ボホール島のSimply Butterflies Conservation Center周辺にあるホテル

ボホール（フィリピン） の天気（気候）＆旅行シーズン

ボホール（フィリピン）は、フィリピン中部にあるビサヤ諸島を構成する島の1つです。フィリピンで10番目に大きな島で、手つかずの自然が多く残っています。セブ島からフェリーで2時間ほどの場所にあり、バカンスにぴったりのリゾートアイランドです。

ボホールは熱帯モンスーン気候に属し、1年を通して気温・湿度が高い点が特徴です。年間平均気温は約27℃で、常夏の島として知られています。6月〜11月は雨季にあたりますが、ボホールはほとんど雨の影響を受けません。ごく稀にスコールが降ることもありますが、短時間で降り止みます。乾季は12月〜5月となり、この間は非常に安定した気候が続きます。観光のベストシーズンは12月〜4月頃と言えるでしょう。

ボホールは4月〜5月にかけて最も暑い時期を迎え、1日の最高気温は33℃ほどになります。汗もかきやすい湿度のため、この時期の服装はタンクトップに短パン、足元はサンダルなどが良いでしょう。ただし、ボホール島に向かうフェリーやホテルなど、屋内はクーラーが強く効いています。冷房対策として、カーディガンやジャケットなどを持って行くことをおすすめします。また日差しも非常に強いため、日焼け対策および熱中症対策も必須です。雨季にあたる6月〜11月に行くのであれば、スコール対策として折り畳み傘や雨ガッパなどを持って行くとよいでしょう。

ボホール（フィリピン）の空港

ボホール島に隣接するパングラオ島に「ボホール-パングラオ国際空港」があります。日本からの直行便は今のところ就航していないため、首都マニラもしくはセブ島を経由して行きます。

ボホール-パングラオ国際空港は2018年に開業した新しい空港です。以前はボホール島に空港がありましたが、観光活発化のためボホール-パングラオ国際空港に機能が移転されました。環境に配慮されたエコ空港としても知られ、屋根のソーラーパネルがターミナルビルで使用する電力の3分の1をまかなっています。空港からボホールの中心部であるタグビラランまで移動する場合は、タクシーまたはバスを利用します。

タクシーを利用する場合、所要時間は約40分です。空港で申し込める定額タクシーを利用すれば料金は約300ペソ（約630円）です。

空港とタグビラランを往復するエアポートバスを利用する方法もあります。所要時間は約15分、料金は大人50ペソ（約106円）、子ども40ペソ（約85円）です。日本のように時刻表はなく、座席が埋まれば出発します。安く移動したい場合はエアポートバスでの移動がおすすめです。

ボホール（フィリピン）の交通

ボホールは大きい島ですが、観光スポットは南部に集中しています。それぞれの移動距離は車で10分〜15分程度なので、ドライバー付きのバンを利用するのがおすすめです。ボホールの港に着くと、バンのドライバーたちが声をかけてきます。セダンから10人乗りハイエースまで様々なバンがあるため、人数に合わせて選びましょう。バン1台を１日貸し切る場合の相場は2,500ペソ〜3,500ペソ（約5,300円〜7,400円）ほどです。いくつかのドライバーに掛け合い、適切な料金のバンを選ぶようにしましょう。バンを利用すれば、島内を効率よく回ることができます。

その他の移動手段としてレンタルバイクなどもありますが、観光客による事故が多発しています。安全に旅行を楽しむためにも、レンタルバイクの利用はできるだけ避けた方が良いでしょう。

ボホール（フィリピン）へのアクセス

日本国内の空港からボホール-パングラオ国際空港への直行便は無いため、首都マニラまたはセブ島を経由してボホールに行くことになります。マニラ経由の場合は飛行機を乗り継ぎ、セブ島を経由する場合はフェリーを利用します。

東京から行く場合は、羽田空港と成田空港ともマニラのニノイ・アキノ国際空港への直行便が出ています。羽田-ニノイ・アキノ間は日本航空、全日空、フィリピン航空の3社が直行便を運航しています。成田-ニノイ・アキノ間は日本航空、全日空、フィリピン航空、デルタ航空、さらにLCCのジェットスター・ジャパン、セブパシフィック航空が直行便を運航しています。所要時間は4時間35分〜5時間で、往復24,750円〜です。一方でセブ島への直行便が出ているのは成田空港のみであり、フィリピン航空およびLCCのセブパシフィック航空が運航しています。所要時間は5時間〜5時間35分で、往復27,980円〜です。

