松江の一塔一倉庫一橋 - 上海松江1日観光。

一塔:方塔(方塔園) 上海松江は唐の天宝十年に華亭県が置かれて以来、1273年の歴史があります。方塔のある場所は唐宋時代の華亭県の中心地で、興聖教寺の孤塔と2つの石柱基だけが残っています。方塔は後漢時代に建てられ、興聖教寺塔と呼ばれていましたが、四角形の外観から方塔と呼ばれるようになりました。 塔の前には明時代に建てられた照壁があり、中央に伝説の獣「貪」が彫られています。照壁は元々松江府の城隍廟の影壁でしたが、戦時中の爆撃で廟は破壊されましたが、壁だけが残り、現存する最古で最も完全な大型のれんが彫刻芸術品となっています。 塔の北側には天妃宫があり、これは上海の旧市街の小東門十六鋪一帯にあった順済廟が毀れた後、蘇州河の南路橋頭に再建され、天后宫と改名されたものです。上海に残る唯一の天后宫です。 天妃宫の右側には花崗岩で積まれた堑道があり、その中に立つと深い谷に立っているような感覚があります。特に斑駁とした光の中では、戦場を経験した将軍のように感じられ、要塞を守っているようです。(図1-7) 交通とヒント: 醉白池の入り口から「松江26路」に乗り、方塔園駅で降りて15mほど戻ると、松江博物館に隣接する方塔園があります。 方塔園は公園のようなもので、西安の小雁塔のような観光スポットで、広い敷地ですが見どころは多くありません。入場料は12元/人です。 一倉庫:雲間粮倉 松江は古くから雲間と呼ばれていましたが、雲間粮倉は1950年代から90年代にかけて建設された穀物倉庫と工場でした。現在はアートギャラリー、ホテル、レストラン、エンターテインメント、スポーツ、小売店などが集まる商業複合施設に改装されています。しかし、8つの大きなサイロの壁画が目を引くものの、それ以外に目を引くような創造性はあまりありません。写真スポットとしては物足りない感じがします。(図8-10) 交通とヒント: 松江2路/33路バスで松汇東路松金公路駅で降りるか、方塔園の東門から出て、シェアサイクルで10分ほどの距離です。 一橋:大倉橋 松江の中山西路は、計画中の倉城歴史文化風致区で、明清時代の松江府で最大の漕運倉庫と漕運の起点でした。中山西路の一端には「倉城張氏米行」があり、もう一端が大倉橋です。中山西路全体が解体・改築中で、現在営業しているのは歴史文化風致区の一部となる古い建物と特色のある古い店舗だけです。大倉橋はその中で最も観光に値する場所です。 大倉橋は明時代に建設され、永豊橋と呼ばれていましたが、南側に古い松江府の漕運倉庫があったことから大倉橋と名付けられました。5つの石造りのアーチ橋です。橋の一端は旧市街に続き、もう一端には灌頂禅院と孟姜亭があります。灌頂禅院は明の天啓年間に関帝廟として建てられ、家内安全と民衆の守護を願うものでした。後に漕運の安全を祈願する灌頂禅院と改名されました。川沿いの孟姜亭は、伝説によると孟姜女が夫を探して松江を通り休憩した場所だと言われています。醍醐茶室の横の路地を進むと、傷んだが写真映えする扉があり、「あなたが探していたカフェ」と書かれた小さな木の看板が掛かっています。中に入ると、荒れた中庭と数脚の椅子とテーブル、そして目立たない扉があります。扉の暖簾をくぐると、別の趣きのある雰囲気に出会います。本当に個性的なカフェです。カウンターはちょっと日本のカフェ風で、内装はアーティスティックでモダン。自由奔放で清新な感じもします。別の扉から出ると川沿いで、両岸の古い民家から江南特有の小橋や流れ、人家の情緒が漂っています。カフェから出て、また階段を上がり、橋の一段一段を渡るごとに、倉城500年の時の流れを感じるようです。橋の両側の景色を見ながら、橋の下を流れるのは川の水なのか、それとも時の流れなのかわからなくなります。(図11は中山西路、図12-15、19は大倉橋、図16は孟姜亭、図17は醍醐茶楼の路地、図18はカフェ) 交通とヒント: 松江4/5路バスで大倉橋駅で降りるか、西林禅寺から出てシェアサイクルで15分ほどの距離です。 シェアサイクルの場合は張氏米行から出発し、写真を撮りながら進み、最後にバス停に自転車を止めるのがよいでしょう。 カフェのオーナーによると、中庭でリスを見ることもあるそうです。オーナーは親切で、無料のレモン水、氷水、お湯を提供してくれます。店のコーヒー豆は良質で、アイスアメリカーノが美味しいです。 大倉橋周辺の麺屋は値段が手頃です。 中山西路の古い店舗は無料で見学でき、写真スポットもいくつかあります。