
「上海の屋台ってどこが安全で美味しいの?」と迷う人は多いですよね。
結論から言うと、初心者は人気夜市と定番メニューを押さえれば失敗しません。その理由は、城隍廟夜市や泗泾夜市など、観光客も地元民も通う定番スポットが揃っており、小籠包・串焼き・糖葫蘆など名物グルメを安心して楽しめるからです。
この記事ではおすすめ夜市・人気メニュー・安全対策・よくある質問まで一気に解説します!
上海屋台グルメを満喫できる人気夜市・屋台ストリートTop6
城隍廟(じょうこうびょう)夜市

古い街並みが残る観光名所エリアにあり、歴史ある建物を眺めながら老舗グルメや伝統スイーツを楽しめます。中秋節には鮮肉月餅(焼きたて肉まんじゅう)や酒醸小圆子(甘酒団子)など、季節限定グルメも登場。夜は提灯が灯り、昔ながらの中国夜市の雰囲気を味わえます。100年以上続く老舗料理店も多く、本格上海料理を堪能できます。
最寄駅:地下鉄10号線「豫園駅」徒歩約5分
価格目安:屋台グルメは1品20~50元(約400~1,000円)
周浦(しゅうほ)夜市

「小上海歩行街」とも呼ばれる規模の大きな老舗夜市。広東腸粉、東北烤冷面、タイティー、台湾カステラなど、中国全土+アジア各国の屋台料理が一度に楽しめます。グルメだけでなく、射的・雑貨・日用品などの露店も多く、地元感あふれる雰囲気が魅力。観光というより「リアルな上海の夜」を体験したい人におすすめです。
最寄駅:地下鉄18号線「周浦駅」徒歩圏内
価格目安:屋台グルメは1品20元(約400円)前後、数十元(約800~1,500円)でお腹いっぱい
田子坊(たごぼう)

旧市街の「石庫門(シークーメン)」建築をリノベーションした人気スポットです。昼は観光客で賑わいますが、夜はライトアップされて屋台や小規模フード店が出現します。伝統的な小吃からインスタ映え系グルメまで幅広く、路地裏にはバーやティースタンドも多数。古さとモダンが共存するフォトジェニックな夜市エリアです。
最寄駅:地下鉄9号線「打浦橋駅」すぐ
価格目安:屋台グルメは1品25~60元(約500~1,200円)、ドリンク15~35元(約300~700円)
七宝(ちーぱお)老街

水路に囲まれた古鎮(こちん)風の街並みで、江南地方の小吃や郷土料理が楽しめます。名物は七宝方餅と七宝羊肉。伝統工芸店やお土産屋も多く、食べ歩き+散策+買い物が楽しめる観光向けエリアです。週末は混雑するため、平日がおすすめ。運河沿いの茶館でひと息つくのもおすすめです。
最寄駅:地下鉄9号線「七宝駅」徒歩約10分
価格目安:屋台グルメは1品15~40元(約300~800円)、定食50~80元(約1,000~1,600円)
泗泾(スージン)夜市

「上海で最も熱い露天夜市」と言われる規模と人気を誇り、中国各地のB級グルメが勢ぞろいするスポットです。楽山の钵钵鸡(ボーポージー)、西安の甑糕(ゼンガオ)、東北の鍋包肉(グオバオロウ)など地方料理はもちろん、巴斯克チーズケーキやスフレなどトレンド系スイーツまで揃っており、「炭水化物パラダイス」とも称されています。観光客だけでなく地元民も通う、活気あふれる夜市です。
最寄駅:地下鉄9号線「泗泾駅」2番・3番出口すぐ
価格目安:一人50元前後(約1,000円)でお腹いっぱいに。
武康路(ぶこうろ)屋台通り

おしゃれエリア「新天地」近くにあり、カフェやバーが立ち並ぶ中に小規模フードスタンドや屋台が点在。上海風おつまみから創作小吃まで、伝統×モダンの料理が楽しめます。ショッピングやギャラリーの合間に立ち寄れる気軽さが魅力で、洗練された雰囲気重視の人にぴったり。
最寄駅:地下鉄10号線「上海図書館駅」徒歩約5分
価格目安:屋台グルメは1品25~60元(約500~1,200円)、セット80~120元(約1,600~2,400円)


















上海で絶対食べたい屋台グルメおすすめ10選
小籠包(ショウロンポー)

薄い皮の中に肉汁がたっぷり詰まった小籠包は、上海屋台グルメの王道メニューとして広く知られています。豫園エリアや南翔饅頭店では蒸したてを味わうことができ、黒酢と生姜を添えて食べるのが本場スタイルです。
【こんな人におすすめ】
初めて上海グルメを体験する人、定番名物を外したくない旅行者、食べ歩き初心者。
生煎包(焼き小籠包)

