
海外旅行で日本のスマートフォンを快適に使用するには、適切な設定が不可欠です。海外でもスムーズにアクセスできるよう、出発前にこれらの設定を確認しておきましょう。旅先での携帯電話の使用を心配なく楽しむための準備が必要です。
この記事では、海外で日本のスマートフォン・携帯を使えるようにする5つの設定方法を解説します。あなたの旅のスタイルに合わせた最適な選択肢が、きっと見つかりますよ!
海外で日本のスマートフォンを使えるようにする方法
| メリット | デメリット | |
| eSIM | 物理的なSIMの交換が不要 値段が安い | すべての国で対応していない 対応端末が限定される |
| SIMカード | 安定した通信が期待できる 長期滞在なら経済的 | SIMロック解除が必要 挿入や設定に手間がかかる |
| レンタルWi-Fi | 複数端末で共有可能 追加デバイスでの設定が簡単 | バッテリー管理が必要 貸出・返却の手間がかかる |
| 現地のフリーWi-Fi | 費用が無料 特別な準備は不要 | セキュリティリスクが高い 利用可能な場所が限られる |
| パケット定額サービス | 設定変更が不要 多くの国と地域で利用できる | 比較的高コスト 長期滞在では割高になる可能性がある |
海外でスマートフォンを使う5つの方法
1.eSIM

海外旅行用のインターネット通信として、近年多くの人に選ばれている方法がeSIMです。eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味です。従来の物理的なSIMカードと異なり、内部に組み込まれている電子的なSIMを指します。
従来のSIMカードは物理的に挿入する必要がありましたが、eSIMはそのような手間は一切ありません。QRコードをダウンロードするだけで、海外で自由にインターネットに接続できる優れモノ。海外旅行に欠かせない「新常識アイテム」となっています。
| メリット | デメリット |
| 物理的なSIM不要 複数プラン管理可能 値段が安い | 設定がやや複雑 対応端末が限定される すべての国で対応していない |
2.SIMカード

SIMカードは、海外でSIMカードを購入してスマートフォンで使用する方法です。多くの国の空港や携帯ショップで購入可能。現地の通信網をそのまま利用できるため、安定した通信が期待できます。
長期滞在の場合はコスト面で有利になることが多い点もメリットのひとつ。ただし、端末がSIMロックされていないことが条件で、挿入作業や設定に手間がかかります。
| メリット | デメリット |
| 安定した通信が期待できる 長期滞在なら経済的 現地のインターネットを直接利用 | SIMロック解除が必要 挿入や設定に手間がかかる 対応端末が限定される |
3.レンタルWi-Fi

持ち運びできるレンタルWi-Fiも根強い人気です、空港などで受け取って使用するポータブルWi-Fiルーターで、1台で複数の端末を接続できるのでグループ旅行に最適。SIMの差し替えなどの手間がなく、すぐに使用開始できます。
ただし、デバイスの追加持ち運びが必要で、バッテリー管理にも注意が必要です。また、利用可能なデータ量に制限がある場合が多いです。
| メリット | デメリット |
| 複数端末で共有可能 追加デバイスでの設定が簡単 すぐに使用できる | バッテリー管理が必要 データ量に制限あり 貸出・返却の手間がかかる |
4.現地のフリーWi-Fiを使う

多くの観光地、カフェ、ホテル、空港などで提供されている無料のWi-Fiサービスを利用する方法もあります。特別な準備や費用がかからず、スマートフォンの設定を変更するだけで利用できる手軽さが魅力。
ただし、セキュリティリスクが高く、個人情報の漏洩や不正アクセスの危険性があります。また、接続が不安定だったり速度が遅かったりすることがあります。利用可能な場所が限られるため、常時接続が必要な場合には不向きです。
| メリット | デメリット |
| 費用が無料 特別な準備は不要 簡単に利用できる | セキュリティリスクが高い 利用可能な場所が限られる 接続が不安定なことがある |
5.海外パケット定額サービスに加入する

日本の携帯電話会社が提供する海外でのデータ通信サービスに事前に加入する方法もあります。いまお持ちの電話番号をそのまま使え、渡航先での設定変更も不要。便利で手軽です。多くの国と地域をカバーしており、安定した通信が期待できます。
ただし、国内の通信料金と比べると割高になることが多く、長期滞在の場合はコストが高くなる可能性があります。また、一日あたりの通信量に制限がある場合もあるので、利用条件をよく確認してください。
| メリット | デメリット |
| 電話番号がそのまま使える 設定変更が不要 多くの国と地域で利用できる | 比較的高コスト 長期滞在では割高になる可能性がある 通信量に制限がある場合がある |
【絶対NG】データローミングの高額請求について

データローミングとは、海外で自国の携帯電話会社の回線を利用してインターネットに接続するサービスのことです。便利ですが高額請求のリスクがあるため、おすすめできません。気づかないうちにアプリが自動更新されたりメールを受信したりすることで、大量のデータを消費する可能性があります。
結果、帰国後に数十万円という驚異的な請求書を受け取ることも珍しくありません。これは「ビル・ショック」と呼ばれ、旅の思い出を台無しにすることも。安全に海外でネットを使うにはデータローミングを「オフ」にし、Wi-Fiや現地SIMカードを利用するなど別の方法を検討することをおすすめします。
海外で日本のスマートフォンを使うならeSIM

