ベトナムの世界遺産一覧!おすすめの観光スポットや見どころ・行き方を紹介

執筆:Moe
2026年10月14日

ベトナムには、エメラルドグリーンの海に奇岩が浮かぶハロン湾や、色鮮やかなランタンが街を彩るホイアンなど、魅力的な世界遺産が点在しています。
壮大な自然景観から歴史ある建造物まで、さまざまな観光スポットを楽しめるのが特徴です。
2026年10月現在、ベトナムには9件の世界遺産が登録されています。
ハノイ周辺やダナン・ホイアンを中心とした中部エリアなど、地域によって見どころが異なるため、旅行の日程や目的に合わせて訪れる場所を選ぶのがおすすめです。
この記事では、ベトナムにある9件の世界遺産を一覧で紹介するとともに、それぞれの見どころや楽しみ方、アクセス方法を詳しく解説します。
ベトナム旅行の観光プランを考える際に、ぜひ参考にしてください。
















ベトナムには世界遺産がいくつある?

ベトナムには、2026年10月現在、ユネスコの世界遺産に登録されている場所が9件あります。内訳は文化遺産6件、自然遺産2件、複合遺産1件です。
歴史的な王宮や寺院だけでなく、長い年月をかけて形成された洞窟や美しい海岸風景など、多彩な世界遺産がそろっています。
ここでは、ベトナムの世界遺産一覧とそれぞれの特徴、世界遺産が集まるエリアについて紹介します。
ベトナムの世界遺産一覧
ベトナムに登録されている世界遺産は、以下の9件です。
世界遺産名 | 種類 | 登録年 | 主なエリア |
ハロン湾・カットバ群島 | 自然遺産 | 1994年 | 北部 |
チャンアンの景観複合体 | 複合遺産 | 2014年 | 北部 |
ホイアンの古い町並み | 文化遺産 | 1999年 | 中部 |
ミーソン聖域 | 文化遺産 | 1999年 | 中部 |
フエの建造物群 | 文化遺産 | 1993年 | 中部 |
フォンニャ=ケバン国立公園とヒンナムノ国立公園 | 自然遺産 | 2003年 | 中部・ラオス |
ハノイのタンロン皇城中心区域 | 文化遺産 | 2010年 | 北部 |
胡朝の城塞 | 文化遺産 | 2011年 | 北中部 |
イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群 | 文化遺産 | 2025年 | 北部 |
※登録年は初回登録年を記載しています。ハロン湾は2000年と2023年、フォンニャ=ケバン国立公園は2015年と2025年に登録範囲が拡張されています。
注目したいのは、2025年に新たに世界遺産へ登録された「イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群」です。
また、同年にはフォンニャ=ケバン国立公園の登録範囲がラオスのヒンナムノ国立公園まで拡張されました。
文化遺産・自然遺産・複合遺産の違い
世界遺産は、登録対象の価値によって「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3種類に分類されます。
種類 | 特徴 | ベトナムの代表例 |
文化遺産 | 歴史・芸術・建築など、人類の文化に関わる価値を持つ遺産 | ホイアンの古い町並み、フエの建造物群 |
自然遺産 | 優れた自然景観や地形、生態系などを持つ遺産 | ハロン湾・カットバ群島 |
複合遺産 | 文化遺産と自然遺産の両方の価値を持つ遺産 | チャンアンの景観複合体 |
例えば、ホイアンでは歴史的な建物や街並みを見学でき、ハロン湾では海にそびえる奇岩や自然景観を楽しめます。
一方、チャンアンの景観複合体は、美しいカルスト地形に加えて古代の人々の暮らしを伝える考古学的な価値も認められた世界遺産です。
歴史や建築に興味がある方は文化遺産、絶景や自然体験を重視する方は自然遺産を中心に選ぶと、旅行の満足度を高めやすいでしょう。
ベトナムの世界遺産が多いエリア
ベトナムの世界遺産は、主に北部と中部に集中しています。まず旅行の拠点となる都市を決めると、複数の世界遺産を効率よく巡れます。
北部では、首都ハノイからハロン湾やチャンアンへの日帰り観光が可能です。
ハノイ市内にはタンロン皇城もあり、歴史と自然を組み合わせた観光を楽しめます。
中部では、ダナンを拠点にホイアン、ミーソン聖域、フエなどへアクセスできます。
海沿いのリゾート滞在と世界遺産観光を両立できるのが魅力です。
初めてベトナムを訪れる方は、北部ならハノイ、中部ならダナンを拠点にすると観光プランを組みやすくなります。
ただし、フォンニャ=ケバン国立公園など一部の世界遺産は主要都市から距離があるため、宿泊を含めた余裕のある日程を検討しましょう。
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ダナンのホテルハロン湾・カットバ群島|奇岩とエメラルドグリーンの海が広がる自然遺産
ハロン湾・カットバ群島は、ベトナム北部に位置する自然遺産です。
エメラルドグリーンの海に大小さまざまな石灰岩の島が浮かび、ベトナムを代表する絶景スポットとして親しまれています。
クルーズ船から景色を眺めたり、洞窟を探検したりと、豊かな自然を間近で体験できるのが魅力です。
世界遺産としての特徴・見どころ
ハロン湾は1994年に世界自然遺産へ登録され、2000年に登録基準が追加されました。
2023年にはカットバ群島まで登録範囲が拡張され、現在の名称になっています。
世界遺産の登録範囲には1,133の島や小島が含まれ、長い年月をかけて浸食された石灰岩の奇岩が特徴です。
海面から垂直にそびえる岩山や、島々の間に広がる静かな入り江など、場所によって異なる景色を楽しめます。
また、カットバ群島には森林や海洋生態系が広がり、希少な動植物も生息しています。
クルーズ船で楽しむハロン湾観光
ハロン湾を観光するなら、クルーズ船への乗船がおすすめです。
