明孝陵とは?チケット・見どころ・アクセスなどを完全ガイド

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明孝陵のチケット・見どころ・アクセスなどを完全ガイド

中国・南京の紫金山南麓に広がる「明孝陵(みんこうりょう)」は、明の初代皇帝・朱元璋(しゅげんしょう)と皇后・馬氏の陵墓として1381年に築かれた、中国最大級の皇帝陵です。

この記事では、明孝陵の見どころやアクセス方法、おすすめの観光ルート、周辺の名所まで、初めての方にもわかりやすくご紹介します。


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明孝陵とは?

明孝陵とは?

南京市玄武区にある明孝陵は、明王朝を開いた洪武帝・朱元璋とその皇后を祀る壮大な陵墓です。25年の歳月をかけて築かれ、建設には約10万人もの労働力が動員されたと伝えられています。総面積は170万平方メートルに及び、その壮麗なスケールに圧倒されるはず。

敷地内には神道、碑殿、方城明楼、宝頂といった建築群が残されており、当時の最高技術が集約されています。特に、地形を巧みに活かして北斗七星を模した神道の配置や、6種24体の石獣像の美しさは一見の価値あり。

基本情報

住所:江蘇省南京市玄武区・鐘山南麓(独龍阜・玩珠峰のふもと)

開園時間:2月~11月:6:30~18:30/12月~1月:7:00~17:30

入場料:70元(前湖、琵琶湖、下馬坊遺跡公園など一部エリアは無料)

景区は有料エリアと無料エリアに分かれています。有料エリアには、明楼・宝頂・享殿・碑亭などが含まれる「陵宮区」と、金水橋や石象路を含む「神道区」、さらには梅花山や明東陵も含まれます。

無料エリアでは、下馬坊遺跡公園や南京十朝歴史文化園など、歴史と自然を感じられる散策も楽しめますよ。

Trip.com限定の明孝陵チケット

Trip.com限定の明孝陵チケット

明孝陵の大人チケットは、予約数2万件超の人気チケットで、前日23:59まで購入可能&発券は平均2秒のスピード対応電子チケットでそのまま入場でき、引き換えの手間がありません。使用前ならいつでも無料キャンセルOK、未使用の場合は自動キャンセルにも対応しているため、予定変更にも柔軟に対応できます。

チケット

価格

大人チケット

1,342円(割引後価格)

割引チケット(児童・生徒・シニア)

691円

明孝陵 + 紫山昆虫博物館(大人チケット)

2,131円

※2025年4月現在

明孝陵へのアクセス情報

明孝陵へのアクセス情報

南京の市内中心部からのアクセスも良好。観光ついでに気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

  • 地下鉄:2号線「苜蓿園(ぼくしょくえん)駅」1番出口から徒歩約10分(明孝陵3号門に到着)
  • バス:20路、203路、315路にて「明孝陵駅」下車すぐ
  • タクシー:南京市中心部(新街口など)から明孝陵までは、約10kmの距離があり、通常はタクシーで約30分かかります。料金は30元前後が目安です。

明孝陵の見どころ

明孝陵の見どころ

歴史ロマンと四季の風景が楽しめる、南京・明孝陵。初めての方にもおすすめの見どころ4選をわかりやすくご紹介します!散策しながら、明代の壮麗な世界に触れてみませんか?

1. 神道と石像路(しんどう・せきぞうろ)

明孝陵の象徴とも言える全長615メートルの「神道」には、霊を守護する役割を担う石獣たちが整然と並んでいます。獅子、麒麟、象、ラクダなど6種類の石像が2体ずつ、計24体設置されており、北斗七星を模した配置は、中国古来の風水思想を色濃く反映しています。秋になると両脇のイチョウ並木が黄金色に染まり、石像との美しいコントラストが生まれ、散策や写真撮影にぴったりの人気エリアとなります。歴史と自然が融合した癒やしの空間です。

2. 方城明楼(ほうじょうめいろう)

明孝陵の中心的な建築物である「方城明楼」は、陵墓の中核を成す重要な構造です。54段の階段を上ると、眼下には南京の緑豊かな鍾山風景区の大パノラマが広がり、かつて皇帝が見たであろう景色に思いを馳せることができます。2020年には屋根の大規模修復が行われ、荘厳な雰囲気が見事に復元されました。明代建築特有の風格が今もなお息づいており、訪れる人々に深い感動を与えてくれるスポットです。

3. 明孝陵博物館

明孝陵の入口付近にある「明孝陵博物館」では、朱元璋の波乱に満ちた生涯や、明朝成立の歴史、さらには陵墓の建築プロセスについて、わかりやすく展示されています。明代の生活用品や家具、出土した文化財など、貴重な展示物が多数並び、歴史ファンには見逃せない場所です。館内は無料で入場でき、静かで落ち着いた雰囲気の中、じっくりと見学できます(月曜日は休館)。明孝陵の理解をより深めたい方におすすめのスポットです。

