などの重要な式典や集会が行われる場所としても知られ、多くの観光客が訪れる北京の象徴的なランドマークです。

歴史

天安門広場の歴史は明・清朝時代に遡りますが、現在の規模になったのは中華人民共和国成立後です。

1949年に、毛沢東がここで中華人民共和国の建国を宣言したことから始まります。

1950年代後半から拡張工事が行われ、1959年に現在の姿となり、1976年には毛主席紀念堂が建設されました。

現在も中国の重要な政治的シンボルとして機能しています。

営業時間

天安門広場への入場は朝5時頃から夜22時頃までとなっています。

国旗掲揚・降納式は日の出・日の入り時刻に合わせて毎日行われ、多くの見学者が集まります。

広場内の各施設はそれぞれ異なる開館時間を設定しているため、事前に確認が必要です。

また、重要な政治行事や式典がある際は、一般の立ち入りが制限される場合があるので注意しましょう。

料金

天安門広場への入場は無料です。

ただし、入場時にはパスポートの提示とセキュリティチェックが必要となります。

アクセス

天安門広場へのアクセスは地下鉄が最も便利です。

北京地下鉄1号線の「天安門東駅」または「天安門西駅」が最寄り駅となります。2号線の「前門駅」からも徒歩でアクセス可能です。

タクシーも利用できますが、交通規制により広場直近での下車は困難な場合があります。

首都国際空港からは空港快速と地下鉄を乗り継いで約1時間、北京南駅からは地下鉄で約30分程度です。

天安門広場の見どころ

1.天安門（天安門城楼）

天安門広場の北側にそびえる天安門は、明・清時代に皇帝が詔を発布する際に使用された門で、中国の歴史と権威の象徴です。

現在の建物は清朝時代に再建されたもので、中央には毛沢東の肖像が掲げられています。

特に日の出や夕暮れ時の景色は美しく、撮影スポットとしても人気です。

2.人民英雄記念碑

広場の中央に立つ人民英雄記念碑は、中国近代史の英雄たちを称えるために建てられた高さ37.94メートルの記念碑です。

碑の正面には毛沢東が綴った「人民英雄永垂不朽（人民の英雄は永遠に不滅）」の文字が刻まれ、重要な歴史的出来事が浮き彫りにされています。

3.毛主席記念堂（毛主席紀念堂）

広場の南側に位置する毛主席記念堂は、毛沢東主席の遺体が安置されている場所で、多くの中国人が敬意を表するために訪れます。

1977年に建設されたこの建物は、厳粛な雰囲気が漂い、館内には毛沢東の遺体が水晶の棺に収められた展示室や、彼の生涯を紹介する展示エリアがあります。

4.国旗掲揚式

天安門広場で毎日行われる国旗掲揚式は、中国の象徴的な儀式として多くの観光客や市民が見学に訪れます。

日の出とともに行われる掲揚式と、日没時の降納式があり、人民解放軍の儀仗兵が厳格な動作で五星紅旗を掲揚・降納します。

式典は約10分程度で、兵士たちの整然とした行進と正確な動作が印象的です。

5.人民大会堂

人民大会堂は1959年に建設された中国の最高権力機関である全国人民代表大会の会議場です。

天安門広場の西側に位置し、古典的な中国建築様式と現代建築技術を融合させた壮麗な建物として知られています。

一般向けの見学ツアーも実施されており、中国の政治の中枢を間近で見ることができます。

夜間にはライトアップされ、天安門広場の夜景を美しく彩る重要な建築物です。

天安門広場の観光に予約は必要？

天安門広場の料金は無料ですが、入場の際には前日までに必ず予約が必要です。

予約しないと希望の日時に入場することができないので、注意しましょう。

予約は一般的に、

• 中国のメッセージアプリ
• WeChatミニプログラム
• アリペイ
• 百度（バイドゥ）ミニプログラム

などからできます。

日本人向けの予約方法は2つ

天安門広場の予約はWeChatなどのミニアプリから手配するのが一般的ですが、観光客にとっては馴染みのないアプリかつ中国語のみでの対応となるので、ハードルが高いのが現実。

