
「青春18きっぷのルールが激変してしまい、
どうやって旅の計画を立てればいいか」と頭を抱えていませんか?
正直、私も最初は戸惑いました。
これまで当たり前だった「1枚を金券ショップで分ける」「飛び飛びの日程で使う」といった使い方ができなくなり、
もう使いにくい切符になったと感じた方も多いと思います。
でも、改定後の青春18きっぷは、連続利用を前提に考え方を切り替えるだけで、
今でもしっかり元が取れて、しかも快適な旅ができます。
体力や旅の目的に合わせてルートを組めば、無理せず・迷わず・ちゃんと楽しめるんです。
大切なのは、昔の攻略法を引きずらないこと。
新ルールに最適化したモデルコースを選べば、
青春18きっぷのコストパフォーマンスは、今でも間違いなく強いクラスだと私は思っています。
そこでこの記事では、2024年冬以降の最新ルールに完全対応したうえで、
- 改定後の青春18きっぷの変更点をやさしく整理
- 青春18きっぷで乗れる路線の探し方
- 【3日間/5日間】体力・目的別のモデルコース
- 座れる・食べられる・ちゃんと休めるテクニック
を、実体験ベースの視点でまとめました。
読み終わる頃には、自信を持って自動改札を通り抜ける準備ができているはずです。
それでは、新しくなった青春18きっぷを味方につけて、お得で自由な鉄道旅に出発しましょう。
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何が変わった?改定後の青春18きっぷの全体像

現在の青春18きっぷは、旅行先を決める前に「3日間用と5日間用のどちらを使うか」「連続するどの日を利用開始日にするか」を決める必要があります。
2026年版の基本情報は次のとおりです。
項目 | 3日間用 | 5日間用 |
価格 | 10,000円 | 12,050円 |
有効期間 | 指定した開始日から連続3日間 | 指定した開始日から連続5日間 |
1日あたりの金額 | 約3,334円 | 2,410円 |
利用人数 | 1枚につき1人 | 1枚につき1人 |
自動改札 | 利用可能 | 利用可能 |
年齢区分 | 大人・子ども同額 | 大人・子ども同額 |
以前の青春18きっぷで可能だった、次の使い方はできません。
- 有効期間内の好きな日を選んで使う
- 1日使ったあと、数日空けて再び使う
- 1枚を複数人で同時に使う
- 余った回数を家族や友人へ譲る
- 金券ショップで残り回数を売買する
旅行の途中で「今日は使わず、明日から再開する」といった使い方もできません。
利用開始後は、列車に乗らない日があっても有効期間の1日として消化されます。
2026年の発売期間・利用期間
シーズン | 利用期間 | 3日間用の発売期間 | 5日間用の発売期間 |
春季 | 2026年3月1日~4月10日 | 2月13日~4月8日 | 2月13日~4月6日 |
夏季 | 2026年7月18日~9月8日 | 7月3日~9月6日 | 7月3日~9月4日 |
冬季 | 2026年12月11日~2027年1月11日 | 11月27日~1月9日 | 11月27日~1月7日 |
※発売開始後は、利用開始日の1か月前から購入できます。
2024冬から何が変わった?