1.選ばれている理由
eSIMが選ばれる理由は、なんといっても手続きの簡便さが挙げられます。出発前にオンラインで設定できるため、到着後すぐにネットワークに接続。また、複数国を訪れる場合も、その都度SIMカードを交換する必要がなく、アプリ上で簡単に切り替えられます。
セキュリティ面でも優れており、SIMカードの紛失や盗難のリスクがありません。コスト面でも従来のローミングサービスより割安なプランが多く、データ通信量も選択可能で、旅行者のニーズに合わせやすいのも特徴です。
2.eSIMの料金
eSIMは使う地域や日数、データ容量によって料金が異なります。以下、世界中で繋がるTrip.comのeSIM料金をまとめましたので、ぜひご覧ください。
| 地域 | eSIM料金 |
| 韓国 | 3日プラン(Unlimited):1,385円 |
| 3日プラン(1GB/日):683円 | |
| 中国・香港・マカオ | 3日プラン(国によって上限あり):919円 |
| 5日プラン(国によって上限あり):1,435円 | |
| タイ | 8日プラン(15GB): 769円 |
| 東南アジア | 3日プラン(2GB/日):675円 |
| 7日プラン(2GB/日): 1,417円 | |
| アメリカ・カナダ・ハワイ | 10日プラン(Unlimited):1,749円 |
| 10日プラン(7GB/10日):1,635円 | |
| グアム・サイパン | 3日プラン(1GB/日):1,609円 |
| 3日プラン(3GB/日):2,639円 | |
| 欧州42カ国 | ヨーロッパ5日プラン(Unlimited):675円 |
| ヨーロッパ10日プラン(Unlimited):1,165円 | |
| オーストラリア・ニュージーランド | オーストラリア5日プラン(Unlimited):895円 |
| オーストラリア10日プラン(Unlimited):1,485円 | |
| 147の国と地域 | 5日プラン(Unlimited):2,285円 |
| 10日プラン(Unlimited):4,565円 | |
| 日本 | 3日プラン(Unlimited):489円 |
| 7日プラン(Unlimited):899円 |
※2024年8月現在
3.eSIMを使うときの注意点
eSIMを利用するには、eSIMに対応したスマートフォンやタブレットが必要です。新しい機種はeSIMに対応してきていますが、古いモデルや一部の中・低価格帯の端末ではeSIMの利用ができません。
これにより、現在お持ちの端末でeSIMが利用できるかどうかを確認する手間が発生します。eSIMを利用するために新しい端末を購入する必要があるなら、それに伴うコストも考慮する必要があるでしょう。
4.eSIMを使った口コミ
今までは、eSIMをAmazonで買っていました。今回、安さに惹かれて購入してみました。安すぎて、ちゃんと使えるか心配でしたが、全く問題なく使用できました。次回も購入したいと思います。
値段が安いので不安でしたが、韓国で何の問題もなく使えました!電波は日本と同じくらいの速さで何も不自由がありませんでした!
eSIM初めて使いました。台湾4日間。日本で購入、設定、パスポートを片手に登録。ちゃんと使えるか恐る恐るでしたが台湾に到着して設定で切り替えて、問題なく使えました。特に支障はなかったです。
もともとSIMフリー使用しているので設定は簡単でしたが、設定の動画や説明が自分のと少し違うところがあり不安になりましたが、問題なく使用できました。時間もお金も短縮できたので次回からも使用します。
海外からスマートフォンで日本に連絡をかける方法

日本の国番号は「81」
日本の国番号は「81」です。以下に、スマートフォンから連絡する手順を説明します。
スマートフォンから連絡する手順
外からスマートフォンで日本に電話をかける方法は、まず「+」(プラスマーク)を入力します。スマートフォンで「0」を長押しすると「+」が表示されます。次に、日本の国番号「81」を入力します。その後、相手の電話番号を入力しますが、最初の「0」は省きます。
- 03-1234-5678→3-1234-5678と入力
- 090-1234-5678→90-1234-5678と入力
この方法で、海外から日本のどの電話番号にも連絡できます。ただし、国際電話料金がかかるので注意しましょう。Wi-Fiが使える場合は、LINEやWhatsAppなどの無料通話アプリを使うのもよい方法です。また、日本との時差も忘れずに確認してください。
海外で日本のスマートフォンを使うときのよくある質問

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海外でそのまま日本のスマートフォンは使えますか?
使えますが、高額な料金がかかる可能性があります。データローミングをオフにすることをおすすめします。
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Wi-Fiだけを使う場合、何か設定が必要ですか?
特別な設定は必要ありません。データローミングをオフにし、Wi-Fiをオンにするだけです。
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海外で日本の電話番号にかけるときは、どうすればいいですか?
「+81」を付け、最初の0を省いてダイヤルします。例:090-1234-5678なら「+8190-1234-5678」
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アプリの自動更新で高額請求されることはありますか?
データローミングがオンの状態だと可能性があります。Wi-Fi接続時以外はデータ通信をオフにしておくと安心です。
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海外でスマートフォンを使うならeSIMがおすすめ!

海外旅行では、スマートフォンの利用はますます重要になっています。その中で注目を集めているのはeSIM。物理的なSIMカードが不要で、デジタルで簡単に通信サービスを切り替えられる便利な技術です。紛失や破損のリスクがなく、スマートフォンのSIMスロットを他の用途に使えるメリットもいいですよね。
海外旅行でeSIMを利用する際は、Trip.comのeSIMがおすすめ。多くの国に対応し、手軽に利用できる信頼性の高いサービスを提供していますよ。使った経験が無い方は、ぜひこの機会にご利用ください!
