【西馬音内盆踊り2025】秋田県羽後町で8月16から18日に開催！日程・チケット情報・会館・交通アクセス・駐車場・歴史・由来完全ガイド！

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（写真：羽後町観光物産協会）

公式サイトによると、2025年の西馬音内盆踊りは以下の時間で開催されます。

⏱️期　　日／毎年8月16日～18日

⏱️時　　間／19:30～22:30、18日は23:00まで

■前半は子供が中心の踊りです。大人の踊り手は21時以降に揃います。

🌏️会　　場／西馬音内本町通り

🌏️アクセス／羽後町への交通アクセス

具体的な交通手段などの情報は、後ほど詳しく紹介しますので、必要な方は最後までご覧ください！

（写真：羽後町）
西馬音内盆踊りには「正面マス席」（お囃子櫓正面）と「そで席」（櫓横）の有料観覧席が設置され、事前販売が実施されています。ただし、2025 年の事前販売受付は 5 月 31 日までと定められており、現在はすでに受付が終了しています。当初は応募多数の場合に抽選が行われる予定でしたが、現時点で抽選に落選した方は、当日の現地販売をご確認ください。詳細な申込方法や期間については、公式サイトの情報を参照できます。

事前販売の抽選に落選した方や、事前申込を錯過した方は、当日の現地販売を確認することが可能です。ただし、有料席の数量には限りがあるため、会場に早めに到着して確認することをお勧めします。無料で観覧できるエリアもありますので、有料席が入手できない場合でも、現地に足を運んで盆踊りを楽しむことができます。

令和2年度（2020）及び令和3年度（2021）は、新型コロナウイルス感染症の影響で西馬音内盆踊りが中止となり、ライブ配信にて開催されました。今年は通常通りの対面開催となりますが、現時点では公式からライブ配信の計画は明らかにされていません。ただし、リアルタイムの様子を知りたい場合は、秋田県観光課や羽後町公式のSNSアカウントをフォローすると良いでしょう。配信計画が決まった場合は、これらのプラットフォームで事前にリンクや詳細が公開されるでしょう。また、イベント期間中は動画共有サイトで関連ハッシュタグを検索すると、現地からの生配信や動画が見られる可能性があります。

今回の盆踊りは、専門の演出団体が中心となって実施されます。その一つに「秋田 西馬音内盆踊り 首都圏踊り子会」があり、西馬音内出身者を中心に東京近郊在住の盆踊り愛好者で組織されています。同団体は藤沢宿遊行の盆、東京ドームふるさと祭り、池袋まつりのおとがきこえるなど、多くのイベントに参加しており、豊富な経験を持っています。興味がある方は公式サイトで出演者の詳細情報をご覧ください。また、イベント期間中は地元住民が伝統衣装をまとい、先祖から受け継いだ技を発揮し、優雅な踊りで西馬音内盆踊りの魅力を披露します。

（写真：arama.jp）

西馬音内盆踊りの起源と沿革については、記録された資料が全く存在しないため、すべては言い伝えに基づくものです。最も古い説では、鎌倉時代の正応年間（1288～1293）に源親という修行僧が蔵王権現（現在の西馬音内御嶽神社）を勧請し、境内で豊年を祈願する踊りが行われたとされています。さらに、関ヶ原の戦いで敗れ慶長6年（1601）に滅んだ西馬音内城主・小野寺一族を偲び、土着した臣下たちが宝泉寺（西馬音内寺町）の境内で行った亡者踊りが、いつの頃からかこの踊りに合流したと言われています。また、踊りの場所が現在の西馬音内本町通りに移ったのは、天明年間（1781～1789）頃だと伝えられています。

