デスティネーションキャンペーンとは?開催地・見どころ

執筆:shiones
2026年10月13日

デスティネーションキャンペーン(DC)は、開催エリアを最もお得かつ特別な非日常体験とともに巡ることができる、日本最大規模の観光ビッグチャンスです。
キャンペーン期間中の地域には、普段は立ち入れない非公開文化財の特別開帳、地元名店による限定グルメ、そして限定の臨時列車や格安フリーパスなど、
通常期の旅行では決して味わえないプレミアムな企画とおもてなしが用意されます。
この記事では、デスティネーションキャンペーンについての以下の内容をわかりやすく解説します。
- デスティネーションキャンペーンとは?
- 全国のDC開催スケジュール早見表
- 宮城・山口県・熊本・長野・滋賀・神奈川・福島など、注目エリアごとの限定企画と見どころ
- プラチナチケット化するDC限定観光列車の予約を勝ち取るテクニック
- 旅費を大幅に抑える特別企画乗車券の選び方とおすすめモデルコース
- 混雑ピークを回避して快適に旅するための事前準備チェックリスト
全国のDC開催地情報を網羅的に把握し、チケットや宿泊の手配で失敗せず、一生の思い出に残る最高の旅を計画しましょう。
開催中&近年開催予定のデスティネーションキャンペーン一覧
エリア | キャンペーン名 | 開催期間・区分 |
|---|---|---|
山口県 | 万福の旅 おいでませ ふくの国、山口 | 2026年10月〜12月(本DC) |
滋賀県 | 滋賀デスティネーションキャンペーン | 2026年10月〜12月(プレ) |
長野県 | 信州デスティネーションキャンペーン | 2027年7月〜9月(本DC予定) |
神奈川県 | 神奈川・横浜デスティネーションキャンペーン | 2027年4月〜6月(本DC予定) |
宮城県 | 宮城デスティネーションキャンペーン | 2028年10月〜12月(本DC決定) |
デスティネーションキャンペーン(DC)は日本最大級の観光キャンペーン
ここでは、キャンペーンの基本構造、旅行者が得られる4大メリット、そして3年間続く開催サイクルの活用法を順番に解説します。
デスティネーションキャンペーン(DC)の基本概要
デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ6社と指定エリアの自治体や観光団体が共同で展開する、国内最大規模の大型観光プロジェクトです。
1978年に当時の日本国有鉄道と和歌山県が共同で実施した取り組みから始まり、45年以上の歴史を積み重ねてきました。
現在では1年を4期(春・夏・秋・冬)に分け、それぞれ3か月間の集中プロモーションを全国各地で展開しています。
単なる自治体のPRと大きく異なる点は、鉄道という移動インフラと地域の観光資源が完全に連携している点です。
期間中は新幹線の増便や臨時列車の設定、二次交通の整備までが一斉に進みます。
行政と民間企業が総力を挙げて観光客を迎え入れる体制が整うため、通常の旅行とは比較にならないほど受け入れ環境が充実します。
旅行者にとっての4つのメリット
キャンペーン期間中のエリアを訪れる旅行者には、通常期にはない特別なメリットが4つ用意されています。
1. 特別企画乗車券(割引きっぷ・フリーパス)の発売
新幹線や特急列車を含むJR線が乗り放題になる限定パスが販売されます。
通常運賃と比べて30%から50%ほど割安に移動できる切符も多く、交通費を大幅に節約できます。
2. 観光列車や臨時列車の特別運行
観光列車が特別ルートや増便ダイヤで運行されます。
普段は走らない線区を走る臨時列車も設定され、車内イベントや記念乗車証の配布などプレミアムな体験を楽しめます。
3. 特別拝観や非公開文化財の一般公開
