
杜甫草堂は唐代を代表する詩人・杜甫が暮らしていた場所として知られています。杜甫は戦乱を避けて成都に移り、浣花溪(かんかけい)という川のほとりに小さな茅葺きの庵を建て、多くの名作を生み出しました。その庵が後に整備され、今日の「杜甫草堂」となっています。この記事では杜甫草堂へのアクセス方法、見どころ、周辺の観光スポットやおすすめグルメ、そして観光時の注意点まで、旅行前に知っておきたい情報をわかりやすくご紹介します。成都を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてください。
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Trip.com限定の杜甫草堂チケット

杜甫草堂の大人向けチケット
当日17:00まで購入OK!予約後すぐ使える電子チケットです。スマホ+パスポートでそのまま入場可能、面倒な引き換え不要です(パスポート利用者はビジターセンターでの引き換えが必要)。発券は平均4秒のスピード対応。
✅ 午前・午後どちらも入場OK
✅ 使用前ならいつでもキャンセル無料
✅ ペットは入場不可、チケット引き換え後の払い戻し不可なのでご注意を
多言語プライベートガイドサービス(チケット別売)
もっと深く学びたい方におすすめなのが、日本語・英語対応のプライベートツアーガイドサービス!時間は午前(9:00~12:00)・午後(12:00~16:30)から選べて、1名〜10名まで対応可能。
チケット | 価格 |
大人チケット | 1,032円 |
杜甫草堂博物館 チケット+竹影ティートーク | 1,816円 |
「詩人の足跡をたどる」中級・上級者向け多言語(日本語を含む)プライベートマニュアル通訳サービス(チケット代別) | 19,353円(割引後価格) |
※2025年4月現在
杜甫草堂へのアクセス方法

バス:58 路線のバスを利用し、杜甫草堂駅で降りることができます。
地下鉄:地下鉄 4 号線を利用し、草堂北駅で降ります。B 出口を出て、徒歩で約 1 キロメートル進むと杜甫草堂に到着します。もしくは、地下鉄の出口からシェア自転車を借りて行くこともできます。
タクシー:成都の市街地から杜甫草堂までは、通常約 30 分の車程で、運賃は 20 元から 30 元人民元程度です。
杜甫草堂とは?

杜甫草堂(とほそうどう)は、中国・四川省成都市にある、唐代の大詩人・杜甫が実際に暮らした場所として知られる歴史的な庭園です。759年、当時48歳だった杜甫は戦乱を避けて成都に移り住み、浣花溪(かんかけい)のほとりに茅葺きの庵を建て、約4年間ここで過ごしました。この地で彼は240編以上もの詩を残し、その多くが今なお中国文学に大きな影響を与えています。
彼の詩「万里橋西一草堂,百花潭水即滄浪(万里橋の西に一つの草堂、百花潭の水はすなわち滄浪なり)」は、草堂の情景を詠んだもので、まさにこの場所の原点を表しています。
杜甫が成都を離れた後、草堂は一時荒廃しましたが、唐末五代の詩人・韋荘によって旧跡が発見され、再建されました。以降、何度も修復を重ね、現在の姿は清代に整えられた様式がベースとなっています。
敷地は広大で、見学には3時間ほどかかります。杜甫の人生と作品をたどる展示に加え、四季折々の自然や伝統建築が調和する景観も見どころ。
杜甫草堂の主な観光スポット

成都にある杜甫草堂には、詩人・杜甫の生涯や作品の魅力を深く感じられる名所が点在しています。ここではその中でも特に注目したいスポットをわかりやすくご紹介します。
一覧亭(いちらんてい)
北門を入ってすぐ右手、水榭を抜けた先にある展望スポットです。「亭」と名がついていますが、実際は4階建ての塔のような建物。上階に登れば、草堂全体を見渡すことができ、杜甫が過ごした自然豊かな環境を一望できます。庭園散策のスタート地点としてもおすすめです。
大廨(だいかい)
「廨」とは官庁を意味し、ここは杜甫が役人として務めたことにちなんだ施設です。内部には彼の銅像が安置され、壁には長い対聯(詩的な対句)が飾られています。杜甫の人物像やその功績を知る、歴史的な学びの場として見応えがあります。
詩史堂(ししどう)
詩と歴史をテーマにしたこの堂内には、有名な彫刻家・劉開渠氏による杜甫の塑像が置かれています。杜甫の波乱に満ちた生涯や代表的な詩作が、展示パネルや模型を通じて分かりやすく紹介されています。詩の世界にどっぷり浸かりたい方にぴったりです。
工部祠(こうぶし)
杜甫が実際に就いていた官職「工部員外郎」にちなんで建てられた祠堂です。「杜工部」と称された彼を祀るこの場所では、杜甫への敬意と詩人としての功績が丁寧に表現されています。静かな雰囲気の中で、杜甫に想いを馳せることができます。
茅屋景区(ぼうおくけいく)
杜甫が実際に暮らした草葺きの住まいを再現したエリア。詩に描かれた「草堂」の情景をもとに、書斎や寝室、生活道具などが忠実に復元されています。素朴ながらも品のある佇まいから、杜甫が過ごした静かな日々を感じることができるでしょう。
花径(かけい)
杜甫が詩に詠んだ有名な一節「花径不曾君客掃,蓮門今始為君開」に登場する小道。現在は、両側に赤い壁が連なる美しい小径として整備されており、人気の撮影スポットになっています。花や緑に囲まれた道を歩けば、杜甫の詩情に触れられる特別な時間が待っています。
杜甫草堂の観光ルート

