
「うちの子は無料になるのかな?」
「年齢で料金が変わるの?」
家族旅行の計画で気になるのが、子どもの航空券代ですよね。JAL・ANAといった主要航空会社からPeachやジェットスターなどのLCCまで、子どもの航空券ルールを知っておきましょう。
この記事では、子どもの航空券に関する情報を徹底的にまとめました。最後まで読めば、子どもの航空券で迷うことはありません。
飛行機の子ども料金
区分 | 年齢 | 座席使用 | 基本料金 |
幼児 | 生後8日~2歳未満 | なし(膝上) | 無料~大人運賃の10%程度 |
あり | 小児運賃と同じ | ||
小児 | 2歳~11歳 | あり(必須) | 大人運賃の25-100% |
【基本】飛行機の子ども料金の設定

飛行機の子ども料金は、幼児と小児の2つに分かれます。幼児は生後8日(一部の航空会社は15日)から2歳未満、通常は大人の膝の上での搭乗となります。座席を使用しない場合は無料か低額で利用できますが、使用する場合は小児料金が適用されます。
小児は2歳(一部の航空会社は3歳)から11歳までを指し、必ず座席を使用します。料金は航空会社によって異なりますが、大人運賃の25-75%、または大人と同額です。
飛行機の子ども料金
区分 | 年齢 | 座席使用 | 基本料金 |
幼児 | 生後8日~2歳未満 | なし(膝上) | 無料~大人運賃の10%程度 |
あり | 小児運賃と同じ | ||
小児 | 2歳~11歳 | あり(必須) | 大人運賃の25-100%(会社により異なる) |
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飛行機の子ども料金|国内線
航空会社 | 幼児(生後8日~2歳) | 小児(3歳~11歳) |
JAL | 同伴者の膝上:無料 | 小児運賃 |
ANA | 同伴者の膝上:無料 | 大人運賃から25%割引 |
エア・ドゥ | 同伴者の膝上:無料 | 大人運賃の50% |
スカイマーク | 座席なし:大人運賃の10% | 大人運賃の75% |
ジェットスター | 座席なし:1,500円 | 大人運賃と同額 |
JAL

JALの場合、生後8日~2歳までの幼児は、同伴者の膝の上なら無料で搭乗できます。3歳~11歳は小児運賃(通常料金の50%)が適用。ただし幼児でも座席を使用する場合は小児運賃と同額が必要です。小児運賃は通常料金からの計算のため、割引プランによっては大人運賃の方が安くなることもあり、比較検討が必要です。
ANA

ANAは生後8日~2歳までの幼児は、同伴者の膝の上なら無料で搭乗できます。3歳~11歳の小児は2024年2月の制度変更により、小児運賃が廃止。代わりに大人運賃から自動で25%割引が適用されます。幼児でも座席使用時は小児区分の料金が必要です。両社とも大人1人につき同行できる幼児は2人までで、2人目は座席確保が必要です。
エア・ドゥ

エア・ドゥは、生後8日から2歳までは幼児の区分となり、座席を確保しない場合は無料で搭乗できます。3歳から11歳までは小児の区分となり、大人運賃の50%の料金となります。
スカイマーク

生後8日~1歳の幼児は座席なしなら大人運賃の10%で搭乗可能です。2歳~11歳の小児は大人運賃の75%です。幼児でも座席使用時は大人運賃の75%が必要です。
ジェットスター

生後8日~1歳の幼児は座席なしなら1,500円で搭乗できます。2歳~11歳の小児は大人と同じ運賃が適用されます。幼児でも座席使用時は大人と同額となります。
飛行機の子ども料金|国際線

JAL・ANA
JAL・ANAともに生後8日から1歳までが幼児の区分となります。料金は、大人運賃の10%。2歳~11歳までは小児区分となり、大人運賃の75%の運賃で搭乗できます。
両会社とも、大人1人につき同行できる幼児は2人まで。もし幼児2人と同行する場合、1人は膝の上でいいですが、もう1人は座席を確保して座ることになります。そのため、確保した座席には小児区分の料金が適用されます。
LCC
LCCの国際線は、年齢区分・料金ともに国内線とほとんど変わりません。国内線と異なる点は、小児の料金が若干変動しています。
航空会社 | 幼児(生後8日~1歳) | 小児(2歳~11歳) |
JAL・ANA | 大人運賃の10% | 大人運賃の75% |
Peach | 大人膝上:無料 | 大人運賃 |
スカイマーク | 大人膝上:大人運賃の10% | 大人運賃の75% |
ジェットスター | 大人膝上:3,500円 | 大人運賃 |
エア・ドゥ | 大人膝上:無料 | 大人運賃の50% |
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無料の子どもに航空券は必要?

