【旅行会社が伝授】機内持ち込み禁止品9選!国際線にスプレー缶はOK?NG?

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【旅行会社が伝授】機内持ち込み禁止品9選!国際線にスプレー缶はOK?NG?

「スプレーって機内に持ち込めるのかな?」スプレー缶や液体など、思わぬものがNG品になって恥をかくかもしれません。機内持ち込みに関する荷物の不安は、早めに解消しておきましょう。

旅行のプロが伝えたい、機内持ち込み禁止品を9つ厳選しました。この記事を読めば、安心して旅行を楽しめます。

機内の持ち込み禁止アイテム9選

  1. スプレー缶
  2. 液体
  3. 化粧品
  4. ライター
  5. 医薬品
  6. 危険物全般
  7. スポーツ用品
  8. 刃物類
  9. その他

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機内持ち込みが禁止されているアイテム9選

1.スプレー缶

1.スプレー缶

スプレー缶は機内で危険な状況を引き起こす可能性があるため、持ち込みだけでなく預け入れも禁止されている物もあります。

持ち込み・預け入れともに不可持ち込み不可・預け入れは可
引火性ガス・毒性ガスを使用している(塗料スプレー、模型用スプレー、パンク修理スプ レー、催涙スプレー、エアダスター)スポーツ用品・日用品スプレー類(防水スプレー、静電気防止スプレー、滑り止めスプ レー、

上記のに該当するスプレー缶でも、航空会社の規則によって制限がかかり、預け入れができないケースがあります。不安な方は、事前に航空会社に確認することをおすすめします。

2.液体

2.液体

液体は爆発物に使用される可能性があるため、とくに国際線では厳しく規制されています。ペットボトルの飲み物やジュース、水などは100ml以上の持ち込みができません。

100ml以下の容器に入れ、透明な袋(ジップロックなど)にまとめて入れることで持ち込みが可能です。赤ちゃんのミルクや薬は例外として認められますが、検査時に提示する必要があります。機内で飲み物が必要な場合は、セキュリティチェック後の免税店で購入するか、機内サービスを利用しましょう。

液体物の機内持ち込みルール

  • 100㎖以下の容器に入れること
  • ジッパー付きの1ℓ以下の透明なプラスチック製の袋に入れること
  • 上記の袋の数は、旅客1人あたり1つのみ

3.化粧品

3.化粧品

化粧品も液体規制の対象となります。ファンデーションやクリーム、マスカラなども液体とみなされるため、100ml以上の容器は持ち込めません。対処法として、旅行用の小さなサイズ(100ml以下)を購入するか、詰め替え容器を使用しましょう。

パウダー状の化粧品(固形)は基本的に制限がありませんが、大量の場合は検査で確認される可能性があります。最小限の量を持っていくことをおすすめします。

4.ライター

4.ライター

ライターは火災の危険性が高いため、基本的に機内持ち込みは禁止されています。とくに、ガスライターやオイルライターは厳しく規制されています。どうしても必要な場合は、一般的な使い捨てライターを1個、身に着けて持ち込める場合があります。

ただし、航空会社や国によって規則が異なるため、事前に確認が必要です。なるべくなら、目的地でライターを購入することをおすすめします。

5.医薬品

5.医薬品

処方箋薬や市販薬は基本的に持ち込み可能ですが、いくつかルールがあります。

  • 液体の薬は100ml以内の容器に入れる
  • 処方箋や医師の診断書が必要

注射器やインスリンなどの医療機器も、医師の診断書があれば持ち込めます。ただし、麻薬や向精神薬は国際法で規制されており、持ち込みが禁止。国際線では、英文の診断書があるとより安心です。

6.危険物全般

6.危険物全般

可燃物、毒物、放射性物質などの危険物は、絶対に持ち込めません。これらは飛行中に重大な事故を引き起こす可能性があるためです。対象となるのは、以下のアイテムです。

  • 花火
  • ガソリン
  • 農薬
  • 工業用化学物質

電池は基本的に持ち込み可能ですが、リチウムイオン電池は制限があります。モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ許可され、預け入れはできません。危険物かどうか判断に迷う場合は、事前に確認しましょう。

7.スポーツ用品

7.スポーツ用品

野球のバットやゴルフクラブ、スキーのストックなど、武器として使用される可能性のある大型のスポーツ用品は、機内持ち込みできません。これらは預け入れ荷物として運ぶ必要があります。

テニスラケットや卓球ラケットなど、比較的小さな用具は持ち込めますが、航空会社によってルールが異なります。専用のケースに入れ、預け入れ荷物として運ぶのが確実です。

8.刃物類

8.刃物類

はさみやカッター、ナイフなどの刃物類は、機内での事故や犯罪を防ぐため、持ち込みが禁止されています。爪切りや小さなはさみ(刃渡り6cm未満)は例外として認められる場合がありますが、航空会社によって基準が異なります。

キャンプやアウトドア用の刃物も、必ず預け入れ荷物に入れましょう。セキュリティチェックで見つかった場合は没収されるので、注意が必要です。

9.その他

9.その他

電子タバコや花火類、マッチ、ドライアイス、磁石、ペイントなど、一見問題なさそうに見えるものでも、機内での持ち込みが制限されているものがあります。最近は、電子タバコの発火事故が報告されているため、機内持ち込みが厳しく規制されています。

また、ドローンやラジコンなども、バッテリーの危険性から制限があります。不明な物は事前に航空会社のウェブサイトで確認するか、直接問い合わせることをおすすめします。

国際線の機内持ち込みが「条件付き」であるアイテム

国際線の機内持ち込みが「条件付き」であるアイテム

1.モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは、容量によって持ち込み条件が異なります。基本的なルールは以下の2つ。