1. 3日間用と5日間用から選ぶ
以前のような「5回分」ではなく、連続3日間または連続5日間利用するきっぷです。
2. 利用開始日を購入時に指定する
購入時に指定した日から連続して有効になります。天候、体調、宿泊予定を確認してから利用開始日を決めましょう。
3. 1枚につき1人だけ利用できる
1枚を2~5人で同時に利用することはできません。グループ旅行では、人数分のきっぷが必要です。
4. JRの自動改札機を利用できる
現在の青春18きっぷは、JR線の自動改札機を利用できます。
ただし、私鉄や第三セクター鉄道との乗換改札では利用できない場合があります。
きっぷが戻ってこない、エラーが表示されるなどの問題が発生した場合は、駅係員へ確認してください。
5. 途中下車は何度でも可能
有効期間中であれば、利用できるJR線の普通・快速列車を自由に乗り降りできます。駅で食事をしたり、観光したりしてから再び乗車できます。
まとめると、改定後の青春18きっぷは「自由度が下がった」のではなく、自由の使いどころが変わったというのが、私の実感です。
青春18きっぷで乗れる列車
青春18きっぷで利用できる主な交通機関は次のとおりです。
- 全国のJR線の普通列車
- 全国のJR線の快速列車
- 普通・快速列車の普通車自由席
- 気仙沼線BRT
- 大船渡線BRT
- 日田彦山線BRT
- JR西日本宮島フェリー
※JR西日本宮島フェリーを利用する場合は、宮島訪問税100円が別途必要です。
原則として乗れない列車・路線
- 東海道・山陽・東北などの新幹線
- 特急列車
- 急行列車
- 普通・快速列車の普通車指定席
- グリーン車指定席
- 私鉄
- 地下鉄
- 第三セクター鉄道
- 原則としてJRバス
普通・快速列車の普通車自由席以外を利用する場合は、追加料金だけで乗れるとは限りません。
特急や新幹線を利用する区間では、原則として青春18きっぷとは別に、その区間の普通乗車券と特急券などが必要です。
必見!青春18きっぷで乗れるルートの探し方

引用:ジョルダン乗換案内【公式】
青春18きっぷ旅で一番ありがちな失敗が、調べたルートに、実は乗れない路線が混ざっていたというパターンです。
私も昔、私鉄や特急が混ざった経路を信じて、改札前でフリーズしたことがあります。
そこで必ず使っているのが、「ジョルダン乗換案内」の中にある「青春18きっぷ検索」機能です。
この機能の何がすごいかというと、
最初から、青春18きっぷで利用できる交通機関だけに絞って検索してくれる点に尽きます。
普通の乗換検索だと、
- 知らないうちに私鉄が混ざる
- 特急や有料列車が当然のように含まれる
- 結局どこがダメなのか分からない
という事故が起きがちですが、「青春18きっぷ検索」ではそれが起きません。
使えない交通機関は最初から除外され、乗れるルートだけが一瞬で表示されます。
さらに地味に助かるのが、途中で乗り換えに間に合わなかった場合でも、次の列車を前提に再検索できる点です。
18きっぷ旅では遅延や混雑で予定がズレるのは日常茶飯事ですが、
その場で慌てて調べ直さなくても、次に乗れる現実的なルートをすぐ確認できるのはかなり心強いです。
しかも、
- 2024年冬以降の新ルール(連続利用・自動改札対応)にも対応済み
- 途中下車前提の検索にも相性がいい
- スマホで完結する
と、改定後の18きっぷ旅との相性がかなり良いです。
これから青春18きっぷで旅をするなら、この検索機能は必携ツールだと思ってください。
コース設計の精度と安心感が、一段階上がります。
第三セクター区間には注意
青春18きっぷでは、しなの鉄道、伊豆急行、伊勢鉄道、えちごトキめき鉄道、ハピラインふくいなどを原則として利用できません。
JR列車と直通運転していても、私鉄・第三セクター区間では別途運賃が必要になる場合があります。
一部には通過利用できる特例区間がありますが、途中下車できる駅が限定されています。
青春18きっぷのコース設計で失敗しない3つのルール

改定後の青春18きっぷで一番やってはいけないのが、
「とりあえず行けるところまで行く」という勢い任せの計画です。
連続利用が前提になった今、
1日目で無理をすると、2日目・3日目に確実に響きます。
私自身でも、これで痛い目を見ました。
勢いで初日に9時間も乗車して、その翌日は午後まで爆睡。
