【日本人必須】サウジアラビア観光ビザの申請方法・費用

執筆:shiones
2026年10月13日

日本人がサウジアラビアへ渡航する際、観光・ビジネス・乗り継ぎを問わず、ビザなしでの入国は一切認められていません。
サウジアラビアは2019年の観光解禁以降、オンラインで即日発給される近代的な電子申請システムを確立しました。
現地空港で取得できるビザオンアライバルも存在しますが、
日本出発時の航空会社カウンターでの搭乗拒否リスクや、現地キオスク端末での決済トラブルを回避するためには、オンライン事前取得が鉄則です。
この記事では、サウジアラビア政府および大使館の最新公式データに基づき、以下の内容を網羅して分かりやすく解説します。
- 日本人が選ぶべきビザ4種類の違いと目的別の選び方
- 観光eVisaとトランジットビザの費用・手数料内訳
- 申請に必要な書類チェックリストと失敗しない顔写真の厳格な規格
- 公式サイトでの申請手順ステップバイステップ
- サウディア航空を活用した無料ストップオーバービザの取得条件
- アルコール持ち込み厳禁など、入国拒否を防ぐ税関・入国審査ルール
現地の宗教的マナーや厳格な通関規則まで網羅して、入国トラブルの不安なくサウジアラビアへの旅路をスタートしましょう。








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サウジアラビア入国にビザは必要?日本人渡航者の基本ルール

ここでは、日本国籍保持者に適用される入国条件の全体像を整理します。
基本条件を正しく把握し、無用な渡航トラブルを未然に防ぎましょう。
日本人はビザなし入国不可!必ずビザが必要
日本人がサウジアラビアへ入国する場合、ビザの事前取得または到着時の取得が義務付けられています。
観光、商用、知人訪問、乗り継ぎのいずれの目的であっても、ビザなしでの入国は一切認められていません。
かつてサウジアラビアは巡礼や商用以外の渡航を厳しく制限していましたが、2019年9月に観光電子ビザを解禁したことで、門戸が広く開かれました。
現在は一般の観光客でもビザを取得できますが、必ず目的に合ったビザの手続きを完了させる必要があります。
日本人旅行者のサウジアラビアへの入国方法は主に3つ
日本人がサウジアラビアへ入国する方法は、3つの選択肢が用意されています。
- 観光電子ビザ(eVisa):専用サイトで出発前に取得するオンライン査証
- ビザオンアライバル(到着ビザ):現地の空港到着時にキオスク端末で申請・取得する査証
- トランジット・ストップオーバービザ:第三国への乗り継ぎ時に最大96時間滞在できる査証
それぞれの特徴と条件は、以下の比較表のとおりです。
項目 | 観光電子ビザ | ビザオンアライバル | トランジットビザ |
|---|---|---|---|
申請場所 | オンライン | サウジアラビア現地の空港 | 対象航空会社の予約画面 |
費用 | 395 SAR | 実質無料 | |
有効期間 | 発行日から1年間 | 発行日から1年間 | 発行日から90日間 |
滞在可能日数 | 最大90日 | 最大96時間 | |
入国回数 | 数次 | 一次(シングル) | |
取得難易度 | 低い | 普通 | 低い |
もっとも推奨される方法は、観光電子ビザの事前取得です。現地の空港で並ぶ時間を省けるだけでなく、日本出発時の搭乗手続きも円滑に進みます。
パスポートの残存有効期間
日本国籍者がサウジアラビアに入国する際、パスポートの残存有効期間は入国予定日から6ヶ月以上残っている必要があります。
有効期限が6ヶ月を1日でも下回っていると、ビザ申請が通らないだけでなく、現地到着時に入国を拒否されます。
航空券や宿泊先を手配する前に、必ずパスポートの顔写真ページを開き、有効期限満了日を確認してください。
残り期間が半年未満の場合は、速やかにパスポートの更新手続きを行いましょう。
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【目的別】サウジアラビアのビザ4種類の特徴・費用
サウジアラビアのビザは、滞在日数や渡航目的によって選ぶべき種類が大きく異なります。
適切な査証を選ばないと、余計な費用を支払ったり、現地で入国条件の違反になったりします。
ここでは渡航者が利用する代表的な4種類のビザについて、特徴、活用法、正確な費用を整理しました。