海上から奇岩や島々を眺められるだけでなく、プランによっては洞窟見学やカヤック体験も楽しめます。
代表的な観光スポットには、鍾乳石が広がるスンソット洞窟や、展望台から湾内を一望できるティートップ島があります。
クルーズには半日程度のプランから船内に宿泊するプランまであり、旅行日程に合わせて選択できます。
ゆっくり景色を楽しみたい方は、夕日や朝日を眺められる宿泊クルーズを検討するとよいでしょう。
ハノイからのアクセス
ハノイからハロン湾へは、車や観光ツアーを利用するのが一般的です。
高速道路を利用した場合、ハロン湾周辺の港までの所要時間は約2時間30分〜3時間が目安となります。
ハノイ市内からは、ホテル送迎付きのクルーズツアーやリムジンバスなどが運行しています。
乗り換えを避けたい場合は、往復送迎がセットになったツアーが便利です。
日帰りでも訪問できますが、移動と乗船を合わせると長時間になるため、ゆとりのある観光には1泊2日がおすすめです。
おすすめの観光シーズン
ハロン湾の観光は、比較的過ごしやすい3〜4月や10〜11月がおすすめ。暑さが厳しくなりにくく、クルーズや屋外観光を楽しみやすい時期です。
一方、夏季は気温が高く、雨や台風の影響を受けることがあります。
悪天候の場合はクルーズの運航が中止・変更される可能性があるため、旅行前に天気予報を確認しましょう。
冬季は気温が下がり、霧が発生する日もあります。晴天の絶景を重視する場合は、天候の傾向も踏まえて旅行時期を選ぶことが大切です。
チャンアンの景観複合体|奇岩と水辺の絶景が楽しめる複合遺産
チャンアンの景観複合体は、ベトナム北部のニンビンに位置する世界複合遺産です。
石灰岩の山々と水路が織りなす風景が広がり、小舟に乗って洞窟や寺院を巡る観光を楽しめます。
ハノイから比較的アクセスしやすく、日帰り観光先としても人気のエリアです。
世界遺産としての特徴・見どころ
チャンアンの景観複合体は、2014年にベトナム初の世界複合遺産として登録されました。
最大の特徴は、石灰岩が浸食されて形成されたカルスト地形と、長い歴史を伝える文化的遺産が共存していることです。
山々の間には川や湖が広がり、自然に形成された洞窟も数多く残されています。
また、洞窟からは古代の人々の活動を示す考古学的な痕跡が確認されており、自然だけでなく人類の歴史を知るうえでも貴重な場所です。
小舟で巡るチャンアンの洞窟と水路
チャンアン観光の定番は、小舟に乗って水路や洞窟を巡るボートツアーで、現地の船頭が舟をこぎ、切り立った岩山の間や水面すれすれの洞窟を進みます。
コースによって立ち寄る洞窟や寺院が異なり、所要時間は約2〜3時間が目安です。
山々に囲まれた水路をゆっくり進むため、自然の景色を落ち着いて楽しみたい方にも向いています。
ちなみに、乗船中は日差しを遮る場所が少ないため、帽子や飲み物を用意しておくと安心です。
古都ホアルー・タムコックの観光
チャンアン周辺には、古都ホアルーやタムコックといった観光スポットもあります。
ホアルーは、10〜11世紀にベトナムの都が置かれた歴史的な場所で、現在はディン朝や前黎朝に関係する寺院などが残り、当時の歴史に触れられます。
一方、タムコックは水田と石灰岩の山々が広がる景勝地。ボートで田園風景を進み、洞窟を通り抜ける体験が人気です。
チャンアンで自然を満喫したあとにホアルーで歴史を学ぶなど、目的に合わせて組み合わせるとよいでしょう。
ハノイからのアクセス
チャンアンの景観複合体は、ハノイから南へ約100kmのニンビン周辺にあります。
車を利用した場合の所要時間は約2時間〜2時間30分が目安です。
鉄道を利用する場合は、ハノイ駅からニンビン駅へ移動し、駅からタクシーなどでチャンアンの船着き場へ向かいます。
ハノイ発の日帰りツアーもあり、チャンアンのボート観光とホアルーを効率よく巡れます。
複数のスポットをゆっくり観光したい場合は、ニンビン周辺で1泊するのもおすすめです。
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ホイアンの古い町並み|ランタンが彩る歴史ある港町
ホイアンの古い町並みは、ベトナム中部に位置する世界文化遺産です。
黄色い壁の伝統家屋や色鮮やかなランタンが並ぶ街並みが特徴で、ベトナムを代表する観光地のひとつとなっています。
昼間は歴史的建造物を見学し、夜はランタンの灯りに包まれた街を散策するなど、時間帯によって異なる雰囲気を楽しめます。
世界遺産としての特徴・見どころ
ホイアンの古い町並みは、1999年に世界文化遺産へ登録されました。
15〜19世紀に東南アジアの重要な交易港として発展した歴史を持ち、日本や中国、ヨーロッパなどの文化が融合した建築物が残されています。
旧市街には木造家屋や商家、寺院などが立ち並び、当時の街路構造も良好な状態で保存されています。
異なる国の文化が混ざり合った歴史的な街並みを、現在も歩いて楽しめることがホイアンの大きな魅力です。
日本橋・旧市街の歴史的建造物
ホイアンを代表する観光スポットが、日本橋の通称で知られる「来遠橋」です。
日本人町と中国人町をつなぐ橋として造られた歴史があり、屋根付きの独特な建築様式が特徴です。
旧市街には、伝統的な商家であるタンキーの家や、中国系住民の集会所である福建会館なども残されています。
建物の装飾や木造建築を見比べることで、交易都市として栄えたホイアンの歴史を感じられるでしょう。
一部の歴史的建造物は入場券が必要なため、見学したい施設を事前に確認しておくのがおすすめです。
夜のランタンと街歩きの楽しみ方
ホイアン観光で外せないのが、夜のランタンが彩る街並みです。
日が暮れると旧市街の通りや店舗に吊るされたランタンが灯り、昼間とは異なる幻想的な景色が広がります。
特にトゥボン川沿いは、川面に映る灯りが美しい人気の散策スポットで、小舟に乗って水上から街並みを眺めることもできます。
旧市街にはカフェやレストラン、雑貨店も多く、食事やショッピングを楽しみながら散策できます。