だからこそ、今は必ず次の3つのルールを先に決めてから、コースを組むようにしています。
ルール①「1日あたりの移動上限」を決める
1日に乗車できる時間ではなく、翌日も無理なく旅行を続けられる時間を基準にします。
タイプ | 1日の乗車時間目安 | 向いている人 |
長距離重視 | 8~10時間 | 費用を抑えて遠くまで移動したい人 |
標準 | 5~7時間 | 移動と観光を両立したい人 |
ゆとり重視 | 3~5時間 | 温泉、街歩き、グルメを重視する人 |
乗車時間が同じでも、乗り換え回数や混雑状況によって疲労度は変わります。初心者は5~7時間程度を上限にすると計画しやすいでしょう。
ルール②「地獄区間」を先に避ける
次に意識したいのが、“移動の摩擦”をなかったことにしない、という考え方です。
青春18きっぷ旅がつらくなる原因って、距離そのものよりも、
- トイレがないロングシート区間
- 混雑して座れない時間帯
- 食事を取るタイミングを逃す乗り継ぎ
こうした小さなストレスの積み重ねなんですよね。
だから私は、モデルコースを作るとき、
必ず次の3点をセットで考えるようにしています。
- 休憩駅:一度降りて体を伸ばせる駅
- トイレ不安区間:事前に済ませておくべき区間
- 飯を食える駅:駅ナカ・駅前で確実に食事できる場所
観光地の名前だけを並べるのではなく、
どこで回復するかまで含めてコースを設計する。
これをやるだけで、旅のしんどさは本当に変わります。
ルール③「ワープ技(課金)」を最初から許可する
最後に、私が一番大事だと思っているのがこれです。
最初から“ワープ技”を使っていい、と自分に許可を出すこと。
ワープ技というのは、青春18きっぷだけにこだわらず、
どうしてもキツい1区間だけ、特急や新幹線を使う発想です。
「18きっぷなのに邪道じゃない?」
と思うかもしれませんが、私はまったくそうは思いません。
目的はあくまで、旅を成立させて、満足度を上げること。
- 体力を温存できる
- 到着時間に余裕ができる
- 観光や温泉にちゃんと時間を使える
このメリットを考えたら、数千円の課金で得られる価値は、かなり大きいです。
むしろ、「全部18きっぷで行かなきゃ」と思い込んで失速する方が、
よほどもったいないと感じています。
青春18きっぷ|初心者におすすめの3日間モデルコース

ここからは「改定後=3日連続」が前提で、
ちゃんと旅として成立して、なおかつ元が取りやすいコースだけを厳選して紹介します。
3日鉄人|とにかく安く長距離
体力:★★★★★(★5)
お尻痛み:★★★★★(★5)
東京→関西を普通列車だけで抜ける鉄板。
3日連続という縛りと相性がよく、1日目で長距離移動、2日目以降で観光や帰路を組むと破綻しません。
モデルルート:東京→京都
東京 → 熱海 → 静岡 → 浜松 → 豊橋 →(名古屋)→ 大垣 → 米原 → 京都
乗換回数の目安は7〜9回(接続次第で前後)。
私は「名古屋で一息つける乗り継ぎ」を最初から選ぶ派です。
費用差の目安
新幹線移動と比べると、差額はだいたい数万円規模になりやすいです(区間・時期で変動)。
要は「時間を差し出して、交通費を大きく削る」タイプの勝ち筋です。
地獄ポイント(=崩壊しやすい区間)と回避策
地獄①:熱海〜浜松あたりの長丁場(ロングシート率高め・車内飯がつらい)
→ 回避策:私は「駅で食べる」を固定します。
熱海/静岡/浜松のどれかで、改札を出て駅ナカで10〜20分チャージ。
地獄②:混雑で座れない問題(とくに夕方)
→ 回避策:基本は発車10分前にホーム。
あと、長距離区間に乗る前だけは、私はギリギリ乗換を捨てて1本遅らせることが多いです。座れないと、その後の全てが崩れます。
地獄③:トイレ不安(列車によってはトイレなし)
→ 回避策:私は乗る前に「トイレ付き編成か」を確認して、可能なら編成端寄りの車両に寄せます。
無理なときは、食事とセットでトイレ休憩駅を決め打ちします(静岡・浜松・名古屋あたりが立て直しやすい)。
3日標準|観光も成立する周遊
体力:★★★☆☆(★3)
お尻痛み:★★★☆☆(★3)
移動はほどほど、観光をちゃんと入れる周遊型が改定後の本命。
モデルルート:東京→三島→浜松→岐阜/名古屋
- 1日目:東京 → 熱海(海沿い散歩・温泉 or カフェ)→ 三島(泊)
