甲秀楼の隣にある江南庭園——貴陽翠微園

来たら貴陽に、人々は甲秀楼にチェックインするために行きます。甲秀楼の上から南明河の南岸を見ると、古い建築物が川岸の山に沿って分布しているのが見えます。灰色の壁と黒い瓦、飛び出した屋根の端、王陽明はここで教え、南明の永歴帝はここで滞在しました。これは雲貴高原の奥深くにある江南庭園で、それが翠微園です。 翠微園は明の宣徳年間に始まり、歴史的には甲秀楼よりも早いです。ここは元々寺院で、寺院の周りに美しい庭園がありました。今では寺院は跡形もなく、初期の庭園も時間と戦乱の中で消え去りましたが、今の庭園の大部分は古い記録に基づいて再建されたものです。 しかし、庭園にはまだ保存されている古い建築物があり、その中で最も完全なのは南明永歴九年（1655年）に建てられた拱南閣です。300年以上の歴史を持つこの楼閣は風雨に耐え、飛び出した屋根の端、白い壁、青い柱、素朴で堂々とした姿を保っています。この楼閣は明の末の有名な将軍孫可望が建てたもので、「北方の清朝に対抗し、南方を守る」という意味があります。しかし、大明の運命は尽き、賢人や良い将軍が才能を注ぎ込んでも、逆転することはできませんでした。 拱南閣を通り抜けて庭園の奥深くに入ると、壁が目の前に横たわり、門の上には「澹花空翠」と刻まれています。中に入ると、美しい江南庭園に来たようです。ピンクの壁と黒い瓦、アーチ型の窓、庭の草木は茂り、回廊は曲がりくねっています。見たり感じたりするすべてが江南庭園の優雅さと特別な魅力で、そこに留まると、誰もがこれが千里離れた雲貴にあるとは思わないでしょう。 庭園で最も魅力的なのは、二階建ての翠微閣です。二階の廊下の美人靠に座って、下を見ると翠微園の流れる水の音、九曲回廊の美しさを楽しむことができます。外を見ると、甲秀楼と貴陽市街の壮大な景色が見えます。耳に響く虫の声や鳥の鳴き声を聞きながら、とても快適です。