写真撮影を楽しみたい方は、空に明るさが残る夕暮れから夜にかけて訪れるとよいでしょう。
ダナンからのアクセス
ホイアンはダナン中心部から南へ約30kmの場所にあり、車で約45分〜1時間が目安です。
ダナン国際空港や市内のホテルからは、タクシーや配車アプリ、送迎サービスを利用してアクセスできます。
日帰り観光も可能ですが、夜のランタンをゆっくり楽しみたい場合は、ホイアンでの宿泊もおすすめです。
ダナンを拠点にする場合は、帰りの交通手段をあらかじめ確保しておくと安心して観光できます。
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ダナンのホテルミーソン聖域|チャンパ王国の歴史が残る遺跡群
ミーソン聖域は、ベトナム中部の山々に囲まれた場所に残る世界文化遺産です。
かつてこの地域を支配したチャンパ王国の宗教施設で、赤レンガ造りの塔や寺院の遺構が点在しています。
ホイアンやダナンから日帰りで訪れることができ、歴史や古代建築に興味がある方におすすめの観光スポットです。
世界遺産としての特徴・見どころ
ミーソン聖域は、1999年に世界文化遺産へ登録されました。
4〜13世紀にかけて発展したチャンパ王国の宗教文化を伝える遺跡で、インドのヒンドゥー教から強い影響を受けています。
山々に囲まれた谷間には、当時の王族が宗教儀式をおこなった寺院や塔の遺構が残されています。
戦争などによって損傷した建造物もありますが、現在も保存・修復が進められており、古代東南アジアの建築技術や信仰文化に触れられる貴重な場所です。
ヒンドゥー教寺院の遺構と建築
ミーソン聖域の見どころは、赤レンガを積み上げて造られた塔や寺院の遺構です。
寺院の多くはヒンドゥー教の神であるシヴァ神を信仰するために建てられ、壁面には神話に登場する人物や動物などの装飾が施されています。
赤レンガと石材を組み合わせた建築には、チャンパ王国独自の高度な技術が用いられています。
遺跡群は複数の区画に分かれており、建造物ごとの形状や装飾の違いを見比べるのも楽しみ方のひとつです。
遺跡観光の所要時間・回り方
ミーソン聖域の観光所要時間は、約2〜3時間が目安です。
遺跡の入口から見学エリアまでは電動カートを利用でき、主な遺跡群は徒歩で巡れます。
敷地内では複数の遺跡を見学するため、歩きやすい靴を用意しましょう。
屋外の観光スポットで日差しを遮る場所も限られているため、暑さを避けたい方は午前中の訪問がおすすめです。
遺跡の歴史や建築様式について詳しく知りたい場合は、ガイド付きツアーを利用すると理解を深められます。
ホイアン・ダナンからのアクセス
ミーソン聖域へは、ホイアンやダナンから車でアクセスできます。
ホイアンからは約40kmで、所要時間は約1時間〜1時間30分が目安です。
ダナンからは約1時間30分〜2時間を見込んでおくとよいでしょう。
公共交通機関だけでは移動しにくいため、送迎付きの観光ツアーや貸切車を利用するのが便利です。
ホイアンとミーソン聖域を組み合わせたツアーもあり、限られた旅行日程でも中部の世界遺産を効率よく巡れます。
フエの建造物群|ベトナム最後の王朝の歴史に触れる世界遺産

フエの建造物群は、ベトナム中部の古都フエに位置する世界文化遺産です。
ベトナム最後の王朝であるグエン朝の都として栄えた歴史があり、王宮や皇帝の陵墓、寺院などが残されています。
壮麗な宮殿建築と落ち着いた古都の雰囲気を楽しめるため、ベトナムの歴史や文化に触れたい方におすすめです。
世界遺産としての特徴・見どころ
フエの建造物群は、1993年にベトナム初の世界文化遺産として登録されました。
1802〜1945年にグエン朝の都が置かれた場所で、政治・文化・宗教の中心地として発展しました。
フエ王宮をはじめ、歴代皇帝の帝陵や宗教施設などが世界遺産の構成資産となっています。
建造物の配置には東洋の思想や風水の考え方が取り入れられ、周辺の山々やフォン川との調和も特徴です。
フエ王宮・午門・太和殿
フエ観光の中心となるのが、グエン朝の政治と宮廷生活の舞台だったフエ王宮です。
広大な敷地内には城壁や門、宮殿などが残されており、当時の王朝文化を感じられます。
なかでも午門は、王宮の正門にあたる壮麗な建造物。中央に設けられた通路や上部の楼閣など、皇帝の権威を表す造りが特徴となっています。
また、太和殿は皇帝の即位式や重要な儀式がおこなわれた宮殿です。
王宮内は見学範囲が広いため、主要スポットを巡るだけでも約2〜3時間を見込んでおくとよいでしょう。
歴代皇帝の帝陵とティエンムー寺
フエには、歴代皇帝の墓所である帝陵も点在しています。
代表的なスポットには、伝統的な庭園と建築が美しいトゥドゥック帝陵や、東洋と西洋の建築様式が融合したカイディン帝陵があります。
皇帝によって建築様式や装飾が異なるため、複数の帝陵を巡ると違いを楽しめます。
また、フォン川沿いに建つティエンムー寺も人気の観光スポット。七層の仏塔が印象的で、フエの歴史や宗教文化に触れられます。
王宮と帝陵は距離が離れているため、車や現地ツアーを利用すると効率よく観光できます。
ダナン・ハノイからのアクセス
ダナンからフエまでは約100kmで、車を利用すると約2〜3時間が目安です。
途中には海岸線を見下ろせるハイヴァン峠があり、移動中の景色も楽しめます。
鉄道を利用する場合は、ダナン駅からフエ駅まで列車で移動できます。
ハノイからは、国内線でフエ近郊のフバイ国際空港へ向かう方法が便利です。
飛行時間は約1時間15分が目安で、空港からフエ市内へは車で約30分かかります。
複数の帝陵や王宮を巡る場合は、フエで1泊以上するスケジュールがおすすめです。
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フォンニャ=ケバン国立公園とヒンナムノ国立公園|巨大洞窟とカルスト地形が広がる自然遺産

フォンニャ=ケバン国立公園とヒンナムノ国立公園は、ベトナム中部からラオスにまたがる世界自然遺産です。