- 2日目:三島 → 沼津 →(御殿場線など寄り道も可)→ 静岡→ 掛川 or 浜松(泊)
- 3日目:浜松 → 豊橋 →(名古屋)→ 岐阜/大垣あたりで途中下車 → 名古屋 or 岐阜で〆
費用差の目安
このタイプは「新幹線より激安!」というより、
“移動費を抑えつつ、観光にお金を回せる”のが勝ち筋です。グルメやカフェ、入浴に使える余裕が出ます。
生存情報(座席/トイレ/飯/乗換)
- 座席:観光を入れる前提なら、私は午前は移動→昼に途中下車が安定だと思います。
昼前後は混みやすいので、長距離区間を避けやすい。 - トイレ:車内で我慢しない設計にします。
駅ナカで小刻みに回復できるのが改定後の強み。 - 飯:車内で無理に食べない。私は「駅ナカで10分飯」をルール化します。
立ち食い・テイクアウト・コンビニで十分。 - 乗換:標準コースは「接続に余裕」を最優先。
乗換ダッシュ前提の行程は組まないほうが、結局うまくいきます。
3日ゆとり|温泉・ご当地グルメ主役
体力:★★☆☆☆(★2)
お尻痛み:★★☆☆☆(★2)
移動短め+滞在長め。駅前で回復して、3日連続でも疲れを残さない。
モデルルート:新宿→甲府→立川→熱海/小田原/日光
- 1日目:新宿 → 勝沼ぶどう郷(徒歩圏の温泉・ワイン系スポット)→ 甲府(泊)
- 2日目:甲府(街歩き+グルメ)→ 八王子 or 立川で途中下車 → 東京寄りで泊
- 3日目東京近郊で“もう一回回復”:熱海/小田原/日光
ポイントは毎日、歩いて回復できる時間を確保すること。移動を詰め込まないだけで、満足度が跳ねます。
費用差の目安
このタイプは、最安攻略というより“18きっぷで交通費を抑えつつ、温泉と食を盛る”発想です。
結果として、トータルの出費をきれいにコントロールできます。
生存情報(座席/トイレ/飯/乗換)
- 座席:短距離中心なので、座れなくても致命傷になりにくい。
ただ私は、温泉前に消耗したくないので、やっぱり発車前に少し早めに並ぶ派です。 - トイレ:駅前滞在が多い分、困りにくい。
- 飯:ここは主役。
- 乗換:少ないほど正義。私は乗換2回以内を目標にルートを作ると、旅のテンポが一気に良くなります。
青春18きっぷ|おすすめの5日間モデルコース

5日間使える青春18きっぷは、改定後こそ本領発揮します。
3日間だと、移動か観光か二択になりがちですが、
5日間あれば無理せず元を取りながら、ちゃんと旅を楽しむ設計が可能です。
5日王道|「元を取る」×「観光」両立
体力:★★★☆☆
お尻痛み:★★★☆☆
1日あたり5〜7時間の移動を守り、“得する区間”を太く使う。
考え方の軸
- 長距離を1日で詰め込まない
- 都市間移動(運賃が高い区間)を普通列車で消化
- 観光地では“移動しない日”を意図的に作る
モデルイメージ
- 1日目:東京 → 静岡(途中で熱海下車・回復)
- 2日目:静岡 → 名古屋(浜松・豊橋で食事休憩)
- 3日目:名古屋 → 京都(大垣・米原経由、夕方着)
- 4日目:京都滞在(JR嵯峨野線・宇治など近郊だけ使う)
- 5日目:京都 → 大阪 or 神戸 → 帰路途中で下車
費用感の目安
この型は、新幹線ベースと比べるとトータルでかなり差が出やすいです。
しかも観光日が入るので、体力消耗が抑えられます。
生存ポイント
- 飯:名古屋・京都など“強い駅”を毎日1回入れる
- トイレ:長距離前に必ず駅ナカで済ませる
- 乗換:ギリギリ接続は使わない(5日間は焦らない)
5日SNS映え|海・絶景駅・写真旅
体力:★★★〜★★★★☆
お尻痛み:★★★☆☆
景色のいい路線は「時間帯」と「座れるか」が命。
SNS映え旅は、写真そのものより*そこに至るまでの快適さ”が完成度を左右します。
考え方の軸
- 海沿い路線、ローカル線は昼前後に乗る
- 始発駅で座る前提の行程にする
- 1日に「撮る路線」は1本まで
モデルイメージ
- 1日目:東京 → 熱海 → 伊東(海沿い・写真)
- 2日目:伊東 →(伊豆エリアを短く刻む)→ 静岡
- 3日目:静岡 → 名古屋(途中の車窓+街スナップ)
- 4日目:名古屋 → 鳥羽 or 伊勢方面(海・神社系)
- 5日目:伊勢 → 名古屋 → 帰路
生存ポイント
- 飯:写真前に食べない(眠くなる)/撮影後に駅ナカ回復
- トイレ:ローカル線は事前に必ず済ませる
- 座席:進行方向と日差し(逆光)も意識すると◎
