
はじめての上海旅行で必ず訪れたい人気観光スポットと言えば「豫園」。
豫園は上海中心部からもアクセスしやすく、庭園や食べ歩きを1度に楽しめることから、多くの観光客を魅了しています。
豫園の観光情報 | |
何ができる? | ・江南式庭園の散策 |
オン/オフシーズン | 4〜6月、9〜11月/7〜8月、12月~3月 |
場所 | 住所:中国上海市黄浦区豫园老街279号 |
料金 | オフシーズン 30元(約620円)、ピークシーズン 40元(約830円) |
この記事では豫園を訪れる計画を立ててる人のために、基本情報から人気のグルメやお土産、さらにチケットの買い方などを丸ごと解説します。
上海にある豫園(よえん)とは?

特徴
豫園は上海の中心部にある、伝統的な中国文化とショッピングが融合した観光地です。
明代から続く、美しい中国古典庭園では四季折々の風景を楽しめます。
さらに、伝統建築の商店街では上海名物の小籠包や地元グルメの食べ歩きも満喫できます。茶
器や中国茶、シルク製品、伝統工芸品などのお土産探しにもうってつけ。
約2平米の広大な敷地で、多彩な中国体験を1度に満喫できる上海観光のハイライトです。
歴史
豫園の歴史は400年以上前の明朝時代(1559年)に遡ります。
もともとは上海出身の高級官僚であった潘允端(はんいんたん)が両親のために造った庭園で、両親に安らぎを与えたいという息子の願いが込められています。
清朝時代には一般開放され、20世紀に入ると周辺に商店街が形成されていきました。
現在では上海を代表する観光地として、伝統的な江南庭園の美しさと歴史的価値を現代に伝えています。
アクセス
所要時間 | 料金 | |
地下鉄 | 約15分 | 約80~130円 |
タクシー | 約5分 | 約650~800円 |
バス | 約15分 | 約40円から |
豫園は上海の中心部の黄浦区に位置しており、観光客にとっては便利な立地です。
地下鉄、タクシー、バスでアクセスできますが、もっともおすすめなのは地下鉄。
最寄り駅は地下鉄10号線「豫園駅」で、駅から徒歩約3分です。
慣れない土地での地下鉄利用が不安な人や、子ども連れの人はタクシーも良いでしょう。
中心部からの料金は1,000円以下が目安で、約5分で移動できます。
バスの利用は上級者向けですが、節約派の人やローカル感を味わいたい人にとっての選択肢のひとつ。
また、上海で公共交通機関を使う場合は観光客向けのICカードやアリペイモバイルアプリのミニプログラムから支払えます。
上海の地下鉄の乗り方について関して詳しくみる! 記事:上海の地下鉄ガイド
営業時間
時間 | 庭園 9:00~16:30 |
休園日 | 庭園 毎週月曜日 |
豫園の営業時間は上記の通りですが、春節などの大型連休には営業日や時間が変更される場合があります。
また、庭園と商城エリアで営業時間が異なるため、訪問の際は注意しましょう。
豫園観光で見逃せない4つの見どころ
1.約400年の歴史を誇る美しい庭園

豫園を訪れたら外せないのが、明代に造られた歴史ある庭園。
広大な敷地内は大きく分けて6カ所のエリアに分かれており、建築や絶景ポイントなど40以上のスポットがあります。
その中でも庭園内で見逃せない4つのスポットをご紹介します。
・龍壁(りゅうへき)
龍壁とは、1一匹の龍が波打つような姿そのままに彫刻されて屋根となっている屏のこと。
本来描かれる龍は4本指が一般的ですが、龍壁の龍の指は3本指であり、格下の龍とされるという歴史的背景も興味深いポイントです。
・玉玲瓏(ぎょくれいろう)
高さ3.8mの太湖石が織りなす「石の芸術」で、豫園の鎮園の宝と呼ばれています。
72の穴を持つ奇岩に水をかけると、すべての穴から同時に水が流れ出すという不思議な現象が見られます。
・点春堂(てんしゅんどう)
点春堂は豫園内にある伝統的な芝居小屋で、古き良き上海文化が感じられる人気スポット。
赤い柱と金色の装飾が施された美しい建物内では、毎日11時と15時に京劇の無料パフォーマンスが行われているので必見です。
庭園の風景とともに、中国伝統芸能と歴史の世界を気軽に体験でき、写真映えする空間で、文化と美を同時に楽しめます。
・万花楼(まんかろう)
明代の花神閣だった万花楼に登ると、全体の庭園を一望できます。
特に夕方にかけては、雰囲気のある写真撮影ができるので、写真好きにはたまりません。
2.絶品グルメや食べ歩き

