
「中国旅行でアリペイ(支付宝、Alipay)が便利と聞いたけど、登録や支払い方法がわからない 」とお困りではないでしょうか?
中国ではキャッシュレス化が進んでおり、飲食や買い物はもちろん、地下鉄やバスなどの公共交通機関でもモバイル決済で支払いできます。
現金を持ち歩くことなく、スムーズに観光を楽しみたいですよね。
この記事では、登録方法から使い方まで、アリペイを使用する際の情報をまとめています。
最後まで読んで、中国旅行での支払いをノーストレスで満喫しましょう。
アリペイの使い方:登録編

早速、アリペイを使うための登録方法を画像付きで解説していきます。
日本人でも簡単に登録できるので、一緒に確認していきましょう。
アリペイの登録に必要なもの
・スマートフォン
・パスポート
・クレジットカード
ステップ1.アリペイアプリをダウンロードする
まずはアプリをダウンロードします。
ステップ2.アカウントを作成する
ダウンロードが完了したら、アプリを起動します。
- プライバシーポリシーに同意後、国を選択する画面が出てくるため、「JAPAN」を選び、電話番号の最初の0を抜いて入力しましょう。
- SMSに送られてきた認証番号を入力したら、アカウント作成は完了です。
ステップ3.本人確認(パスポート登録・顔認証)

アリペイをフル活用するには、本人確認が必須です。
- パスポートを登録します。
- 「マイページ」から「歯車」を押し「アカウントとセキュリティ」へ移動します。
- 「個人情報」を押し、個人情報の入力やパスポート情報の記入と顔写真を撮影し、「提出」ボタンを押します。
数分〜数時間で審査が完了し、本人認証済みアカウントとして利用可能になります。
ステップ4.クレジットカードを登録する
ホーム画面の「銀行カードの追加」を押し、支払い時のパスワードを設定します。
次に、クレジットカードの情報を入力して「同意して追加」をクリックしましょう。
2025年9月現在、アリペイに登録できるクレジットカードは以下の通りです。
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
追加に成功したら、決済時に明細画面が出てきます。選択したら完了です。
ポイント カードのセキュリティー強度や銀行によって、クレジットカードの登録がスムーズに進まないことがあります。その場合は別のカードを試してみるか、中国の銀聯カードを利用したり、「Tour card」というプリペイドサービスを試してみてください。
Tour cardの登録方法

Tour cardとは? 上海銀行より提供されるプリペイドカードで、アリペイ上のミニプログラムから呼び出し、国際クレジットカードからチャージすることで利用できます。 中国国内カードでの決済扱いとなるため、支払いの時間が短縮される他、JCBからのチャージに対応しているので便利です。
<登録手順>
- アリペイのトップ画面から「Tour card」を選択
- 必要な個人情報とカード情報を入力
- 中国のビザまたはパスポートの写真をアップロード
- 利用規約に同意する
- チャージ確認画面で「OK」をタップし、チャージ完了
アリペイの使い方:基本的な支払い方法
アリペイの支払い方法は、主に店頭のQRコードをスキャンするかスマートフォン上に掲示したQRコードを読み取ってもらうかの2つです。
店頭のQRコードをスキャンする
- ホーム画面を開き、店頭に置かれたQRコードをスキャン
- 金額入力画面に金額を入力
- 決済ボタンを押したら支払い完了
自分のQRコードを提示する
- 支払い用のQRコードをレジで掲示する
- 店員がバーコードをスキャンすれば決済完了
アリペイの使い方:シチュエーション別の支払い方法