国宝や重要文化財の特別開帳、普段は立ち入れない酒蔵の見学など、特別な観光プログラムが多数用意されます。
地元の名店が手がける限定メニューや記念駅弁の販売も行われます。
4. 地域全体による手厚いおもてなし
主要駅での観光案内所の機能強化や、地元住民による横断幕での出迎えが実施されます。
記念品のプレゼントや手荷物配送の割引など、手厚い旅行サポートを受けられます。
知っておくべき「プレDC・本DC・アフターDC」の違いと狙い目
デスティネーションキャンペーンは単年で終わるイベントではなく、前後1年を含めた3年間で1つのサイクルを形成しています。
開催1年前の準備期間をプレDC、当年の本番を本DC、翌年のフォロー期間をアフターDCと呼びます。
旅行者にとっては、それぞれのフェーズごとに異なるメリットが存在します。
各フェーズの特徴の違いは以下のとおりです。
・プレDC(1年前)
位置づけ:本番に向けた予行演習
混雑度:通常期と同等で比較的すいている
特別企画:一部の限定企画や臨時列車が先行してスタート
こんな人におすすめ:混雑を避けて新しい観光素材を先取りしたい方に最適
・本DC(当年)
位置づけ:キャンペーンの本番期間
混雑度:全国から旅行者が集まり非常に高い
特別企画:すべての限定列車、特別公開、イベントが最大規模で実施
こんな人におすすめ:お祭り気分を味わいたい方や、すべての限定体験を網羅したい方
・アフターDC(翌年)
位置づけ:定着と感謝を目的とした継続期間
混雑度:本番直後より落ち着いている
特別企画:好評だった人気企画や観光列車を絞り込んで継続運行
こんな人におすすめ:整備された観光インフラを快適に楽しみたい堅実派
【注目エリア別】デスティネーションキャンペーンで話題の見どころ&特別企画
山口県|絶景路線と維新の歴史を巡る

山口県では、2026年10月1日から12月31日まで本キャンペーンが開催されます。
項目 | 内容 |
|---|---|
キャンペーン名 | 山口デスティネーションキャンペーン |
開催期間 | 2026年10月1日〜12月31日 |
アフター期間 | 2027年10月〜12月 |
■ 3つの見どころ
観光列車で巡る日本海と維新の絶景
萩・長門・下関を結ぶ観光列車〇〇のはなしが運行されます。
車窓からはコバルトブルーに輝く角島大橋周辺の海や、元乃隅神社の朱色の鳥居といった絶景を眺められます。
明治維新の歴史が息づく萩城下町へのアクセスも快適です。
歴史的遺産と自然洞窟の特別体験
国宝の瑠璃光寺五重塔では特別拝観が実施されます。
さらに秋芳洞では、普段は立ち入れない未公開エリアを探検するプレミアムケイビングツアーが開催されます。
錦帯橋では保存修理を担う橋守が案内する限定ツアーも登場します。
名湯の再生と旬の海鮮グルメ
長門湯本温泉では、再生された風情ある温泉街と立ち寄り湯の恩湯での湯治を堪能できます。
食事には本場のふぐや瓦そばに加え、キャンペーン限定の新名物である長州海鮮うにしゃぶや周防大島みかん鍋が提供されます。
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
朝食
滋賀県|琵琶湖だけじゃない!歴史絵巻と戦国・祈りの文化特別公開

滋賀県では、2026年秋にプレキャンペーン、2027年秋に本番キャンペーンが開催されます。
項目 | 内容 |
|---|---|
キャンペーン名 | 滋賀デスティネーションキャンペーン |
プレ期間 | 2026年10月1日〜12月31日 |
本番期間 | 2027年10月1日〜12月31日 |
キャッチフレーズ | 癒しがいっぱい、シガリズム。 |
■ 3つの見どころ
世界遺産と戦国の歴史をたどる祈りの旅
比叡山延暦寺の諸堂巡拝や、近江八幡の歴史ある町並み散策を満喫できます。