豫園商城では、数多くの上海グルメに出会うことができます。
伝統的な小籠包から上海料理、中国茶まで、本格的な味を手軽に楽しめます。
さらに、手軽に楽しめるフードコートや屋台も充実しているので、食べ歩きも満喫できますよ。
豫園商城で食べたい人気グルメはこちら。
・「南翔饅頭店」の小籠包
「南翔饅頭店」は言わずと知れた上海の小籠包専門店で、創業100年以上の老舗として知られています。
その本店がここ豫園商城にある店舗で、上海でいちばん有名なレストランと言ってもいいほどで、連日大行列ができている人気店です。
看板メニューの小籠包は、一口噛むと溢れ出す熱々のスープと、薄い皮に包まれた肉餡の絶妙なバランスは、まさに職人技。
上海小籠包の頂点に君臨する名店の味をお見逃しなく。
・「緑波廊酒楼」の上海料理
1979年創業の上海料理の高級レストラン「緑波廊酒楼」は、クリントン元アメリカ大統領やエリザベス女王など、世界各国の要人も訪れた有名店。
上海蟹や、フカヒレなどの上質な料理のほか、豚の煮こごりを封じ込めた小籠包などの上海の点心を味わえます。
高級店だけあって、他の店舗と比較すると空いていることが多いので、ゆったりと食事を楽しみたい人にもおすすめです。
・「湖心亭」の中国茶
「湖心亭」は豫園の入口、大門前の池の上に建つ140年の歴史を誇る上海最古の茶館 。
伝統的な中国茶を味わいながら豫園の美しい景色を眺める体験は、まさに上海観光の思い出となることでしょう。
様々な種類の中国茶とお茶菓子が楽しめ、観光の疲れも癒やすことができます。
3.ライトアップ

豫園商城に並ぶ伝統的な中国建築は、夜には黄金色のライトに照らされ、まるで映画の世界に迷い込んでしまったような雰囲気に包まれます。
ライトアップの時間帯は、通常19時~21時頃で、日が落ちてくると徐々に提灯が灯ります。
ライトアップ時の写真撮影におすすめのスポットは「湖心亭」 で、池に浮かび上がる中国建築は非常に幻想的です。
4.お土産探し

豫園商城の中にはたくさんのお土産屋さんがあり、中国茶やハンコ、パンダグッズやチャイナドレスなど、中国の特色のある商品が手に入ります。
バラマキ土産から高級品まで幅広く購入できるので、友人や家族へのお土産探しに最適です。
・中国茶
豫園老街にあるおしゃれな中国茶葉店では、手軽に飲めるフルーツティーから、菊茶、苦丁茶、本格的なプーアール茶まで揃い、中国伝統の茶葉とおしゃれなパッケージの組み合わせが若者にも人気。
茶器とセットで購入すれば、本格的な中国茶体験をお土産として贈ることができます。
店舗によっては試飲もできるので、好みの味を見つけてみてくださいね。
・シルク製品
チャイナドレスをはじめ、スカーフ、ポーチ、テーブルクロスなど様々なシルク製品が豫園商城内の複数店舗で購入できます。
チャイナドレスは200~800元(約4,000~170,000円)、シルクスカーフは80~300元(約1,700~6,000円)程度が相場で、品質や装飾によって価格が大きく異なります。
本物のシルクは光沢が美しく、肌触りも抜群で、特別な人への贈り物として人気が高い上海らしいお土産です。
・パンダグッズ
豫園商城内の様々な雑貨店で購入できる定番の中国土産です。
ぬいぐるみ、キーホルダー、マグカップ、文具など種類豊富で、小さなキーホルダーなら10~30元(約200~600円)、ぬいぐるみなら50~150元(約400~3,000円)程度が相場です。
愛らしいパンダは日本でも人気が高く、老若男女問わず喜ばれるお土産です。
豫園の入場にはチケットが必須

