華清宮の完全ガイド｜チケット、見どころ、長恨歌ショーなど情報を紹介

中国・西安市郊外に佇む歴史名所「華清宮」。唐玄宗と楊貴妃のロマンスが息づくこの地では、美しい庭園と温泉文化、そして夜には湖上で繰り広げられる幻想的なショー《長恨歌》が訪れる人を魅了します。

この記事では、華清宮の見どころから《長恨歌》観劇の楽しみ方、グルメや周辺観光まで、現地での体験をもっと充実させるポイントをわかりやすくご紹介します。

華清宮とは

西安市郊外・驪山（りざん）のふもとに広がる「華清宮」は、古代中国の皇族たちが愛した温泉リゾート。西周時代から湯治地として知られ、唐代には皇帝・玄宗と楊貴妃の恋物語の舞台としても有名です。

唐玄宗はこの地に壮麗な離宮を築き、政務とともに保養の地としました。現在では、宮殿風の建築や、楊貴妃専用の温泉浴場跡などが保存・再現されており、当時の雅な世界を肌で感じることができます。

唐代様式の建物と美しい庭園が山の地形に沿って段階的に広がり、まるで歴史ドラマの世界に迷い込んだかのよう。温泉文化の源流や中国古代の宮廷文化に触れたい方には、ぜひ訪れてほしい名所です。石碑や彫刻など文化財も豊富で、歴史好きにはたまらないスポットです。

Trip.com限定の華清宮チケット

華清宮の大人チケットは、当日17:30まで購入可能＆発券はわずか2秒！ チケットの引き換え不要で、パスポートでの入場が可能です。使用前ならいつでも無料キャンセルOK＆未使用なら自動キャンセルにも対応しており、安心して利用できる観光チケットです。

※2025年4月現在

華清宮へのアクセス

歴史ロマンと温泉文化が息づく「華清宮」は、西安市内から日帰りで気軽に訪れることができる人気スポット。以下の3つの移動方法をご紹介します。

地下鉄でのアクセス

最も便利なのは地下鉄9号線（臨潼線）を利用する方法です。市内中心部の「鐘楼駅」から乗車し、「華清池駅」で下車。B出口を出て徒歩約5分で華清宮に到着します。所要時間は約40〜50分ほどで、渋滞の影響もないため、初めての方や時間を重視したい旅行者にぴったりです。

観光専用バスでのアクセス

西安駅や鐘楼広場周辺からは、華清宮・臨潼方面行きの観光専用バスが出ています。所要時間は約40分〜1時間で、片道の料金はおおよそ50元。バス車内では観光案内が流れることもあり、景色を楽しみながら移動したい方におすすめです。

タクシーや配車アプリでのアクセス

より快適に移動したい方は、タクシーや配車アプリ（DiDiなど）の利用も便利です。西安の中心部（鐘楼・回民街・西安駅など）からの所要時間は約40〜50分、料金は50〜70元程度が目安。荷物が多いときや時間に余裕を持って行動したいときに最適です。

華清宮のおすすめスポット4選

華清宮では、湯けむり立ちのぼる温泉、美しく広がる湖と庭園、そして背後にそびえる驪山の景色が調和し、まるで詩の世界に迷い込んだような感覚に包まれます。以下には、初めての方にもわかりやすい「見逃せない見どころ4選」をご紹介します。

御湯遺跡（貴妃湯・楊貴妃像）

華清宮を代表するロマンチックなスポットといえば、ここ。唐の皇帝・玄宗が愛した楊貴妃が、実際に湯浴みしていたと伝わる「貴妃湯」が今も静かに湧き続けています。石造りの湯船は気品があり、隣には美しい等身大の楊貴妃像も。歴史に想いを馳せながら記念撮影を楽しんでみてください。

九龍湖（きゅうりゅうこ）

華清宮の中心にある広々とした湖。水面には緑や建物が映り込み、まるで一枚の絵のようです。湖の中央には「九曲橋」、その先には九頭の龍が飾られた「九龍亭」があり、皇帝の象徴としての荘厳さを感じさせます。ゆっくり散策するだけで心が癒される、風景美あふれるエリアです。

芙蓉湖（ふようこ）

蓮の花が咲く季節には、湖全体がピンクと緑に染まり、幻想的な景観に包まれます。湖畔の東屋や展望台で一息つきながら、山の稜線と調和する景色をのんびりと楽しむ時間は格別。運が良ければ、小舟に乗って湖上からの風景も体験でき、より深く唐代の風雅に触れることができます。

望京門（ぼうけいもん）

北門にあたるこの展望スポットからは、華清宮全体と背後にそびえる驪山（りざん）が一望できます。天気のいい日は遠く西安の街並みまで見渡せることも。四季折々の自然美が広がるこの場所は、旅の最後に立ち寄りたい絶景スポットです。