戦国時代を彩った名将ゆかりの城跡をめぐる近江武将カードラリーや、豊臣兄弟ゆかりの地を結ぶ周遊バスも運行されます。
寺社仏閣の夜間ライトアップなど、夜だけの特別な体験も充実しています。
琵琶湖の自然とアニメ聖地を満喫する体験
大津港から琵琶湖博物館へ直行する学芸員解説付きのスペシャルクルーズなど、湖上ならではの企画が用意されます。
さらに、近江神宮をはじめとするアニメ作品の舞台をめぐる聖地巡礼ツアーや、県内31か所の酒蔵をめぐるパ酒ポートなど、多彩な周遊企画が展開されます。
鉄道で湖国を網羅する3大フリーパスの発売
JR西日本から期間限定でお得な企画乗車券が登場。
鉄道で湖を一周でき近江鉄道も2日間乗り放題になる鉄道版ビワイチパスや、延暦寺までの交通と巡拝券がセットの比叡山おでかけパス、
信楽方面へ足をのばせるにんにんパスが発売され、移動費を大幅に抑えられます。
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
朝食
長野県(信州)|「のってたのしい列車」と山岳リゾートの最高峰

長野県では、2027年夏に大型観光キャンペーンの本番を迎えます。
項目 | 内容 |
|---|---|
キャンペーン名 | 信州デスティネーションキャンペーン |
プレ期間 | 2026年7月1日〜9月30日 |
本番期間 | 2027年7月1日〜9月30日開催予定 |
アフター期間 | 2028年7月1日〜9月30日予定 |
キャッチコピー | 知ってほ信州 |
■ 3つの見どころ
人気の観光列車で巡る山岳パノラマと星空
篠ノ井線や大糸線を走る快速リゾートビューふるさとからは、雄大な北アルプスの絶景が広がります。
高原を走る小海線のHIGH RAIL 1375を活用した臨時列車も登場し、地元のクラフトビールや老舗駅弁との特別コラボレーションを車内で堪能できます。
国宝善光寺と歴史ある門前町の特別体験
長野市の象徴である国宝善光寺では、歴史の深さに触れる参拝や門前町の散策を楽しめます。
国宝松本城や宿場町の風情が残る中山道など、信州全域に点在する歴史遺産を結ぶ観光ルートも整備され、文化的な見どころが充実します。
標高差が育む高原の味覚と避暑地リゾート
澄んだ空気と水に恵まれた信州は、夏の避暑に最適なエリアです。
もぎたての果実を使った限定スイーツ列車や、特産の信州そば、地元ワイナリーの銘酒など、豊かな自然の恵みを五感で味わえます。
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
朝食
神奈川県(横浜)|都会と自然を行き来するワープ旅と国際園芸博

神奈川県と横浜市では、2027年春に大型観光キャンペーンの本番を迎えます。
項目 | 内容 |
|---|---|
キャンペーン名 | 神奈川・横浜デスティネーションキャンペーン |
プレ期間 | 2026年4月1日〜6月30日 |
本番期間 | 2027年4月1日〜6月30日開催予定 |
キャッチコピー | カナウネ、ハマルネ。 |
■ 3つの見どころ
国際園芸博覧会と連携した未来の都市体験
横浜市で開催されるGREEN×EXPO 2027と連動し、最先端の花と緑の展示やイベントが市内全域に広がります。
みなとみらいエリアの先進的な夜景やグルメを拠点にしながら、国内外の最新カルチャーを体感できます。
都会から歴史の街や大自然へつなぐ周遊ルート
横浜のベイエリアから、武家の古都である鎌倉、海が広がる湘南、そして名湯が湧く箱根や丹沢の山々へと素早く移動できます。
移動時間が短いため、1泊2日でもまったく異なる2つの世界を一度に楽しめます。
名勝三溪園をはじめとする歴史遺産の特別公開
国の名勝に指定されている三溪園では、重要文化財である臨春閣の特別公開や歴史的建造物の特別開扉が企画されます。