観光電子ビザ(Tourist eVisa)|一般的な観光に推奨される選択肢
観光目的でサウジアラビアを訪れるなら、観光電子ビザの取得が一般的です。
有効期間は発行日から1年間。
期間内であれば何回でも出入国できるマルチプルエントリー(数次査証)となっています。
1回の滞在につき最大90日間の滞在が可能です。
ビザはオンラインで24時間いつでも申請でき、通常は数十分程度で審査が完了。
事前の渡航承認が得られるため、出発当日に航空会社のカウンターで入国資格を疑われる心配もありません。
費用と手数料の内訳は以下のとおりです。
項目 | 金額 |
|---|---|
ビザ本体料金 | 300 SAR |
医療保険料および申請手数料 | 95 SAR |
合計費用 | 395 SAR |
トランジット/ストップオーバービザ|96時間以内の滞在なら最安
サウジアラビアを経由してヨーロッパやアフリカへ向かう場合は、トランジットビザ(ストップオーバービザ)が非常に経済的です。
最長96時間(4日間)まで国内に滞在できます。
また、国営航空会社のサウディア航空または格安航空会社のフライナスを利用すると、ビザ本体の料金が無料になる特典が付与されます。
渡航者が負担する費用は、以下の実費のみです。
項目 | 金額 |
|---|---|
ビザ本体料金 | 無料 |
申請手数料 | 約39.50 SAR |
医療保険料 | 約13 SARから |
合計費用 | 約52.50 SAR |
乗り継ぎ時間を利用して、世界遺産ジェッダ旧市街の散策や短時間の観光を楽しみたい方におすすめです。
到着ビザ(ビザオンアライバル)|空港KIOSKで取得可能だが注意点あり
日本国籍保持者は、現地の国際空港に到着してから査証を申請するビザオンアライバルの利用も認められています。
リヤドやジェッダなどの主要空港に設置されたセルフサービス端末(キオスク)を操作するか、入国審査窓口で直接手続きを行います。
費用と手数料は事前申請の観光電子ビザと同額です。
ただし、旅行会社としては到着ビザの利用を推奨していません。
理由は2点あります。
1. 日本出発時のチェックイン時に、ビザ未取得を理由に搭乗手続きに時間を要する場合がある
2. 現地到着時に端末のシステムエラーやクレジットカード決済の不具合に遭遇する恐れがある
旅程を確実に進めるためには、日本にいる間に電子ビザを取得しておくのが安心です。
ウムラ(小巡礼)ビザ・ビジネスビザ
宗教行事への参加や商用出張を目的とする場合でも、現在は観光ビザでカバーできる範囲が広がっています。
イスラム教徒が行う小巡礼(ウムラ)は、観光電子ビザでも実施可能です。
観光電子ビザで入国し、公式アプリ「Nusuk」から巡礼枠を無料で予約するルートが最も手軽です。
宗教専用のウムラビザを旅行代理店経由で手配する場合は、代行手数料を含めて約300〜500SAR程度が目安となります。
また、商談や展示会への参加、技術交流などの短期出張には、商用訪問ビザ(ビジネスビザ)が用意されています。
費用は申請区分により異なりますが、査証本体手数料約300SARに加えて保険料実費が発生します。
現地受入れ企業からの正式な招聘状が必須となるため、観光ビザとは申請手続きが異なります。
なお、年に一度の大巡礼(ハッジ)期間中は厳格な規制が敷かれます。
この時期は観光ビザでのメッカ周辺への立ち入りが禁止され、専用のハッジビザが必要です。
日本人旅行者向けサウジアラビアビザ(eVISA)の必要書類&申請要件

ここでは、サウジアラビアの観光電子ビザの申請時に求められる要件を整理しました。
申請に必要なものチェックリスト
サウジアラビアの観光電子ビザ申請に必要な書類と情報は、以下の5点です。
大使館へ出向く必要はなく、すべてデジタルデータで完結します。
- 有効期限6ヶ月以上の日本国籍パスポート:入国時点で残存期間が半年以上ある原本が必要です。
- 規格を満たした顔写真データ:JPEGまたはPNG形式の画像ファイルを端末に用意します。
- 現地の滞在先情報:宿泊予定ホテルの名称、住所、連絡先を入力します。
- クレジットカード:ビザ代金(395 SAR)を決済するために使用します。VISA、Mastercard、American Expressなどが利用可能です。
- 連絡用メールアドレス:承認済みのビザ(PDFファイル)や領収書を受信するために使います。
航空券の事前購入証明や銀行残高証明書の提出は、日本国籍者の場合は原則として求められません。
