ジョージタウンのカメラ博物館周辺にあるホテル

ジョージタウン（ペナン島） の天気（気候）＆旅行シーズン

ジョージタウンは、マレーシア北西部に位置するペナン島の都市です。日本のように四季はなく、5月から10月が雨季、11月から4月が乾季となっています。年間の平均気温は27℃で、一年を通して気温の変化がほとんどない常夏の気候です。年間平均降水量は約2,400mmで、日本よりも多くなっています。雨季は日本の梅雨のように一日中雨が降り続けるのではなく、夕立のような激しいスコールが降るのが特徴です。ジョージタウン観光のベストシーズンは、乾季に当たる12月から2月です。

年間を通して常夏の気候なので、服装は半袖のポロシャツやTシャツなどが適しています。しかし、外気温が高い分、室内は冷房が効いていて肌寒く感じることもあるので、薄手の上着も用意しておきましょう。また、帽子やサングラスなどによる日差し対策、日焼け止めによる日焼け対策が大切になります。

ベストシーズンは乾季ですが、雨季であってもスコールが中心であるため、観光においてそれほど問題になることはありません。スコールの後は気温も少し下がりますので、涼しさを感じながら快適に街を歩けます。

ジョージタウン（ペナン島）の空港

ペナン国際空港（PEN）が、ペナン島唯一の空港です。ペナン国際空港からジョージタウンまでは15㎞ほどの距離があり、エアポートタクシーまたはバスでのアクセスとなります。

エアポートタクシーは、到着階にあるタクシーのチケットカウンターにて手配します。料金はエリアごとに定められていて、支払もこのカウンターで事前に済ませるので、降車時に莫大な額を請求されるようなことはありません。ジョージタウンへの所要時間は約30～40分で、料金は約45リンギット（約1,135円）です。0時から6時までは深夜料金が適用され、通常料金の5割増しとなります。

空港からは、一般のタクシーも利用可能ですが、メータータクシーとはいえどもトラブルが多く、旅行者にはあまりおすすめできません。

バスはラピッド・ペナンが運行しています。到着階にカウンターがあり、そこで行き先を告げるとチケットの値段を教えてくれるので、乗車時にその額を支払いましょう。ペナン国際空港発着の102，306、401Eの全てのバスがジョージタウンを通ります。運行間隔は約30分に1本ですが、多くのバス停に停車するため時間がかかります。ジョージタウンの市街地までの所要時間は、1時間～1時間30分ほど、料金はジョージタウンのKomtar（コムター）まで2.70リンギット（約68円）、Weld Quay（ウェルド・キー）までは2リンギット（約50円）です。

ジョージタウン（ペナン島）の交通

ジョージタウン内の移動には、タクシーもしくは市内を巡回している無料バスの利用がおすすめです。

主要ホテルやショッピングセンター周辺には客待ちのタクシーが停車しています。メーターは付いているものの、多くの場合、交渉になるので、納得いく料金が引き出せない場合は次のタクシーと交渉しましょう。チャーター料金の目安は、1時間当たり30リンギットほどです。

また、ジョージタウン内にはKomtarとフェリーターミナルのあるWeld Quay（ウェルド・キー）を巡回する無料バスが走っています。バス停は19ヶ所。約20分おきに運行しています。「HOP ON FREE」の表示が目印です。

無料バス以外にも、ラピッド・ペナンのバスも運行しているので、目的地によって使い分けるといいでしょう。

その他にの交通機関としては、観光名物であるトライショーがあります。自転車に2人乗りの座席を取り付けた乗り物で、料金は交渉制です。

ジョージタウン（ペナン島）へのアクセス

日本からペナン島までは直行便がないので、クアラルンプールや香港、台北、ソウルなどのハブ空港を経由する便を利用します。経由便の場合、トランジット時にバゲッジスルーができない場合があるので、予約時に必ず確認しましょう。

東京からは、成田発でマレーシア航空、チャイナエアライン、LCCのエアアジアなどを乗り継ぐことで渡航可能です。所要時間はトランジットのタイミングにもよりますが、最短で9時間30分～、価格は往復で20,800円～となっています。

大阪からは、関西国際空港発でマレーシア航空、チャイナエアライン、エアアジアなどが利用できます。所要時間は、東京からと同様にトランジット次第で、9時間25分～で、往復航空券の価格は25,380円～となっています。

ジョージタウン（ペナン島）の物価

マレーシアの通貨単位はリンギット（MYRまたはRM）で、1リンギット＝約25.20円です（2020年3月現在）。ペナン島へのツアー料金はシーズンによって変動があり、オフシーズンでは約6万円～、ベストシーズンでは約11万円～となっています。

エリアによっても異なりますが、マレーシアの物価は全般的に日本よりも安めです。バスの運賃は約30円、電車も最短距離で約30円です。ドリンク類に目を移すと、ミネラルウォーター1本（600ml）が約14円、コーラ1本（150ml）が約82円です。

マレーシアでは、中華料理やインド料理など、世界の料理を楽しめますが、「ナシカンダル」という24時間営業のバイキング形式のレストランが数多くあり、地元マレー料理のナシゴレンやロティチャナイなどの名物メニューを100～150円ほどで食べられます。

ジョージタウン（ペナン島）のホテルの相場

ジョージタウンのホテルは、立地やホテルのクラスによって料金が変わってきます。ジョージタウンのホテルにおけるベストシーズンの料金相場は、1部屋1泊9,445～9,633円程度です。ジョージタウンは小さい都市なので、全域で同様の料金相場です。また、シーズンによる価格変動はそれほど大きくありませんが、やはりローシーズンは1,000円程度は相場が下がります。