普段は立ち入れない建築美に触れられるなど、文化的な価値が高いプレミアムな体験を味わえます。
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
朝食
宮城県|15年ぶりの単独開催!美食の三陸と伊達文化を巡る秋の旅

宮城県では、2028年秋に15年ぶりとなる単独開催が正式に決定しました。
・開催予定期間:2028年10月1日〜12月31日(本DC)
県が導入した宿泊税も活用し、受け入れ環境の整備や二次交通の強化が計画されています。
具体的なキャンペーン内容については、今後随時発表される予定です。
5つ星
ビジネス向け
ファミリー向け
朝食
デスティネーションキャンペーン開催地を巡るおすすめ旅行プラン
期間中の開催地には特別な観光列車や限定イベントが集中するため、無計画に訪れると移動時間が長くなり、見どころを見落としかねません。
限られた時間を最大限に生かすには、列車の発着時間と二次交通を組み合わせた動線設計が不可欠です。
ここでは、週末を活用して主要スポットを回る1泊2日プランと、温泉地で名産料理を堪能する2泊3日プランの2つを提案します。
1泊2日プラン|新幹線・特急×特別列車で巡るハイライトコース
1泊2日の週末旅行では、新幹線や特急列車で素早く現地入りし、現地の観光列車と駅前レンタカーを組み合わせる動線が最も効率的です。
山口エリアを例にしたモデルスケジュールは以下のとおりです。
1日目:新幹線と観光列車で絶景を巡る
- 08時30分:主要ターミナル駅(新大阪駅など)を出発し、山陽新幹線で新山口駅へ移動します。
- 10時30分:新山口駅に到着後、臨時列車や在来線に乗り換えて日本海側を目指します。
- 12時00分:観光列車〇〇のはなしに乗車し、日本海の絶景と車内限定弁当を楽しみます。
- 15時00分:萩駅または仙崎駅に到着し、城下町散策や金子みすゞ記念館を見学。
- 17時30分:長門湯本温泉の宿にチェックインし、リノベーションされた温泉街の夕景を楽しみます。
2日目:2次交通を活用して特別公開スポットへ
- 09時00分:宿を出発し、駅前で予約したレンタカーまたはDC臨時シャトルバスに乗車します。
- 10時00分:元乃隅神社や角島大橋の絶景スポットを効率よく巡ります。
- 13時00分:山口市へ移動し、瑠璃光寺五重塔の特別公開を見学します。
- 16時30分:新山口駅でレンタカーを返却し、お土産を購入したあと新幹線で帰路につきます。
駅からの二次交通をスムーズにつなぐコツは、キャンペーン期間限定の臨時直行バスの運行日を事前に確認しておくことです。
バスの運行がない時間帯や郊外の絶景スポットを巡る場合は、駅直結のレンタカーを旅行の1か月前までに予約しておくと移動のストレスをなくせます。
2泊3日プラン|温泉宿とおもてなしを堪能するじっくり周遊コース
2泊3日の旅では、エリアをまたぐ広域周遊と、名湯が湧く老舗旅館での上質な滞在を組み合わせたプランが適しています。
宮城や信州、滋賀などの広域エリアを巡る際の動線設計は以下のとおりです。
1日目:歴史文化の探訪と第一の名湯宿
午前中に新幹線でメインの玄関口となる駅に到着します。
初日は無理な移動を避け、仙台城跡や善光寺、比叡山延暦寺といった代表的な歴史遺産を地元ガイドの説明を聞きながら巡りましょう。
夕方には秋保温泉や鳴子温泉、信州の温泉郷などの老舗宿へ早めに入り、地元食材をふんだんに使った会席料理を味わいます。
2日目:観光列車で移動する風光明媚なルート
宿をゆっくり出発し、キャンペーン期間中に運行される観光列車に乗車して次のエリアへ移動。
車窓から望む山並みや海岸線の風景を眺めながら、地元ボランティアによる歓迎イベントを楽しみます。
午後は名所を1カ所に絞って散策し、2泊目の別な風情を持つ温泉宿に宿泊します。