【要注意】顔写真の厳格な規格ルール
申請エラーの原因として最も頻発するのが、顔写真データの規格外によるものです。
システム側で自動判定されるため、規定数値を正確に満たす必要があります。
公式に指定されている写真の要件は、以下のとおりです。
- 画像サイズ:200×200ピクセル(正方形)
- データ容量:5KB以上、100KB以下
- ファイル形式:JPG、JPEG、PNG
- 背景:無地の白色
- 撮影条件:正面向き、無帽、目線は正面、影がないこと(宗教的理由以外の頭部装飾は不可)
スマートフォンで撮影した写真は、データ容量が数MBと大きすぎることが大半です。
そのままアップロードするとエラーではじかれます。
失敗を防ぐためには、無料の画像加工アプリやオンラインリサイズツールを使い、事前に正方形へのトリミングと容量を50KB前後に圧縮する作業を済ませておきましょう。
未成年者(18歳未満)の申請ルールと単独渡航の注意点
サウジアラビアの査証規定では、年齢に関係なく子どもや乳幼児であっても1人につき1件のビザ取得が義務付けられています。
ただし、18歳未満の未成年者は単独で電子ビザを申請することができません。
成人(18歳以上)の保護者または法定後見人の同伴が必須条件です。
オンライン申請を行う際は、以下の手順を踏む必要があります。
1. 同伴する保護者が先に自身のアカウントを作成する
2. 申請区分でグループ申請(Group)を選択する
3. 保護者の申請情報と同時に、子どもの個人情報を登録する
また、18歳未満の方が保護者の同伴なしで渡航する場合は、日本の出国規定および航空会社の単独渡航同意書の要件もあわせて確認してください。
現地到着時に入国拒否とならないよう、事前確認の徹底が不可欠です。
サウジアラビア観光ビザ(eVisa)のオンライン申請手順

公式ポータルサイトでの電子ビザ申請は、全編英語表記ですが手順は非常にシンプルです。
ここでは申請手続きを5つのステップに分けて解説します。個人情報入力時の注意点から決済トラブルの防止策、承認ビザの保管方法まで網羅しました。
STEP 1:公式ポータルサイトへアクセス・アカウント登録
手続きはサウジアラビア観光省の公式ポータルサイト(visa.visitsaudi.com)から開始します。
類似の非公式代行サイトに注意してください。
トップ画面右上にある「Apply Now」をクリックし、アカウント登録画面へ進みます。
1. 登録区分で個人(Individual)を選択する
2. パスポート記載の国籍(Japan)、氏名、連絡先電話番号を入力する
3. メールアドレスと任意のパスワード(大文字、小文字、数字、記号を含む8文字以上)を設定する
入力を送信すると、登録したアドレスに確認メールが即座に届きます。
メール本文内のリンクを24時間以内にクリックして有効化を完了させ、サイトに再ログインしてください。
STEP 2:個人情報・パスポート情報の入力
ログイン後は申請フォームに基本情報を入力していきます。
パスポート原本を手元に置き、一字一句間違いがないように転記してください。
入力項目は主に以下の内容です。
- 氏名:ヘボン式ローマ字で入力(パスポートの記載通りに姓・名を区別)
- 生年月日・出生地:西暦で選択
- 職業:ドロップダウンリストから近いものを選択
- パスポート情報:旅券番号、発行国(Japan)、発行日、有効期限満了日
数字の「0(ゼロ)」とアルファベットの「O(オー)」の打ち間違いは、入国拒否の原因になります。
入力後は画面を最低2回は見直し、誤字がないか確かめてください。
STEP 3:顔写真のアップロード&滞在先情報の入力
基本情報の次は、用意した顔写真データのアップロードと現地での宿泊先登録です。
写真データを指定枠にドラッグ&ドロップします。
前章で解説した規格(200×200ピクセル、5KB〜100KB)を満たしていれば、画面上にプレビューが正常に表示されます。
エラーが表示された場合は、画像のサイズや容量を再調整してください。
続いて滞在先情報として、以下の項目を入力します。
- 宿泊施設の種類
- ホテル名
- 宿泊先が位置する都市名
- 現地連絡先電話番号
複数都市に滞在する場合は、初日に宿泊するホテルの情報を入力すれば問題ありません。
STEP 4:医療保険の選択
サウジアラビア入国には、政府指定の医療保険への加入が義務付けられています。
