雍和宮観光ガイド:チケット・アクセス・見どころ・周辺観光スポット情報

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雍和宮観光ガイド

北京の東北部、雍和宮大街に位置する雍和宮は中国の伝統文化と宗教信仰の融合を体現する重要な歴史的建造物です。かつては皇子の府邸であり、後に仏教寺院として改築され、現在は中国最大のチベット仏教寺院の一つとなっています。この記事では、雍和宮の歴史、建築、見どころ、アクセス方法、周辺の観光スポット、グルメ情報などについて詳しくご紹介します。


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Trip.com限定の雍和宮チケット

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Trip.comの雍和宮チケットはご利用日当日17:00(現地時間)までに購入すればOKで、発券には1時間以上かかる場合があるため早めの購入がおすすめです。チケットの引き換えは不要で、「有効な身分証明書+電子チケット」でそのまま入場できます。キャンセルは利用日当日の20:00(現地時間)までなら無料です。

チケット

価格

大人チケット

514円

中級・上級者向け多言語プライベート詳細ツアー(チケット付)

26,305円

※2025年4月現在

雍和宮へのアクセス方法

雍和宮へのアクセス方法

雍和宮へのアクセスはとても便利で、地下鉄・バス・タクシーのいずれでもスムーズに到着できます。

地下鉄

地下鉄2号線または5号線に乗車し、「雍和宮駅」で下車。C出口から出ると、すぐ目の前に雍和宮が見えます。地下鉄は渋滞の影響を受けにくく、時間通りに移動したい方におすすめです。

バス

「雍和宮」バス停には、13路・116路・117路・684路・空港2線(エアコン付き)などが停車します。

また「雍和宮橋東」バス停を利用する場合は、13路・18路・44路(内外環)・75路・116路・130路・142路・200路(内外環)・大興空港夜間バス・夜20路(内外環)など多数の路線が利用可能です。

タクシー

北京駅からはタクシーで約20分、料金はおおよそ20元前後。荷物が多い方や快適に移動したい方にはぴったりです。

雍和宮の概要

雍和宮の概要

雍和宮(ようわきゅう)は、北京市東城区に位置するチベット仏教の格式高い寺院であり、清王朝の歴史と深く結びついた文化遺産です。

元々は1694年、清の康熙帝が第4皇子・胤禛(後の雍正帝)のために建てた王府でした。雍正帝の即位後は「雍和宮」と改名され、さらに1735年に彼の霊柩が安置されたことで、建物の瓦も皇帝仕様の黄色に変更されました。ここは乾隆帝が誕生した地でもあり、「龍潜福地」と呼ばれる特別な場所です。1744年には正式に喇嘛(ラマ)寺院へと改められ、清朝政府によるチベット仏教統治の中心的存在となりました。

建築は中国伝統の宮殿スタイルをベースに、チベット仏教の意匠が融合。鮮やかな赤い壁と黄色い瑠璃瓦の屋根、精巧な彫刻が施された門や窓が、皇室ゆかりの荘厳な雰囲気を醸し出しています。敷地は6万平方メートル超。主要な建物の一つ「万福閣」には、一本の白檀から彫られた高さ18メートルの弥勒仏が安置され、ギネス世界記録にも登録されています。

現在では、国内外から多くの参拝者・観光客が訪れ、祈りと歴史が交差する北京屈指の聖地として親しまれています。

雍和宮の主な見どころ

雍和宮の主な見どころ

雍和宮はその壮麗な建築と豊富な文化遺産で知られています。主な見どころとしては、以下の場所が挙げられます。

雍和宮大殿

雍和宮大殿は、元々は王府の銀安殿であり、現在は一般の寺院における大雄宝殿に相当します。大殿は黄琉璃筒瓦の歇山顶で、面積が広く、内部には三尊の銅製仏像が祀られています。これらの仏像は、過去、現在、未来の三世を表しているとされています。

雍和門(天王殿)

雍和門は、元々は王府の宮門であり、後に天王殿に改築されました。殿内には、布袋尊者と四大天王の塑像が祀られており、その荘厳な姿が訪れる人々を迎えます。

万福閣

万福閣は雍和宮内でもっとも壮大な建造物の一つで、高さ25メートルの二重屋根の楼閣です。内部には、高さ26メートルの木彫りの弥勒菩薩像が祀られており、これは中国最大の独木彫像とされています。この彫像は、一本の白檀の木から彫り出されたもので、その壮大さと芸術的価値は非常に高く評価されています。