底はカリッと香ばしく、上部はふっくら蒸し焼きにされた生煎包は、小籠包と並ぶ人気屋台グルメとして定着しています。小杨生煎の看板料理として有名で、肉汁が多く一口目には注意が必要です。価格も手頃で旅行者に人気です。
【こんな人におすすめ】
小籠包は好きだけど焼き目や香ばしさも楽しみたい人、屋台で手軽に食べたい人。
大餅巻肉(ダービンジュエンロウ)

小麦粉で作られた薄焼き餅に豚肉や野菜を巻いた大餅巻肉は、食べ歩きしやすいボリューム系の屋台料理として親しまれています。タレの味や具材は屋台ごとに異なり、朝食・軽食・夜食としても幅広く利用されています。
【こんな人におすすめ】
パン系ストリートフードが好きな人、ランチ代わりにボリュームを求める旅行者。
蟹粉小吃(シェーフェンシャオチー)
上海蟹の味噌を使った点心や麺料理を総称する蟹粉小吃は、秋冬の名物屋台グルメとして人気を集めています。蟹黄湯包や蟹粉麺などバリエーションが豊富で、豫園や観光フードコートでも手軽に味わうことができます。
【こんな人におすすめ】
上海蟹に興味がある人、季節限定グルメを楽しみたい人、高級食材を気軽に食べたい人。
葱油拌麺(ツォンヨウバンメン)

香ばしいネギ油と醤油ベースのタレを絡める葱油拌麺は、シンプルながらも屋台麺の代表格として愛されています。具材の少ない素朴な味わいが特徴で、日本のまぜそばに近く、夜食や軽食としても親しまれています。
【こんな人におすすめ】
あっさりした麺料理を探している人、油っぽい料理が苦手な人、ひとり飯派。
串焼き(ラム串・牛串など)

新疆風のスパイスを効かせた羊肉や牛肉の串焼きは、夜市グルメの代表格として現地でも定番です。クミンや唐辛子が香る炭火焼きスタイルで、1本5〜8元と手頃。ビールとの相性も良く、夜の食べ歩きに欠かせません。
【こんな人におすすめ】
夜市の雰囲気を味わいたい人、お酒好き、香辛料や肉料理が好きな人。
臭豆腐(チョウドウフ)

発酵させた豆腐を揚げる臭豆腐は、独特の香りを持つ屋台B級グルメの代表です。外側はカリッと香ばしく、中は柔らかく仕上がり、ニンニクや辣油だれとの相性も抜群。湖南式や台湾式など地域差も楽しめます。
【こんな人におすすめ】
B級グルメ好き、異文化フードに挑戦したい人、旅の思い出を作りたい人。
糖葫蘆(タンフル)

果物を串に刺して飴でコーティングした糖葫蘆は、スイーツ系屋台グルメの定番として親しまれています。山査子やイチゴが使われることが多く、外はパリッと中はジューシー。豫園や南京東路でもよく見かけます。
【こんな人におすすめ】
SNS映えを狙いたい人、子連れ旅行者、食べ歩きデザートを探している人。
小ワンタン(小餛飩)

ひと口サイズの小ワンタンをスープやタレで食べる料理は、朝食や夜食の定番小吃として人気です。豚肉やエビが主な具材で、日本のワンタンスープよりもあっさりしており、屋台でも気軽に注文できます。
【こんな人におすすめ】
朝ごはんを現地で楽しみたい人、優しい味を求める人、胃に負担をかけたくない人。
蘿蔔絲餅(ルオボスービン)

細切り大根を生地に包み鉄板で焼き上げる蘿蔔絲餅は、香ばしさと野菜の旨みを楽しめる屋台グルメのひとつです。外はカリッと中はジューシーで、胡椒や葱の風味も感じられ、軽食やおやつとしても親しまれています。
【こんな人におすすめ】
ベジタリアン系グルメが気になる人、小腹を満たしたい人、香ばしい粉ものが好きな人。
関連記事:上海のおすすめグルメガイド!名物料理・老舗レストラン・穴場店を紹介
上海屋台グルメを安全に楽しむコツ

