
「上海って広すぎて、どこで何を食べればいいのか分からない…」そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか?
結論から言えば、初めてでも失敗しない食べ歩きコースは「豫園・田子坊・南京東路」の三本柱を軸に回るのが正解です。なぜなら、老舗レストランと屋台が歴史的な街並みにぎゅっと集まり、南翔小籠包や生煎包、蟹粉料理など上海らしい味がすべて徒歩圏内で完結するから。
本記事では、エリア別の必食リストと平均価格、注文のコツ、季節ごとのおすすめ、子連れ・ひとり旅の注意点までをコンパクトにまとめました。さあ、「歩けば歩くほど美味しい」上海グルメの迷宮へ出発しましょう!
上海で食べ歩きにおすすめのスポットTop1|豫園商城

王道スポットで上海名物を一気に制覇
上海グルメを語るなら外せないのが、明代の庭園「豫園」に隣接する豫園商城。歴史的建築を背景に、老舗料理店や屋台がぎっしり並びます。小籠包の元祖「南翔饅頭店」は特に有名で、18ものヒダを持つ薄皮に蟹粉と肉汁がたっぷり。蟹粉小籠は1籠約38元と本場の味が手頃に楽しめます。焼き小籠包(生煎包)なら大壺春が定番。底がカリッと香ばしく、朝食にもぴったりです。
関連記事:豫園(よえん)を丸ごと解説!上海屈指の人気スポットの基本情報からグルメまで
グルメ | 店名 | 平均価格 |
南翔小籠 | 南翔饅頭店 | 約38元/籠 |
生煎包 | 大壺春 | 約13元/人前 |
排骨年糕 | 鮮得来 | 約29元 |
蟹粉小籠 | 緑波廊 | 約38元/籠 |
上海で食べ歩きにおすすめのスポットTop2|田子坊

おしゃれカフェと屋台が交差する若者エリア
レンガ造りの石庫門住宅を改装したアートな街並みが魅力。狭い路地にはカフェや雑貨店がひしめき、SNS映えするグルメが満載です。カラフルな焼き菓子で人気の培麗烘焙や、レトロなカフェ小時光は必訪。伝統的な鮮肉月餅(肉入り月餅)は中秋節の時期に特に人気で、ほのかな甘みとジューシーな肉餡が絶妙です。
グルメ | 店名 | 平均価格 |
鮮肉月餅 | 沈大成 | 5〜10元/個 |
油墩子 | 屋台 | 約5元/個 |
菜飯 | 松月楼 | 15〜25元 |
コーヒー | 小時光カフェ | 30〜45元/杯 |
上海で食べ歩きにおすすめのスポットTop3|南京東路

夜景と一緒に楽しむ歩行者天国
百年以上の歴史を誇る上海最大の繁華街です。夜はネオンが輝き、買い物と食べ歩きを同時に満喫できます。真老大房の熏魚(燻製魚)や邵万生の醉蟹(酒漬け蟹)など、老舗の味を食べ歩きで堪能。蟹粉料理の名店蟹東來では、濃厚な蟹みそを使った蟹粉拌飯や蟹黄小籠包が人気です。
グルメ | 店名 | 平均価格 |
蟹粉拌飯 | 蟹東來 | 60〜80元 |
蟹黄小籠包 | 蟹東來 | 30〜40元/籠 |
熏魚 | 真老大房 | 20〜30元 |
醉蟹 | 邵万生 | 30〜50元 |
上海で食べ歩きにおすすめのスポットTop4|朱家角古鎮

水郷情緒あふれる古鎮でローカル小吃
地下鉄17号線で市内から約1時間。運河沿いに明清時代の建物が並ぶ朱家角古鎮は、まるで江南水郷に迷い込んだような雰囲気。名物の臭豆腐や豚足、粽子(ちまき)などB級グルメが驚くほどリーズナブルに味わえます。60元の景点聯票を買えば庭園や橋巡りも一度に楽しめ、観光と食べ歩きをセットで堪能できます。
グルメ | 場所 | 平均価格 |
臭豆腐 | 屋台 | 10〜15元 |
豚足 | 屋台 | 15〜25元 |
粽子 | 専門店 | 10〜20元 |
手こぎ舟体験 | 運河 | 80元/片道 |
上海で楽しむ食べ歩きの魅力

