雪宝顶と火炎峰、命を危険にさらして探検します

2024年1月14日、5人のトレッカーが四川省アバ州松潘県大姓郷上纳咪村から、岷山山脈の最高峰である海抜5588メートルの雪宝顶に登頂しました。そのうち3人は体力が続かず途中で諦め、海抜4800メートルのキャンプ地に戻り、2人の仲間を待ちました。しかし、長い間帰ってこなかったため、警察に助けを求めました。 各方面からの緊急救助により、キャンプ地に閉じ込められていた3人のトレッカーは、1月15日の午後に救助されました。 しかし、1月17日の夜までに2人の行方不明者の足取りは見つからず、救助隊員が事故に遭わないように、17日の夜に救助隊は撤退し、捜索を停止しました。 救助隊員が現場で調査したところ、海抜5000メートル以上のラクダの背で、彼らが現場に残したロープと手袋を見つけました。これに基づいて、2人の行方不明者はラクダの背で事故に遭い、滑落した可能性が高く、生存の可能性はほとんどありません。 ラクダの背は、C1キャンプ地と雪宝顶の主峰の間にある危険な場所で、数十メートルの壁のような山脈で、最も狭いところは約30センチメートルしかありません。両側は断崖絶壁で、山脈の上を歩くしかないため、ラクダの背と名付けられました。 冬季は雪が深く、山脈を歩くと事故が起こりやすいです。 雪宝顶は、ボン教の七大神山の一つとされ、チベット語で「夏旭冬日」、つまり東方の海螺山と呼ばれ、多くの登山愛好者の憧れの地となっています。 美しい風景の裏には罠があり、冒険とリスクが共存しています。 1999年8月1日、北京のある大学の登山部員である周某霞さんが、海抜5200メートルで滑落して亡くなりました。 2003年5月1日、北京の登山者である魏洪海さんが、一人で雪宝顶に登頂し、亡くなりました。 2011年10月2日、浙江省金華市の2人のトレッカーが、雪宝顶の海抜4800メートルで雪崩に遭い、一人が亡くなり、一人が負傷しました。 雪宝顶は、岷江、涪江、白龍江、黄河の支流である黒河の4つの水系の分水嶺で、雪宝顶を最もよく見る場所は、アバ州松潘県黄龍郷の黄龍沟景区です。 黄龍沟の水は、雪宝顶から流れ出て、下流で涪江に合流し、約700キロメートルを迂回して重慶市合川区文峰古街の近くで嘉陵江に合流し、長江に流れ込み、海に向かって流れています。 雪宝顶からの高山の融雪と、地表から湧き出る石灰岩水が混ざり合い、長年にわたって固体の石灰華が形成され、流れる水が層状に連なる水たまりになります。 水中の無機物と有機物、色鮮やかな藻類と沈水植物が、異なる質の石灰華体を形成し、湖中に五色斑斓の色块が形成され、斑点が散らばり、鱗片が隆起し、まるで「龍の甲」とでも言うような形状をしています。これが層状に連なり、全長約3.6キロメートルに及び、まるで巨大な黄龍が雪山から飛び降りてきたかのように見えます。これが黄龍沟の名前の由来です。 黄龍沟と九寨沟は、川西観光の黄金の景区です。 四川省内の龍門山脈は、広元市の摩天嶺から西南方向に延び、成都平原の西北端に横たわる天然の屏風のような山脈で、四川盆地と川西高原の境界線をなしています。丹景山、銀工場沟、九峰山、馬鬃嶺などの山峰からなり、最高峰の獅子王峰は海抜4984メートルです。大禹が「龍門を開き、九つの鼎を鋳造し、水害を治す」と伝えられており、これが龍門山脈の名前の由来です。 九峰山は、龍門山脈の中央に位置し、清龍、朱雀、火炎などの九つの峰が連なっており、その名前が九峰山です。 九峰山の火炎峰は、奇峰が危岩で、山頂の岩石は深紅色で火炎のように見えるため、火炎峰と名付けられました。海抜3315メートルで、山脈は険しく、最も狭いところは1人しか通れず、足元の石はゆるんでおり、通信の盲点となっており、野生動物が出没する危険な場所で、未開放の山であるため、登山は禁止されています。 2023年11月7日、成都と貴州から来た9人のトレッカーが、玉石沟を迂回して山に登り、金頂を越えて火炎峰に登頂する途中で行方不明になりました。 緊急捜索が行われ、ヘリコプターを使って捜索した結果、11月8日の夜に行方不明だった8人のトレッカーを見つけましたが、地形が険しく近づくことができず、11月9日の午前にようやく8人の行方不明者に近づき、山を下りるのを手伝いました。 最後の行方不明者は、四川省成都市温江区出身で、ドローンで確認したところ、数百メートルの崖下に落ち、跪いて地面に落ちており、生命の気配はありませんでした。 遺体を回収するのは困難で、費用は100万元以上かかるため、家族は諦め、その後の救助のニュースはありません。 同じく九峰山で、2023年1月19日、男女1人ずつが九峰山を登頂中に行方不明になり、1月20日に救助隊員が2人を見つけ、崖から落ちて亡くなったことを確認しました。 美しい風景の裏にはリスクがあり、危険な地域には無理に入らないでください。生命の安全が最優先です。