【旅行会社が伝授】海外旅行でパスポートを安全に持ち歩く方法

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【旅行会社が伝授】海外旅行でパスポートを安全に持ち歩く方法

海外旅行でもっとも重要な持ち物のひとつである「パスポート」。海外旅行の醍醐味を存分に楽しむには、パスポートの管理は欠かせません。でも、どうすれば大切なパスポートを持ち運べるのでしょうか。

この記事では、旅のプロがパスポートの管理方法をご紹介します。パスポートケースの選び方から国別の注意点、緊急時の対処法までくわしく解説。ぜひ、最後までご覧ください。

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海外旅行でパスポートを持ち歩くことの重要性

海外旅行でパスポートを持ち歩くことの重要性

パスポートの役割

パスポートは身分証明書であり、国境を越える許可証です。入国審査官はパスポートを見て、あなたが本人であることを確認します。パスポートは海外で自分の身元を証明し、安全に旅行するための唯一無二のアイテム。パスポートがあれば、世界中どこへでも行けるチケットを手に入れたようなものです。

パスポートがないとどうなる?

そもそも、パスポートを持っていないと、飛行機に乗れません。空港のチェックインカウンターでパスポートを見せないと、搭乗は不可能。何らかの方法で目的地に着いても、あなたが誰でどこから来たのかを証明できません。国に入ることができず、すぐに強制帰国させられる可能性が大。

そのほか、ホテルにチェックインできなかったり両替ができなかったりと、旅行中のさまざまな場面で困ります。それほど、海外旅行にパスポートは不可欠なアイテムなのです。

海外旅行でパスポートを持ち歩く3つのリスク

海外旅行でパスポートを持ち歩く際のリスクは?

紛失のリスク

海外旅行中にパスポートを紛失するリスクは意外と高いです。慣れない環境でうっかり置き忘れたり落としたりする可能性は高いもの。

対策としては、専用のパスポートケースをおすすめします。首から下げるタイプやウエストポーチタイプのものが便利です。パスポートを使わないときは、ホテルのセーフティボックスに保管しましょう。

盗難のリスク

海外では、パスポートは貴重品として狙われやすいもの。観光客が多く集まる場所や公共交通機関では、スリや置き引きの危険性が高まります。

対策として、目立たないように保管すること。外から見えるポケットには入れず、内ポケットや貴重品入れを利用しましょう。RFIDブロック機能付きのケースを使うと、スキミング被害も防げます。万が一の場合に備えて、パスポート情報を別に記録しておくことも忘れずに。

破損のリスク

パスポートは意外と傷つきやすいもの。水濡れ、折れ曲がり、ページの破れなど、様々な形で破損する可能性があります。破損したパスポートは、入国審査で問題になる可能性があります。

対策としては、丈夫で防水性のあるパスポートケースがおすすめ。ビニール製の簡易カバーでも効果があります。万が一破損した場合は、テープで補修せずそのまま大使館や領事館に相談しましょう。

海外でパスポートを安全に持ち歩くコツ

海外でパスポートを安全に持ち歩くコツ

1.パスポートケースに入れる

専用のパスポートケースを使用しましょう。安全性を高める効果的な方法です。首から下げるタイプやウエストポーチタイプのケースがあります。RFIDブロック機能付きのケースを選ぶと、スキミング被害も防げます。ケースは目立たない色やデザインを選び、外から見えにくい服の内側に入れるのがコツです。

2.バッグのタイプにこだわる

パスポートを持ち運ぶバッグ選びが重要です。クロスボディバッグや前掛けのウエストポーチが最適。これらは常に体の前で持ち運べるため、目が行き届きやすく、スリにも気づきやすいでしょう。リュックサックは背中側になるので避けたほうが無難。小さめのバッグを選ぶと、中身の把握がラクになります。