アプリからの予約以外で天安門広場に入場したい人は、旅行会社でチケットを購入するのがおすすめです。

Trip.comでは天安門広場のチケットをご用意しています。ここでは、WeChatのミニアプリ、Trip.comそれぞれの予約方法を説明します。

WeChatでの予約方法

1. 天安門広場予約WeChatミニプログラムを開く。
2. 個人観光客は「個人予約」を選択し、「予約の手順を読んで同意します」にチェックを入れた後、「訪問の予約」をクリックする。
3. 訪問を希望する日時を選択し、下の「時間を確認」をクリックする。
4. 個人情報を正しく入力し、「予約を送信」をクリックする。
5. 予約情報を確認後、「送信確認」をクリックして予約を完了させる。

※アプリ内は全て中国語です。

Trip.comでの予約方法

1.Trip.comサイトから天安門広場のページを開く
2.一般チケットを選択する。

3.訪問の日付・時間を選択する。

4.旅行者の情報、連絡先、乗車地点、割引コードなどを入力し、「支払う」で完了。

＜注意事項＞
※ご利用日の1日前22:00（現地時間）までにご購入ください
※前日の 22:00 までにドライバーが電話で片道送迎（駅発）時間と場所を確認します。

予約はTrip.comがおすすめ！その3つの理由

1.日本語サイトで安心

天安門広場の予約は中国のメッセージアプリ・WeChatのミニアプリなどから手配するのが一般的ですが、中国語のみの対応となります。

そのため画面をいちいち翻訳する必要があり手間がかかるうえ、慣れない言語だと正しく予約ができているか不安になることでしょう。

Trip.comは日本語サイトで天安門広場の予約ができ、日付や時間などをひとつひとつ確認しながら手配できるので安心です。

2.送迎付きで便利

Trip.comの天安門広場予約は、希望地点から天安門広場すぐの四環状道路内までの送迎付き。

そのため、慣れない電車やバスを利用する必要が無いため、はじめて天安門広場に行く人にもおすすめです。

3.平均3秒で発券

予約後、すぐに発券されるのも安心できるポイント。

すぐに予約内容を確認できるため、旅の計画も立てやすいです。

天安門広場の所要時間と効率的な観光ルート

天安門広場の所要時間は約1時間〜半日ほどです。

滞在時間や見学したい施設に合わせて事前にルートを決めておけばスムーズに観光できます。

1時間コース

建物内部見学なしで主要スポットを効率的に巡るコース。

限られた時間での観光におすすめです。

天安門東駅→人民英雄紀念碑（10分）→天安門前で記念撮影（10分）→毛主席紀念堂外観（10分）→人民大会堂・国家博物館外観（15分）→広場全景観賞（10分）→天安門西駅（5分）。

半日コース（4～5時間）

全施設を網羅する完全制覇コース。

天安門広場の歴史を学びながらじっくりと見学したい人におすすめです。

早朝の国旗掲揚式見学（30分）→毛主席紀念堂（45分）→人民英雄紀念碑（30分）→国家博物館（2時間）→昼食→人民大会堂見学ツアー（1時間）→天安門城楼登楼（30分）→自由散策（30分）

