黔東南ミャオ族トン族自治州の魅力を5日間で巡る旅

西江千戸苗寨は、10以上の山に沿って建てられた自然村が連なり、「西」氏族の苗族が住んでいます。山の斜面には苗族の木造の吊り脚楼が幾重にも重なり、茶色の古い家々が緑の山々に寄り添っています。白水川が村を二分し、川のこちら側（旅行客にとって小北門を入って左手側）は主に商業歩行者天国、川の向こう側（旅行客にとって小北門を入って右手側）は主に村を見下ろす展望台となっています。

西江千戸苗寨に到着すると、駐車場から降りて「西江千戸苗寨」と書かれた看板のある門が見えます。この門から村までは1.5キロの道のりがあり、電動カートに乗るか歩くことができます。この1.5キロを過ぎると、駐車場のものとよく似た「西江千戸苗寨」の看板がかかった門がもう一つ見え、ここでようやく本当の村に到着したことになります。

まず、歓迎の酒を飲んでから村に入ります。最初に目にするのは商業歩行者天国で、ミャオ族の特産品がずらりと並んでいます。特に注目すべきはミャオ族の銀細工です。ミャオ族の村の近くにある雷山県大溝郷の控拝は、遠くまで知られた銀細工師の村で、村の男性のほとんどが銀細工の技術を習得しており、ミャオ族の銀細工の技術は非常に優れています。

歩行者天国エリアのパフォーマンス会場ではミャオ族の歌や踊りを鑑賞できます。また、西江ミャオ族博物館や鼓蔵頭（ミャオ族の王の家で、屋内には銅鼓が祀られています）を見学することも可能です。あるいは白水川沿いを散策し、風雨を防ぐ屋根付きの風雨橋や、低く狭い木製の桟橋を見て回るのもおすすめです。

集落の突き当たりには田園風景が広がり、繁忙期でもこのエリアを訪れる人はほとんどいません。川を渡ると展望台行きの電動カート乗り場がありますので、展望台まで歩いてみましょう。道はそれほど長くなく、途中には景色を眺めるのに良いスポットがいくつかあります。展望台に到着したら、夜の帳が下りるのを待ちます。西江の壮大なショーはここからが本番です。木造の高床式住居の軒下から何百もの明かりが灯り、点々と輝きながら苗族の集落全体の輪郭を浮かび上がらせます。それは牛の頭の形をしており、こんな山奥の集落で、これほどまでに明かりが煌々と輝く光景があるとは想像しがたいでしょう。翌朝、再び展望台を訪れると、薄い霧が苗族の集落を覆い、最初の陽光が木造の家々を金色に染め、炊煙がゆらゆらと立ち上り、新しい一日が始まります。

苗族の村では、髪を頭の上に結い上げ、大きな花を挿した苗族の女性をよく見かけます。見ているだけでは物足りない場合は、苗族の衣装をいくつか借りて、ご自身で苗族の女性になりきってみるのも良いでしょう。とても美しく、女性たちに大変人気があります。

西江千戸苗寨は観光開発が進んでおり、食事や宿泊に困ることはありません。食事で有名なのは長卓宴で、寨内のレストランではどこでも「長卓宴を食べませんか？」と声をかけられます。テーブルを長く並べただけで長卓宴と呼んでいますが、一度は体験してみる価値があります。本物の長卓宴は屋外で行われ、数十枚のテーブルが非常に長く連なり、端から端まで見渡せないほどです。重要な祝日や大型旅行団が訪れた際には本格的な長卓宴が開催されるので、機会があればぜひ参加してください。黔東南地方の味付けは酸味が強く、苗寨の特産料理には酸湯魚（スワンヤンイー）、漬物、燻製肉などがあります。

肇興侗寨にはギネス記録に登録された侗族の村があります。ドン族の鼓楼群，鼓楼特色が異なります。肇興はもともと「肇洞」と呼ばれ、東西に細長い谷間で、2本の小川が合流して1本の小川となり、集落を流れています。川には6つの橋が架かっています。風雨橋，風雨橋橋の上に長い廊下式の屋根付き通路があり、雨風をしのげることからこの名がつきました。

肇興侗寨には5つあります。鼓楼五つの集落に分散しており、順番に「仁団鼓楼「義団鼓楼」、「礼団鼓楼」、「智団鼓楼」、「信団鼓楼」と呼ばれています。鼓楼文化芸術の郷。鼓楼ドン族の村のシンボルで、外観は宝塔のように見え、威風堂々とした風格があります。村に入る前からとても目立つ存在です。鼓楼上には通常太鼓が掛けられており、昔は、村が外敵の侵入や火事、あるいは会議の際に、この太鼓を鳴らして村人を召集していました。鼓楼それゆえにこの名がつきました。鼓楼寨内の会議や規約制定、問題処理を行う会場であり、また住民の仕事後の憩いやアクティビティの場でもあります。春節、旧暦6月6日の天贶節、8月15日の蘆笙節などの盛大な祝祭日には、ここでさまざまなアクティビティが行われます。鼓楼開催されます。