清潔な屋台の見分け方
屋台選びのポイントは「人の流れ」と「調理環境」です。
- 行列ができている店は食材の回転率が高く、新鮮で安全な可能性が大きいです(混雑屋台=鮮度の高さの目安とされています)。
- 手袋や帽子を着用し、調理台が整理整頓されている屋台は清潔意識が高いサイン。
- 生野菜や常温で長時間置かれた食材は避けるのが無難です。
支払いはQRコード決済が便利
現地の屋台では、現金よりもWeChat PayやAlipayなどのQRコード決済が主流です。特に繁華街の南京東路や豫園周辺ではQR決済がスムーズで、財布を出すリスクも減らせます。
辛さ調整の中国語フレーズを覚える
上海屋台の定番「串焼き」や「麻辣湯」は辛さが調整可能です。注文時に一言伝えるだけで、自分好みの味にできます。
- 「不要辣(ブーヤオラー)」=辛くしないで
- 「少辣(シャオラー)」=少しだけ辛く
- 「多放葱(ドゥオファンツォン)」=ネギを多めに
ちょっとしたフレーズを覚えておくだけで、屋台体験がぐっと快適になりますよ!
上海屋台グルメのモデルコース

3時間で回れる「城隍廟夜市+外灘夜景」コース
おすすめ時間帯:18:00〜21:00
1. 城隍廟夜市(豫園商城周辺)
- 小籠包、生煎包、糖葫蘆(フルーツ飴)など、上海の定番屋台グルメが一度に味わえます。
- 清代の建築に囲まれた独特の雰囲気は、ガイドブックでも「上海らしさを体感できるスポット」として紹介されています。
2.徒歩15分で外灘へ
- 黄浦江沿いのライトアップされた歴史建築群と、対岸・浦東の高層ビル群の夜景が一度に楽しめます。
- グルメだけでなく「食+景観」の両方を満喫できるので、短時間の観光モデルコースとして最適です。
👉 この流れなら、初めての上海旅行でも3時間で「食べ歩き+絶景」を効率よく体験できます。
関連記事:上海で食べ歩きを楽しむ完全ガイド|豫園・田子坊・南京東路などの名物小吃を徹底紹介
深夜便OK!24時間麺街を巡るナイトプラン
おすすめ時間帯:22:00〜深夜2:00
1.真夜中の麺狩り(24時間営業の屋台街)
上海には夜通し営業する屋台街が各地に点在しています。牛肉麺、葱油拌麺、ワンタンなど、世代を超えて受け継がれた麺文化が味わえます。
2.深夜の裏路地散策
メイン通りから少し外れると、観光客が少ないローカル屋台が見つかります。価格は10〜20元(約200円~400円)と手頃で、より庶民的な雰囲気を体験可能。
👉 夜発・深夜着のフライトを利用する旅行者にとって、空き時間にぴったりのプラン。屋台グルメを味わいながら、上海の「眠らない街」の一面を堪能できます。
上海屋台グルメに関するよくある質問

深夜に屋台グルメを食べても大丈夫?
上海には24時間営業の屋台もありますが、深夜は食材の鮮度に注意が必要です。揚げ物や麺類など、加熱時間が長い料理を選ぶと安心度が上がります。
上海で屋台を楽しむベストタイミングは?
朝と夜が狙い目です。朝は「煎餅(クレープ風)」「豆乳」など朝食メニュー、夜は南京東路や夜市で串焼きや生煎包が楽しめます。
上海屋台の価格帯はどのくらい?
一品あたり5〜20元(約100〜400円)が相場です。観光地の夜市はやや高めですが、それでもレストランに比べると格安で、食べ歩きにぴったりです。
臭豆腐など匂いが強い屋台グルメは日本人でも食べられる?
好みは分かれますが、上海のナイトマーケットでは「冒険グルメ」として人気です。辛めのタレをかければ匂いが和らぎ、意外と食べやすいと感じる旅行者も多いです。
上海の屋台グルメはテイクアウトできますか?
ほとんどの屋台が持ち帰りに対応しています。紙袋やプラスチック容器に入れてくれるので、ホテルに戻って食べるのもおすすめです。
上海の屋台は観光客向け?それとも地元民向け?
観光客向けに整備された屋台街もありますが、多くは地元民の日常の食文化です。南京東路は観光客が多く、ローカルな住宅街ではより安価で素朴な屋台が見つかります。
Trip.comを活用して上海屋台グルメ旅をもっと快適に

上海の屋台グルメは、夜市・ストリート・麺街などエリアごとに点在しており、移動や営業時間の把握が難しい場合もあります。Trip.comなら、日本語対応サイトから事前に現地ツアーやフードウォークを予約でき、言葉の心配や現地での手配の手間を減らせます。
また、航空券・ホテル・空港送迎とのセット予約にも対応しているため、「食べ歩き+観光+移動」をまとめてスムーズに計画できます。人気店のグルメツアーや夜市散策プランも充実しているので、初心者でも迷わず本場の味を堪能できます。