3日目:朝市と伝統工芸・ご当地グルメの満喫
最終日は朝市で旬の果物や海産物を買い求め、酒蔵の見学や伝統工芸の体験プログラムに参加。
午後は主要駅周辺でキャンペーン限定ランチを味わい、手荷物配送サービスを活用して身軽な状態で帰りの列車に乗車します。
宿泊地を毎日変えながらも移動距離を1日100キロ圏内に抑えることで、体力を温存しながら地域のおもてなしと食の魅力を深く堪能できます。
デスティネーションキャンペーンで失敗しないためのアクセス・交通・宿泊手配のコツ
キャンペーン期間中は全国から観光客が集中するため、人気のホテルや指定席は瞬く間に満席になります。
また、移動手段を確保できないまま現地へ向かうと、駅で足止めを食らう事態にもなりかねません。
ここでは、割引きっぷで元を取る損益分岐点の見極め方、現地での移動難民を防ぐ二次交通の確保術、そして宿選びと予約のベストな時期を詳しく解説します。
DC限定「フリーパス・特別きっぷ」の選び方・使い方
限定フリーパスを選ぶ際は、往復の通常運賃に加えて1回から2回以上の途中下車をするかどうかが損益分岐点となります。
多くのキャンペーン用企画乗車券は、通常の往復乗車券と特急券の合計額に比べて、20%から40%ほど安く設定されています。
例えば、滋賀エリアの鉄道版ビワイチパスのように、広域の私鉄やJR線が乗り放題になる切符の場合、新快速で湖を半周するだけでも元が取れる計算です。
さらに沿線の観光施設で提示すると、入場料が10%から20%割引になる特典が付くケースも多くあります。
単純な往復移動だけでなく、現地で2区間以上在来線に乗る予定があるなら、迷わず限定フリーパスを選択するのがおすすめです。
JR各社の予約サイトで利用条件とエリア範囲をあらかじめ確認しておきましょう。
現地での2次交通対策
地方の観光地で最も陥りやすいトラブルが、主要駅に到着した後に目的地へ向かう交通手段がなくなる二次交通難民です。
地方のローカル路線や路線バスは、1時間に1本程度しか運行されない時間帯も珍しくありません。
トラブルを防ぐための対策は以下の3つです。
1. キャンペーン臨時バスの運行スケジュールを調べる
主要駅から観光地へ直行する臨時シャトルバスは、土休日を中心に運行されます。運行日と発着時刻を事前にメモしておきましょう。
2. 駅直結のレンタカーやカーシェアを1か月前に確保する
角島大橋や阿蘇のカルデラ、奥会津など、鉄道駅から離れた絶景スポットを訪れる際は車の移動が必須です。駅前店舗の車両数は限られるため、30日前までの予約が安全です。
3. 駅前のレンタサイクルを活用する
城下町や湖畔の散策には、電動アシスト付きのレンタサイクルが最も便利です。渋滞を回避しながら1日1000円前後の手頃な料金で観光できます。
宿泊先選びの基準
宿泊先は、旅の目的とスケジュールに応じて駅前の拠点ホテルと郊外の名湯旅館を使い分けるのがおすすめです。
観光列車に朝一番から乗る場合や夜遅くまでイベントを楽しむ日程なら、新幹線停車駅の近くにあるビジネスホテルが最適です。
移動のロスを最小限に抑えられ、宿泊費も抑えられます。
一方で、地域の食や温泉文化をじっくり楽しみたい場合は、長門湯本温泉や鳴子温泉郷のような温泉街の老舗旅館を選びましょう。
キャンペーン期間中の宿泊予約は、出発の3か月から半年前から動き出す必要があります。
特に観光列車の運行日や3連休は、半年前の受付開始と同時に客室が埋まる傾向があります。
行先が決まった段階ですぐに宿泊予約を押さえることが、旅行成功の最大の秘訣です。
デスティネーションキャンペーン旅行の混雑対策と注意点
全国的な注目が集まる期間中は、人気スポットに行列ができ、限定列車の指定席も早い段階で埋まります。
また、せっかく現地を訪れたのに催行日や予約条件の確認不足で見学できないトラブルも後を絶ちません。