広大なカルスト地形が特徴で、数多くの洞窟や地下河川、豊かな森林が広がっています。
ベトナム側では、巨大な鍾乳洞を見学したり、ボートで洞窟内を進んだりと、壮大な自然を体験できるのが魅力です。
世界遺産としての特徴・見どころ
フォンニャ=ケバン国立公園は、2003年に世界自然遺産へ登録されました。
2015年に登録範囲が拡張され、2025年にはラオスのヒンナムノ国立公園を含む国境をまたぐ世界遺産となりました。
最大の特徴は、長い年月をかけて形成された広大な石灰岩のカルスト地形です。
地下には洞窟や河川が発達しており、地質学的にも貴重な自然環境が残されています。
また、地上には熱帯林が広がり、多様な動植物が生息しています。
洞窟だけでなく、周囲の森林や山々も含めて自然の豊かさを感じられる世界遺産です。
フォンニャ洞窟・ティエンドゥオン洞窟
ベトナム側の代表的な観光スポットには、フォンニャ洞窟とティエンドゥオン洞窟があります。
フォンニャ洞窟は、地下河川が流れる鍾乳洞で、ボートに乗って洞窟内へ進み、長い年月をかけて形成された鍾乳石や岩壁を間近で見学できます。
一方、ティエンドゥオン洞窟は「天国の洞窟」とも呼ばれ、巨大な空間に広がる鍾乳石が見どころです。
整備された木製の歩道から、さまざまな形の石筍や石柱を観察できます。
どちらも洞窟内は足元が滑りやすい場所があるため、歩きやすい靴を履いて訪れると安心です。
ソンドン洞窟と洞窟探検ツアー
ソンドン洞窟は、世界最大級の洞窟として知られるスポットです。
内部には巨大な空間や地下河川、植物が育つ場所もあり、一般的な観光洞窟とは異なる壮大な景色が広がっています。
ただし、ソンドン洞窟は自由に入場できる観光施設ではありません。
訪問には、専門ガイドが同行する探検ツアーへの参加が必要です。
ツアーは複数日にわたる本格的な内容で、長距離のトレッキングや川の横断などが含まれます。
また、体力や健康状態に関する参加条件も設けられているため、事前確認は必須です。
そのため気軽に洞窟観光を楽しみたい方は、フォンニャ洞窟やティエンドゥオン洞窟を選ぶとよいでしょう。
ドンホイからのアクセス
フォンニャ=ケバン国立公園のベトナム側へは、ドンホイを拠点にアクセスするのが便利です。
ドンホイ市内からフォンニャ周辺までは約45〜50kmで、車で約1時間が目安となります。
ドンホイには空港と鉄道駅があり、ハノイやホーチミンなどの都市から移動できます。
ドンホイ到着後は、タクシーや送迎車、現地ツアーを利用して国立公園へ向かう方法が一般的です。
洞窟を複数巡る場合は、フォンニャ周辺で宿泊すると移動時間を短縮できます。
なお、ラオス側のヒンナムノ国立公園は別途移動が必要なため、ベトナム側の観光とは分けて計画しましょう。
ハノイのタンロン皇城中心区域|ベトナム王朝の歴史を伝える遺跡

ハノイのタンロン皇城中心区域は、ベトナムの首都ハノイにある世界文化遺産です。
かつて複数の王朝が政治の中心地として使用した場所で、城門や宮殿跡、考古学遺跡などが残されています。
ハノイ市内の主要観光スポットからもアクセスしやすく、歴史観光を楽しみたい方におすすめです。
世界遺産としての特徴・見どころ
タンロン皇城中心区域は、2010年に世界文化遺産へ登録されました。
11世紀に李朝によって整備された皇城を中心に、長期間にわたって政治の中心地として使用されてきた歴史があります。
遺跡からは異なる時代の建造物の基礎や陶磁器などが発見されており、王朝の変遷をたどることができます。
また、中国やチャンパ王国などの文化的影響も認められ、ベトナム独自の王朝文化が形成されてきた過程を知るうえでも重要な世界遺産です。
端門・敬天殿跡・考古学遺跡
タンロン皇城の代表的な見どころが、皇城の南側に位置する端門です。
重厚な石造りの門と上部の楼閣が特徴で、かつての王宮の威厳を感じられます。
皇城の中心部には、重要な儀式がおこなわれた敬天殿の跡が残されています。
建物の多くは失われていますが、龍の彫刻が施された石段などから当時の姿を想像できます。
また、ホアンジエウ通り18番地の考古学遺跡も見逃せません。
発掘された建築物の基礎や遺物から、長い歴史のなかで皇城が変化してきた様子を確認できます。
ハノイ市内観光と組み合わせる回り方
タンロン皇城中心区域は、ハノイ市内の歴史的観光スポットと組み合わせて巡るのがおすすめです。
周辺にはホーチミン廟や一柱寺、ベトナム軍事歴史博物館などがあり、移動時間を抑えながら観光できます。
例えば、午前中にタンロン皇城を見学し、午後にホーチミン廟周辺や旧市街を散策するプランなら、ハノイの歴史と街の雰囲気を一日で楽しめます。
皇城の見学所要時間は約1〜2時間が目安。遺跡の展示を詳しく見たい場合は、時間に余裕を持って訪れましょう。
ハノイ旧市街からのアクセス
タンロン皇城中心区域はハノイ市内の中心部にあり、旧市街から比較的簡単にアクセスできます。
旧市街の中心部から車を利用すると、約10〜20分が目安です。
場所によっては徒歩でも移動できますが、暑い時期はタクシーや配車アプリを利用すると便利です。
ハノイ駅からも比較的近いため、鉄道でハノイへ到着したあとに訪れることもできます。
市内観光のスケジュールに組み込みやすく、ベトナム旅行の初日や最終日の観光先にもおすすめです。
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胡朝の城塞|巨大な石造建築が残る歴史遺産

胡朝の城塞は、ベトナム北中部のタインホアに位置する世界文化遺産です。
14世紀末に建設された城塞で、巨大な石材を組み合わせた城門や城壁が残されています。
観光地としてにぎわうハノイやホイアンとは異なり、のどかな田園風景のなかで歴史的建造物を見学できるのが魅力です。
世界遺産としての特徴・見どころ
胡朝の城塞は、2011年に世界文化遺産へ登録されました。