幼児がいる場合
幼児(3歳未満)1人を膝の上に乗せる場合は、航空券の購入は原則不要です。ただし、以下の場合は航空券が必要となります
- 大人1人で幼児2人以上を搭乗させる場合
- 座席を確保する場合(小児運賃が適用)
- LCCを利用する場合
航空券が必要な場合は、予約フォーム・電話・メールで申請します。JAL・ANAではチャイルドシートの貸し出しも行っており、搭乗3日前までに専用デスクへの連絡が必要です。
小児がいる場合
小児(3-11歳)は必ず座席の確保が必要なため、航空券の購入が必須。料金は航空会社により異なりますが、大人運賃から自動的に割引が適用されます。
子どもと飛行機に乗る手続き5ステップ

Step 1: カウンターへ向かう
空港に到着したら、まず「スペシャルアシスタンスカウンター」を探しましょう。このカウンターは子連れ家族や車いす利用者など、特別なサポートが必要な方向けの専用窓口です。通常のカウンターより待ち時間が短く、ベビーカーの預け入れなど、きめ細かいサポートを受けられます。
Step 2: チェックイン手続き
チェックインの際は、以下の書類を用意します:
- 搭乗者全員の身分証明書
- 予約番号やeチケット
- 幼児・小児の年齢を証明できる書類(母子手帳など)
Step 3: 手荷物の預け入れ
ベビーカーは搭乗口まで使用可能です。機内に持ち込む必需品(おむつ、着替え、ミルクなど)は取り出しやすい場所に。液体物は規定量以内であることを確認しましょう。
Step 4: 保安検査
抱っこひもやベビーカーでの通過方法を係員に確認します。粉ミルクや離乳食、ベビーフードは事前に申告が必要です。検査場では子どもを抱きながらの手続きとなるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
Step 5: 搭乗口へ向かう
搭乗前に子どもとトイレを済ませ、機内で使用する玩具やおやつを手元に準備しておくと安心です。搭乗口近くの子連れ優先エリアを利用しましょう。
飛行機を子ども料金で購入する際のポイント3つ

1.早期予約割引は適用外
子供運賃は大人運賃から一定の割引で設定されていますが、早割やスーパー先得などの割引は適用されません。そのため、大人と子供の運賃差が逆転することもあります。
たとえば、大人が早割で15,000円、子供運賃が通常料金の75%で18,000円というケースも。場合によっては、子供にも大人運賃の早割を適用した方がお得になるフライトもあります。
2.チャイルドシートの有無
航空機での子供の安全を確保するため、チャイルドシートの使用が推奨されています。JALやANAでは貸出サービスも実施していますが、数に限りがあるため早めの予約が必須。持ち込む場合は、事前に航空会社へ連絡し、座席の適合性や設置方法の確認が必要です。
3.年齢が確認できる書類
子供料金を適用するには、搭乗時の年齢確認が必要なときもあります。母子手帳やパスポート、健康保険証などの公的書類を持参しましょう。とくに、2歳前後や12歳前後のお子様は料金区分が変わるため、より厳密な確認が行われます。予約時と搭乗時で年齢区分が変わる場合は、搭乗日の年齢が適用されます。
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飛行機に子ども用のベビーカーは乗せられる?