上海グルメが旅行者を惹きつける理由
上海グルメの魅力は、味・文化・アクセスの三拍子が揃っている点です。
- 小吃文化の多様性:豫園名物の南翔饅頭店の小籠包、寧波湯団店の湯圓、田子坊のローカルスイーツなど、手軽に楽しめる軽食が充実。
- 観光との相性:外灘や南京東路などの観光地に名店が集中し、ショッピングや歴史散策の合間に食べ歩きが可能。
- 進化する屋台:昔ながらの屋台に加え、清潔でSNS映えするモダンなストリートフード店も増加。
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小吃文化と多彩な調味料
上海料理は四大中華のひとつ。甘みと醤油のコクを活かした味付けが特徴で、老抽(濃口醤油)、鎮江香酢、紹興酒、豆板醤などが料理に奥行きを与えます。焼き小籠包や葱油餅、蟹黄面などは、これらの調味料を巧みに使った代表的な一品。屋台や第一食品商店では特産の調味料や個包装お菓子を購入でき、お土産にも最適です。
観光と食事が同時に楽しめる手軽さ
豫園商城では明代庭園の散策とともに点心を、南京路歩行街では買い物と小吃を一度に堪能できます。田子坊や新天地ではアート散策の合間にタピオカミルクティーやローカルスイーツを楽しむ人も多く、移動時間を気にせず「歩いて食べる」上海スタイルが旅行者に支持されています。


















上海での食べ歩きを快適にするコツ

支払い方法と注文のポイント
上海ではQRコード決済が主流。WeChat Pay(微信支付)やAlipay(支付宝)がほぼすべての屋台・レストランで利用可能です。
- 事前準備:日本発行のクレジットカードをAlipay国際版やWeChat Payに連携すれば、現地口座なしでも利用できます。
- 現金の目安:観光地外の小さな屋台では現金オンリーのケースもあるため、1日あたり50〜100元(約1,000〜2,000円)を小額紙幣で持っておくと安心。
- 注文のコツ:メニューに写真がない店では、隣の客の料理を指差して「これと同じで(這個 zhège)」と伝えるのが簡単。人気店は行列ができるため、朝食系なら午前10時前、ランチは正午前後を外すと待ち時間を短縮できます。
衛生対策と安全に食べ歩くための工夫
屋台グルメは魅力的ですが、衛生面には注意が必要です。
- 混雑時間を避ける:地元客で賑わう時間帯(昼12時〜13時、夜18時〜20時)は調理の回転が早く食材が新鮮です。ただし行列が苦手なら11時台や17時台などのオフピークを狙うと快適です。
- 必携アイテム:紙ナプキン、除菌シート、ウェットティッシュは必須です。路面店ではティッシュが有料のこともあるので、日本から持参すると安心。
- 水や氷に注意:屋台ドリンクはペットボトル封印のものを選び、氷入り飲料は避けるのが無難です。
効率的な回り方モデルコース(3時間プラン)
上海中心部の人気スポットを3時間で回れるモデルルートを紹介します。
豫園商城 → 南京東路歩行街 → 田子坊
豫園商城(約60分)
朝は南翔饅頭店で小籠包、生煎包を堪能。明代庭園の散策も合わせて楽しめます。
南京東路歩行街(約45分)
第一食品商店で調味料や月餅などのお土産を購入。老舗の葱油餅屋台もチェック。
田子坊(約60分)
アートな街並みを歩きながらタピオカミルクティーやローカルスイーツを食べ歩き。おしゃれなカフェで小休憩もおすすめ。
💡 移動のヒント
地下鉄2号線「南京東路駅」を基点にすると効率的。各エリア間は徒歩10〜15分で、時間を節約できます。
上海での食べ歩きに関するよくある質問

食べ歩きの予算はどれくらい?
1日あたり約80〜150元(約1,600〜3,000円)が目安です。小籠包は1籠15〜25元、生煎包セットは約10元前後、タピオカドリンクは15元ほど。南京東路など中心エリアはやや高めですが、日本と比べれば全体的に手頃な価格帯です。
季節ごとのおすすめメニューは?
はい。秋冬は上海蟹や蟹粉小籠包が旬で、濃厚な味わいを楽しめます。春は野菜たっぷりの湯圓(団子スープ)、夏は冷やし麺やフルーツ系スイーツが人気。旅行時期に合わせて旬の一品をチェックすると、より「上海らしい」味を体験できます。
一人旅でも食べ歩きしやすいエリアは?
田子坊や静安寺周辺はおしゃれなカフェや小規模レストランが多く、一人でも入りやすい雰囲気。南京東路や豫園の屋台もテイクアウト中心なので、気兼ねなく食べ歩きを楽しめます。
英語や日本語は通じる?
観光地のレストランや有名店では簡単な英語が通じることが多く、写真付きメニューも完備。屋台では言葉が通じない場合がありますが、スマホ翻訳アプリや指差し注文で十分対応できます。
子連れで食べ歩く際の注意点は?
子ども連れなら南京東路歩行街など歩行者天国エリアが安心。ベビーカーでも移動しやすく、トイレ付きのショッピングモールも多め。辛味の少ない点心や甘めの上海風スイーツ(豆花や芝麻団子)がおすすめです。
夜の食べ歩きにおすすめの場所は?
豫園のライトアップや外灘の夜景スポットは、雰囲気が格別です。夜市系なら雲南路や七浦路付近の屋台で串焼きや焼き小籠包を楽しめます。治安は比較的良好ですが、深夜0時以降は人通りの少ない裏道を避けるなど基本的な注意を忘れずに。
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