料金
オフシーズン | 30元(約620円) |
ピークシーズン | 40元(約830円) |
豫園のチケットはオフシーズンとピークシーズンで料金が異なります。そのため、訪問の際は注意しましょう。なお、6歳未満の子どもは無料です。
購入方法
豫園のチケット購入方法は
・現地購入
・オンライン購入
の主に2つあります。
現地購入の場合、豫園の南門と北門でチケットを購入ができます。パスポートを提示し、パスポートとチケットのQRコードで入園しましょう。
なお、混雑時は待ち時間が発生する場合があります。
オンライン購入の場合、ツアー・旅行会社などで電子チケットを事前購入できます。
チケットはほとんどの場合即入場OK&引き換え不要なので、現地での待ち時間を大幅に短縮できます。
Trip.comなら簡単にチケット購入できる
上海豫園のチケットを事前に購入するならTrip.comが便利です。チケットは当日購入OKで平均1秒で発券、さらに引き換え不要。電子チケットと身分証でスムーズに入場できます。
入場時間は9:00~12:30、または12:30~16:00と2パターンに分かれています(予約時に要確認)。
チケットは通常チケットに加え、ガイドツアーなどのオプションが付いたチケットなど、多彩な種類をご用意しているので、ぜひチェックしてくださいね。
豫園観光の所要時間は?

庭園だけなら1~2時間でも楽しめる
豫園の庭園のみであれば1~2時間で十分に楽しむことができます。
そのため限られた滞在時間で効率的に観光したい人でも、江南古典庭園の美しさをぞんぶんに味わうことができます。
各景区を順番に回りながら、中国伝統建築と自然の調和を存分に堪能しましょう。
商城も合わせるなら半日見ておきたい
庭園と商城の両方を楽しむなら半日(3~4時間)は確保しておきたいところです。
豫園商城は賑やかで、食べ歩きしたり、お土産物屋さんを覗いたり、趣のある建物を見ながら雰囲気を楽しめます。
小籠包で有名な南翔饅頭店でのグルメ、湖心亭での中国茶体験、お土産選びなど、多彩な体験を含めると時間はあっという間に過ぎてしまいます。
混雑回避するなら朝9時がおすすめ
ゆっくりと散策するなら、まだ人の少ない開園時間から、午前中の早い時間に訪れましょう。
昼前〜昼過ぎ(11:00〜14:00):観光バスの団体客が一気に到着し、混雑が始まる傾向があります。
また、夜の豫園観光も日中ほどの混雑はなく、ゆったりと歩けます。
豫園観光におすすめのシーズン

4月~5月・9月~10月がおすすめ!
豫園を訪れるのに最適な時期は、春(4月~5月)または秋(9月~10月)です。天候が良く、庭園が特に美しくなります。
また、上海の厳しい夏の暑さや冬の寒さを避けられるため、庭園散策やグルメ探索を存分に楽しむことができます。
撮影スポットでも人混みを気にすることなく、美しい写真を撮影することができます。
1月~2月・5月・10月は混雑するので要注意
国慶節連休、労働節、春節などの中国の大型連休が重なる時期は、大混雑必至。
特に旧正月の春節には地元上海の人や観光客で大いに賑わいます。
これらの時期は豫園だけでなく、周辺の宿泊料金も高騰し、レストランでの待ち時間も長くなるため、混雑を避けたい方は別の時期を選ぶことをおすすめします。
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豫園観光で気を付けたいこと

客引きに注意
豫園周辺は観光客が多いため、客引きや声かけには注意が必要です。
特に商城エリアでは、商品を強引に勧めたり、法外な値段を請求するケースも少なくありません。
興味のない商品については毅然とした態度で断り、購入時は必ず値段を事前に確認することが大切です。
三脚や自撮り棒は禁止の場合も
豫園庭園内では三脚や自撮り棒の使用が禁止されている場所があるため、事前に確認してから使用しましょう。
混雑時は他の観光客の迷惑にならないよう配慮が必要です。
トイレについて
中国の公共トイレは紙が備え付けられていない場合が多いため、ポケットティッシュの持参は必須です。
豫園エリアのトイレも同様で、特に観光シーズンは品切れになることがあります。水に溶けるタイプのティッシュを持参し、使用後は適切に処理してください。
清潔度にも個人差があるため、除菌ウェットティッシュも持参すると安心です。
支払いはアプリが便利
現在、モバイル決済は中国で最も一般的な支払い方法となっており、アリペイ(支付宝/Alipay)、ウィーチャットペイ(微信支付/WeChat Pay) の利用が便利です。
店舗によっては現金を出してもお釣りの準備が無い場合もあるので、現金、カード、アプリなど複数の支払いの選択肢を準備しておくと良いでしょう。
豫園を実際に観光した人の口コミ

