
ヨーロッパへのひとり旅は、あなたらしい旅を楽しめる最善の選択といえるでしょう。歴史的な街並み、魅力的な文化、豊かな自然、多彩な料理など、語りつくせない魅力的な出会いがあなたを待っています。ひとり旅ならではの自由気ままさで、ヨーロッパの旅を思いきり楽しんで。この記事では、ひとり旅で訪れるヨーロッパのおすすめスポットと知っておきたいルール・マナーを紹介します。参考にして、素敵な旅の計画を立ててください。
ヨーロッパ旅行のひとり旅でおすすめのスポット10選
1. パリのエッフェル塔

パリを訪れるなら、なんといってもまずエッフェル塔に赴いて、地上250メートルの展望台から360度のパリの眺望を満喫するべきです!天気が良ければ、凱旋門やセーヌ川、ルーブル美術館、モンマルトルのサクレクール寺院など主要な観光スポットが見渡せますよ。入場は事前予約制なので、あらかじめチケットを入手しておくといいでしょう。
| 住所 | Champ de Mars, 5 Avenue Anatole France, 75007 Paris, フランス |
| 連絡先 | +33-8-92701239 |
| 交通アクセス | メトロ6番線「Bir-Hakeim(ビラケム)駅」下車、徒歩10分。8番線「Ecole militaire(エコール・ミリテール)駅」または、9番線「Trocadéro(トロカデロ) 駅」下車、徒歩15分 |
2. ローマのコロッセオ

ローマのシンボルであるコロッセオ。古代ローマ時代の皇帝ウェスパシアヌスの命令によって、約2000年前に建てられた円形闘技場です。東京ドームとほぼ同じ大きさがあり、約5万人がここで剣闘士と猛獣との死闘を観戦したとか。チケットを入手してぜひ内部を歩いてみましょう。コロッセオに隣接する壮麗なコンスタンティヌス凱旋門も見逃せません。
| 住所 | Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma RM, イタリア |
| 連絡先 | +39 06 3996 7700 |
| 交通アクセス | 地下鉄B線「Colosseo(コロッセオ)駅」下車、徒歩5分 |
3. バルセロナのサグラダ・ファミリア

サクラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会)は、建築家アントニ・ガウディの代表作。1882年に着工しましたが、130年以上経つ現在も工事が続いており、完成は2026年以降と言われています。見学する際は、入場券に加え、ぜひとも塔に昇れるチケットを入手して。ガウディの特徴である内部のらせん階段や目が覚めるような教会の色鮮やかなステンドグラスは必見です。
| Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona, スペイン |
| +34 932 08 04 14 |
| 地下鉄2号線・5号線「Sagrada Familia(サグラダ・ファミリア)駅」から徒歩5分 |
4. アムステルダム郊外の風車村ザーンセ・スカンス

オランダを訪れるなら、風車がある景色は必ず見ておきたいですね。アムステルダム郊外にある風車村のザーンセ・スカンスは、運河のある美しい田園地帯に、17~18世紀に建てられた風車が点在しています。今も稼働していて、内部を見学することもできます。周辺には木靴の博物館やチーズやパンの博物館も。景色を眺めながら食事も楽しめます。
| 住所 | Kalverringdijk Schansend, Kraaienest, 1509 AZ Zaandam, オランダ |
| 連絡先 | +31 75 681 0000 |
| 交通アクセス | アムステルダム中央駅からバス391番「Zaandam Zaanse Schans(ザーンセ・スカンス)行き」にて約40分、終点「ザーンセ・スカンス」下車すぐ |
5. プラハのカレル橋

チェコの首都プラハの中央を流れるモルダウ川。その川にかかるプラハ最古の石橋がカレル橋です。橋の長さは約520メートル。欄干にはバロック様式の聖人像が30体並んでおり、ひときわ目立つ聖ヤン・ネポムツキー像の台座のレリーフを触ると幸運が訪れるという言い伝えがあるとか。カレル橋から見渡すプラハの夕景は言葉をなくすほどの美しさです。
| 住所 | Karlův most, 110 00 Praha 1, チェコ |
| 連絡先 | +420-777-842222 |
| 交通アクセス | 地下鉄メトロAライン「Staroměstská(スタロムニェスツカー)駅」下車、徒歩5分。 |
6. ベルリンのブランデンブルク門

ベルリンのブランデンブルク門はドイツ分断と統一のシンボルです。第二次世界大戦後、この門を境にベルリンは東西に分断されましたが、1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊。この門の辺り一帯は歓喜の声をあげる東西ベルリン市民で溢れかえりました。見学は無料。門の向かい側にあるパリ広場からの眺めはよく、絶好の撮影スポットです。
| 住所 | Pariser Platz, 10117 Berlin, ドイツ |
| 連絡先 | +49 30 250025 |
| 交通アクセス | Sバーン1号、2号、25号線「Brandenburger Tor(ブランデンブルクトアー)駅」下車、徒歩5分 |
7. ロンドンのビッグ・ベン