大阪（関西国際空港）から行く場合、関西-ニノイ・アキノ間はフィリピン航空、さらにLCCのジェットスター・ジャパン、ジェットスター・アジア、フィリピン・エアアジア、セブパシフィック航空が直行便を運航しています。所要時間は4時間5分〜4時間15分で、往復24,750円円〜です。また、フィリピン航空がセブ島への直行便を運航しています。所要時間は4時間25分で、往復13,480円〜です。

ニノイ・アキノ空港からボホールに行く場合、ボホール-パングラオ国際空港の飛行機に乗り継ぎます。ニノイ・アキノ-パングラオ間の所要時間は約1時間15分で、往復20,900円〜です。セブ島からボホールに行く場合は、フェリーに乗ります。フェリーはセブ港から出ているので、まずはタクシーで港に移動しましょう。セブ港に到着したら、屋外にあるチケット売り場でフェリーのチケットを購入します。ボホールの港はトゥビゴンとタグビラランの2種類があり、セブ島からの所要時間はそれぞれ1時間、2時間です。料金は船の速さや座席の種類によって変わりますが、セブ-トゥビゴンが約100～200ペソ（約212円〜425円）、セブ-タグビラランが約150～800ペソ（約318円〜1,700円）です。タグビララン行きの方が就航会社や本数が圧倒的に多く、港周辺も栄えていて、主要なホテルや市街地も近くにあります。

ボホール（フィリピン）の物価

通貨単位はフィリピン・ペソ（PHP）、補助通貨はセンタボ（￠）です。為替レートは1ペソ2.09円です（2020年3月19日現在）。

フィリピンの物価は全体的に日本よりも安く、日本の3分の1程度といわれています。物価は都市によって変動しますが、ミネラルウォーター1本の値段は約41円、ハンバーガー1個の値段は約208円、タクシーの初乗り料金は約83円です。ボホールはフィリピンの中でも物価が安いため、交通費や食事代はそれほどかかりません。ただし外食に関しては、観光客向けのレストランは値段が高い傾向にあります。ローカルなレストランや屋台は非常に安いため、外食はバランスよく楽しみましょう。このほか、スパやマッサージなども格安で受けられます。

ボホール（フィリピン）のホテルの相場

ボホールのホテルは立地やホテルのクラス、泊まる時期によって料金が変わります。市内にあるホテルの料金相場は、1部屋1泊22,700円から38,000円程度です。ボホール観光のベストシーズンといわれる12月〜4月頃の相場は、3つ星以上のホテルで25,700円～26,400円です。人気エリアであるパングラオ島周辺の相場は、1泊1部屋2,160円～23,600円です。

ホテルランクごとの相場

ボホール（フィリピン）のホテル事情

ボホール（フィリピン）の治安は？

フィリピンの中でも、首都マニラなど都心部は治安があまり良くありません。観光客を狙ったスリや盗難が多発しています。それに比べて、ボホールの治安は非常に良好です。島内には警備員などもおらず、島民も穏やかな性格だと言われています。しかし、海外旅行中はいつどんなトラブルが起こるかわかりません。貴重品やスマートフォンなどは肌身離さず持ち歩き、なるべく単独行動は控えましょう。

ボホール（フィリピン）の通信環境は？

フィリピンはフリーのWi-Fiスポットが充実しており、空港や、ホテル、カフェ、バス、ショッピングモールなど様々な場所でフリーWi-Fiを利用できます。GoogleやYahoo！といった大手検索サイトをはじめ、LINEなども問題なく使用できます。ただし、日本ほど通信速度は速くありません。特に利用者が増加する平日の夜間や休日などは、インターネットに繋がりにくくなることがあります。いつでも快適にインターネットを使いたいという方は、日本または現地でポケットWi-Fiをレンタルするとよいでしょう。

日本人におすすめホテル

おすすめ高級ホテル

ボホール周辺で一度は泊まってみたい高級ホテルを3つ紹介します。

まずは、パングラオ島にある「ビー グランド リゾート ボホール」です。屋外プールやプライベートビーチ、スパ、フィットネスセンターなどを完備したリゾートホテルです。客室は広々とモダンな雰囲気で、部屋によって海、庭園、プールなど異なる景色が見えます。ボホールの人気スポットであるアロナ・ビーチまで約1km、ボホール-パングラオ国際空港から約2.5kmと立地も恵まれています。

2つ目は「ヘナン リゾート アローナ ビーチ」。アロナ・ビーチの中心に建つボホール島最大級のリゾートホテルです。直接プールに行ける部屋やファミリールーム、1棟独立型のヴィラなど様々な客室があり、友達同士やカップル、ファミリーまで幅広くおすすめ。3つのレストラン、スパ、プール、ジムなどホテル内の施設も充実しており、ゆっくりとバカンスを楽しめます。

