イースター島をはじめ、多くの世界遺産が観光客を惹きつけるチリ。そんなチリに行ってみたいけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。
この記事では、2024年最新のチリの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、チリへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。
【チリでトラブルに遭った時の緊急連絡先】
連絡先 | 電話番号 |
警察 | 133 |
救急車 | 131 |
消防車 | 132 |
在チリ日本国大使館 | (市外局番02)2339-2200 |
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【最新情報】現在のチリの治安
チリはこれまで治安が良い国とされていましたが、2019年以降犯罪が増加しているため、治安は悪化傾向にあると言えるでしょう。殺人や強盗、性犯罪などの凶悪犯罪が増え、特に置き引きやスリ、ひったくりといった盗難被害が目立っています。
最近では、比較的安全とされていた首都・サンティアゴの東部地区でも住居侵入窃盗やショッピングセンターでの強盗が発生しており、日本人が襲われる事件も発生しました。夜間の外出は特に危険で、複数人でも注意が必要です。犯罪の増加の背景には貧富の差の拡大が影響しており、観光地や地方都市でも注意が必要です。
【日本外務省による危険情報】
地域 | 危険レベル |
チリ全土 | 1(十分注意) |
チリで観光客が気を付けたい治安が悪いスポットは?
1.首都・サンティアゴ
チリの首都であるサンティアゴ市では、近年治安が悪化しています。2021年の殺人事件は886件に対し2022年には1,220件に増加し、特に銃器を使った事件が多発。特に中心街のセントロ地区では、夜や週末に人が少なくなるため注意が必要です。昼間でもアルマス広場でスリやひったくりが発生しているため、油断は禁物です。
2.バルパライソ
世界遺産となっているチリ最大の港町・バルパライソは特に夏になると観光客でにぎわいますが、それを狙った武器を使った強盗が増えています。特にプラット埠頭やソトマジョール広場、ケーブルカー周辺の路地などで強盗やスリが多発しています。
安全を確保するためには、独り歩きを避け、人通りの少ない場所には行かないことが大切です。また目立つ服装や行動を避け、持ち物には常に注意を払い、周囲に気を配るようにしましょう。
3.サンティアゴ国際空港
サンティアゴ国際空港では、違法タクシーによるトラブルが増えています。タクシーは強引に客引きを行い、料金詐欺や乗車後にATMで現金を引き出させる事件が報告されています。また、出迎え者のふりをした違法タクシーも存在し、高額な料金を請求されることがあります。
対策としては、空港内のタクシーカウンターで正規のタクシーのチケットを購入したり、必ず営業許可のあるタクシーを利用したりするなどを徹底しましょう。
4.公共交通機関内
地下鉄は比較的安全ですが、車内でのスリや置き引きには十分注意が必要です。バスは地域によっては恐喝や強盗が発生することがありますので、安全とされる地域でも注意が必要です。特に乗客が少ないときは、運転席の近くに座ることをおすすめします。また、混雑したバス内ではスリの被害に遭いやすいので、荷物には常に気を配りましょう。
治安が良い場所でも注意!チリで観光客が狙われやすい犯罪とその対策
盗難(スリ・置き引き・ひったくり)
チリで日本人旅行客が気を付けたい犯罪のひとつが窃盗です。レストランのテラスで食事中にバッグが盗まれたり、満員の地下鉄で現金やパスポートが盗まれるケースなど、さまざまな犯罪手口の被害が発生しています。窃盗を防ぐには常に周囲に注意を払い、持ち物をしっかり管理することが重要です。
強盗
チリでは夜間の強盗事件も発生しています。例えば路上を歩いていると急に車が止まり、乗っていた3~4人の犯人に拳銃で脅され、鞄や財布、携帯電話を奪われるケースなどが挙げられます。夜間は特に注意が必要で、安全な場所を選んで移動することが重要です。また、危険な状況を避けるために周囲に気を配り、目立たない行動を心がけましょう。
チリの緊急時の連絡先
チリでトラブルに遭遇した場合、役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、チリ旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。
緊急連絡先
連絡先 | 電話番号 |
警察 | 133 |
救急車 | 131 |
消防車 | 132 |
在チリ日本国大使館
電話番号 | 住所 |
(市外局番02)2339-2200 | Ricardo Lyon 520, Providencia, Santiago |
チリに安心して渡航するための準備
1.海外旅行保険
チリへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。
2.パスポートのコピーや連絡先のメモ
チリでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。
3.たびレジ
チリ渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。
4.インターネット接続できるデバイス
チリでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。
特にチリでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。
チリの基本情報
基本情報 | |
首都 | サンティアゴ |
人口 | 約1,963万人 |
言語 | スペイン語 |
宗教 | カトリック、福音派 |
通貨 | チリ・ペソ |
政体 | 立憲共和制 |
チリの治安についてよくある質問
-
チリは安全な国ですか?
都市部では窃盗や強盗が発生することがあります。特に観光地や混雑した場所では注意が必要です。
-
夜間に外出しても大丈夫ですか?
大都市では夜間の外出は避けた方が安全です。特に人通りの少ない場所や暗い路地は危険です。
-
どの地域が特に危険ですか?
サンティアゴの一部地区や、バルパライソの特定エリアでは犯罪が多発しています。事前に情報を調べて行動することが重要です。
-
公共交通機関は安全ですか?
地下鉄やバスではスリや置き引きに注意が必要です。地域によって治安が異なるので、慎重に利用しましょう。
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チリへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう
チリでは外務省による危険レベル1が発出されており、渡航には十分に注意が必要です。特定の地域やスポットではさらに治安が悪い場所も存在しており、スリや窃盗などさまざまな犯罪が発生しているので、滞在中は十分に気を付けましょう。
チリの治安をチェックして、安全な旅を心がけてくださいね。
※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。