4. 梅花山(ばいかざん)

明孝陵の敷地内にある「梅花山」は、約3万本の梅の木が植えられている中国随一の梅の名所です。2月から3月にかけて開催される「南京国際梅花祭」の時期には、あたり一面が華やかな梅の花と香りに包まれ、多くの観光客でにぎわいます。特に、神道から梅花山へ続く散策ルートは、春の柔らかな光とともに梅を眺めながら歩ける絶好のコース。花見だけでなく、歴史ある風景と共にゆったりとした時間を楽しめるのも大きな魅力です。

明孝陵のおすすめ観光ルート

明孝陵のおすすめ観光ルート

明孝陵を楽しむなら、時間に合わせた観光コース選びがカギ!1日ゆったり派も、半日サクッと派も、自分のスタイルで満喫できますよ。

1日満喫コース

3号門から入場後、燕雀湖・長生鹿苑を経由し、梅花山や梅花谷を巡ります。その後、東呉大帝・孫権の記念館を訪ね、神道と石像路をじっくりと散策。紅楼藝文苑、文武方門を通りながら、明孝陵本殿と明東陵まで観光。最後は紫霞湖で静かなひとときを過ごして締めくくる、充実の一日コースです。

半日サクッとコース

時間に余裕がない方にはこちら。下馬坊から入って主神道を歩き、四方城や石象路、翁仲路を見学。そのまま文武方門を抜けて、享殿・方城明楼・宝城宝頂を回ります。半日でも主なスポットはしっかり堪能できます。

明孝陵周辺のおすすめスポット

明孝陵周辺のおすすめスポット

明孝陵を楽しんだあとは、周辺の人気スポットにもぜひ寄り道を。中山陵や美齢宮、紫霞湖など、歴史と自然が調和する見どころがいっぱいです。

中山陵(ちゅうざんりょう)

中山陵は、近代中国の父とも称される孫文(孫中山)の陵墓で、明孝陵から徒歩圏内にある人気の観光地です。青と白を基調とした荘厳な建築は中国建築美の結晶ともいわれ、長い石段を登った先には、南京市街を一望できる絶景が広がります。敷地内は緑も多く、自然散策にも最適。入場は基本的に無料で、歴史に興味のある方はもちろん、景色を楽しみたい方にもおすすめのスポットです。

美齢宮(びれいきゅう)

美齢宮は、中華民国時代の指導者・蒋介石の妻、宋美齢が暮らした邸宅です。アールデコと中国建築を融合させた独特の建築スタイルが印象的で、外観・内装ともに非常にフォトジェニック。特に木々に囲まれた屋敷は四季折々の美しさを見せ、近年はインスタ映えスポットとしても注目されています。ガイド付きツアーに参加すれば、宋美齢の生涯や邸宅の歴史をより深く知ることもできます。

紫霞湖(しがこ)

紫霞湖は、鍾山風景区内にひっそりとたたずむ静かな湖で、明孝陵から少し足を延ばすと辿り着ける癒しスポットです。湖の周囲には遊歩道が整備され、散策や軽いハイキングにもぴったり。夏には涼を求める人々が訪れ、秋には紅葉が湖面に映る幻想的な風景を楽しめます。人が少なく静かな環境なので、にぎやかな観光の合間にリラックスした時間を過ごしたい方におすすめです。

明孝陵観光のコツと注意点

明孝陵観光のコツと注意点

ベストシーズンの楽しみ方

2〜3月の梅花祭と11月の紅葉が特におすすめ。イチョウや梅が見頃を迎えます。混雑を避けるなら、朝早い時間帯の訪問がベストです。

服装と持ち物のアドバイス

敷地が広く徒歩が中心なので、歩きやすい靴が必須です。夏は帽子や日傘、水分補給を忘れずに。季節に合わせた服装を心がけましょう。

春のアレルギー対策

春は花粉や柳絮が多く舞う時期。アレルギーがある方はマスクや薬の準備を。快適に観光するための事前対策が大切です。

悠久の時を旅する──明孝陵で皇帝の眠る世界へ

明孝陵で皇帝の眠る世界へ

歴史の重みと自然の美しさが共存する「明孝陵」は時空を越えて皇帝の物語を感じられる特別な場所です。南京を訪れるなら、ぜひ一度は足を運んでみてください。訪れる季節ごとに違った表情を見せてくれる明孝陵で、あなたもきっと忘れられない旅の思い出ができるはずです。

Trip.comでは、明孝陵の入場チケットや観光ガイド、南京のおすすめホテルやお得な航空券など、旅行をもっと楽しくするアイテムを多数ご用意しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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