1397年に建設された城塞で、当時の政治や都市計画、建築技術を伝える重要な遺産です。
城塞は風水の思想に基づいて配置されており、周囲の山々や川などの自然環境との関係も考慮されています。
特に、巨大な石材を使った城壁や城門は、当時の優れた建築技術を示しています。
東南アジアの古代都市計画を知るうえでも貴重な世界遺産です。
石造城門と城壁の建築技術
胡朝の城塞で注目したいのが、巨大な石灰岩を積み上げて造られた城門と城壁です。
大きな石材を精密に組み合わせた構造が特徴で、特にアーチ状の城門は城塞を象徴する建造物となっています。
石材には大きなものも使用されており、当時の技術でどのように運搬・加工したのかを考えながら見学すると、建築の高度さを実感できます。
長い年月が経過した現在も主要な石造構造物が残されているため、歴史的建築に興味がある方にとって見応えのあるスポットです。
城塞周辺の散策・観光方法
胡朝の城塞では、石造城門や城壁を中心に敷地内を散策できます。
周辺には田園風景が広がっており、城塞と自然が一体となった景色を楽しめるのが特徴です。
特に巨大な城門は迫力があり、人気の写真撮影スポットとなっています。
主要な城門や周辺を見学する場合、所要時間は約1〜2時間が目安です。
観光エリアは屋外が中心となるため、日差しの強い時間帯を避け、帽子や飲み物を持参しましょう。
観光施設が集中する都市部とは異なるため、移動手段や周辺の飲食店も事前に確認しておくと安心です。
タインホアからのアクセス
胡朝の城塞は、タインホア中心部から約45〜50km離れた場所にあります。
車での所要時間は約1時間〜1時間30分が目安。公共交通機関では乗り換えが必要になる場合があるため、タクシーや貸切車を利用すると便利です。
ハノイから向かう場合は、鉄道やバスなどでタインホア方面へ移動し、そこから車で城塞へ向かう方法があります。
ハノイから日帰りすることも可能ですが、移動時間が長くなるため、タインホア周辺での宿泊も検討するとよいでしょう。
イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群|仏教文化と歴史を伝える世界遺産

イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群は、ベトナム北部に広がる世界文化遺産です。
山岳地帯や川沿いに寺院・史跡などが点在し、ベトナム独自の仏教文化を伝えています。
2025年に世界遺産へ登録された比較的新しいスポットで、歴史ある寺院や自然豊かな景観を楽しみたい方におすすめです。
世界遺産としての特徴・見どころ
イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群は、2025年に世界文化遺産へ登録されました。
13〜14世紀の陳朝時代に発展した仏教文化を伝える遺跡群で、ベトナム独自の禅宗であるチュックラム禅宗との関わりが深い場所です。
世界遺産は、を中心とした12の構成資産からなり、寺院や祠、考古学遺跡などが含まれています。
それぞれの史跡は山岳地帯や低地、河川流域に分布しており、仏教の歴史と自然景観の両方を楽しめることが大きな魅力です。
チュックラム禅宗に関連する寺院・史跡
チュックラム禅宗は、13世紀に陳朝の皇帝チャン・ニャン・トンらによって発展したベトナム独自の仏教宗派です。
その中心地となったイエントゥー山には、ホアイエン寺などの歴史的な寺院や修行に関わる史跡が残されています。
また、ヴィンギエム寺はチュックラム禅宗の重要な寺院のひとつです。
コンソン寺やキエップバック寺なども、宗教や歴史上の人物に関わる場所として知られています。
寺院の建築や仏教文化に触れながら、ベトナムの宗教が歴史のなかでどのように発展してきたのかを学べます。
山岳信仰と歴史的景観
イエントゥー山は、古くから仏教の修行や信仰の場として大切にされてきた山です。
山中には寺院や仏塔が点在し、森林に囲まれた参道を進みながら史跡を巡れます。
標高の高い場所では山並みを見渡せる景観が広がり、自然と宗教文化が調和した雰囲気を感じられます。
また、コンソンやキエップバック周辺には、歴史的な寺院や豊かな自然が残されています。
寺院巡りだけでなく、静かな山岳風景や森林の散策を楽しみたい方にもおすすめです。
ハノイからのアクセスと観光方法
イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群は、ベトナム北部の複数の地域に分散しています。
代表的な観光地であるイエントゥー山へは、ハノイから車で約2時間30分〜3時間が目安です。
山中の寺院へ向かう際は、徒歩での移動に加え、運行状況に応じてロープウェイを利用できます。
ヴィンギエム寺やコンソン・キエップバックの史跡は、イエントゥー山とは別の場所にあるため、すべてを一度に巡るには移動時間が必要です。
初めて訪れる場合は、イエントゥー山を中心に日帰り観光を計画するとよいでしょう。
さらに、複数の構成資産をじっくり巡りたい場合は、1泊以上の日程を確保するのがおすすめです。
目的別!ベトナムでおすすめの世界遺産

ベトナムの世界遺産は、雄大な自然を楽しめる場所から歴史的な街並みや寺院まで、それぞれ異なる魅力があります。
旅行の目的に合わせて訪れる世界遺産を選ぶことで、限られた日程でも充実した観光を楽しめるでしょう。
まずは、目的別におすすめの世界遺産を一覧表で紹介します。
旅行の目的 | おすすめの世界遺産 |
初めてのベトナム旅行 | ハロン湾・カットバ群島、ホイアンの古い町並み |
絶景・自然を楽しみたい | ハロン湾・カットバ群島、チャンアンの景観複合体、フォンニャ=ケバン国立公園 |
歴史や寺院巡りが好き | フエの建造物群、ミーソン聖域、タンロン皇城中心区域 |
写真映えを重視したい | ホイアンの古い町並み、ハロン湾・カットバ群島、チャンアンの景観複合体 |