  • バッテリー容量が100Wh以下であれば制限なし
  • 100Whを超え160Wh以下は最大2個まで持ち込み可能

安全のために「短絡防止措置」が必須です。これは発火や事故を防ぐための重要な対策で、専用ケースに入れる、端子部分をテープで保護する、機内では電源をOFFにするなどの対応を取りましょう。

モバイルバッテリー持ち込み表

航空会社100Wh以下100Wh~160Wh160Wh以上
JAL無制限2個まで不可
ANA無制限2個まで不可
ユナイテッド航空無制限無制限不可
デルタ航空無制限2個まで不可
エールフランス20個まで2個まで不可
大韓航空20個まで2個まで不可
チャイナ・エアライン20個まで2個まで不可

2.ノートPC・タブレット

ノートPCやタブレットは、搭載されているリチウムイオン電池の容量によって持ち込み条件が決まります。基本的なルールとして、リチウム含有量が2g以下、またはワット時定格量が160Wh以下のものが持ち込み可能です。

セキュリティチェック時には取り出して検査を受け、機内では電源をOFFにするか機内モードに設定します。長時間のフライトでは、機内で使用可能な時間帯を確認しましょう。

3.ベビー用ミルク

ベビー用ミルクは、通常の液体(100ml以下)の例外として認められています。乳幼児と一緒に搭乗する場合、フライト中に必要な量のミルクを持ち込みができます。

ただし、セキュリティチェックで検査を受ける必要があり、赤ちゃんに与えて問題ないことを証明するため、その場で試飲を求められる場合もあります。温めたお湯も、検査後であれば持ち込みできます。

機内持ち込み・預け荷物どちらも禁止である荷物

機内持ち込み・預け荷物どちらも禁止である荷物

危険物は、機内持ち込み・預け入れともに完全に禁止されています。例えば、以下のアイテムです。

  • 花火や火薬などの爆発物
  • ガソリンやシンナーなどの可燃性液体
  • 農薬や強酸性の薬品などの毒物、
  • 放射性物質
  • 強力な磁石
  • 圧縮ガスを含む容器
  • 水銀を含む製品
  • 感染性物質

これらの物品は空港での検査で見つかった場合、没収されるだけでなく法的な処罰の対象となる可能性もあるでしょう。この規制は、世界共通のルールとして定められています。

機内持ち込み禁止品を持っていたらどうなる?

機内持ち込み禁止品を持っていたらどうなる?

保安検査場で禁止品が見つかった場合、空港に設置されている放棄箱への廃棄を求められます。小さな物品はここで処分できますが、大きな物品は専用カウンターでの破棄処分となり、1点につき500円の手数料がかかります。

どうしても処分したくない場合、検査前であればご自宅への宅配ができます。ただし、検査後では宅配サービスは利用できないことに注意してください。

機内持ち込み品を預けるときの流れ|国際線

機内持ち込み品を預るときの流れ|国際線

1.チェックイン

出発の2〜3時間前に空港に到着し、利用航空会社のカウンターでチェックインします。パスポート、eチケット(予約確認票)を提示し、預け入れ荷物がある場合は同時に手続きします。多くの航空会社では、事前のオンラインチェックインも可能です。Face Expressのような顔認証サービスを利用すると、手続きがよりスムーズになります。

2セキュリティチェック

機内持ち込み手荷物の安全検査を行います。上着、電子機器、バッグなどをトレイに入れてX線検査を受け、乗客自身も金属探知ゲートを通ります。液体類は100ml以下の容器に入れ、透明な袋にまとめる必要があります。金属探知機が反応した場合は、追加の検査を受けることがあります。

3.税関手続き

外国製品の持ち出しや、100万円相当額以上の現金・有価証券を持ち出す場合は申告が必要です。高額な携帯品(カメラ、時計など)は、帰国時のトラブル防止のため、任意で携帯品申告をすることをお勧めします。手続きは専用カウンターで行います。

4.出国審査

パスポートと搭乗券を提示して出国審査を受けます。最近は顔認証ゲートの導入で手続きが簡素化されていますが、パスポートへの出国スタンプが必要な場合は係員に申し出る必要があります。国によっては出国カードの記入が必要な場合もあります。

5.搭乗

出国エリアに入ったら、搭乗ゲートの案内表示や搭乗券で確認した搭乗口へ向かいます。免税店での買い物や空港ラウンジの利用も可能ですが、搭乗時刻の30分前までには搭乗ゲートに到着するようにしましょう。係員の指示に従って整列し、搭乗券の確認を受けて搭乗します

機内持ち込み禁止品でよくある質問

機内持ち込み禁止品でよくある質問
  • Q1: 機内に液体は持ち込めませんか?

    A1: 100ml以下の容器に入った液体なら持ち込めます。ただし、全ての液体を透明な袋(1L以下)にまとめる必要があります。


  • Q2: ライターは持ち込めますか?

    A2: 1人1個まで機内持ち込み可能です。ただし、ガスライターに限ります。オイルライターは禁止です。


  • Q3: 爪切りやハサミは持ち込めますか?

    A3: 刃渡り6cm以下の小さな爪切りやハサミは持ち込めます。それ以上の大きさは預け入れ荷物にしてください。


  • Q4: モバイルバッテリーは持ち込めますか?

    A4: 100Wh以下のものは持ち込み可能です。ただし、預け入れ荷物には入れられません。必ず機内持ち込みにしてください。

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機内持ち込み禁止品は事前にしっかり確認

機内持ち込み禁止品は事前にしっかり確認

機内持ち込み禁止品は航空会社によって規定が異なるため、トラブル防止のために事前の確認が大切です。液体や刃物、バッテリー類は厳しく制限されており、空港での検査で見つかると没収や搭乗拒否になることも。判断に迷う物は問い合わせることをおすすめします。

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