木彫三絶

雍和宮には、三つの木彫りの傑作が存在します。これらは、五百羅漢山、大佛ニキ、万福閣の弥勒菩薩像です。五百羅漢山は、紫檀木で彫られた羅漢の像が500体も並んでおり、その精緻さと壮大さは見事です。大佛ニキは、高さ18メートルの木彫りの仏像で、その荘厳な姿は訪れる人々を感動させます。

雍和宮の祈福とお香の作法

雍和宮の祈福とお香の作法

初めての方でも安心して体験できる祈福の流れと、お香を使った作法についてやさしくご紹介します。無料で配られる「環保仏香」の使い方や、守るべきマナーもしっかりチェックして、心穏やかなひとときを過ごしましょう。

祈福の方法

雍和宮では多くの人が祈福を行っています。まず、心を浄化して仏像に向かって深くお辞儀をすることが重要です。そして、自分の願いを心の中で静かに唱えます。願いは家族の健康、事業の成功、学業の進歩など、様々なものがあります。

お香の作法

雍和宮では無料で環保仏香を提供しており、持参の香は受け付けません。お香を持つ際は、通常 3 本を持ち、火をつけて燃えさせます。燃えさせたお香を両手で持ち、仏像に向かって深くお辞儀をします。その後、お香を指定された香炉に差します。ただし、お香を束にして燃やさないでください。また、燃えているお香を殿内に持ち込んだり、院内を歩き回ったりするのも避けてください。

雍和宮おすすめ観光ルート

雍和宮おすすめ観光ルート

チベット仏教の聖地としても知られるこの場所は、美しい建築と数々の仏像に心を打たれます。今回は、はじめてでも迷わず回れるおすすめの観光ルートをご紹介!静かで荘厳な空間をゆったり巡って、心を癒すひとときを過ごしましょう。

  1. まず、昭泰門から入り、鐘楼と鼓樓を見てから、雍和門に進みます。雍和門では弥勒菩薩と四大天王の塑像を見ることができます。
  2. 次に、雍和宮大殿に行き、三世仏像や十八羅漢像を参拝します。
  3. そして、永佑殿を訪れ、白檀木の仏像を見ましょう。
  4. 法輪殿では、宗喀巴大師の銅像と五百羅漢山、そして「洗三盆」を見ることができます。
  5. 最後に、万福閣に行き、高い弥勒大仏を見つめ、永康閣と延綏閣を回ってから、総成殿を訪れることで、雍和宮の主要な見どころを回ることができます。

雍和宮周辺のおすすめ観光スポット

雍和宮周辺のおすすめ観光スポット

雍和宮は北京の東北部に位置し、周辺には多くの有名な観光スポットがあります。これらのスポットは、それぞれ独特な魅力と歴史的背景を持ち、雍和宮の訪問をより充実させることができます。以下にいくつかのおすすめスポットをご紹介します。

1. 孔子廟と国子監

孔子廟と国子監は、雍和宮から徒歩でアクセスできる距離にあります。国子監は元、明、清三代の国家設置の最高学府であり、教育行政管理機関でもありました。ここでは、全国各民族の学生や外国の留学生を受け入れ、国内各民族の人才培养や中外文化交流に積極的な役割を果たしました。

2. 五道営胡同

五道営胡同は、雍和宮から徒歩でアクセスできる距離にあり、北京で最も文化气息の強い胡同の一つです。この胡同は明朝に兵営として使われた場所で、現在は多くの芸術家やクリエイターが集まるエリアとなっています。ここには、多様なアートギャラリーやカフェ、雑貨店があり、のんびりとした時間を過ごすことができます。

3. 地壇公園

地壇公園は雍和宮から徒歩でアクセスできる距離にあり、明世宗以降、明清両代の皇帝が毎年夏至に土地神を祭る場所でした。地壇は中国で現存する最大の祭地の壇で、その建築は中国古代の「天円地方」、「天青地黄」、「天南地北」などの伝統的な思想に基づいて設計されています。

4. 南锣鼓巷

南锣鼓巷は北京の中心部に位置する有名な胡同エリアで、多くの伝統的な北京の小吃や雑貨店があります。ここは、北京の古い街並みを体験するのに最適な場所で、多くの観光客が訪れます。

5. 鐘鼓楼

鐘鼓楼は北京の北部に位置し、雍和宮から徒歩または公共交通機関でアクセスできます。鐘楼と鼓楼は、北京の歴史的な中心部にあり、古代の時間の報知に使われた建物です。これらの建物は、北京の伝統的な建築様式を体現しており、訪れる人々を魅了します。