ハノイから日帰りしたい | チャンアンの景観複合体、ハロン湾・カットバ群島、タンロン皇城中心区域 |
ダナン・ホイアン旅行と組み合わせたい | ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、フエの建造物群 |
ここからは、それぞれの旅行スタイルに合った世界遺産の見どころや、おすすめする理由を紹介します。
初めてベトナムを訪れる方におすすめ
初めてベトナムを訪れる方には、ハロン湾・カットバ群島とホイアンの古い町並みがおすすめです。
ハロン湾では、海に浮かぶ奇岩を眺めながらクルーズを楽しめます。
ハノイ発の送迎付きツアーもあるため、現地の交通機関に慣れていなくても観光しやすいのが魅力です。
一方、ホイアンでは歴史的な街並みや夜のランタンを楽しめます。
旧市街には飲食店や土産物店も多く、散策しながらベトナムらしい雰囲気を満喫できるでしょう。
北部を旅行するならハロン湾、中部を旅行するならホイアンを優先すると、代表的な世界遺産を巡りやすくなります。
絶景・自然を楽しみたい方におすすめ
絶景や自然を満喫したい方には、ハロン湾・カットバ群島、チャンアンの景観複合体、フォンニャ=ケバン国立公園がおすすめです。
ハロン湾では、エメラルドグリーンの海に浮かぶ奇岩群をクルーズ船から眺められます。
チャンアンでは、小舟に乗って石灰岩の山々や洞窟、水路を巡る体験が人気です。
また、フォンニャ=ケバン国立公園では、巨大な鍾乳洞や地下河川など、自然が生み出した壮大な景観を楽しめます。
海の絶景ならハロン湾、山と水辺の風景ならチャンアン、洞窟探検ならフォンニャ=ケバン国立公園を選ぶとよいでしょう。
歴史や寺院巡りが好きな方におすすめ
ベトナムの歴史や宗教文化に興味がある方には、フエの建造物群、ミーソン聖域、ハノイのタンロン皇城中心区域がおすすめです。
フエでは、ベトナム最後の王朝であるグエン朝の王宮や歴代皇帝の帝陵を見学できます。
ミーソン聖域では、チャンパ王国時代に造られたヒンドゥー教寺院の遺構が見どころです。
タンロン皇城では、長い年月にわたって政治の中心地として使われてきた歴史を、城門や宮殿跡から学べます。
仏教文化に関心がある方は、2025年に世界遺産へ登録されたイエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群も候補に入れるとよいでしょう。
写真映えするスポットを巡りたい方におすすめ
写真撮影を楽しみたい方には、ホイアンの古い町並み、ハロン湾・カットバ群島、チャンアンの景観複合体がおすすめです。
ホイアンは、黄色い壁の伝統家屋や色鮮やかなランタンが特徴です。
昼間は歴史的な街並み、夜はランタンの灯りに包まれた幻想的な風景を撮影できます。
ハロン湾では、クルーズ船から奇岩群を背景にした写真を撮影でき、チャンアンでは小舟と山々、水面が織りなす美しい風景を楽しめます。
カラフルな街並みならホイアン、雄大な自然風景ならハロン湾やチャンアンがおすすめです。
人気スポットでは、周囲の観光客に配慮しながら撮影を楽しみましょう。
ハノイから日帰り観光したい方におすすめ
ハノイを拠点に日帰りで世界遺産を巡りたい方には、チャンアンの景観複合体、ハロン湾・カットバ群島、タンロン皇城中心区域がおすすめです。
世界遺産 | ハノイからの所要時間 | おすすめポイント |
タンロン皇城中心区域 | 車で約10〜20分 | 市内観光と組み合わせやすい |
チャンアンの景観複合体 | 車で約2〜2時間30分 | 小舟で洞窟や水路を巡れる |
ハロン湾・カットバ群島 | ハロン湾の港まで車で約2時間30分〜3時間 | 日帰りクルーズを楽しめる |
移動時間を抑えたい方には、ハノイ市内にあるタンロン皇城が適しています。
一方、郊外の絶景を楽しみたい場合は、チャンアンやハロン湾を選ぶとよいでしょう。
ハロン湾は往復の移動と乗船に時間がかかるため、早朝出発のツアーを利用するのがおすすめです。
ダナン・ホイアン旅行と組み合わせたい方におすすめ
ダナンやホイアンを拠点に旅行する方には、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、フエの建造物群がおすすめです。
世界遺産 | ダナンからの所要時間 | おすすめの観光方法 |
ホイアンの古い町並み | 車で約45分〜1時間 | 旧市街散策・夜のランタン観光 |
ミーソン聖域 | 車で約1時間30分〜2時間 | 遺跡見学・ホイアンとの周遊 |
フエの建造物群 | 車で約2〜3時間 | 王宮・帝陵巡り |
ホイアンはダナンから日帰りで訪れやすく、夕方から夜にかけての散策もおすすめです。
ミーソン聖域は午前中に訪れ、午後からホイアンを巡るプランなら、1日で2つの世界遺産を楽しめます。
フエはダナンからやや距離があるため、王宮や帝陵をじっくり見学したい場合は宿泊も検討するとよいでしょう。
短い日程ならホイアンとミーソン聖域、3〜4日以上滞在するならフエも組み合わせると、中部の世界遺産を効率よく巡れます。
- 片道
- 往復
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NRT08:5526時間30分1 stopsDAD09:25東京 - ダナン|10月26日(月)|ベトジェットエア(Vietjet Air)€140€17219% off検索19% off€172€140
NRT08:5525時間20分1 stopsDAD08:15東京 - ダナン|10月27日(火)|ベトジェットエア(Vietjet Air)€151€17212% off検索12% off€172€151
TYO13:0025時間20分直行便DAD14:00東京 - ダナン|Mon, Sep 6|Normal Airlineほかの航空券を検索ほかの航空券を検索
ベトナムの世界遺産を観光するときの注意点