現代の西馬音内盆踊りはどのような歴史を持っているのでしょうか？

西馬音内盆踊りは、先祖供養や豊作祈願の思いに加え、日々の厳しい労働や生活から解放される「年に一度の盛大な娯楽」として、住民に長く親しまれてきました。昭和10年（1935）4月には、日本青年館主催の「第9回全国郷土舞踊民謡大会」に東北代表として出演する機会を得て、踊り手と囃子方が東京で公演するなど、当時としては画期的な取り組みが行われました。この際、当時の町長夫人・柴田サト（里子）さんを中心とする西馬音内の女性たちが中心的役割を果たし、伝統的な振り付けの再構成や衣装の統一、楽器の追加（三味線、鼓、鉦など）を行い、「見せるための踊り」としての形を確立しました。敗戦の影響で昭和20年に一度中止されましたが、翌年には戦没者慰めの思いから再開。昭和22年には「西馬音内盆踊保存会」が結成され、後進育成や全国公演を続けてきました。その後、昭和46年に「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に、昭和56年には盆踊りとして全国初の「国の重要無形民俗文化財」に指定され、現在では徳島の「阿波踊り」、岐阜の「郡上おどり」と並ぶ「日本三大盆踊り」の一つとして知られるまでになりました。

西馬音内盆踊りの振りは「音頭」と「がんけ」の2種類で構成されています。「音頭」は優雅で静かな抑揚のある踊りが特徴で、江戸時代の京都・大阪との経済的つながりから文化的影響を受けたと考えられています。振り付けは微妙に異なる1番と2番があり、交互に繰り返されるため初心者でも習いやすく、子供が最初に習う振りです。「がんけ」は「音頭」よりテンポが速く難易度が高く、名前の由来には「雁形」「勧化」「願生化生」など諸説があります。振り付けは2種類あり、特に2番の横回転の動きは「輪廻転生」を意味するとされ、「亡者踊り」と称される理由の一つです。

衣装は「端縫い(はぬい)衣装」と「藍染め(あいぞめ)浴衣」に大別されます。「端縫い」は4～5種類の絹布を左右対称にパッチワーク風に縫った女性専用の着物で、「接ぎ衣装」とも呼ばれます。古い絹布を使い図柄や配色にこだわって作られ、「踊りが上手になった」と認められて初めて着用が許される格式の高い衣装です。「藍染め」は男女兼用で、秋田県南部の伝統的な染技法を用いた手絞りの浴衣で、旧家以外の人々が主に着用する最もポピュラーな衣装です。また、被り物として「編笠」（半月型で前後が反った形、顔が見えないように着用）と「彦三頭巾」（目元に穴の開いた袋状の覆面、藍染と共に着用）が欠かせず、それぞれ独特の雰囲気を醸し出します。

（写真：羽後町）

お囃子は「寄せ太鼓」「音頭」「とり音頭」「がんけ」の4種類があります。「寄せ太鼓」は前奏として集合を呼びかける勇ましい演奏で、踊りの最後の締めにも使用されます。「音頭」は地口(じぐち)と共に演奏され、6小節のフレーズが繰り返されます。「とり音頭」は音頭の区切りから直接始まり、笛が主役の哀調と高揚感のあるメロディが特徴で、24小節を1フレーズとして展開されます。「がんけ」は甚句(じんく)が唄われる緩やかな演奏で、踊りの最後は必ずこれで締められ、終了間近にはテンポの緩急で会場を盛り上げます。楽器編成は笛、三味線、大太鼓、小太鼓、鼓（つづみ）、鉦（かね）などで、囃子方は特設の櫓の上に陣取り、浴衣に肩衣（太鼓打ちはたすき掛け）、鉢巻姿で演奏します。

1. 服装：

西馬音内盆踊りは観覧だけでなく、踊りに参加することも可能です。ただし、伝統やルールを尊重する必要があるので、以下の点をご確認ください。西馬音内盆踊りは先祖供養や豊作祈願の伝統行事で、衣装や振りに細かいルールがあります。理解した上であれば踊りに参加可能ですが、町内に衣装貸し出しサービスはありません。西馬音内盆踊りは先祖供養や豊作祈願の伝統行事で、衣装や振りに細かいルールがあります。理解した上であれば踊りに参加可能ですが、町内に衣装貸し出しサービスはありません。

2.マナー：

通りへの無断進入・横断、踊りの輪への侵入は厳禁。会場内は禁煙で、喫煙は指定場所でのみ可。写真撮影は可能ですが、フラッシュ使用、踊りの輪内での撮影、女性の編み笠の下からのぞき込むような撮影はマナー違反です。