保険手続きはビザ申請システム内に組み込まれているため、個別に保険会社を探す必要はありません。
画面に進むと、サウジアラビア金融庁が認可した複数の保険会社が一覧表示されます。
- 補償内容:緊急時の医療費を最高100,000 SAR(約400万円)まで補償
- 保険料:合計金額に含まれる95 SARの中に含まれる
特定の保険会社を選んでも、自動割り当ての会社を選んでも補償内容や総額に違いはありません。
通常は初期選択されている保険会社のままで次へ進んで差し支えありません。
STEP 5:支払い・申請完了〜PDFビザ受領
最終確認画面で入力内容をすべて確認後、クレジットカード決済を行います。
総支払額はビザ代と保険料を合わせた395 SARです。
決済画面に移行したら、10分以内にカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力して決済を完了させてください。
本人認証サービス(3Dセキュア)のワンタイムパスワードが求められるため、端末を手元に用意しておきましょう。
支払いが無事に完了すると、最短5分から数時間程度で登録アドレス宛にメールが届きます。
添付されているPDF形式の査証ファイルを開き、氏名や旅券番号に間違いがないか確認してください。
受領した電子ビザは、必ずA4用紙に印刷して紙で持参してください。
日本出発時の搭乗カウンターや現地の入国審査場で提示を求められた際、スマートフォンの画面提示だけでは機器トラブルや通信制限に対応できないためです。
紙の控えをパスポートと一緒に携帯することが鉄則です。
ビザ申請が完了したら航空券を予約しましょう。
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英語申請が不安なら!Trip.comのサウジアラビアビザ代行サービスが便利

公式サイトでの英語入力やクレジットカード決済に不安がある方には、Trip.comの観光電子ビザ申請代行サービスがおすすめです。
手続きの手間や入力ミスによる申請却下のリスクを減らし、確実に出発準備を整えましょう。
自力申請の不安を解消
個人でのオンライン申請では、顔写真のサイズ不備や英数字の入力ミスによる審査落ちが後を絶ちません。
一度却下されると、支払ったビザ代金は戻りません。
Trip.comの代行サービスを利用すれば、スタッフが提出書類を事前に確認します。
不備があれば申請前に指摘を受けられるため、無駄な出費やトラブルを未然に防止できます。
また、代行パッケージには以下の費用とサポートがすべて含まれています。
- サウジアラビア観光電子ビザ本体の申請費用
- サウジアラビア政府指定の1年間有効な緊急医療保険料
- 書類審査および相談サポート
1歳から80歳までの方の申請に対応しており、18歳未満の子どもがいる場合も保護者と合わせてスムーズに手続きを進められます。
プランと料金
渡航までの残り日数に合わせて、2つのプランから選択できます。
最低価格は27,465円(為替レートにより変動あり)から用意されています。
プランごとの特徴と処理日数は以下のとおりです。
項目 | 標準プラン | エクスプレスプラン |
|---|---|---|
入国管理局の審査目安 | 約2〜3営業日 | 約1営業日 |
手続き時間 | 書類受領後1営業日以内 | 営業日18時までの提出で当日処理 |
ビザの種類 | 1年間有効/数次入国 | |
1回の滞在可能日数 | 最大90日間 | |
キャンセル規定 | 確定前ならいつでも可能 | |
出発まで時間に余裕がある方は標準プラン、出発直前で至急ビザを取得したい方はエクスプレスプランの利用が良いでしょう。
代行申請に必要な書類と予約から受領までの流れ
事前に用意するものは以下の3点です。
- 有効期限が12ヶ月以上残っているパスポートの顔写真ページ画像
- 証明写真データ(3.5×4.5cm、白背景、直近6ヶ月以内撮影、眼鏡なし)
- 滞在日程および連絡先情報
申込みの手順は以下の4ステップで完了します。
1. Trip.comの画面上で希望プランを選択し、オンラインで支払いを完了する
2. 案内に従って必要書類のデータをメールで提出する
3. 専門スタッフが内容を確認し、サウジアラビア当局へ代理申請を行う
4. 承認された電子ビザ(PDFファイル)と印刷手順の案内をメールで受け取る
手続き確定前であればいつでも無料でキャンセルできます。
