ローマ・パンテオンに赤い花びらが降る日

#イベント 街中が美術館みたいなローマは、歩けば歩くほど発見のある場所です。 見所満載の町なので、例えば、穴というキーワードに注目してローマを巡ろうと思えば、映画ローマの休日で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会ではオードリーヘップバーンのように真実の口に手を入れたくなりますし、 アヴェンティーノの丘の上にあるマルタ騎士団の館の「天国の扉」の鍵穴は覗かずにはいられないはず。鍵穴にすっぽりおさまるサン・ピエトロ大聖堂の姿が愛らしく自分の眼に焼き付けたくなります。 ・ そして、天井に穴の空いたパンテオンは外せません。 一年に一度、カトリック教会の聖霊降臨の祝日にその穴から数百万枚もの真っ赤なバラの花びらが降る日があります。 これは聖書の中で聖霊は「炎のような舌」という言葉で記されていて、それを花びらに例えて演出したものですが、 キラキラと花びらが舞い散る様子は、うっとりする美しさです。 2024年の聖霊降臨の祝日は、5月19日。何度でもこの目でみたい光景です。