ロンドンっ子から「ビッグ・ベン」の愛称で親しまれている国会議事堂の時計塔。正式名称はエリザベスタワーで、エリザベス2世の在位60周年を記念して名づけられました。15分ごとに鳴り響くビッグ・ベンの鐘は、日本の小学校のチャイムと同じメロディが流れます。隣接するウェストミンスター・ホールはゴシック様式の名建築。ぜひとも見学しておきたい場所です。
| 住所 | Westminster, London SW1A 0AA, イギリス |
| 連絡先 | +44 (0) 20 7219 3000 |
| 交通アクセス | 地下鉄Circle線・District線・Jubilee線「Westminster(ウェストミンスター)駅」から徒歩5分 |
8. フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

ドゥオーモ(大聖堂)と呼ばれるサンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂。赤レンガ造りの巨大なドーム型天井クーポラと、壁面の彫刻とレリーフが美しいジョットの鐘楼が有名です。クーポラの内側の天井一面には、ルネサンス期の傑作である世界最大のフレスコ画「最後の審判」が。ジョットの鐘楼を天辺まで昇ると中世の名残りをとどめる美しいフィレンツェの街が一望できます。
| 住所 | Piazza di Santa Maria Novella, 18, 50123 Firenze FI, イタリア |
| 連絡先 | +39 055 230 2885 |
| 交通アクセス | 「サンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)駅」から徒歩10分 |
9. ウィーンのシェーンブルン宮殿

ウィーン郊外にあるシェーンブルン宮殿は、ハプスブルグ皇帝一家が夏の離宮として使っていた場所。美しい湧き水が出たことから、「麗しの泉(シェーンブルン)」と名付けられました。宮殿の鮮やかな黄褐色の外壁は、女帝マリア・テレジアにちなみ「テレジアンイエロー」と呼ばれています。内装は華やかなロココ様式。神童モーツァルトが6歳でピアノを演奏したと伝わる「鏡の間」や、美貌で名高い皇后エリザベートの私室などが見学できます。
| Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien, オーストリア |
| +43 1 81113239 |
| 地下鉄U4号線「Schönbrunn(シェーンブルン)駅」下車、徒歩5分 |
10. バチカン市国のシスティーナ礼拝堂

バチカン市国のシスティーナ礼拝堂は、次のローマ教皇を選挙する「コンクラーベ」が開かれる場所として知られています。内部は数々のフレスコ画や装飾壁画で彩られており、なかでもルネサンスの巨匠ミケランジェロが円熟期の60代で描いた「最後の審判」が有名です。システィーナ礼拝堂は神聖な場所なので、服装に注意して。見学の際は肩や膝、太腿の出ている服装は避けましょう。
| 住所 | Viale Vaticano, バチカン市国 |
| 連絡先 | +39 06 69884676 |
| 交通アクセス | 地下鉄A線Battistini行きにて「Ottaviano(オオタヴィアーノ)駅」下車、徒歩10分 |
ひとり旅でヨーロッパに行ったらやってみたい5つのこと

1. アートを鑑賞する
ヨーロッパは美術の宝庫です。美術館やギャラリーを訪れて、世界的に名の知られた名画や彫刻などをじっくり堪能しましょう。パリのルーブル美術館やロンドンの大英博物館などはとても大きいので、全部を鑑賞するのは1日では到底足りません。事前にガイドブックなどで調べてお目当ての作品を見逃さないようにしたいですね。
2. ローカルフードを食べる
例えばローマではピザやパスタを、ロンドンではビールを、ウィーンではザッハトルテやリンゴのパイを食べてみたい!訪れた土地のローカルフードを味わうことは、ヨーロッパ旅行の醍醐味のひとつといえます。現地のレストランや市場を訪れて、地元の自慢の味を大いに楽しみましょう。
3. 自然の中を散策する
ヨーロッパの人々にとって、自然豊かな環境はなくてはならないもの。どの街にもよく手入れされた公園があり、美しい風景が広がっています。自然の中を散策することで五感がリフレッシュされ、癒しのひとときを過ごすことができます。
4. カフェを楽しむ
ヨーロッパでぜひとも体験したいのがカフェでのお茶の時間。パリでも、ロンドンやウィーンでも、街角には路上にテーブルを並べたオープンエアーのカフェがたくさんあり、思い思いのひとときを楽しむ人たちで賑わっています。1杯のエスプレッソを頼んで、往来を歩く人を眺めたり、周りのざわめきに耳を傾けたりしてみませんか。
5. ショッピング
ご存じのとおり、ヨーロッパはお買い物天国です!デパートや有名ブランド店、地元のセレクトショップや小さな雑貨店を訪れて、とっておきのお土産を探しましょう。もちろん、自分への旅のお土産もお忘れなく。思い出に残るショッピング体験になるはずです
ひとり旅で知っておきたいヨーロッパのルールやマナー