雍和宮周辺のおすすめグルメ

雍和宮周辺のおすすめグルメ

雍和宮を訪れたら、周辺のローカルグルメもぜひ楽しんでみてください。以下に5つのおすすめグルメスポットをご紹介します。

増盛魁小吃

増盛魁小吃は北京の朝食を代表するお店の一つです。ここの糖油餅(甘い揚げパン)は大きくて香ばしいです。油揚げの香りと表面の甘さが絶妙にマッチしています。一口食べると、サクサクした食感と濃厚な味わいが広がります。また、豆腐のスープや羊の内臓と牛肉のスープもおすすめです。温かくて、朝の寒さを吹き飛ばし、心を温めてくれます。増盛魁小吃は、北京の朝食文化を体験するのに最適な場所です。

隆元记牛肉面

隆元记牛肉面は、リーズナブルな価格と美味しい麺で人気を博しています。牛肉スープは濃厚で、大きな牛肉が麺に絡みついています。食べると、満足感たっぷりです。特に牛肉ラーメンは、一度食べたら忘れられない味です。麺は太さが適度で、しっかりとした食感があります。牛肉は柔らかくてジューシーで、スープと一緒に食べると、最高の味わいが楽しめます。隆元记牛肉面は、牛肉麺好きにとっては必ず訪れるべき場所です。

七寻八找胡同菜

七寻八找は、胡同に隠れた京菜の名店で、有名女優の関曉彤も推薦しています。店内は家庭的な雰囲気が漂っています。ここでは、分量たっぷりの本格的な京菜を楽しむことができます。料理の種類は豊富で、北京ダックや麻婆豆腐など、様々な料理が提供されています。味は、伝統的な味を守りながら、少しずつ現代的なアレンジもされています。七寻八找胡同菜は、京菜を堪能したい人にとっては理想的な場所です。

茶汤李

茶汤李は、北京の伝統的な小吃が楽しめるお店です。ここの豚肉の肚儿は柔らかく、厚いマーボ豆腐ソースで味わい深いです。一口食べると、豚肉の柔らかさとソースの濃厚な味が口の中に広がります。また、双乳巻のあんこと山楂は、口の中の味を中和してくれます。甘さと酸味がバランス良く、食べ終わった後も口に残る味わいがあります。

龍囍粤・順德小吃

龍囍粤・順德小吃は、マンゴーの河粉が人気のスイーツ店です。河粉は滑らかで弾力があり、ココナッツミルクの香りが豊かです。一口食べると、マンゴーの甘さとココナッツミルクの香りが絶妙に絡み合い、爽やかな味わいを楽しむことができます。また、滑らかな卵とチャーシュー、牛ヒレのご飯も非常に美味しいです。ご飯はふかふかで、チャーシューはジューシーで、全体の味わいがバランス良くなっています。

雍和宮を観光する際の注意点

雍和宮を観光する際の注意点

雍和宮を訪れるなら、マナーも大切にしたいところ!

① 静かに見学しましょう

雍和宮は宗教施設ですので、参拝者の邪魔にならないよう静かに見学しましょう。大声で話したり、笑ったりするのは控えましょう。

② 敬意を持って行動を

お寺は信仰の場です。帽子を取る、正しい姿勢で見学するなど、礼儀を意識しましょう。軽率な言動は避けるのがマナーです。

③ 撮影禁止エリアに注意

境内の一部では写真撮影が禁止されています。看板やスタッフの案内をよく確認し、許可された場所のみで撮影を楽しみましょう。

雍和宮についてよくある質問

  • なぜ「ミニ故宮」と呼ばれるのですか?

    雍和宮の建築は黄色い琉璃瓦と赤い壁を使い、故宮(紫禁城)によく似ています。建物の規模や配置が壮麗で、「小さな故宮」とも称されています。
  • 雍和宮の主な宗教行事は?

    毎年旧暦1月30日か2月1日に行われる「打鬼儀式(鬼払い)」が特に有名です。僧侶が仮面をかぶって舞踊や経を唱え、邪気を払います。他にも金剛舞や仏教音楽の演奏など、伝統的な行事が開催されています。

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雍和宮観光ならTrip.comがおすすめ

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雍和宮は、ただの観光地ではなく、静けさと歴史が交差する心落ち着く特別な場所です。この美しい寺院を訪れる際には、その歴史と文化をしっかりと理解しながら、心を落ち着けて参拝してみてください。Trip.comならチケットも事前に簡単に手配できるので、スムーズな旅の計画にぴったり。

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