華清宮のおすすめ観光ルート

見どころ満載の華清宮、どこからまわればいいの？と迷ってしまう方にぴったりなのが、このおすすめルート！

津陽門 → 碑林 → 御湯遺跡 → 九龍湖 → 芙蓉湖 → 望京門 → 老母殿

西安・華清宮で楽しむ幻想の舞台《長恨歌》観劇ガイド

中国・西安の「華清宮の九龍湖」で開催される《長恨歌》は、唐玄宗と楊貴妃の愛を描いた壮大な湖上ショー。白居易の名詩をもとに、光・音・ダンス・水・炎が融合する70分の幻想世界は“屋外オペラ”とも呼ばれ、初めての観劇でも感動間違いなし。

見どころポイント

• 湖と山を背景にした本格屋外演出：自然を舞台にした没入型パフォーマンス
• 130人以上のキャストと多層ステージ：水上で繰り広げられる大規模な舞台装置
• 名シーン揃いの11幕構成：春寒の華清池入浴、安史の乱、天上の再会など名場面満載

チケット情報＆購入方法

• 公演時間：約70分（19:30または20:10開演／季節により異なる）
• 発売期間：観劇日の10日前 9:30〜／前日23:59まで予約可
• 価格帯：299～988元（座席の位置によって料金が異なります）
• 入場方法：QRコード提示または窓口引換
• 会場：華清宮の九龍湖エリア（西安市臨潼区華清路38号）

華清宮周辺のおすすめグルメスポット3選

華清宮のまわりには、唐代風の華やかなレストランから、ふらっと立ち寄れる屋台グルメまで、旅行気分をぐっと盛り上げてくれる食の名所がずらり。今回は、徒歩で気軽にアクセスできるおすすめグルメスポットを3つ厳選してご紹介します。

1. 澄城崇斌 水盆羊肉（ちょうじょうすいぼんようにく）

臨潼エリアで地元民にも大人気の老舗羊肉料理店。看板メニューは「水盆羊肉」と呼ばれる熱々の羊肉スープで、スパイシーとノーマルの2種から選べます。特に寒い日には体の芯から温まる一品です。そのほか、ニンニク唐辛子で炒めた羊血や、パンとスープを組み合わせた「羊肉泡モー」など、ローカルな味わいを満喫できます。

📍華清宮から徒歩5分圏内／💰目安価格：約40元（約800円）／🕒営業時間：9:30〜21:00

2. 華清宮 御膳苑（ごぜんえん）

華清宮の園内にある高級感あふれるレストランで、唐代の宮廷料理をモチーフにした華やかなメニューが人気。名物は、見た目も楽しい「ひょうたん鶏」や「貴妃の手羽先」、そしてデザートの「貴妃笑」など。歴史ある空間で、優雅に食事を楽しみたい方におすすめ。夜のショー前に立ち寄るのも◎。

📍華清宮園内／💰中価格帯（コース・単品あり）／🕒営業時間：9:00〜20:30

3. 西大街夜市（にしだいがい よいち）

ローカルグルメを手軽に楽しみたいなら、華清宮から徒歩10分の「西大街夜市」へ。スモーク肉を挟んだ大餅（サンドパン）、スパイス香る炒め物入りの中華バーガー、キムチチャーハン、手作り蒸し餃子など、バラエティ豊かな屋台メニューが勢ぞろい。屋台の活気と地元の雰囲気に浸れる、お腹も心も満たされるスポットです。

📍徒歩10分圏内／💰1品10〜30元前後（約200〜600円）／🕒夕方〜深夜まで営業

ほかの西安観光スポット記事はこちら

• 西安の人気観光スポット12選！中国の古都とグルメを満喫
• 【西安城壁の観光ガイド】チケット・見どころ・自転車で巡る方法まで解説！
• 西安鐘楼の完全ガイド｜見どころや歴史、アクセス情報など徹底解説！

華清宮観光ならTrip.comがおすすめ

華清宮は、歴史ロマンと温泉文化、そして幻想的な《長恨歌》の舞台体験を一度に楽しめる特別なスポットです。西安観光のハイライトとして、訪れる価値は十分！アクセスも良く、美味しいグルメや感動のナイトショーも満喫できるので、旅行プランにぜひ加えてみてください。

Trip.comなら、華清宮の入場チケットや《長恨歌》の座席予約はもちろん、お得なホテルや航空券もまとめて手配できます。西安の旅をもっと快適＆充実させるために、今すぐチェックしてみましょう！

▼中国旅行ならTrip.com▼