ジョージタウンには、1泊1,000円ほどで泊まれるホテルから、17,000円程度の高級ホテルまで、さまざまな選択肢があります。3つ星や4つ星のホテルでも、1泊3,000円以下で泊まれる場合があるので、全体的に見てジョージタウンのホテル相場は安いといえるでしょう。ただ、施設自体が老朽化している場合もありますので、予約前にレビューなどで状態を確認しましょう。

ホテルランクごとの相場

ジョージタウン（ペナン島）のホテル事情

ジョージタウン（ペナン島）の治安は？

マレーシアは東南アジア諸国の中でも、比較的治安がいい国といわれていますが、油断は禁物です。観光客を狙うひったくりやスリ、クレジットカードのスキミングなどが多いので要注意です。歩行中は荷物を身体から離さないように持つ、公共交通を利用する際は荷物を膝の上に置くなど、常に気を付けましょう。また、警察官を装い、旅券の提示や荷物確認などを求めて現金や貴重品を盗み取る犯罪も報告されています。

ジョージタウン（ペナン島）の通信環境は？

ペナン島では、ホテルやレストラン、ショッピングモールなどの屋内施設の多くに無料のWi-Fiが完備されていて、日本と比べると通信速度は劣るものの、比較的快適にインターネットを利用可能です。LINEやGoogleなども問題なく使用できるので、検索やコミュニケーションに困ることはないでしょう。ただし、パスワードのないフリーWi-Fiは、セキュリティ的に問題があるため、おすすめできません。

日本人におすすめホテル

おすすめ高級ホテル

ジョージタウンで一度は泊まってみたい3つの高級ホテルを紹介します。

まずは「イースタン＆オリエンタルホテル」。客室から海やビーチを眺めることができるだけでなく、屋外プールやスパなどの施設でくつろぐこともできます。ジョージタウンの主要観光スポットまでのアクセスも抜群です。

続いては「Gホテル　ガーニー」。バーやカフェが備わり、部屋も広く清潔感があります。また、高層階からの眺めも壮観です。ホテルの隣にはショッピングモールがあり、街の中心部へも徒歩約7分と、ショッピングや観光に適した立地も魅力です。

最後は、2012年にリニューアルした「マカリスターマンション」。部屋数は8室と少ないですが、豪華な外装やスタッフのホスピタリティが魅力的なホテルです。シンプルながらも高級感にあふれる部屋の内装は見もの。ジョージタウン中心部までは車で約9分という立地も魅力的です。

おすすめ格安ホテル

2015年にリニューアルした「ムントリハウス」は、中華風の外観やロビーが特徴的な格安ホテルです。スタンダードな客室に加え、ドミトリータイプの部屋もあります。室内にはフリーWi-Fiが完備され、1泊1,000～2,000円程度で宿泊できます。

「アポロ イン」もドミトリータイプからファミリータイプまでさまざまな部屋が用意されている格安ホテルです。屋上のカフェからはジョージタウンの街並みを眺められます。宿泊料金は1泊2,000～4,000円ほどです。

「マグピー レジデンス」は、1泊約3,000～5,000円と他の格安ホテルと比べると少し高めですが、清潔感のあるお部屋が人気の費用対効果に優れるホテル。ジョージタウン中心部まで車で約10分と、立地も文句ありません。

ジョージタウン（ペナン島）の観光情報

ジョージタウン（ペナン島）のおすすめ観光スポット

ジョージタウンを代表する観光スポットの1つが、「ペナン・プラナカン・マンション」。「プラナカン」と呼ばれる一族が住んでいた家を博物館として残したものです。東洋と西洋の様式が混じわり、独特の空間を演出しています。

「ブルー・マンション（チョン・ファツ・ツィ・マンション）」は、風水に則った、青を基調としたプラナカン様式の建築で、現在は宿泊施設として利用されています。2000年には、ユネスコの世界文化遺産建築保存賞にも選ばれました。

ジョージタウンの東に位置する「ペナン博物館」は、元々は学校として建てられた建物を改築したものです。ペナンの歴史や文化を伝える展示とともに、日本との関わりを示す資料も展示されています。

ジョージタウン東側の海には、「クラン・ジェティ」と呼ばれるエリアがあります。ここには、中華系移民の同姓一族が住む伝統水上家屋が並んでいます。ノスタルジックな雰囲気がフォトジェニックと評判です。

ペナン博物館に近接する「リトル・インディア」は、インド料理やインドアクセサリーなどの店が並ぶインド人街。インド料理のディナーは観光客からも人気です。

ジョージタウン（ペナン島）の人気グルメ

ジョージタウンで有名なレストランを3つご紹介します。

まず、定番のマレー料理から中華、和食までさまざまな料理が揃っているのが「レッドガーデン (紅園)」です。ペナン中心街・レイス通りの屋台街にありアクセス抜群。いつ訪れても賑やかな場所です。

続いては、飲茶が有名な「大東酒樓」。地元の人と観光客でいつも満席の人気店です。注文は、飲茶の載ったワゴンを押すスタッフに、指差しで伝えればOKです。

最後に紹介するのは、イースタン＆オリエンタルホテルの中にあるレストラン「サーキーズ」。ペナン島屈指の高級ホテルを創業したサーキーズ兄弟の名を冠するレストランは、種類豊富なビュッフェスタイルの朝食・夕食が楽しめます。

※上記情報は予告なく変更されることがありますのでご注意ください。また、記載した金額は変動する可能性がありますので、目安としてご参考ください。