ベトナムの世界遺産を観光する際は、入場料金や営業時間、現地のマナー、天候などを事前に確認することが大切です。
世界遺産によって観光方法やアクセスが異なるため、準備が不十分だと予定どおりに見学できない可能性があります。
特に、ハロン湾のクルーズや洞窟探検などの屋外アクティビティは、天候によって催行状況が変わります。
ここでは、ベトナムの世界遺産を安心して楽しむために知っておきたい5つの注意点を紹介します。
世界遺産ごとの入場料金・営業時間を確認する
ベトナムの世界遺産を訪れる際は、観光施設ごとの入場料金や営業時間を事前に確認しましょう。
世界遺産に登録されていても、すべてのエリアに無料で入場できるわけではありません。
例えば、ホイアンの旧市街にある一部の歴史的建造物やフエ王宮、ミーソン聖域などでは、見学にチケットが必要です。
また、ハロン湾ではクルーズの航路や乗船時間によって料金が異なります。
施設によっては入場料とガイド料金などが別になっている場合もあるため、予約前に確認しておくと安心です。
料金や営業時間は変更されることがあるため、訪問前に公式サイトや現地ツアー会社の最新情報を確認しましょう。
寺院や宗教施設では服装・マナーに配慮する
フエの寺院やミーソン聖域、イエントゥー山の寺院などを訪れる際は、服装や現地のマナーに配慮しましょう。
宗教施設では、肩や膝が大きく露出する服装を避け、袖のあるトップスや長ズボン、丈の長いスカートなどを選ぶのがおすすめです。
建物によっては、内部に入る際に靴を脱ぐ必要があります。
また、礼拝中の人の邪魔にならないよう静かに行動し、仏像や歴史的建造物にはむやみに触れないことも大切です。
写真撮影が制限されている場所もあるため、施設内の案内表示やスタッフの指示に従って見学しましょう。
洞窟・自然遺産では天候によるツアー中止に注意する
ハロン湾やチャンアン、フォンニャ=ケバン国立公園などの自然遺産では、天候によって観光ツアーが中止・変更されることがあります。
特にハロン湾のクルーズは、台風や強風などの影響で運航できない場合があります。
フォンニャ=ケバン国立公園でも、大雨による河川の増水で洞窟への入場が制限されることがあるため注意が必要です。
また、ベトナムは地域によって雨季の時期が異なります。旅行日程を決める際は、訪問先の気候も確認しておきましょう。
天候の影響を受けやすい観光スポットは、旅行日程の前半に組み込むと、予定変更にも対応しやすくなります。
人気観光地は早めにチケットやツアーを予約する
ハロン湾のクルーズやチャンアンのボート観光、洞窟探検ツアーなどに参加する場合は、早めの予約を検討しましょう。
特に週末や祝日、観光シーズンは混雑しやすく、希望する時間帯のツアーに参加できない可能性があります。
また、ソンドン洞窟のように、専門ガイドの同行が必要で参加人数にも制限があるツアーは、通常の観光施設とは予約条件が異なります。
予約時には、料金に含まれるサービスや集合場所、キャンセル条件も確認しておくことが大切です。
人気のツアーは旅行日程が決まった段階で空き状況を確認すると、希望に合ったプランを選びやすくなります。
複数の世界遺産を巡るなら移動距離を考慮する
ベトナムの世界遺産を複数巡る場合は、各スポットの移動距離や所要時間を考慮して旅行日程を組みましょう。
ベトナムは南北に細長い国で、世界遺産も北部から中部にかけて広く分布しています。
地図上では近く見えても、道路状況や交通手段によって移動に時間がかかる場合があります。
主な観光拠点から世界遺産までの所要時間は、以下のとおりです。
出発地 | 世界遺産 | 車での所要時間の目安 |
ハノイ | ハロン湾 | 約2時間30分〜3時間 |
ハノイ | チャンアンの景観複合体 | 約2時間〜2時間30分 |
ダナン | ホイアンの古い町並み | 約45分〜1時間 |
ダナン | ミーソン聖域 | 約1時間30分〜2時間 |
ダナン | フエの建造物群 | 約2〜3時間 |
※所要時間は一般的な目安で、出発地点や道路状況によって異なります。
例えば、ハノイを拠点にするならハロン湾とチャンアン、ダナンを拠点にするならホイアンとミーソン聖域を組み合わせると効率的です。
1日に多くの世界遺産を詰め込みすぎず、移動時間と見学時間の両方を確保することが、ベトナム観光を楽しむポイントです。
ベトナムの世界遺産に関するよくある質問
-
ベトナムで最初に世界遺産に登録された場所はどこ?
ベトナムで最初に登録された世界遺産は、1993年に登録された「フエの建造物群」です。
フエは1802〜1945年にベトナム最後の王朝であるグエン朝の都として栄えた都市で、王宮や歴代皇帝の帝陵、寺院などが残されています。
代表的な観光スポットには、フエ王宮の午門や太和殿、カイディン帝陵などがあり、ベトナムの王朝文化や歴史的な建築に触れたい方におすすめの世界遺産です。
-
ベトナムの世界遺産はすべて個人で観光できる?
ベトナムの世界遺産は、個人で観光できる場所が多いものの、一部のエリアやアクティビティではガイド付きツアーへの参加が必要です。
例えば、ホイアンの古い町並みやタンロン皇城、フエの建造物群などは、個人で訪れて見学できます。
一方、ハロン湾の海上観光にはクルーズ船の利用が必要です。
また、フォンニャ=ケバン国立公園のソンドン洞窟は、専門ガイドが同行するツアーでのみ訪問できます。
-
ベトナムの世界遺産でクルーズを楽しめる場所は?
ベトナムの世界遺産でクルーズを楽しみたい方には、ハロン湾・カットバ群島がおすすめです。
ハロン湾では、エメラルドグリーンの海に浮かぶ奇岩や島々を船上から眺められます。
日帰りクルーズのほか、船内に宿泊するプランもあり、旅行の日程に合わせて選択できます。
また、チャンアンの景観複合体では、小舟に乗って洞窟や水路を巡るボート観光が人気です。
海の絶景を楽しみたい方はハロン湾、山々に囲まれた静かな水辺を巡りたい方はチャンアンを選ぶとよいでしょう。
-
ベトナムの世界遺産で洞窟探検ができる場所は?