航空券やホテルの予約とあわせてビザ手続きを一括で完結させたい方は、ぜひ活用してください。
サウディア航空のストップオーバービザ取得手順
サウジアラビア国営のサウディア航空を利用すると、航空券の予約手続きと連動してストップオーバービザ(トランジット電子査証)を簡単に取得できます。
ここでは、サウディア航空独自の制度について「発給の仕組み」「申請条件」「予約の流れと注意点」の3点を解説します。
航空券予約と同時にビザが即時発行される仕組み
サウディア航空のストップオーバービザは、サウジアラビア外務省との連携システムにより提供されています。
航空券の購入画面内でビザ申請まで一括処理されるため、外務省の専用ポータルへ別個にアクセスする必要がありません。
フライトの決済を終えた瞬間に、航空券のeチケットと同時にビザのPDFデータおよび旅行保険証が登録メール宛に自動送付されます。
ビザ本体の費用は無料です。
渡航者が支払う金額は、以下の諸費用のみとなります。
- システム申請手数料:約39.50 SAR
- 外務省指定の医療保険料:約13 SARから
合計で約14 USD(約2,100円)程度の負担で発給されるため、通常の観光電子ビザと比べて約86%の費用を削減できます。
申請条件
ストップオーバービザを利用してサウジアラビアへ入国するには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- パスポートの有効期限が入国時点で6ヶ月以上残っていること
- サウジアラビアを経由して第三国へ向かう確定済みの航空券を所持していること
- 最終渡航先の国へ入国できる有効なビザまたは滞在許可を所持していること
- サウジアラビア国内での乗り継ぎ滞在時間が「最長96時間(4日間)以内」であること
滞在可能期間は入国から96時間までと定められており、ビザ自体の有効期間は発行日から90日間です。
サウジアラビア国内のみを往復する旅程では利用できない点に留意してください。
予約フローと注意点
航空券の手配とビザ申請は、サウディア航空の公式サイトまたは公式アプリから行います。
1. フライト検索画面で出発地、最終目的地、希望日程を入力する
2. 乗り継ぎ都市(リヤドまたはジェッダ)と希望の滞在時間(最大96時間まで)を選択する
3. 座席選択と追加オプションの画面で「トランジットビザ申請」にチェックを入れる
4. パスポート情報と顔写真データをアップロードする
5. 航空券代金とビザ手数料・保険料を合算して支払う
利用する際の注意点として、途中降機(ストップオーバー)ができるのは1回の往復予約につき1回のみです。
往路と復路の両方で入国することはできません。
また、現地到着後に96時間を超えて滞在を延長することはできませn。
超過滞在には高額な罰金が科されるため、必ずフライトの日程に合わせて出国してください。
なお、ビザの発行は入国を100%保証するものではなく、最終的な入国可否は到着時の審査官が判断します。
【要注意】サウジアラビア入国・税関の厳格なルール
サウジアラビアはイスラム教の厳格な戒律に基づく法制度が適用される国です。
他の海外旅行と同じ感覚で荷造りをすると、空港の税関で深刻なトラブルに発展します。
ここでは、渡航者が必ず守るべきルールを整理しました。
持込厳禁アイテム
サウジアラビアでは、宗教的および法的な理由から多くの品目の持ち込みが全面的に禁止されています。
すべての預け入れ荷物と機内持ち込み手荷物は、空港で100%のX線検査を受けます。
禁止されている代表的なアイテムは以下のとおりです。
- アルコール類:ビール、ワイン、ウイスキーなどすべて禁止です。乗り継ぎ便の空港免税店で購入した未開封品であっても一切持ち込めません。
- 豚肉製品:生肉だけでなく、ポークエキスを含むカップ麺やスナック菓子、豚革製品も対象です。
- ポルノ類:成人向けコンテンツはもちろん、水着写真が掲載された一般的なファッション雑誌も没収の対象となります。
- 偶像・異教の宗教的物品:礼拝の対象となる仏像や十字架の大型の置物などは持ち込めません。
持参する医薬品にも注意が必要です。
医療用麻薬を含む向精神薬や鎮痛剤を持ち込む際は、英文の処方箋や医師の診断書の携帯が求められます。
サウジアラビア食品医薬品局(FDA)および厚生労働省のガイドラインに従い、事前に持ち込み可否を確認してください。
疑わしい瓶やケースがある場合、荷物を開けて1枚ずつ中身を検査されます。