5日大人の回復旅|温泉+無理しない
体力:★★☆☆☆
お尻痛み:★★☆☆☆
移動は短く、宿に早く入る。それだけで満足度が跳ねる。
考え方の軸
- 朝は遅めに出る(ラッシュ回避)
- 昼前後に目的地着
- 16〜17時には宿入り
モデルイメージ
- 1日目:新宿 → 甲府(勝沼・温泉)
- 2日目:甲府 → 松本(街歩き・早めに宿)
- 3日目:松本 → 上諏訪(温泉メイン)
- 4日目:上諏訪 → 軽井沢 or 高崎(散策)
- 5日目:高崎 → 東京(途中でランチ下車)
生存ポイント
- 飯:車内で我慢しない。必ず「座って食べる」
- トイレ:宿・駅で余裕をもって
- 乗換:少なければ少ないほど正義
より快適な旅を実現するための生存戦略テンプレ

ここからは、どのモデルコースにもそのまま差し込める汎用テンプレです。
正直、上位記事の多くは「観光地」や「路線名」は詳しいのに、
どうやって生き延びるかがほぼ書かれていません。
私はここを攻略本パートとして、毎回ルール化して使っています。
座れる確率を上げる
座席は運ではなく、準備でほぼ決まる。
以下は、私が18きっぷ旅で使っている座れる確率を上げるための固定ルールです。
座席確保ルール
- 始発駅では発車10〜15分前にホームに立つ
- ローカル線・1〜2両編成は20分前でも早すぎない
- 並ぶ位置は「階段・エスカレーターから一番遠い車両」
- 長距離に乗る列車ほど、先頭か最後尾を狙う
- 昼前後(10〜14時)は比較的空きやすい
- 夕方は“地元客が多い方向”に立つ
これを守るだけで、体感ですが着席率はかなり安定します。
「座れない前提」で組むのは、改定後の18きっぷでは悪手です。
トイレ・食事・充電の設計
回復は“車内”ではなく“駅”でやる。
普通列車旅で一番削られるのは、
移動そのものより「トイレ行きたい」「腹減った」「スマホの電池やばい」の同時発生です。
回復駅を作るルール
- 1日1回は10〜15分の途中下車駅を入れる
- 駅ナカに「トイレ・飲食・コンビニ」が揃う駅を選ぶ
- 食事は“がっつり”ではなく“短時間で座れる”店
- モバイルバッテリーは使わず、ここで充電
ここで効いてくるのが、自動改札対応のメリットです。
有人改札に並ばず、気軽に出入りできるので、
- 駅ナカでサッと食べる
- トイレだけ使って戻る
- コンビニ補給して再出発
が、心理的にも時間的にもやりやすくなっています。
乗り換え地獄の回避
ダッシュ前提の乗り換えは、最初から選ばない。
改定後の18きっぷ旅で一番満足度を下げるのが、「間に合うけど走る」乗り換えです。
私の判断ルール
- 乗り換え5分未満 → 原則捨てる
- 長距離列車の前は、必ず余裕接続
- 1本後に逃げても、到着が30分程度しか変わらないなら迷わない
- 接続が悪い駅は、“地獄駅”として事前に把握する
実際、ダッシュを避けるだけで
- 座れる確率が上がる
- トイレ・補給の余裕ができる
- 気持ちが折れにくくなる
と、旅の質が一段上がります。
私はいつも、最速ではなく崩れないルートを正解にしています。
青春18きっぷの旅でよくある失敗と対策
-
連続利用で予定が崩れたら、もう詰みですか?
詰みではありませんが、「その日の正解」を即座に切り替える必要があります。
連続利用の最大の敵は取り返そうとすることです。遅延や疲労で崩れた日は、移動距離を縮めて途中終了が正解。
私はそういう日は、次の大きな駅まで行けたら勝ちと割り切ります。翌日も続くきっぷだからこそ、1日を捨てて全体を守る判断が重要です。 -
混雑で全然座れません。どうすれば?
その場で我慢するより、「一本後に逃げる」ほうが結果的にラクです。
満員の快速に無理して乗ると、その後の行程が一気に崩れます。私は立ちが続きそうなときは、あえて1本後の各駅停車にします。到着は20〜30分遅れても、体力消耗が段違い。改定後は「早い=正解」ではありません。 -
途中下車しすぎて、気づいたら時間が足りません…
途中下車は「回復目的」に限定すると失敗しにくいです。
観光欲が出ると、つい降りすぎてしまいますが、私は途中下車を「トイレ・食事・補給」のためだけに使います。
観光は目的地か宿の周辺だけ。途中下車はあくまで“次を楽にするため”と割り切ると、時間不足は起きにくくなります。 -
ワープ技、いくらまでなら許容ですか?
