中国の4月の気温は？上海・北京・広州・大連・深セン・杭州・南京の服装

中国の4月の気温はどれくらいなのか、ご存じでしょうか？暖かい日差しの中を散策できる都市もあれば、防寒対策が必須の都市もあります。現地で戸惑うことがないように、4月の中国旅行を計画している方は、ぜひチェックしておきましょう。

この記事では、上海、北京、広州、大連、深セン、杭州、南京など、主要都市7つの4月の気温と服装を徹底比較。この記事を読めば、最適な服装がわかりますよ。

【中国の4月の気温】

※平均気温と降水量はあくまでも目安です。お出かけ前に、最新のお天気を確認してください。

中国・上海の4月の気温や最適な服装

上海の4月は、まさに春爛漫。過ごしやすい日が続きます。日中は暖かく、日によっては汗ばむほどの陽気になることも。ただし、4月は雨の日が多く、急な雨に見舞われることもありますので、折り畳み傘を携帯しておくと安心です。

服装は、長袖のシャツやカットソーに、薄手のカーディガンやジャケットなどを羽織るのが基本。朝晩の冷え込みに備えて、重ね着で調節できるようにしておくと便利です。

中国・上海の4月の気温

中国・北京の4月の気温や最適な服装

北京の4月は、待ちに待った春本番を迎えます。冬の寒さは完全に和らぎ、過ごしやすい陽気の日が多くなります。日中は20℃前後まで気温が上がりますが、朝晩は10℃前後まで冷え込みます。

この時期の北京は、街の木々が新緑に変わり、散策に最適な季節。4月は黄砂の影響を受ける可能性もあるため、気になる方はマスクを持参すると安心です。

中国・北京の4月の気温

中国・広州の4月の気温や最適な服装

広州の4月は、春の暖かさを存分に感じられる過ごしやすい季節です。日中は25℃前後まで気温が上がり、半袖で過ごせる日も多くなります。4月は雨季の始まりにあたり、降水量が増加する傾向に。一時的に強い雨が降るため、折り畳み傘など雨具を持っておくと安心です。

服装は朝晩の冷え込みに備えて、カーディガンや薄手のジャケットなど、軽く羽織れるものがあると便利です。雨対策として、撥水性のある素材の服や靴を選ぶのもおすすめ。

中国・広州の4月の気温

中国・大連の4月の気温や最適な服装

大連の4月は、ようやく春らしい陽気を感じられるような気候です。冬の寒さは和らぎますが、内陸部からの冷たい風の影響で朝晩はまだ冷え込む日もあります。日中の気温は10℃を超える日も増えてきますが、油断は禁物です。

4月は大連で黄砂が発生しやすい時期でもあります。外出時はマスクやメガネなどで対策することをおすすめします。服装は、薄手のセーターやブラウスなどに、ジャケットやスプリングコートなどを羽織るのがおすすめです。

中国・大連の4月の気温

中国・深センの4月の気温や最適な服装

深センの4月は本格的な春を迎え、過ごしやすい陽気となります。日中は25℃前後まで気温が上がり、半袖で快適に過ごせる日も多くなります。湿度も高くなってきますので、通気性の良い服装を選ぶと快適に過ごせるでしょう。

この時期の深センは、街路樹や公園の花々が色鮮やかに咲き誇り、散策や観光に最適な季節です。香港にも近いので、足を延ばしてみるのも良いかもしれません。

中国・深センの4月の気温

中国・杭州の4月の気温や最適な服装

杭州の4月は春の心地よい気候に包まれ、観光に最適なシーズンを迎えます。朝晩は少し冷え込むことがあるため、羽織るものがあると安心です。

しかし、杭州の4月は「第二の雨季」とも呼ばれるように、比較的雨が多い時期です。しとしとと降り続く雨に見舞われることもありますので、折り畳み傘などの雨具は必須です。足元は、雨に備えて防水性の高い靴を選ぶと良いでしょう。

中国・杭州の4月の気温

中国・南京の4月の気温や最適な服装

南京の4月は春の穏やかな気候となり、過ごしやすい時期を迎えます。日中は暖かいですが朝晩はまだ少し冷え込むため、薄手の羽織ものがあると重宝します。4月は比較的雨が少なく、晴天の日が多いのが特徴です。

この時期の南京は、街のあちこちで花が咲き始め、春の訪れを感じられます。桜の名所である鶏鳴寺や明孝陵などは、散策に最適。春の陽気の中、歴史的な建造物や美しい自然を満喫できるでしょう。

中国・南京の4月の気温

4月に中国へ行くときの注意点

1.気温の急激な変化

中国の4月は春本番ですが、気温の変化が激しい月です。北京や西安などの北部では、日中は25度を超えても、朝晩は10度以下に下がることも。突然の寒波で気温が大きく下がることもあります。半袖に薄手のジャケット、折りたたみ傘など、様々な天候に対応できる服装を準備しましょう。

2.花粉と黄砂の対策

中国の4月は花粉が最も多く飛散する時期です。北部では柳の綿毛が街中を舞い、「柳絮」と呼ばれる現象が見られます。アレルギーの方はマスクや目薬を必ず持参しましょう。黄砂の影響も受けやすく、空気が濁ることも。大気質指数（AQI）を毎日チェックし、悪化している日は屋外での活動を控えめにすることをお勧めします。

3.観光ピークシーズン

4月は春の観光ベストシーズンで、中国全土で観光客が急増します。特に清明節（4月上旬）の連休期間は、国内外からの観光客で人気スポットは大混雑。観光地の入場券や交通機関のチケットは早めの予約が必須です。人気レストランも予約なしでは入れないことが多いので、食事の計画も事前に立てましょう。

4月の中国におすすめの観光スポット

1.蘇州の拙政園（せっせいえん）

春爛漫の4月、世界遺産の拙政園は最高の見どころです。桃の花や牡丹が咲き乱れ、庭園内の池には鯉が泳ぎ、まるで水墨画の世界に入ったよう。おすすめは、早朝の散策です。朝もやの中で古い建物や石橋が幻想的な雰囲気を醸し出します。観光客も少ない時間帯なので、SNS映えの写真も撮りやすいですよ。

2.西湖（せいこ）・杭州

4月の西湖は、桜と柳の競演が見事です。湖のほとりを歩けば、春風に乗って花びらが舞い、まるで自然のショーを見ているよう。夕方になると「印象西湖」という水上ショーが始まり、LEDライトと音楽で湖面が幻想的に彩られます。近くの有名な龍井茶の産地では、お茶摘みも体験できるので、中国茶好きにはたまりません。

3.万里の長城

春の長城は気温が20度前後と歩くのに最適。4月は空気が澄んでいて、長城からの眺めが最高です。観光客も夏に比べて少なく、ゆったりと散策できます。周辺には春の山菜を使った料理を楽しめるレストランもあり、グルメも満喫できますよ。

中国旅行に関しては、こちらの記事が参考になります。

→中国旅行に必要な費用はいくら？安い時期とベストシーズンを解説
→中国旅行の準備で必要なものは？あると便利な持ち物リスト一覧

4月の中国は春本番でお出かけに最適

4月の中国は、寒すぎず暑すぎない気温で観光にぴったりの季節です。桜や牡丹、桃の花が咲き誇り、新緑も芽吹き始める春本番です。観光地も夏のピークシーズンに比べて比較的空いているので、ゆっくりと観光を楽しめるでしょう。

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