ここでは、開催期間中における混雑ピークの回避法と、参加条件の見落としを防ぐためのチェックリストを解説します。
DC期間中の混雑ピークと回避法
キャンペーン期間中の3か月間の中で、混雑が最も激しくなる時期は開幕直後、大型連休、そして終了直前の3回です。
それぞれのピーク時期と混雑を避ける工夫は以下のとおりです。
・開幕直後の1か月目
メディア露出が急増し、鉄道ファンや観光客が一斉に訪れます。初日や最初の週末は駅周辺も大変混雑します。
・期間中の3連休および連休
行楽需要と重なり、宿泊料金が高騰し指定席も完売しやすくなります。
・終了直前の最終月
駆け込み需要が発生し、限定列車のチケット争奪戦が激化します。
人混みを避けて快適に過ごすなら、開催2か月目の中旬から下旬にかけての平日を狙うのがベストです。
イベントや列車の運行オペレーションも落ち着き、現地のおもてなしを最もゆったりと味わえます。
平日の出発が難しい場合でも、日曜日出発の月曜日帰着にするだけで、新幹線の混雑率を抑えられます。
限定企画の催行日・予約条件の事前確認
キャンペーンの限定企画には、一般的な観光ツアーとは異なる細かい参加条件が設定されています。
現地に着いてから後悔しないために、以下のチェックリストで事前の条件を確認しておきましょう。
1. 運行日や開催日の確認
特別観光列車やガイド付きツアーは、土休日のみ運行されるケースが多く見られます。平日に旅行を計画する際は、お目当ての企画が運行日かどうかを必ず確認してください。
2. 予約の締切と申し込み方法
非公開文化財の特別拝観や酒蔵ツアーなどは、完全事前予約制となっている場合がほとんどです。当日の飛び込み参加はできないため、3日前や1週間前といった申し込み期限を把握しておきましょう。
3. 最低催行人数や天候条件
クルーズ船やアウトドア体験では、天候や参加人数による催行中止の基準が定められています。
万が一の中止に備えて、雨天時の代替プランを1つ用意しておくと旅の工程が崩れません。
事前の確認をひとつずつ済ませておくことが、思い出に残る特別な旅を実現する近道です。
デスティネーションキャンペーンに関するよくある質問(FAQ)
-
デスティネーションキャンペーンとは何ですか?
デスティネーションキャンペーン(DC)とは、JRグループ6社と地方自治体・観光関係団体が共同で実施する大規模な観光キャンペーンです。1978年に始まり、毎年特定の地域を「デスティネーション(目的地)」として選定し、その地域への旅行を促進するためのイベント・特別列車・観光プログラムなどを3〜4ヶ月間にわたって展開します。 -
デスティネーションキャンペーンの旅行はいつ行くのがおすすめですか?
DCキャンペーンは通常、春・夏・秋・冬の各シーズンに開催されます。特に限定イベントや観光列車の特別運行が集中するキャンペーン開始直後や、桜・紅葉などの見ごろシーズンに合わせて計画するのがおすすめです。ただし、その期間は宿泊施設や交通機関が混み合うため、早めの予約が重要です。 -
デスティネーションキャンペーン期間中だけの限定コンテンツはありますか?
はい、DC期間中限定のコンテンツが多数用意されています。主なものとして、特別デザインの観光列車の運行、地元食材を使ったDC特別メニューの提供、スタンプラリー・デジタルスタンプイベント、地域の文化財・庭園の特別公開、限定御朱印・限定グッズの配布などがあります。 -
デスティネーションキャンペーンの開催地への交通手段は?
DCの開催地への主なアクセスは新幹線・JR特急列車です。DC期間中はJRグループが開催地向けのフリーきっぷや割引乗車券を発売することが多く、お得に移動できます -
デスティネーションキャンペーンの旅行費用はどのくらいかかりますか?