私の基準は、2,000~3,000円で1日が救われるならOKです。
18きっぷは節約手段ですが、修行ではありません。特急や新幹線で1区間飛ばすことで、座れる・休める・予定が守れるなら十分に合理的です。
ただし、毎日ワープすると本末転倒なので、全行程で1〜2回までと決めています。
青春18きっぷに関するよくある質問
-
青春18きっぷは連続しない日にも使えますか?
使えません。2026年版は、購入時に指定した利用開始日から連続する3日間または5日間有効です。 -
青春18きっぷは複数人で使えますか?
1枚につき1人だけ利用できます。家族や友人と利用する場合は、人数分のきっぷが必要です。 -
青春18きっぷは自動改札を通れますか?
JR線の自動改札機を利用できます。ただし、私鉄や第三セクター鉄道との乗換改札では利用できない場合があります。 -
青春18きっぷで新幹線に乗れますか?
原則として乗れません。新幹線を利用する場合は、その区間の乗車券と新幹線特急券を別途購入します。
北海道新幹線の対象区間については、別売りの「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を組み合わせる方法があります。 -
青春18きっぷで特急列車に乗れますか?
原則として乗れません。一部に特例区間がありますが、通常の特急を利用する場合は乗車券と特急券などが別途必要です。 -
青春18きっぷは1日だけでもお得ですか?
現在は1日用がなく、3日間用または5日間用を連続して利用します。1日だけの旅行では、通常の乗車券や地域限定のフリーパスの方が適している場合があります。
改定後の青春18きっぷは「設計」で9割決まる

改定後の青春18きっぷは、勢いで使う切符ではなく、事前に設計して勝ちに行く旅のツールになりました。
とはいえ、新ルールを正しく理解し、コースを組み直せば、今でもコスパと自由度は健在です。
この記事で押さえておくべきポイントを整理します。
- 青春18きっぷは「3日間/5日間」の連続利用が前提
- 路線検索は「青春18きっぷ検索」を使い、乗れない交通機関を最初から排除する
- 1日あたりの移動限界線を決めることで、連続利用でも旅が崩れにくくなる
- 座席・トイレ・食事・充電を含めた「生存戦略」を最初からコースに組み込む
これらを実践すれば、
「予定が崩れたらどうしよう」「体力が持つか不安」「本当に元が取れる?」といった不安は、旅に出る前にほぼ解消できます。
改定後の青春18きっぷは、考える楽しさも増え、今だからこそ面白い切符です。
準備が整ったら、あとは改札を通るだけ。
新しい青春18きっぷで、無理せず、でもしっかり得する鉄道旅を楽しみましょう。
Himariは、Trip.comで旅行コンテンツライターとして、中国旅行やグルメ旅を中心とした記事を執筆しています。 旅行業界での実務経験は2年以上。航空券+ホテルのダイナミックパッケージ企画や、現地ツアーの造成、取材同行などを通して、実践的な旅行ノウハウを積み重ねてきました。 個人としても、これまでに3カ国以上を訪問。 中でも中国では長期滞在の経験があり、実際に現地で暮らすように旅をした体験をもとに、リアルで役立つ情報発信を心がけています。 記事では、現地の最新事情や混雑状況、ベストシーズン、予約のコツなどを、 Trip.comのデータと自身の体験を組み合わせて、できるだけわかりやすくお伝えしています。 ビザや入国条件、治安情報などの重要な内容については、外務省や各国大使館、観光局、航空会社の公式情報を確認したうえで執筆。 必要に応じて社内の現地パートナーとも情報をすり合わせ、内容の正確性と最新性を保つよう努めています。 ライター経歴 2019年 クーポンサイトにて編集・ライターとして勤務 2024年 Trip.comに入社。中国・韓国などアジア方面のダイナミックパッケージ記事制作を担当 現在 中国を中心に、旅行ガイドやモデルコース記事の企画・執筆を行っている 主な資格・実績 英検4級 中国政府観光局認定 日本語ガイド資格証 旅行業界での実務経験:2年 これまでに訪れた国・地域 これまでに3カ国を訪問。 アジア:中国、韓国 ヨーロッパ:スペイン 中国には10回以上渡航しており、短期旅行だけでなく、 中長期滞在で現地の生活に近い旅も経験してきました。 これまでの海外渡航回数は合計13回以上。 LCCを利用した弾丸旅行から、長期滞在で街歩きを楽しむスロートラベルまで、さまざまなスタイルの旅を続けています。

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