禁制品が見つかった場合は没収にとどまらず、拘禁や国外退去処分などの重い処罰が科されます。
外貨申告の義務
サウジアラビアへの出入国時には、通貨や貴金属の持ち込み・持ち出しに関する明確な申告基準が存在します。
所持している現金、トラベラーズチェック、金などの貴金属の総額が60,000 SAR(日本円で約240万円相当)を超える場合は、税関への申告が法律で義務付けられています。
該当する金額を所持している渡航者は、税関エリアで申告カードを受け取り、正確な金額を記入して係官へ提出してください。
申告を怠った場合、所持金の一時差し押さえや、資金洗浄の疑いによる調査・罰金などの厳しい処罰を受けます。
一般的な旅行費用であれば基準額を下回るケースが大半ですが、高額な宝飾品やビジネス用の資金を運ぶ際は申告手続きを忘れないでください。
入国審査の流れ
サウジアラビアの主要空港に到着した後は、パスポートコントロールで入国審査を受けます。
手続き自体は近代化されており、一人あたり2分から3分程度で完了します。
審査の手順は以下の3段階です。
1. 審査官へパスポートと印刷した電子ビザ(またはトランジットビザ)を提示する
2. 専用カメラによる顔写真の撮影を行う
3. 指紋スキャナーに両手の指を置き、生体認証データを登録する
審査が完了すると、パスポートに日付入りの入国スタンプが押印されます。
ブースを離れる前に、必ずご自身の目で入国スタンプが押されているか確認してください。
万が一スタンプが漏れていると、ホテルへのチェックイン拒否や、出国審査時に不法入国を疑われる原因となります。
サウジアラビア現地の滞在マナーと注意点

ここでは、滞在中に知っておくべき文化的規範をまとめました。
現地の価値観を尊重し、不要なトラブルや罰則を避けて快適な滞在を実現しましょう。
服装規定(ドレスコード)と公共マナー
2019年の観光解禁に伴い、外国人女性に対する伝統衣装アバヤ(黒いローブ)やヒジャブ(頭部を覆うスカーフ)の着用義務は法律上撤廃されました。
ただし、公共の場では男女ともに露出を控えた服装が求められます。
- 女性:肩や二の腕、膝が隠れる服装を着用してください。極端に体のラインが出る服や透ける素材、胸元の開いた服は避けましょう。
- 男性:肩が隠れるシャツと長ズボンが基本です。膝が見えるハーフパンツや袖のないタンクトップ姿での外出は、商業施設などで入場を断られる場合があります。
公共マナーとしては、許可のない現地住民(特に女性)の撮影や、警察・軍事施設、空港の保安エリアへのカメラ向けは厳禁です。
また、公共の場での過度なスキンシップも法律で罰金の対象となるため慎んでください。
宗教的聖地への立ち入り制限
サウジアラビアにはイスラム教の二大聖地が存在しますが、非イスラム教徒に対する立ち入り規制は都市ごとに明確に異なります。
メッカ(Mecca)
市内全域が神聖な領域とされており、非イスラム教徒の立ち入りは法律で全面的に禁止されています。
道路の主要検問所で宗教の確認が行われ、違反した場合は国外退去処分となります。
メディナ(Medina)
近年規制が緩和され、非イスラム教徒であっても市内の大半のエリアを訪れることができるようになりました。
ただし、預言者のモスクの中心部や神聖な礼拝区画への入場は現在もイスラム教徒に限定されています。
歴史的な背景や宗教的意義を正しく理解し、立ち入り禁止区域を示す標識がある場所には決して侵入しないでください。
ラマダン期間・ハッジ期間の旅行時の注意点
イスラム暦に基づく宗教行事の期間中は、通常の旅行シーズンと社会の動向が大きく変化します。
断食月(ラマダン)の期間中は、日中の大半の飲食店が営業を休止します。
外国人向けのホテル内レストランなどでは日中の食事が可能ですが、公共の屋外での飲食や喫煙は慎む配慮が必要です。
日没後の食事(イフタール)に合わせて街が活気づくため、夜間に観光客や住民の活動が集中します。
また、大巡礼(ハッジ)の時期は、世界中から200万人以上の巡礼者がメッカ周辺へ集まります。
この期間は、観光電子ビザを所持していてもメッカ方面への交通規制が極めて厳しくなります。
さらに航空券や現地の宿泊料金が年間で最も高騰するため、一般的な観光目的であればハッジの期間を外して旅行日程を組むことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)|サウジアラビアのビザについて
-
サウジアラビアのビザ代金はいくらですか?