天安門広場を観光するときの注意点

1. 事前予約・身分証明書の準備 

天安門広場は完全予約制となっており、WeChatなどを利用した事前予約が必要です。予約なしでは入場できません。

また、入場時にはパスポートの提示が必須なので忘れないようにしましょう。

なお、現地到着後の当日予約ができない場合があるため、必ず渡航前にに予約手続きを完了してください。

2. 厳重な手荷物検査

天安門広場に入るには手荷物セキュリティーチェックがあります。空港並みの厳重な検査が実施され、待ち時間も発生します。

刃物類、ライター、スプレー類、大型の荷物は持ち込み禁止です。

カメラや携帯電話は持ち込みできますが、検査で時間がかかる場合があります。

3. 政治的配慮

天安門広場は中国の政治的中心地であるため、政治的な発言や行動は慎み、静かに見学することが求められます。

写真撮影は一般的に可能ですが、警備員や軍人を撮影することは避けましょう。また、大声での会話や不適切な行動は注意を受ける可能性があります。

集団での記念撮影も他の観光客の迷惑にならないよう配慮が必要です。

天安門広場の混雑を避ける3つのコツ

1. 混雑ピークの時間帯を避ける

天安門広場は、朝9時から11時の時間帯や週末、祝日に多くの観光客で混雑します。

観光シーズン（春節や国慶節などの大型連休）は特に人が集中し、入場のためのセキュリティチェックに長時間並ぶこともあります。

平日の早朝や夕方の時間帯を狙うことで、比較的スムーズに観光できるため、計画を立てる際は混雑を避ける時間帯を意識するのがポイントです。

2. 早朝または夕方に観光する

混雑を避けるためには、早朝または夕方の時間帯に訪れるのがおすすめです。

特に、日の出とともに行われる国旗掲揚式は見どころのひとつで、早朝に訪れることで厳かな雰囲気を味わえます。

また、夕方は観光客が少なくなり、ライトアップされた天安門の美しい姿をじっくり楽しめます。

朝夕は気温も穏やかで、夏の暑さや冬の寒さを避けられるというメリットもあります。

3. 国家行事やイベント開催時は要注意

天安門広場は中国の重要な政治・文化イベントの会場として使われるため、建国記念日（10月1日）や全国人民代表大会の開催時期には、大規模なセキュリティ対策が行われます。

場合によっては広場への立ち入りが制限されることもあるため、訪問前に最新情報をチェックしましょう。

また、重要な式典がある日は警備が厳しく、身分証の提示が求められることがあるため、必ずパスポートを持参するようにしてください。

天安門広場の周辺観光スポットおすすめ3選

1.紫禁城（故宮博物院）

紫禁城は、明・清王朝の皇宮であり、中国の歴史と文化の象徴です。

広大な宮殿には壮麗な建築が並び、かつての皇帝たちの栄華を今に伝えています。

四隅を守る故宮の角楼は、美しく複雑な屋根構造が特徴で、伝統建築の粋を極めた名所のひとつ。

また、紫禁城内には宝物殿があり、皇帝の装飾品や貴重な収蔵品が展示されています。

さらに、時計博物館では、西洋と中国の精巧な時計が並び、宮廷文化の華やかさを感じることができます。

住所：北京市東城区景山前街4号
アクセス：天安門広場から徒歩約5分

2.景山公園

北京の中心地に位置する景山公園は、かつて明・清代の皇帝の庭園として使用されていました。

中央の頂にある「万春亭」からは北京市内全体を見渡せる絶景スポットです。

さらに紫禁城の全景を写真に収めることができるので、北京旅行での思い出に残る1枚が撮影できます。

住所：北京市西城区景山西街44号
アクセス：天安門広場から徒歩約10分

3.王府井

王府井は、北京随一のショッピングエリアであり、紫禁城の東側に広がる活気あふれる街です。

大型ショッピングモールが立ち並び、国内外の有名ブランド店が集結。買い物好きにはたまらないスポットです。

さらに、王府井小吃街や東華門夜市では、北京伝統の屋台グルメが楽しめ、サソリの串揚げや豆腐プリンなど個性的な味覚が揃います。

また、夜になると美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気に。

ショッピングもグルメも満喫できる王府井で、北京の魅力を存分に味わいましょう！

住所：北京市東城区王府井大街
アクセス：天安門広場から徒歩約15分

天安門広場を実際に訪れた人の口コミ

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天安門広場で壮大な北京観光を満喫しよう

天安門広場は中国の政治のシンボルでもあり、北京を訪れたら外せない観光地です。訪問には必ず前日までの予約が必要です。

予約なしでは天安門広場に入れないので注意してください。予約方法はWeChatのミニアプリなどが一般的ですが、中国語のみでの対応となるため、旅行サイトを通して予約するのがおすすめです。

また、天安門広場は非常に混雑するため、観光は早朝や夕方以降が比較的ゆっくりと見学できます。

Trip.comでは天安門広場の予約を承っています。そのほかにも、北京旅行で人気のホテルや格安航空券なども豊富にご用意しているので、ぜひチェックしてくださいね。