3つ目は「エスカヤ ビーチ リゾート&スパ」です。パングラオ島の広大な敷地に建つ5つ星リゾートで、アロナ・ビーチから車で5〜10分ほどです。客室は全室プライベートプール付きのヴィラで、藁ぶき屋根と竹などを使った温かみのあるデザインが特徴。パングラオの自然を満喫できる大人の隠れ家リゾートです。

おすすめ格安ホテル

続いて、リーズナブルに泊まれるボホール周辺のホテルを3つ紹介します。

最初は「アロナ ヒドゥン ドリーム リゾート」です。アロナ・ビーチから徒歩10分ほどの場所にあり、館内にはプールやアラカルトレストランもあります。客室ではフリーWi-Fiが利用できます。ボホール-バングラオ国際空港からのシャトルバスも運行しており、空港からのアクセスも便利です。

2つ目は「チェリーズ ホーム トゥー インランド リゾート」。アロナ・ビーチから徒歩8分ほどの場所に位置し、レストランや屋外プール、ルーフトップテラスがあるホテルです。全部で17の客室があり、薄型テレビや冷蔵庫、ルームサービスなどが利用できます。ロビーや客室ではフリーWi-Fiも利用可能。子ども用のプールもあり、ファミリーにおすすめのホテルです。

最後は「パラガヨ リゾート」。緑に囲まれたグラウンドフロアのホテルで、アロナ・ビーチから徒歩5分ほどの場所にあります。客室にはテラスやセーフティボックス、ケーブルテレビ、フリーWi-Fiなどが完備され、快適に過ごせます。別料金で空港シャトルも手配可能です。

ボホール（フィリピン）の観光情報グルメ

ボホール（フィリピン）のおすすめ観光スポット

ボホール観光で外せない「チョコレートヒルズ展望台」です。円錐型の丘が1,000個以上も並び、何とも不思議な光景が広がっています。乾季に入ると山に生い茂る草が茶色くなり、まるでチョコレートのように見えることが名前の由来です。入場料は大人50ペソ（約106円）、子ども10ペソ（約21円）です。

次は「フィリピン ターシャ＆ワイルドライフサンクチュアリ」です。世界最小のメガネザル「ターシャ」を見ることができます。ターシャの体長は大人でも8〜15cmほどしかなく、手のひらサイズです。小さく可愛らしい姿に癒されること間違いなし。入場料は60ペソ（約127円）です。

続いては「バクラヨン教会」です。ボホール最古級のカトリック教会でスペイン統治時代の1595年に建てられ、珊瑚から作られた石で建設されています。教会内部の祭壇に繊細な装飾が施され、厳かな雰囲気が漂います。2013年に発生した地震で被害を受けましたが、現在は修復されています。入場料は50ペソ（約106円）。

次は「血盟記念碑」です。1565年、スペインの初代総督レガスピと島の首長だったシカトゥナが、血で酌み交わし友好を誓い合ったことを記念して建てられたもの。2人が杯を交わそうとしている瞬間がブロンズで再現されています。血盟記念碑は沿岸に建てられており、美しい海の景色も楽しめます。

最後は「ヒナグダナン洞窟」です。パングラオ島の北部に位置する洞窟で、出入り口の通路以外は、手つかずの状態で公開されています。狭い入口を通って行くと、薄暗い洞窟の中にわずかな光が差し込み、神秘的なターコイズブルーの池水が浮かび上がります。入場料は50ペソ（約106円）。

ボホール（フィリピン）の人気グルメ

「カーサ アミハン（Casa Amihan）」はボホール南東の人気エリア・アンダにあるホテルで、美しい海を臨める絶景レストランが有名です。新鮮な魚介料理をはじめ、地元フィリピンの料理や多国籍料理など様々なメニューがあるロマンチックなリゾートレストランです。

「ジェラルダ（Gerarda's）」は、地元の人で賑わうレストランです。人気No.1メニューは、エビやカニなどの魚介をピーナッツソースで煮込んだスープ。フィリピンの定番料理が楽しめる地元ならではのレストランです。

「ハングオーバー レスト バー（Hangover Resto B）」は、アンダにあるリゾートレストランです。お酒も楽しめるお店なので、ワイワイと食事を楽しみたい人にぴったりです。人気メニューは大きめのハンバーガー。フレンドリーな店員さんたちが出迎えてくれ、とても温かい雰囲気のお店です。

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