3.バッグの生地にこだわる

バッグの生地選びも忘れずに。カッターでの切り裂きに強い、耐刃素材を使用したバッグが理想的です。防水性のある生地を選ぶと、突然の雨からパスポートを守れます。厚手で丈夫な生地のバッグは、簡単に破れないので安心です。メッシュ素材や薄手の生地は避けてください。生地の質感は、目立たないマットな仕上がりが好ましいです。

4.高価なバッグは避ける

高価そうに見えるバッグは、盗難のターゲットになりやすいので避けましょう。ブランドロゴが目立つバッグや光沢のある素材、派手なデザインのものはNGです。

シンプルで機能的、あまり目立たないバッグがおすすめです。地味な色や現地でよく見かけるデザインのバッグを使うと、観光客として目立ちにくくなります。実用性を重視し、周囲に溶け込むバッグがポイントです。

5.ホテルのフロントに預けない

ホテルのフロントに、パスポートを預けるのは避けましょう。一見安全に思えますが、スタッフの不正や管理ミスのリスクがあります。部屋のセーフティボックスを利用するのが安全です。

セーフティボックスがない場合は、スーツケースに鍵をかけて中に入れるか、バッグに入れたまま常に持ち歩きましょう。

あなたはどのタイプ?海外で持ち歩き用のパスポートケース5選

あなたはどのタイプ?海外で持ち歩き用のパスポートケース5選

1.首下げタイプ

首から下げて使用するパスポートケースは、手軽に確認できる点が最大の特徴です。薄型で服の下に隠せるデザインが多く、スリにも気づきやすいもの。両手が自由に使えるのも利点です。パスポート以外にも現金やカードを収納できるポケット付きが一般的で、旅行中の貴重品管理に便利です。

2.ウエストポーチタイプ

ウエストポーチタイプは、体にフィットしてしっかりと固定できる点が魅力です。走ったり身をかがめたりしても落ちる心配はありません。服の下に着用できるスリムなデザインのものが多く、盗難予防に効果的です。調節可能なベルトで、どんな体型の人でも快適に使用できます。

3.RFIDブロック機能付きタイプ

RFIDブロック機能付きとは、電子スキミング被害から個人情報を守る最新技術を搭載しているタイプのこと。特殊な遮断素材を使用し、クレジットカードやICチップ付きパスポートの情報を不正に読み取られるのを防ぎます。旅行中の情報セキュリティを強化したい人におすすめです。

4.防水タイプ

防水タイプのパスポートケースは、急な雨や水しぶき、汗などからパスポートを確実に守ります。ビーチリゾートや熱帯地域への旅行、アウトドアアクティビティを楽しむ人におすすめです。軽量で柔軟性があり、かさばらないのも特徴です。

5.マルチポケットタイプ

マルチポケットタイプは、パスポート以外にも多くの旅行必需品を一括管理できる便利なケースです。パスポートや航空券、クレジットカード、現金、さらには小型の電子機器まで収納できる多様なポケットを備えています。旅程の管理がしやすく、長期旅行者に人気があります。

エリア別!パスポートを持ち歩くポイント

エリア別!パスポートを持ち歩くポイント

アジア

アジアでは、気候に注意が必要です。蒸し暑い地域が多いため、汗でパスポートが傷むリスクがありますので、防水性のあるケースがおすすめ。混雑した市場や公共交通機関ではスリに注意しましょう。特に東南アジアでは、首から下げるタイプのパスポートケースが実用的です。

ヨーロッパ

ヨーロッパでは、スリや置き引きの多い観光地に注意が必要です。電車やメトロ、人気の観光スポットでパスポートの管理に気を配りましょう。多くの国がシェンゲン協定に加盟しているため、国境を越える際にパスポートを頻繁に出す必要は少ないかもしれません。