洞窟探検を楽しみたい方には、フォンニャ=ケバン国立公園がおすすめです。
園内には数多くの洞窟があり、フォンニャ洞窟ではボートに乗って地下河川を進めます。
ティエンドゥオン洞窟では、整備された歩道から巨大な鍾乳石を見学できます。
さらに、本格的な冒険を楽しみたい方には、ソンドン洞窟の探検ツアーもありますが、参加には体力面の条件や事前予約が必要です。
比較的気軽に洞窟観光を楽しみたい方は、フォンニャ洞窟やティエンドゥオン洞窟を選ぶとよいでしょう。
-
ベトナムの世界遺産は英語が話せなくても観光できる?
英語が話せなくても、ベトナムの主要な世界遺産を観光することは可能です。
ハロン湾やホイアン、フエなどの観光地では、外国人旅行者向けのツアーや案内サービスを利用できますが、施設によって日本語対応の有無は異なります。
言葉に不安がある場合は、日本語ガイド付きツアーやホテル送迎付きプランを選ぶと安心です。
また、翻訳アプリや地図アプリを事前に準備しておくと、現地での移動やチケット購入にも役立ちます。
-
ベトナムの世界遺産巡りには現地ツアーを利用した方がいい?
移動距離が長い世界遺産や交通手段が限られる場所では、現地ツアーの利用がおすすめです。
例えば、ハノイからハロン湾やチャンアンへ向かう場合は、往復送迎付きのツアーを利用すると移動の手間を減らせます。
ダナンからミーソン聖域やフエを訪れる場合も、複数の観光スポットを効率よく巡れるでしょう。
一方、ハノイ市内のタンロン皇城やホイアンの旧市街などは、個人でも比較的観光しやすい場所です。
移動の利便性や費用、観光に使える時間を比較し、旅行スタイルに合った方法を選びましょう。
ベトナムの世界遺産を巡って歴史と自然の魅力を満喫しよう

ベトナムには、ハロン湾の壮大な自然景観やホイアンの歴史的な街並み、フエの王宮など、魅力あふれる世界遺産が9件あります。
文化遺産・自然遺産・複合遺産がそろっており、歴史探訪から絶景観光まで幅広く楽しめるのが特徴です。
ハノイを拠点にするならハロン湾やチャンアン、ダナン周辺を旅行するならホイアンやミーソン聖域がおすすめです。
移動時間や観光シーズンを考慮し、旅行日程に合った世界遺産を選びましょう。
ベトナムの世界遺産を巡り、その土地ならではの歴史や文化、美しい自然を満喫してください。
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目次
- 1. ベトナムには世界遺産がいくつある?
- 2. ハロン湾・カットバ群島|奇岩とエメラルドグリーンの海が広がる自然遺産
- 3. チャンアンの景観複合体|奇岩と水辺の絶景が楽しめる複合遺産
- 4. ホイアンの古い町並み|ランタンが彩る歴史ある港町
- 5. ミーソン聖域|チャンパ王国の歴史が残る遺跡群
- 6. フエの建造物群|ベトナム最後の王朝の歴史に触れる世界遺産
- 7. フォンニャ=ケバン国立公園とヒンナムノ国立公園|巨大洞窟とカルスト地形が広がる自然遺産
- 8. ハノイのタンロン皇城中心区域|ベトナム王朝の歴史を伝える遺跡
- 9. 胡朝の城塞|巨大な石造建築が残る歴史遺産
- 10. イエントゥー・ヴィンギエム・コンソン、キエップバックの遺跡・景観群|仏教文化と歴史を伝える世界遺産
- 11. 目的別!ベトナムでおすすめの世界遺産
- 12. ベトナムの世界遺産を観光するときの注意点
- 13. ベトナムの世界遺産に関するよくある質問
- 14. ベトナムの世界遺産を巡って歴史と自然の魅力を満喫しよう
Moeは、Trip.comで旅行コンテンツライターとして、主に国内旅行や恋人・友人と行く2人旅に関する記事を執筆しています。これまで海外4か国・地域、国内28都道府県を訪れ、イタリア全土周遊・車での弾丸国内旅行など、実際に自分の足で体験した情報をもとに記事を執筆しています。 記事内では、現地の最新事情や混雑状況、ベストシーズン、予約のコツなどを、Trip.comのデータと自身の経験を組み合わせて、できるだけわかりやすくお届けすることを心がけています。 ビザ・入国条件・治安情報などの内容については、[外務省/各国大使館/観光局/航空会社公式サイト]などの公的情報源を確認しながら執筆し、必要に応じて社内の現地パートナーとも内容を確認しています。 最新情報へのアップデートも随時行い、信頼できる旅行情報の提供を目指しています。 ライター経歴 2005年 高校生の頃から無料ブログサービスにて執筆活動を開始 2020年 個人でサイトを開設し、旅行ジャンルを中心にさまざまな分野の記事を執筆 これまでに手がけたサイトの数は30以上、記事執筆本数は1,000本を優に超える 2025年 Trip.comに転職し、「韓国・台湾・中国本土などアジアエリア」「全世界祝日カレンダー」を中心に、旅行ガイドやモデルコース記事の企画・執筆を行っている 主な資格や実績 ・総合旅行業務取扱管理者 ・国内旅行業務取扱管理者 これまでに訪れたことのある国一覧 これまで訪れた国は4カ国。 アジア:韓国 ヨーロッパ:イタリア(ローマ・ミラノ・ヴェネツィア・フィレンツェ・ナポリなど) オセアニア・その他:ハワイ・グアム これまで4カ国を訪れ、そのうちグアムには2回渡航しています。 イタリアには約2週間滞在し、現地の生活に近い形の旅も経験してきました。 LCCを使った弾丸旅行から、現地に長く滞在して街歩きを楽しむスロートラベルまで、さまざまなスタイルで旅をしてきました。
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