日本人が申請する観光eVisaの料金は、ビザ本体料金300SAR(約1万2,000円相当)+強制加入の緊急医療保険95SAR(約3,800円相当)=合計395SAR(約1万6,000円相当)です。為替レートにより日本円換算額は変動するため、申請時に最新レートをご確認ください。なお、支払いはクレジットカードによるオンライン決済のみとなります。 -
サウジアラビアでトランジットするにはビザは必要ですか?
サウジアラビアの空港で乗り継ぎをする場合、国際乗り継ぎエリア内のみ滞在するのであればビザが不要な場合があります。ただし、乗り継ぎ中に入国審査を通過して空港の外に出る場合(トランジットビザでの短期滞在)は、別途トランジットビザが必要です。渡航前に利用する航空会社またはサウジアラビア大使館に最新情報をご確認ください。 -
サウジアラビアのビザはアライバル(到着ビザ)で取得できますか?
日本人旅行者はサウジアラビアの空港での到着ビザ(アライバルビザ)を取得できる場合がありますが、空港での待ち時間や手続きの遅延が発生する可能性があります。スムーズな入国のため、渡航前に公式サイト(visa.visitsaudi.com)でeビザを事前取得することを強くおすすめします。 -
サウジアラビアで就労するにはビザが必要ですか?
はい、サウジアラビアで就労するには観光eVisaとは別の就労ビザ(ワークビザ)が必要です。就労ビザの取得にはサウジアラビア側のスポンサー企業(雇用主)が必要で、申請手続きも観光eVisaより複雑です。観光eVisaや商用ビザでの就労は法律で禁止されていますのでご注意ください。 -
サウジアラビア eビザの申請から取得までどのくらいかかりますか?
公式サイトからeビザを申請した場合、多くのケースでは申請後10分以内にPDF形式のeVISAがメールで届きます。ただし、申請内容の審査状況によっては1〜2日かかる場合もあります。渡航予定日の少なくとも3日〜1週間前には余裕を持って申請することをおすすめします。 -
子供もサウジアラビアのビザが必要ですか?
はい、年齢に関わらずすべての渡航者にビザが義務付けられているため、子供も大人と同様にeビザの取得が必要です。未成年者が申請する際には、18歳以上の親または法定後見人の同伴が必要です。同伴する成人も同時にeビザを申請してください。家族旅行の場合は、全員分のビザを出発前に一括して申請しておくとスムーズです。 -
サウジアラビア eビザで陸路入国はできますか?
はい、サウジアラビアの観光eVisaは空路だけでなく陸路での入国にも有効です。近隣のUAE・バーレーン・ヨルダンなどから陸路でサウジアラビアに入国する場合も、eVISAのPDFをパスポートと一緒に提示することで入国手続きを行えます。
事前にビザの準備を万全にして魅惑のサウジアラビアへ

サウジアラビアは観光の扉を開いたばかりの、古代の歴史と未来都市が融合する魅力的な国です。
ビザの制度や入国ルールを正しく理解していれば、手続きに不安を感じる必要はありません。
今回解説した重要ポイントを振り返ります。
- 日本国籍者は入国にビザが必須(残存有効期限6ヶ月以上のパスポートが必要)
- 滞在目的に応じて「観光電子ビザ(395 SAR)」または「最安のトランジットビザ」を選択する
- オンライン申請の顔写真データは「200×200ピクセル、5KB〜100KB」を厳守する
- アルコールや豚肉製品は完全持ち込み禁止(違反時は重い処罰対象)
- 服装は男女ともに肩と膝を隠す控えめなスタイルを心がける
ビザの申請準備が整ったら、次にフライトと宿泊先を確保しましょう。
Trip.comなら、サウジアラビアの主要都市を結ぶ航空券やビザ申請に必要なホテル予約確認書を即時に発行できます。
24時間対応の日本語カスタマーサポートも完備しているため、万が一の旅程変更時も安心です。
今すぐお得なチケットをチェックして、未知の冒険へ出発しましょう。
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