しかし、ホテルのチェックインや両替時には必要になるので、安全に持ち歩く工夫が必要です。内ポケット付きの上着やウエストポーチの使用が効果的です。

アメリカ

アメリカでは、パスポートと一緒にESTAの許可書も持ち歩くことをお勧めします。大都市ではスリに注意が必要ですが、郊外や小さな町では比較的安全。アメリカは広大なので、長距離移動が多くなります。移動中はパスポートを体の前面で持ち運べるクロスボディバッグなどを使用すると安心です。

オセアニア

オセアニアでは、アウトドアアクティビティが多くなるでしょう。ビーチやブッシュウォーキングなど自然を楽しむ機会が多いため、パスポートの保管には工夫が必要です。防水性の高いケースを使用してください。長期滞在の場合、パスポートのコピーを持ち歩き、原本は安全な場所に保管するのもひとつの方法です。

海外でパスポートを紛失した場合の対処法

海外でパスポートを紛失した場合の対処法

1.大使館・領事館へ連絡する

パスポートを紛失したら、まず冷静になりましょう。最寄りの日本大使館や総領事館に連絡します。ウェブサイトや電話で状況を説明し、指示を仰ぎます。紛失場所や状況、滞在先、帰国予定日などの情報を伝えてください。

同時に、現地の警察にも届け出ます。警察署で紛失届を提出し、証明書を入手しましょう。渡航先のどこに大使館があるかは、外務省の公式サイトで確認できます。帰れなくなることはありません。まずは、落ち着いて対応してください。

2.再発行の手続きをとる

大使館や領事館で渡航に使えるパスポートの再発行手続きを行います。必要書類は以下の通りです。

  • 紛失一般旅券等届出書
  • 発給申請書
  • 戸籍謄本(6ヶ月以内に発行されたもの)
  • 写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影)
  • 警察発行の紛失届証明書
  • 本人確認書類(運転免許証のコピーなど)

一般的に、パスポートの手数料は、10年旅券で16,000円、5年旅券で11,000円かかります。申請から発行まで数日かかるため、滞在の延長や航空券の変更が必要になる可能性があるでしょう。早めに航空会社やホテルに連絡してください。

3.一時帰国証明書を取得する

パスポート再発行に時間がかかる場合は、一時帰国証明書(渡航書)を取得します。これは日本への帰国のみに使える一時的な渡航文書です。取得手続きは以下の通り。

  1. 大使館・領事館で申請書を入手し記入
  2. 写真(4.5cm×3.5cm、6ヶ月以内に撮影)を用意
  3. 本人確認書類(運転免許証のコピーなど)を提示
  4. 帰国航空券の予約確認書を提出
  5. 手数料を支払う

申請から発行まで通常1~2日かかります。緊急の場合は当日発行も可能ですが、事前に相談が必要です。帰国後は速やかに警察に届け出て、新しいパスポートを申請してください。この証明書は1回限りで、再入国には使えません。

海外旅行のパスポートに関するよくある質問

海外旅行のパスポートに関するよくある質問
  • パスポートの有効期限はどのくらい残っていればいいですか?

    多くの国では、入国時に6ヶ月以上の有効期限が必要です。余裕を持って1年以上あると安心です。


  • パスポートのコピーは必要ですか?

    はい、非常に重要です。パスポートのメインページのコピーを複数枚用意し、別々に保管しましょう。デジタルコピーも便利です。


  • 海外旅行中、パスポートは毎日持ち歩く必要がありますか?

    基本的には不要です。ホテルのセーフティボックスに預け、必要な時だけ持ち歩くのが賢明です。ただし、一部の国では常時携帯が法律で定められていることもあります。


  • パスポートを紛失したら、すぐに帰国できなくなりますか?

    すぐには帰国できません。大使館や領事館で再発行か一時帰国証明書の手続きが必要です。これには数日かかります。

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海外旅行でパスポートは肌身離さず持ち歩こう

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海外旅行において、パスポートはもっとも大切な身分証明書です。紛失や盗難のリスクを避けるため、適切な管理をしましょう。

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