Winter14> 素敵な場所です。Trip.comでチケットを簡単に入手できます。QRコードを使って入場できます。美しい景色と写真を撮るのに最適な場所です。
匿名ユーザー> 中国の昔の風景を楽しむことができました。周りにはお土産を購入するお店もたくさんあるのでオススメです!
ぴょんぴょん丸> 綺麗で整えられた庭園でした🌺🌺私は午前中に行きましたが、人は多かったです。しかし、庭園の中はとても広いので、人気のあまりない場所もありましたし、各々映えるスポットを見つけて写真撮影会を行なえていた感じでした。
匿名ユーザー> とても美しい庭園です。休日だったので混雑していた。トリップドットコムのクーポン(QR)をかざすだけで入場できた。便利である。
yuta-lovetravel> 最初はコスパをすごく気にしながら行きましたが、結論行く価値ありです。 どこの国でもみられないような独特の建築物や庭園に圧倒されます。 休日は人が多いので注意ですが、本当に素敵な場所でした。
豫園と併せて観光したい上海の人気スポット
1.外灘(ワイタン)

豫園から徒歩圏内にある外灘は、上海を代表する観光名所のひとつ。
黄浦江の西岸に沿って伸びるこのエリアは、かつての租界時代の欧風建築がずらりと並び、東側には陆家嘴の近未来的な高層ビル群がそびえる、過去と未来が交差する風景を楽しめます。
昼間は川沿いをゆっくり散策しながら歴史ある建物を眺め、夜にはライトアップされた摩天楼と水面に映る夜景がロマンチックな雰囲気を演出します。
2.田子坊(ティエンヅーファン)

田子坊は、古い石庫門建築を活用したアートとグルメの街です。ノスタルジックな上海の面影を残す田子坊には、インスタ映えスポットがいっぱい!
狭い路地に個性的なカフェ、雑貨店、アート工房が軒を連ねています。
3.南京東路(ナンジンドンル)

上海を代表するショッピングストリートで、全長約1.2kmの歩行者天国には老舗デパートから最新ブランド店まで軒を連ね、上海の商業文化を体感できます。
豫園から地下鉄で約20分、外灘からは徒歩圏内という立地の良さで、買い物と食事を楽しめる上海観光には欠かせないスポットです。
おすすめのモデルコース例 9:00 豫園観光スタート(庭園散策+小籠包朝食) 11:30 田子坊へ移動(徒歩+地下鉄約30分) 12:00~14:00 田子坊散策+ランチ 14:30 外灘へ移動(地下鉄約20分) 15:00~17:00 外灘散策+黄浦江沿い散策 17:30 南京東路へ移動(徒歩約10分) 18:00~20:00 南京東路でショッピング+ディナー 20:30 外灘夜景鑑賞で締めくくり
豫園に関するよくある質問
治安はどう?女性1人でも大丈夫?
女性1人でも比較的安心して観光できます。貴重品の管理を徹底し、親切すぎる声かけには注意すれば大きな問題はありません。子供連れでもOK?
豫園は子供連れでも十分楽しめる観光スポットです。庭園内は平坦な石畳が多く、ベビーカーでの移動も可能です。商城エリアでは小籠包などの食べ歩きグルメがあり、子供も喜びます。ただし、人混みが多いため迷子に注意が必要です。Wi-fiはある?
豫園商城エリアの主要なレストランやカフェ、一部のお土産店では無料Wi-Fiが提供されています。ただし、庭園内では Wi-Fi環境が限られているため、事前に中国で使用可能なインターネット通信環境を準備しておくのがおすすめです。日本語は通じる?
豫園では基本的に日本語は通じません。一部のスタッフが英語を話せる程度です。スマートフォンの翻訳アプリを活用しましょう。
豫園観光をするならTrip.comがおすすめ!

400年の歴史を誇る豫園では、伝統的な江南庭園の美しさと活気ある商城でのグルメやお土産探しを一挙に楽しめます。
庭園散策をはじめ、小籠包の名店から中国茶体験、夜のライトアップまで、多彩な魅力が詰まっています。
豫園に行くなら、事前のオンライン予約で待ち時間を短縮し、早朝の混雑回避がポイント。
Trip.comなら即入場可能な電子チケットで、スムーズな豫園観光が実現。
さらに上海行きのお得な航空券やホテルなどさまざまなアイテムをご用意しているので、ぜひチェックしてくださいね。


