苗寨の春山で、一壺のお茶を煮る

ホテルは西江千戸苗寨の東側の山腰に位置しており、ホテルからは寨の西側の山全体の景色を眺めることができる。山道をさらに上に登れば、鼓蔵頭（苗王）の家を訪れることもできる。 ホテルの入口には一本の香枫の木があり、秋には金色に輝く葉で木がいっぱいになると言われている。初春でほとんどの葉が枯れているが、それでも太陽の光は別の明るい姿で顔を照らす——午後に西に向かう太陽はまずホテル前のテラスに暖かさを投げかけ、赤いカーペット、木製のテーブルや椅子、手すりを照らす。もしあなたが日差しの下で座り、一壺のローズティーを煮て、太陽が少しずつ移動するのを見たり、向かいの山腰で光の輪が少しずつ起伏するのを見たり、時折山の麓から上がるかすかな煙火を見たりしたいなら、時間が流れるだけでなく、歌いながら絵を描いていることに気づくだろう。そんな光景は、一人で静かに体験する必要がある。