3.流れ：

19:30頃、かがり火が灯って始まり、最初は子供たちが踊り（小さい子供は編み笠や彦三頭巾をかぶらず、親が付き添うことが多い）。21:00頃に休憩が入り、子供たちが帰宅。休憩後は大人の踊りが始まり、夜遅くなるほど幻想的な雰囲気に包まれます。21:00～22:00に団体客が次第に退場。終了近くには踊り手に参加記念の手ぬぐいが配られ、最後にみんなで櫓前に集まって万歳三唱で締めくくられます。

（写真：たびこふれ）

羽後町は秋田県南部に位置し、最寄り駅はJR湯沢駅（奥羽本線）、最寄りインターチェンジは湯沢IC（湯沢横手道路）です。湯沢市内からは羽後交通の路線バス（西馬音内線）が運行されています。

（写真：羽後町観光物産協会）

東京方面：

飛行機：羽田空港→秋田空港へ直行便で到着後、リムジンバスで秋田駅へ、JR奥羽本線（上り）で湯沢駅へ。

新幹線：「秋田新幹線こまち」で大曲駅へ、JR奥羽本線（上り）で湯沢駅へ；または「山形新幹線つばさ」で新庄駅へ、JR奥羽本線（下り）で湯沢駅へ。

自動車：東北自動車道北上JCT→秋田自動車道→横手IC→湯沢横手道路→湯沢IC降り、国道398号線を北上し15分。

仙台方面：

新幹線：仙台駅→「秋田新幹線こまち」で大曲駅へ、JR奥羽本線（上り）で湯沢駅へ。

高速バス：仙台駅東口発「グリーンライナー」で横手バスターミナルまたは湯沢駅前（一部便）へ。

自動車：東北自動車道北上JCT→秋田自動車道→横手IC→湯沢横手道路→湯沢IC降り、国道398号線を北上し15分。

北海道方面：

飛行機：新千歳空港→秋田空港へ直行便で到着後、リムジンバスで秋田駅へ、JR奥羽本線（上り）で湯沢駅へ。

新幹線：新函館北斗駅→「北海道新幹線はやぶさ」で盛岡駅へ、「秋田新幹線こまち」に乗り換え、大曲駅→JR奥羽本線（上り）で湯沢駅へ。

フェリー：苫小牧東港→「新日本海フェリー」で秋田港へ（約12時間）、秋田北ICまたは秋田中央IC→秋田自動車道→横手IC→湯沢横手道路→湯沢IC降り、国道398号線を北上し15分。

盆踊り期間中は、会場周辺（徒歩3～10分圏内）の町役場敷地内などに臨時駐車場を設けています。乗用車の場合は環境整備協力金として1台1,000円を負担する必要があり、料金支払い後は出入り自由ですが、満車の際は他の駐車場へ案内されます。駐車場は午後1時から使用可能ですが、20:00～21:00頃に満車になることが多いので早めの到着を推奨します。詳細は期間が近づいたらお問い合わせください。

観光バス（大型・中型・マイクロ）については、町総合体育館横に専用駐車場があり、事前に西馬音内盆踊り実行委員会事務局へ申し込む必要があります。詳細は公式サイトを参照ください。

（写真：秋田観光）
2025 年の西馬音内盆踊りは、木・金・土と週末に開催される「見やすい日取り」であることから、例年並みかそれ以上の混雑が予想されます。周辺宿泊施設の予約やバス団体用観覧席の申し込みが早い段階で満員になっていることからも、今年は多くの人が「今年こそ楽しみたい」と意気込んでいる様子がわかります。

♦日程別の混雑度（8月16日-18日）：

♦ 時間帯別の混雑度（19:30～22:30、18日は23:00まで）：

特に混雑が激しいのは21 時～22 時の時間帯です。この時間帯は「大人の部」のハイライトが始まり、熟練した踊り手たちによる「音頭」と「がんけ」の交互の踊りが行われるため、観客と踊り手が最も集中する時期となります。

人混みを避けるには、時間帯を選ぶのが最も効果的です。19 時 30 分～21 時頃は子供が中心の踊りが行われ、お囃子も「音頭」のみが繰り返されるため、相対的に混雑が少なく、初心者の方も踊りの輪に入りやすい環境です。

ルートとしては、会場の外周部を通るのが推奨されます。主に踊りが行われるエリアの内側は混雑しやすいため、少し離れた位置から観覧することで、スムーズに移動しながら楽しむことができます。また、21 時以降のピーク時間帯には、一時的に会場周辺の店舗や休憩所で待つのも手です。