杜甫草堂は敷地がとても広いため、どこから見学を始めるかによって楽しみ方も少しずつ変わってきます。ここでは、2つの代表的な観光ルートをご紹介します。
北門スタートルート
北門 → 水榭 → 一覧亭 → 大廨 → 詩史堂 → 柴門 → 工部祠 → 茅屋景区 → 春夜喜雨園 → 浣花祠 → 花径(赤い壁) → 草堂影壁 → 大雅堂 → 万佛楼 → 仰止堂 → 杜甫千詩碑 → 蘭園 → 水系景観 → 唐代遺跡 → 北門に戻る
こちらのルートでは、杜甫の詩を味わいながら、自然に囲まれた庭園と歴史的建築の両方をじっくり楽しめます。特におすすめは「一覧亭」からの眺めや、「茅屋景区」で再現された杜甫の生活空間。「花径」の赤壁が続く道はフォトスポットとしても人気です。
南門スタートルート
ルート:南門 → 大廨 → 詩史堂 → 柴門 → 工部祠 → 茅屋景区 → 一覧亭 → 水榭 → 春夜喜雨園 → 唐代遺跡 → 水系景観 → 蘭園 → 浣花祠 → 花径(赤い壁) → 草堂影壁 → 大雅堂 → 万佛楼 → 仰止堂 → 東門へ
南門からスタートするこのルートは、初めに館内の展示を見学し、その後で屋外の自然エリアをじっくり楽しむスタイル。杜甫の詩作や人生に触れたあと、「唐代遺跡」や「水系景観」といった穏やかな景色に癒やされます。最後に向かう「花径」の赤壁と静寂な雰囲気が心に残るコースです。
杜甫草堂周辺のおすすめ観光スポット

杜甫草堂の観光を楽しんだ後は、周辺にも足をのばして成都の魅力をさらに深堀りしてみませんか?歴史好きにはたまらない武侯祠で三国志の英雄たちに出会い、隣接する錦里古街では伝統グルメやお土産探しを楽しめます。そして、ちょっと都会の風を感じたいなら、人気のショッピング街春熙路へ。
武侯祠
杜甫草堂からほど近い場所にある武侯祠は、三国志の英雄・諸葛亮(孔明)を祀る格式ある祠です。蜀の皇帝・劉備とその忠臣たちを祀った全国唯一の祠廟でもあり、三国時代に興味がある方には必見のスポットです。館内には、諸葛亮の像をはじめ、当時の兵器、陶俑(とうよう)、銅鏡などの貴重な文物が展示されており、三国時代の軍事や暮らしぶりをリアルに感じることができます。
錦里古街
武侯祠に隣接する錦里古街は、成都の伝統的な街並みを再現した人気観光スポット。清末から民国時代の建築様式を取り入れた店舗や食堂がずらりと並び、地元のグルメや伝統工芸を気軽に楽しむことができます。日中は活気に満ち、夜にはランタンが灯されて幻想的な雰囲気に。麻辣(マーラー)風味のスナックやパフォーマンスを見ながら、成都の文化を五感で堪能できます。
春熙路
成都市の中心部に位置する春熙路は、若者に人気のショッピングエリア。大型デパートからファッションブランド、グルメレストランまでが揃い、北京や上海にも劣らない都市の華やかさを感じられます。スターバックスや無印良品など日本人に馴染みのある店舗も多く、旅の合間に立ち寄るのにも最適。昼間はショッピング、夜はネオンと人の流れが織りなす成都の都会的な魅力に触れることができます。
杜甫草堂を訪れる際の注意点

服装と装備について
杜甫草堂の敷地は広く、石畳や砂利道が多い上、茅屋景区や唐代遺跡エリアには段差や滑りやすい場所もあります。特に雨上がりの日は、足元に十分注意しましょう。歩きやすいスニーカーなどの履き慣れた靴がベストです。
また、成都は日差しが強い日も多いため、帽子や日傘、サングラス、日焼け止めは必須アイテム。夏場は蚊が多い場所もあるので、虫よけスプレーも持参すると安心です。
文化財の保護にご協力を
杜甫草堂は歴史的価値の高い文化財が数多く残る場所です。展示品や建物の壁、石碑などには手を触れないようにしてください。特に「少陵碑亭」の石碑や茅屋の再現エリアは繊細な造りのため、近づきすぎたり、寄りかかったりするのは避けましょう。
杜甫草堂観光ならTrip.comがおすすめ

杜甫草堂は詩人・杜甫が人生の一時期を過ごし、多くの名作を生み出したこの場所には、静かで穏やかな時間が流れています。成都を訪れる際は、ぜひ杜甫草堂に足を運んでみてくださいね。ゆっくりと時間をかけて巡ることで、より深い魅力を感じられるでしょう。Trip.comならチケットも事前に簡単に手配できるので、スムーズな旅の計画にぴったり。
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