1. コンビニや小売店
アリペイは、多くのコンビニや小売店で使えます。
例えば、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニでの支払い時に、アリペイを使ってQRコードを読み取るだけで支払いが完了します。
また、大手ショッピングモールや百貨店などでも、アリペイ対応の決済端末が設置されている店舗が増えています。
2. 飲食店(レストラン、カフェ、ファーストフード店)
アリペイは、飲食店でも利用可能です。
多くのレストランやカフェ、ファーストフードチェーンでは、テーブルにQRコードが置かれている場合があります。
注文後、アリペイのアプリでQRコードをスキャンして支払うことができます。
また、一部の飲食店では、注文をアプリから直接行い、支払いをそのままアリペイで済ませることができるモバイルオーダーシステムを導入しているところもあります。
3.交通機関
地下鉄
アリペイを使った地下鉄の支払いは、乗車前にアリペイアプリで表示されたQRコードを改札機のスキャナーにかざすことで完了します。
支払いは乗車時に行われ、降車時に精算されることはありません。
バス
バス車内のQRコードリーダーにかざすだけで支払いが完了します。支払いは乗車時に自動的に引き落とされます。
タクシー
車内で表示されているQRコードをアプリでスキャンすることで支払いができます。
支払いは降車時に即座に行われ、現金やカードを持たずにスマートフォンだけで支払いを完了できます。
4.オンラインショップ
アリペイは、アリババグループが運営する人気のオンラインショッピングサイトや一部の海外オンラインショップでも利用できます。
アリペイアカウントに紐づけたクレジットカードや残高を使って、商品の購入代金を支払うことができます。
支払いはアリペイアカウント内で完結し、簡単かつ迅速に取引が完了します。
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アリペイ(支付宝、Alipay)とは?中国の支払いアプリの基本
基本情報
Alipay(アリペイ、支付宝)とは、中国のアリババグループが2004年から提供しているQRコードを利用したモバイル決済サービスのことです。
中国ではキャッシュレス化が日本以上に進んでおり、飲食や交通・買い物に限らず公共料金もモバイル決済で支払いできます。
中国のモバイル決済市場でシェア率54%を占めるアリペイは、中国を訪問する旅行者にとって欠かせないサービスと言えるでしょう。
アリペイの基本についてもっと詳しく知る 記事:アリペイは日本人でも簡単に使える!
日本のクレジットカードが登録できる

アリペイでは、日本で発行したクレジットカードも登録可能。
Visa、Mastercardをはじめとする主要ブランドのカードをアリペイに追加すれば、中国国内での支払いがスムーズに行えます。
ただし、カードの発行元や銀行によっては、海外決済に制限がある場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
中国以外でも使える国多数

アリペイは中国国内はもちろん、近年では日本でも加盟店が増加。現在では、多くの店舗でアリペイを使用できます。
利用者数はのべ12億人を超え、今後ますます発展していくサービスでしょう。
<アリペイが使える国>
中国 | ほとんどの店舗・交通機関で利用可能 |
日本 | 主に訪日中国人向け。一部店舗や施設で使用できます。 |
香港 | 一部の店舗や交通機関で利用できます。 |
台湾 | 一部の商業施設やオンラインショップで対応しています。 |
シンガポール | 大手商業施設や飲食店でアリペイが使えます。 |
韓国 | 一部の観光地や店舗で利用可能です。 |
※国によっては特化した別アプリが必要な場合があります。
登録するメリット
アリペイを登録するべき理由は、簡単な操作で金銭のやり取りにかかる時間や労力を軽減できるからです。
クレジットカードを登録し必要な金額をチャージした後、支払い用のQRコードを表示するか読み取るかのどちらかで決済が完了できます。
日本のPayPayのように、面倒なお札の確認や小銭のやりとりは一切不要です。
アリペイと他の中国決済アプリとの違い

