
国際線を予約するときの運賃明細に記載される、「燃油サーチャージ」という言葉についての疑問に答えます。燃料サーチャージの基本から、2025年最新の相場や仕組みを徹底解説し、さらに航空券の節約術もご紹介。海外旅行前に知っておきたい情報をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
燃油サーチャージとは?基本を解説

燃油サーチャージとは、航空券の基本運賃とは別に航空会社が請求する追加料金です。主に長距離の国際線で、航空機の燃料費の大きな変化に対応するために導入されています。原油価格の高騰などが直接影響しており、企業努力では負担しきれない場合に航空燃料費用の一部が加算される仕組みです。
燃料サーチャージは航空券予約の際、一般的に以下のように表示されます。

燃油サーチャージは時期によって変動する

燃油サーチャージは、国際原油価格と為替レートの影響を受けて最終的な金額が決定されます。航空会社は一定期間ごとに価格を見直しているため、時期やタイミングによって燃油サーチャージ代は変動することになります。
たとえば日本の2大巨頭の航空会社であるJALやANAは、2ヵ月ごとに燃油サーチャージ代の更新を行っています。また、航空会社や路線によって金額は異なり、特に長距離路線になるほど高額になる傾向があります。
東京⇒ソウルの格安航空券
- 片道
- 往復
- direct cheapest
NRT19:053時間5分直行便ICN22:10東京 - ソウル|1月7日(水)|チェジュ航空THB 1,883THB 2,52225% OFF25% OFFTHB 2,522THB 1,883
NRT16:002時間55分直行便ICN18:55東京 - ソウル|1月7日(水)|ティーウェイ航空(t'way)THB 2,073THB 2,52218% OFF18% OFFTHB 2,522THB 2,073
NRT12:402時間40分直行便ICN15:20東京 - ソウル|1月7日(水)|ジンエアー(Jin Air)THB 2,320THB 2,5228% OFF8% OFFTHB 2,522THB 2,320
TYO1:00 PM3時間5分直行便SEL2:00 PM東京 - ソウル|Fri, Dec 12|チェジュ航空ほかの航空券を検索ほかの航空券を検索
取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。
【航空会社別】2025年最新の燃油サーチャージ相場一覧

2025年5月現時点では、アジア路線で片道約3,000〜41,500円、ヨーロッパや北米路線では片道約11,000〜36,300円が相場です。JALやANAなどの国内のフルサービスキャリアは相場が比較的高めですが、他航空会社やLCCでは、航空券に既に燃油サーチャージが含まれている場合があります。
ここでは、各地域の人気航空会社の路線ごとの燃油サーチャージ相場をまとめました。
日系
航空会社 | アジア路線 | 北米・ハワイ・ヨーロッパ路線 |
JAL | 3,000円~15,500円 | 18,500円~29,000円 |
ANA | 3,900円~18,900円 | 23,100円~36,300円 |
アジア
航空会社 | アジア路線 | 北米・ハワイ・ヨーロッパ路線 |
大韓航空 | 4,400円~21,000円 | 21,000円~33,000円 |
タイ国際航空 | 10,200円(日本~タイ) | - |
セブ・パシフィック航空 | 5,300円(日本~フィリピン) | - |
ヨーロッパ
航空会社 | 北米・ハワイ・ヨーロッパ路線 |
ルフトハンザドイツ航空 | 36,300円(日本~ドイツ) |
ブリティッシュ・エアウェイズ | 33,000円(日本~ロンドン) |
エールフランス | 33,000円~35,500円 |
北米
航空会社 | 北米・ハワイ・ヨーロッパ路線 | アジア路線 |
デルタ航空 | 21,000円~33,000円 | - |
ユナイテッド航空 | 11,000円~36,300円 | 8,500円 |
アメリカン航空 | 33,000円 | - |
中東
航空会社 | 中東路線 | ヨーロッパ路線 | アジア路線 |
エミレーツ航空 | 36,000円(日本~ドバイ) | 36,000円 | 36,000円 |
ターキッシュエアラインズ | 33,000円(日本~イスタンブール) | 36,000円 | 41,500円 |
エティハド航空 | 33,000円(日本~UAUAE) | 34,000円 | - |
※表内の燃料サーチャージ代の相場は2025年5月時点のものです。最新情報は航空会社のチケットサイトにてご確認ください。
燃油サーチャージのない航空会社はある?

