西藏のラサにあるノルブリンカ

ノルブリンカは、西藏で最大規模で最も美しい景観、最も多くの古代遺跡を持つ人工庭園で、ラサの西郊外に位置しています。ダライ・ラマ7世によって創設され、歴代のダライ・ラマが夏を過ごし政治を行ってきた場所で、典型的なチベット風の庭園です。庭園内には、ラサ地域の一般的な花木だけでなく、ヒマラヤ山脈の南北両側から取り寄せた珍しい花草、さらには中国本土から移植されたり海外から導入されたりした貴重な花があり、高原の植物園と言えます。建築は、ゲサン・ポチャン、ゴールデン・ポチャン、ダダン・ミンジュ・ポチャンを主体とし、各建築群は宮殿区、宮殿前区、林区の3つの主要部分に分かれています。各建築群は木と石を主要な材料として建設され、整然と配置され、明らかなチベット建築様式を持っています。主要な殿堂の壁には美しい壁画が描かれています。