ルーマニアの治安は良い？悪い？ブカレストの防犯対策3選

ルーマニアの治安は近年安定しており、ほとんどの旅行者にとって安全な国。警察の存在や監視カメラの設置など、治安維持に積極的な取り組みが実を結んでいます。ただし、観光客が集中する場所では注意してください。

この記事では、ルーマニアの治安に関する情報をわかりやすく解説します。

【ルーマニアでトラブルに遭遇した時の連絡先】

【最新】ルーマニアの治安・安全に関する情報

ルーマニアの治安は、一般的に安全とされています。2024年10月現在、ルーマニアへの渡航を制限する宣言は発令されていません。

しかし、大都市や観光地では盗難や詐欺行為が発生することがありますので、貴重品の管理には注意が必要です。また、夜間の一人歩きや人混みには警戒心を持ちましょう。ルーマニアに渡航する際は、外務省の海外安全ホームページをチェックすることをおすすめします。

➡外務省海外安全ホームページ

治安の良いルーマニアで気を付けたい3つのトラブル

ルーマニアで日本人旅行者が巻き込まれやすい3つの犯罪を知っておきましょう。

1.スリ・置き引き

ルーマニアの観光地や混雑した場所では、スリや置き引きに注意が必要です。とくに、ブカレスト駅周辺やブラショフ駅周辺では警戒が必要です。

貴重品は必ず体の前で持ち歩き、リュックサックは前に抱えましょう。ショルダーバッグはたすき掛けにし、ファスナーを閉めて歩くことをおすすめします。レストランや観光地では、バッグを常に自分の視界に入れておくことが大切です。

2.偽のガイドや物売り

観光地では、偽のガイドや強引な物売りに遭遇することがあります。彼らは、高額な料金を要求したり、低品質な商品を押し付けたりする可能性があるでしょう。信頼できる公認ガイドのみを利用し、事前に予約することをおすすめします。路上での勧誘には毅然とした態度で「No！」とはっきり断るべきです。

3.ぼったくり

一部のタクシー運転手が、遠回りをしたりメーターを操作したりして、不当に高額な料金を請求する報告があがっています。必ず正規のタクシー乗り場を利用し、必ずメーターを使用してもらうよう依頼するべきです。

スマートフォンのナビアプリを使って、ルートを確認することをおすすめします。不審に感じた場合は領収書を要求し、必要に応じて警察や観光案内所に相談しましょう。

ルーマニアで治安が良くない地域

これらの地域は、他の場所と比較して盗難や詐欺の発生率が高くなる傾向があります。観光中は常に周囲の人に敏感になり、安全を優先させましょう。

1.ブカレスト北駅周辺

ブカレストの主要な鉄道駅である北駅周辺は、特に夜間に注意が必要です。この地域では、スリや置き引きなどの軽犯罪が比較的多く報告されています。観光客や旅行者を狙った犯罪も発生しているため、荷物の管理には十分注意してください。駅周辺には怪しげな人物が集まることがあり、特に深夜や早朝の時間帯は警戒が必要です。

2.フェレントリ地区

ブカレスト南部に位置するフェレントリ地区は、ルーマニアでも治安の悪い地域として知られています。この地域は貧困率が高く、犯罪率も比較的高いとされています。麻薬取引や暴力事件が報告されることもあり、地元の人々でさえ注意して行動する地域です。観光客にとっては危険な場所とされ、訪問はおすすめできません。

3.ペリフェリー

ブカレストやその他の大都市の郊外地域、いわゆるペリフェリーは、しばしば治安の問題が指摘されます。これらの地域は、経済的に恵まれていない場合が多く、犯罪率が比較的高い傾向にあります。特に夜間は注意が必要で、見知らぬ人との接触を避けることが賢明です。また、公共交通機関の利用時には、所持品の管理に気を付ける必要があります。

ルーマニアで治安がよい地域

トランシルヴァニア地方の都市や観光地は比較的安全とされています。例えば、中世の雰囲気が残る都市シビウやブラショフは、観光客に人気があり、街路も整備されています。

また、首都ブカレストの中心部、特にリピスカニ地区などの旧市街は、昼夜を問わず人通りが多く、比較的安全です。ルーマニア北部のマラムレシュ地方も、伝統的な農村風景が残る穏やかな地域として有名。これらの地域では、一般的な注意を払えば、安心して滞在や観光を楽しむことができます。

治安のよいルーマニアで守りたい防犯対策3つ

ルーマニアで安全に旅行するための防犯対策を紹介します。

1.貴重品の管理

観光地や公共交通機関では、常に貴重品の管理に気を配ることが重要です。パスポート、現金、クレジットカードは必ず別々に保管し、ホテルのセーフティボックスを活用しましょう。

スマートフォンやカメラも常に身につけ、テーブルに置いたままにしないよう注意が必要です。ATMを利用する際は周囲に不審な人物がいないか確認し、できるだけ人目につく場所や銀行内のATMを利用しましょう。

2.宿泊先のセキュリティ

ホテルを選ぶ際は、セキュリティ面は重要です。部屋を出る際は、窓やバルコニーのドアも含めて必ずすべての出入り口を施錠し、貴重品はセーフティボックスに保管しましょう。また、知らない人がドアをノックしてきた場合は、ドアを開ける前に身元を確認することが賢明です。

3.夜間の外出は控える

ルーマニアの夜間は治安が悪化します。そのため、犯罪に遭うリスクが高まります。特に女性の一人歩きは避け、複数人で行動するかタクシーを利用しましょう。観光地であっても、人通りの少ない路地裏は避けるべきです。

治安のよいルーマニアで頼りになる連絡先

ルーマニアでトラブルに遭遇した場合、役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、ルーマニア旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。

1.ルーマニア大使館

もしも大きなトラブルに巻き込まれた場合や旅券の紛失など、具体的なサポートが必要な場合は、ルーマニア大使館に連絡してください。日本国民の安全と保護を目的としており、旅行者へのサポートも行っています。

2.警察・消防・救急

緊急連絡先への通報は、現地在住者や日本大使館員の助言を得てから行うことをお勧めします。

ルーマニアの基本情報

ルーマニアの治安に関するよくある質問

そのほか、ルーマニア旅行はこちらの記事が参考になります。
→ルーマニアの人気観光スポット・旅行ガイド・グルメ

治安の良いルーマニア旅行に出掛けよう！

ルーマニアは一般的に治安の良い国とされています。観光地や主要都市では警察の存在感も高く、安全な環境で旅行を楽しめるでしょう。

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