最適な観覧位置は時間帯によって異なります。

注意事項としては、踊りの輪に無断で入ったり、通りを横断したりすることは厳禁です。また、観覧中は周囲の人に配慮し、無理に前に進まないようにすると良いでしょう。

1. 西馬音内盆踊り会館

西馬音内盆踊りの情景を再現した人形を始め、踊り手がまとう端縫い衣装や藍染めの衣装などが展示されています。館内にある大型スクリーンでは、西馬音内盆踊りの本番模様やその歴史を映像で観ることもできます。

毎月第 2 土曜日の 14 時（8 月のみ第 1 日曜日）からは、生のお囃子による実演（有料）も実施されています。

2. 羽後町歴史民俗資料館

羽後町の民俗行事や民俗芸能、地元の方々の生活や自然環境などを紹介する常設展示が設けられています。さらに、その時々の研究成果や注目されているテーマを取り上げた特別展示も定期的に開催されています。

この資料館は、羽後町に数多く存在する先土器時代から近世までの遺跡や文化財、さらには民俗や自然に関する資料を収集・保存し、有効に活用することを目的に設立されました。

3. 五輪坂アルカディア公園

グラウンドゴルフ、ターゲットバードゴルフ施設。健康増進や交流の場として、気軽にスポーツを楽しめるところです。

4. むかしがたり館（民話伝承館）

毎月第二土曜日には「羽後の昔語り」の定期口演が行われているほか、郷土芸能「野中吉田人形芝居」の定期公演も開催されています。また、ゴミ処理施設の余熱を利用した大浴場を併設しており、保養施設としても活用されています。

羽後町内の宿泊施設は数件しかなく、総収容人数は約200人と少ないため、盆踊り期間の予約は早い段階で埋まってしまいます。そのため、遠方からの来場者は隣接する湯沢市や横手市に宿泊することが多いですが、こちらも間近になると満室になる場合があるので早めの予約が必要です。

オススメの宿泊施設：

1. 湯沢市の「ホテルグランド湯沢」

湯沢グランドホテルは湯沢の中心部に位置し、一本杉スキー場まで徒歩5分、ガーラ湯沢へは2.6kmとアクセス抜群です。スキーを楽しんだ後は、温泉やカラオケ、ゲームコーナーなど充実の施設でリラックス。ホテルからゲレンデへの無料送迎も利用できます。

2. 横手市の「横手温泉」

横手のゆうゆうプラザ & ホテルプラザ迎賓館は、かまくら館や石坂洋次郎文学記念館まで車で 5 分かからない場所にあります。 この旅館は、横手城まで 2.3 km、秋田ふるさと村まで 3.3 km の場所にあります。

3. 由利本荘市の「ビジネスホテル グリーン」

旅先の様々な魅力を発見したいお客様に、ビジネスホテル　グリーンは最適です。ビジネスホテル　グリーンは、さいたまの現地の雰囲気を感じたいお客様にお勧めの施設です。

4. 湯けむりの宿　稲住温泉（共立リゾート）

秋の宮温泉郷に位置する「湯けむりの宿 稲住温泉」は、自然豊かな環境に囲まれた静かな温泉宿です。この宿は、訪れる人々に心地よい癒しの時間を提供することを目的としています。

5.クォードイン　ｙｏｋｏｔｅ

クォードイン yokoteは横手にあり、かまくら館や秋田ふるさと村まで車で 5 分かからずに行けます。 このホテルは、石坂洋次郎文学記念館まで 2.7 km、横手城まで 3 km の場所にあります。

会場周辺や近隣都市には地元の味を楽しめるレストランがあります。

1.れもん

その他料理を提供するこの店は、多種多様なメニューで訪れる人々の味覚を満足させることができます。

2.Fukurouno Mori （フクロウノモリ）

創作料理を得意とする店で、シェフのアイデアを凝らした独特の味わいを楽しめます。

3.長谷山

アジア料理を中心に提供するこの店では、さまざまなアジア各国の風味を味わうことができます。

4.あうん

日本食を扱う店で、伝統的な和食の旨みを忠実に再現したメニューが人気です。

5.太陽食堂

軽食を提供するこの店は、簡単な食事を手軽に楽しみたいときにぴったりです。