アリペイと並ぶ中国での支払いアプリ2大巨頭の1つにウィーチャットペイ(WeChat Pay、微信支付)が挙げられます。
アリペイ | ウィーチャットペイ | |
運営会社 | アリババグループ (Alibaba Group) | テンセント (Tencent) |
ユーザー数 | 約12億人以上 | 約9億人以上 |
主な利用方法 | QRコード決済 | QRコード決済、チャット内決済、オンライン決済 |
利用範囲 | 主に中国国内の観光地や店舗 | 主に中国国内の観光地や店舗 |
支払い方法 | QRコード | QRコード |
日本語 | 対応 | |
国際利用 | 多くの国で利用可能(特にアジア圏) | 一部の国で利用可能(アジア圏中心) |
この表からわかるようにアリペイとウィーチャットペイはQRコード決済の面で似ており、主に中国国内で使われていますが、アリペイは国際展開において広い範囲で利用されていることや決済に特化している点が特徴です。
そのため中国旅行において、日本人でも比較的利用しやすいと言えるでしょう。
アリペイの手数料はいくら?
アリペイを使用した際の手数料は、金額により異なります。
登録クレジットカードを使用した決済は、200元(約4,000円)未満は手数料が無料です。200元を超えた場合は、手数料として支払い額の3%が上乗せされます。
中国でアリペイを使うときに注意すべき3つのこと
アリペイは現金を使わないので非常に便利ですが、知っておきたい注意点がいくつか存在します。現地で焦らないためにも、今のうちに 把握しておきましょう。
1.決済額を確認しておく
アリペイを使用した決済には 上限額が決められており、1回3,000元(約6万円)月間50,000元(約100万円)です。
計画的に利用しても上限に達する可能性があるため、注意が必要です。あらかじめクレジットカードや現金など、別の決済方法を用意しておきましょう。
2.QRコード詐欺がある
中国では、QRコードを利用した詐欺が急増しています。手口を把握して十分警戒しましょう。
- 偽のQRコードを読み込ませる
- 自分の決済コードを勝手に読み取られる
いずれの手口も、不用意に決済コードを表示・読み取りしたことが被害の原因です。ため、以下のような対策が必要です。
- QRコードを表示したら画面を伏せておく
- 怪しいコードは読み取らない
- 支払い時にはパスコードを設定する
詐欺に遭った場合、当人のみで解決しようとすると余計なトラブルが発生する恐れがあります。 すぐに警察に助けを求めましょう。
3.インターネットの確認
アリペイを使用するには、インターネット環境が必要です。
中国旅行では、日本にいるように使用できる eSIMカードが おすすめです。eSIMカードとは、スマートフォンに内蔵された 本体一体型のSIMのことで、以下のメリットがあります。
- ネットで即座に購入できる
- 開通手続き後すぐに利用できる
- SIMカードを交換する手間が省ける
従来のSIMカードは物理的に挿入する必要がありましたが、eSIMはそのような面倒な手間は一切不要です。
端末内にQRコードをダウンロードするだけで、中国で自由にインターネットが使えます。
まさに、これからの海外旅行での「新常識アイテム」といえるでしょう。
日本ではアリペイは使えない
日本のお店でもアリペイでの支払いができるようになっていますが、これはあくまで中国人向けのもの。日本でQRコード決済をしたい場合、PayPayなど別の手段が必要です。
アリペイの使い方に関してよくある質問
アリペイを日本語に設定する方法は?
ホーム画面から右下のマイアカウントを選択。歯車のマーク「General(一般)」を選択 「Language(多语言)」を選択 。「Japanese」を選び決定を押すと日本語表示されます。アリペイを使った公共交通機関の乗り方は?
ホーム画面からTransport(モビリティ)を選択。Bus(バス)/Metro(電車)/Taxi(タクシー)から選択。QRコードを表示して読み込ませれば自動で決済が完了します。アリペイを使って飲食店で注文できる?
多くの店舗でQRコードを読み込んで注文するモバイルオーダー形式が、採用されています。香港やマカオでもアリペイは使える?
一部の店舗では使えます。
アリペイの使い方は日本人でも簡単!

中国ではキャッシュレス化が進んでいるため、アリペイがとても便利です。
使い方は日本人でも簡単なので、中国へ旅行する際はぜひ事前に登録しておきましょう。
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