国内線・国際線ともに、ベビーカーは飛行機への持ち込みや預けが可能です。
持ち込みの場合
オーバーヘッドボックスや座席下に収納できます(サイズ制限内の場合)
預ける場合
通常の受託手荷物として預けることができます。
多くの航空会社で、ベビーカーの預かりは無料。チェックインカウンターで預け、目的地で受け取ります。航空会社によってサイズ制限や重量制限、手続き方法が異なるため、事前に利用する航空会社に確認しましょう。折りたたみ式のコンパクトなベビーカーの方が、持ち運びに便利です。
こちらの記事が参考になります。
→飛行機にベビーカーを持ち込む・預ける方法|料金や注意点まとめ
子どもが飛行機で楽しむための3カ条

1.特別な思い出にする
飛行機での移動を「特別なイベント」として演出しましょう。事前に空港や飛行機の絵本を読んだり、窓から見える景色をクイズ形式で楽しんだり。離陸前に「雲の上まで行けるよ!」と声をかけたり、機内から見える雲や街並みを一緒に探したりするのもいいですね。
搭乗証明書がもらえる航空会社もあるので、記念に残せます。子どもの「はじめての飛行機」を、家族の素敵な思い出にしましょう。
2.お気に入りのおもちゃと過ごす
長時間の飛行機は、子どもにとって退屈なもの。お気に入りのぬいぐるみや絵本、新しい塗り絵セットなど、機内で楽しめるおもちゃを用意しましょう。音の出ないものを選び、小分けにして少しずつ出すと飽きにくくなります。
タブレットを持参する場合は、機内モードの使い方も確認を。耳抜きのためのガムやあめ、普段食べ慣れているお菓子もお忘れなく。
3. 気圧の変化に備える
気圧の変化で耳が痛くなったり、機内が寒かったりするのは子どもにとって不快なもの。離着陸時は飲み物を飲ませたり、あめをなめさせたりして、耳抜きをサポートしましょう。上着や膝掛け、お気に入りの枕やブランケットがあると安心です。
着替えやおむつ、ウェットティッシュなどは手の届きやすい場所に。トイレは混雑前に済ませておくと、子どもものびのび過ごせます。
子ども一人でも飛行機に乗れる!安心のサポート

航空会社の専用サービスを利用して、子ども一人で飛行機に乗れます。ANAの「ジュニアパイロット」(6-11歳)やスカイマークの「スカイキッズ」(6-11歳)では、空港での手続きから搭乗、到着まで、スタッフが責任を持って付き添います。
出発時は保護者が搭乗口まで同行、到着時は指定された方が出迎える必要があります。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 天候不良による欠航や遅延の可能性
- お子様の体調や不安感への配慮
- 複数の緊急連絡先
- 出迎え者の身分証明書
フライトデビューは日帰りや短距離便から始めるのがおすすめです。お子様の成長に合わせて、一人旅の素敵な経験を積み重ねていきましょう!
子どもの飛行機に関するよくある質問

Q1. 赤ちゃんの耳抜きはどうすればいいの?
A: 離着陸時に母乳やミルクを飲ませましょう。飲み物を飲む行為そのものが耳抜きになります。2歳以上の子どもはガムやあめも効果的です。Q2. ベビーカーは機内に持ち込める?
A: 搭乗口まで使用可能です。搭乗時にスタッフが預かり、到着時に搭乗口で返却してもらえます。通常、追加料金はかかりません。Q3. 機内での授乳はできるの?
A: できます。多くの航空会社では授乳用ケープの貸し出しもしています。周りが気になる場合は、通路側の席を予約するとより安心です。
A: 機内のトイレにおむつ交換台があります。長距離フライトの場合は、着替えも含めて必要な枚数より多めに持参することをお勧めします。事前に客室乗務員に場所を確認しておくと安心です。
そのほか、こちらの記事も人気です。
→飛行機の荷物が重量オーバー!支払い料金はいくら?対策はどうする?
→窓際?通路側?飛行機の座席おすすめは?長時間でも疲れない席選びのコツ
子どもの飛行機デビューは早いうちがおすすめ

子どもの飛行機デビューは、3歳までの幼児期がおすすめです。この時期は膝上搭乗が可能で、費用を抑えられるだけでなく、小さいうちに飛行機での移動に慣れることができます。
はじめは1〜2時間程度の国内線から始めるのがベスト。
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