国際線の長距離路線では、燃料サーチャージが航空券に加算されることがほとんどのなか、燃油サーチャージを支払う必要がない航空会社も一部あります。燃油サーチャージが含まれない分、航空券の料金が安く済むこともあるので、海外旅行をできるだけお得に楽しみたい人は、航空会社から渡航先を選ぶのも良いでしょう。
以下が燃料サーチャージなしの航空会社一覧です。
航空会社 | 種類 | 主な路線 |
ピーチ | LCC | 東京/大阪⇒ソウル/上海/台湾など |
ZIPAIR | 東京⇒韓国/バンクーバー/ロサンゼルスなど | |
Air Japan | 東京⇒ソウル/銀川 | |
カンタス航空 | フルサービス | 東京⇒シドニー/ブリスベンなど |
ニュージーランド航空 | 東京⇒オークランド | |
シンガポール航空 | 東京/大阪/名古屋⇒シンガポールなど | |
スリランカ航空 | 東京⇒コロンボ |
航空券費用を節約する3つのコツ

1.セールやキャンペーンをこまめにチェックする
航空会社や旅行予約サイトでは、定期的に期間限定のセールやキャンペーンを実施しています。公式アプリをインストールしたり、SNSをフォローしたりすることで、お得なクーポンや割引情報をいち早くキャッチできます。Trip.comでも多彩なセールやプロモーションが随時展開されているので、ぜひチェックしてくださいね。
2.出発・到着日の曜日や時間帯に幅を持たせる
出発日や到着日を土日・祝日ではなく平日に設定するだけで、安い航空券が見つかる場合があります。なかでも、火曜日から木曜日にかけての航空便は比較的割安になる傾向があるため、狙い目といえるでしょう。
さらに、深夜や早朝のフライトもリーズナブルな価格で提供されていることがあるため、航空券を検索する際はこれらの時間帯もチェックしてみてください。
また、航空券予約サイトでは、カレンダー形式やグラフで料金を比較できる機能が用意されているため、最もお得なチケットを見つけやすくなっています。こうしたツールを上手に活用するのもお得な航空券をゲットするひとつの方法です。
3.航空券の早割運賃をチェックする
航空券は通常、出発日の数か月前にもっとも安価なチケットが販売され、日程が近づくにつれて価格が上昇していきます。とくに夏休みやゴールデンウィーク、年末年始などのハイシーズンに旅行を計画している場合、出発の3か月以上前からの予約が節約のカギとなります。
なお早割の運賃には販売数に限りがあるため、お目当ての航空券がある場合は、定期的に航空券サイトなどをこまめにチェックするのがおすすめ。予約サイトでは、安い航空券のお知らせが届く、価格アラートを設定しておくのも良いでしょう。
燃油サーチャージについてよくある質問
航空券をキャンセルした場合、燃油サーチャージ代は返金される?
航空会社やチケットの条件によりますが、多くの場合は払い戻しされます。マイルを使った航空券でも燃油サーチャージは追加される?
マイルで航空券を購入した場合でも、燃油サーチャージを別途支払う必要がある場合がほとんどです。詳しくは航空券予約の際の明細をご確認ください。子どもや赤ちゃんにも燃油サーチャージはかかる?
基本的に年齢に関わらず座席を予約した分、燃油サーチャージは適用されます。ただし、航空会社によっては割引になる場合があるので、チケット予約の際に確認してください。片道利用でも燃油サーチャージは追加される?
はい、片道航空券にも往復航空券と同じように燃油サーチャージが加算されます。
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燃油サーチャージを確認してお得な航空券を予約しよう

燃油サーチャージは、航空券の見落としがちな追加費用として旅行予算に大きく関わります。主に長距離の国際線において導入されていますが、一部の航空会社やLCC航空では適用されないこともあります。燃油サーチャージの仕組みを理解し、節約テクニックを取り入れて、お得なチケットを手に入れましょう。
フライト予約の際には燃油サーチャージ込みの合計金額を確認し、他の航空会社や路線と比較しながら、あなたにぴったりの航空券を見つけてくださいね。Trip.comでは、世界中の格安航空券を豊富に取り揃えています。割引クーポンやセールもご用意しているのでぜひチェックしてください。