1. 服装の選び方
ヨーロッパでは、場所やシチュエーションによって服装に気を付ける必要があります。教会などへの訪問時にはタンクトップやミニスカートなど肌を露出する服装は控えて。祈りの場にふさわしい適切な服装を心掛けましょう。
2. レストランのマナー
レストランでのマナーはヨーロッパでも重要視されます。服装と靴に気を遣い、予約や注文時には礼儀正しく対応しましょう。食事中に大声で騒ぐと注意されることがあります。周囲の人々に配慮して食事を楽しみましょう。
3. 公共交通機関の利用
電車や、バスなどの公共交通機関の混雑時には順番を守り、座席を譲り合うなどのマナーを守りましょう。目的地までのルートと所要時間を事前に確認し、あらかじめチケットを購入しておくとスムーズに移動できます。
4. あいさつは訪れた国の言葉で
観光地では英語が通じるところが多いですが、やはり訪れる国の言葉をある程度知っておくと印象がいいものです。あいさつやお礼の言葉など、基本的なフレーズを覚えておきましょう。スマホの翻訳アプリは旅の必需品です。
5. 小銭の準備
ヨーロッパの公共トイレや小さなお店、市場での買い物などでは、小額の支払いが生じる場合があるので、あらかじめ小銭を用意しておくと便利です。ホテルや飲食店、タクシーでのサービスが心地よかった場合には、支払額の1割程度をチップとして支払うといいでしょう。
女子ひとり旅のヨーロッパ旅行で注意するべき3つのこと

1. 安全面への配慮
女性がひとりで旅行する際には、安全面への配慮が必須です。夜間のひとり歩きは避けて、危険な場所や人通りの少ない場所も事前に調べて近寄らないようにしましょう。スリや置き引きが多いので、移動時はカバンや手荷物に気を付けて。目的地の治安情報や緊急時の連絡先などは、外務省の海外安全ホームページをチェックしておきましょう。
2. 貴重品の管理
貴重品の管理も大切なポイントです。セキュリティ対策が万全なホテルを選び、ジュエリーなどの貴重品や現金などはホテルのセーフティボックスに預けるなど適切に管理しましょう。
3. 信頼できる情報の確認
現地の観光情報やイベント情報を確認する際には、信頼できる情報源を参考にしましょう。季節や日程によっては見学できない観光スポットもあります。旅行ガイドや目的地の公式ウェブサイトなどを事前に確認して、安心して旅を楽しんでください。
ヨーロッパのひとり旅でよくある質問

1. ヨーロッパでの交通手段は何がおすすめですか?
ヨーロッパでは電車や地下鉄、バスなどの公共交通機関が充実しています。有名な観光スポットには直通バスの運行や周遊チケットがあるところも。レンタカーや自転車も上手に活用したいですね
2. ヨーロッパでのWi-Fi環境はどうですか?
ヨーロッパの主要都市では公共Wi-Fiが普及しており、レストランやカフェはもちろん、電車やバスなどの公共交通機関でもほとんどの場所で無料のWi-Fiが提供されています。また、通信会社のレンタルWi-FiやプリペイドSIMも利用できます。
3. 街を散策する上で安全上の注意点はありますか?
ヨーロッパの主要都市では観光客を狙った犯罪が少なくありません。ちょっと目を離した隙にスマホやバッグのスリに遭うケースはしばしば起こります。貴重品は目立たないようにし、人混みや明るい場所を選んで歩きましょう。
4. ヨーロッパ旅行で知っておきたいシェンゲン協定とは?
ヨーロッパ各国を周遊する際、シェンゲン協定の加盟国であれば、最初に入国した空港と最後に出国する空港以外では出入国審査が免除されるメリットがあります。シェンゲン協定の加盟国は、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペインなど26か国。ただしイギリスは協定に加盟していないので、周遊中に立ち寄る際には出入国審査が必要になります。
ヨーロッパ旅行の費用に関しては、こちらの記事が参考になります。
➡ヨーロッパ旅行に必要な費用はいくら?安い時期とベストシーズンを解説
ヨーロッパ旅行はひとり旅こそおもしろい!

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