費用は開催地・旅行期間・宿泊タイプによって異なりますが、1泊2日の場合、交通費(往復新幹線)+宿泊費を合わせて1人あたり3〜6万円程度が目安です。DC期間中はJRの割引きっぷや宿泊割引プランが出ることも多いため、こうした特別プランを活用するとお得に旅行できます。Trip.comでは宿泊・交通を一括手配することでコスト削減につながる場合があります。 -
デスティネーションキャンペーンと通常の旅行の違いは何ですか?
通常の旅行と比べて、DC期間中は①JRグループと地域が連携した特別イベントが充実している、②観光列車など特別な交通コンテンツが楽しめる、③地域全体がもてなしモードとなり観光施設や飲食店でのサービスが充実している、という3点が大きな違いです。地域一丸となった観光振興体制が整っているため、初めて訪れる地域でも安心して旅行を楽しめます。
次の旅行先はデスティネーションキャンペーンから選ぼう!

デスティネーションキャンペーン(DC)は、地域の旬の魅力と全国の鉄道網がひとつになる、国内旅行で最も贅沢でお得な機会です。
最後に、今回ご紹介した旅の攻略ポイントを振り返ります。
- JRグループと自治体がタッグを組む日本最大規模の観光プロジェクト
- 限定フリーパスや特別観光列車により、通常の旅行より格安かつ特別な体験が可能
- 山口、滋賀、長野、神奈川、宮城など、全国で魅力的な開催が続く
- 快適に過ごすなら開催2か月目の中だるみ期や平日の日程が狙い目
- 駅前レンタカーなどの二次交通や人気の宿は1か月から3か月前の手配が必須
注目の観光列車や人気の温泉宿は、発売開始と同時に予約が埋まることも珍しくありません。
まずは行きたい開催エリアの時期を確認し、特別な旅の計画を一歩進めてみませんか。
早期の予約を押さえて、心躍る素晴らしい旅をここからはじめましょう。
shionesは、Trip.comのトラベルライターとして国内からアジア・ヨーロッパなど海外まで、役立つ旅行記事を1000件以上担当。これまでに10カ国・地域以上を訪れ、トルコ・アイルランドでの短期移住経験などをもとに、現地のリアルや文化に密着した旅行記事を執筆しています。 主に韓国・台湾・香港・中国本土など日本から気軽に行ける海外の旅先や、「ひとり旅」「女子旅」に関する記事が得意です。 記事内では、おすすめ観光スポット、空港からのアクセス、Wi-Fiなどの現地でのネット通信、航空券・ホテル予約のコツなど、Trip.comのデータと自身の経験を組み合わせながら執筆するように心がけています。 ビザ・入国条件・治安情報などの内容については、外務省や各国大使館などの公的情報源をしっかり確認しながら執筆。ニュースをチェックしながら、最新情報があればタイムリーにアップデートしています。 初めての渡航先でも安心できる、信頼性の高い旅行情報の提供を目指しています。 ライター経歴 2023年 フリーランスライターとして、国内からアジア・ヨーロッパ・中東・アフリカまで幅広いジャンルの旅行記事を執筆する。 2024年 Trip.comに転職。 現在は、アジアを中心とする海外の旅行ガイドやモデルコース記事の執筆を行っている。 主な資格や実績 ・旅行業界での実務経験[4]年 これまでに訪れたことのある国・地域一覧 これまで旅行に行った国は12カ国・地域。国内は27都道府県を訪れました。 アジア:中国本土・台湾・香港・韓国・マカオ ヨーロッパ:トルコ・ベルギー・アイルランド・イギリス・スペイン・フランス 北米・中南米:アメリカ そのうち中国・韓国・アメリカには3回以上渡航しています。 また短期旅行だけでなく、アイルランドでは約3ヵ月間のプチ留学、トルコでは約1年間の居住も経験してきました。 世界各地への渡航は合計20回以上。ひとり旅から女子旅、弾丸旅行や長期滞在までさまざまな旅行スタイルをしてきました。 国内:北海道、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、石川、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、大阪、和歌山、岡山、広島、山口、香川、福岡、大分、沖縄
