大阪｜戦国時代の歴史の証人、石山本願寺三代の歴史を再現する大阪城

大阪城はもともと石山本願寺の跡地で、豊臣秀吉が天下統一の拠点にしようと3年の歳月をかけて築城し、1585年に完成しました。しかし、戦国時代の勢力争いのさなか、1615年に幕府は豊臣家を滅ぼすために大坂夏の陣を起こし、元の大阪城は落とされ、破壊されました。 それから十数年を経て、徳川幕府は二代目大坂城の再建を命じましたが、35年後に突如天守閣に落雷という天守閣を襲うという天災が発生し、建物は火災で焼失し、天守閣のない城となってしまいました。明治維新の時代、幕府と新政府軍の激しい戦闘により、大阪城は再び大きな被害を受けました。1931年に民間からの寄付金で再建が始まり、平成の大改修も行われ、現在の姿になりました。私は戦国時代の歴史がとても好きで、大阪に行くたびに必ず半日かけてここを訪れます。 天守閣や大手門はもちろん、堀や千貫櫓など、当時の職人技や戦略性を感じさせる見どころが満載です。大手門の北側にある千貫櫓は、敵の侵入を防ぐため格子窓が設けられており、織田信之が「千貫あってもここを落としたい」と嘆いたことからこの名がついたといわれています。 個人的には、最も美しい季節は秋だと思います。銀杏や紅葉が、長い歴史の流れの中での苦悩を映し出すようです。月末には春の桜が満開になる「西の丸庭園」は見逃せません。ここは日本でも有名なお花見スポットでもあります。 最後に、大阪城公園は「城下町」まで広がり、商業施設やレストラン、カフェなどが併設され、史跡と市民生活が一体化していることも特筆すべき点です。大阪城はもはや冷たい歴史ではなく、市民一人ひとりの生活における大切な思い出となっています。 📍住所: 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 #2月好去2025