仁団鼓楼村の中で背が低い方です鼓楼、隣は風雨橋後ろには舞台があり、肇興の鼓楼と舞台があります。風雨橋同じプラットフォームで表示されます。義団鼓楼の後ろにも舞台があり、その前には大きな広場があります。この広場は肇興で最も広い空き地なので、多くの侗族の歌の公演がここで行われます。礼団鼓楼の後ろにはサースイ壇があり、サースイ壇の隣にある穀物乾燥場に登ると、別の角度から景色を見ることができます。鼓楼智団鼓楼は肇興の入母屋造りの鼓楼で、智団鼓楼から川下り方向へ進むと信団鼓楼があります。信団鼓楼はメインストリートに近い場所に位置しています。

寨内の家屋は高床式の吊り脚楼で、鱗のように整然と並び、杉材で建てられています。切妻屋根には小さな青瓦が葺かれ、素朴で実用的です。寨全体を見渡せる最高地点は肇興中学の展望スポットで、ここから肇興侗寨の全景をはっきりと眺めることができます。もう一つの見どころは、猛猫花橋の下流に新しく建てられた6番目の橋です。風雨橋向かいの小高い丘からも肇興の全景を眺めることができます。夜には町のバーや屋外イベントを楽しみながら、トン族の風情を感じることができます。

肇興は現在開発が進み、さまざまなサービス施設が整備されており、食事や宿泊に心配はいりませんが、旅行の繁忙期には事前予約をお勧めします。義団鼓楼の横にあるコンクリート橋からずっと仁団鼓楼このエリアは肇興の重点保護区域であるだけでなく、美しい高床式建築の景観が広がり、また肇興のショッピングが集中する場所でもあります。

鎮遠古鎮は黔東南周鎮遠県に位置し、舞陽河のほとりにあります。川は「S」字形に町を蛇行し、太極図に似たパターンを形成しているため、八卦古鎮とも呼ばれています。毎年夏には、周辺の観光客がここに集まり、非常に賑やかです。

鎮遠県城は舞陽河によって二分されており、北岸は昔の兵士が駐屯していた場所で「衛城」と呼ばれ、南岸は行政機関と一般商人が集まる場所で「府城」と呼ばれています。今でも城内には古い城壁や城門の遺跡が残っています。舞陽河には2つの大きな橋が架かっており、西側は新しく建設されたもので地元の人々に「新大橋」と呼ばれ、東側の祝聖橋は鎮遠古鎮のランドマーク的な建築物で、地元では「老大橋」と呼ばれています。新大橋と老大橋の間が伝統的な古鎮の範囲で、古鎮は3つの通り（新中街、興隆街、順城街）が首尾一貫してつながって構成されており、通り沿いは他の古鎮と同様に、宿泊施設、飲食店、商店が並んでいます。

祝聖橋は古い町のランドマークで、橋の上には3階建てのあずまやがあります。ここはかつて湖南と貴州を結ぶ主要な通路であり、古くから「湘黔の咽喉」と呼ばれていました。毎晩、祝聖橋は明るくライトアップされ、川面に灯りが映し出される様子は非常に壮観で、橋の上を散策したり写真を撮ったりするのに最適な場所です。

祝聖橋の東側には玉屏山があり、40棟以上の明清時代の古建築が山に沿って建てられ、重なり合うように連なり、非常に壮観です。これらの古建築は山の地形に沿って建てられ、断崖、古木、蔦、鍾乳洞と一体となり、自然と調和しています。頂上にある玉皇閣は鎮遠古鎮の最高地点であり、古鎮の全景を眺めるのに最適な場所です。

玉屏山の裏手には一部崩れかけた古い長城があり、これは当時明朝の軍隊が辺境の住民と戦った跡です。興味があり体力に自信があるなら、この歴史を感じるミャオ族の長城を歩いてみるのも良いでしょう。ミャオ族の長城と玉屏山は共通チケットで、一緒に観光できます。

3つのメインストリートのほか、古城内には四方井巷、復興巷、仁寿巷などの古い路地が網の目のように広がっています。曲がりくねった路地ですが、どこへでも通じています。路地を散策すれば、古井戸や古い家屋、歴史を感じる工房などが、子供の頃の記憶を呼び起こしてくれるかもしれません。

古城を散策した後、興隆街の入り口で自転車をレンタルし、地元の人々のように鎮遠の街をサイクリングしてみましょう。郊外の空気は清々しく、緑の木々、野花、田園風景が都会の喧騒から離れた興奮を味わわせてくれます。また、古城の水上チケット売り場でボートを借り、舞陽河をクルージングすることもできます。特に夜は、船上から古城の夜景を眺めるのが特に魅力的です。

古鎮には多くの宿泊施設があり、自分の好みに合わせて自由に選べます。宿を落ち着かせたら、飲食は欠かせません。鎮遠古鎮には「道菜扣肉（道菜の煮込み肉）」、「鉄渓焖鹅肉（鉄渓のガチョウ肉の蒸し煮）」など3大特色料理があり、ぜひ味わってみる価値があります。