ドイツ旅行を計画しているけど、現地の治安状況について気になる人も多いはず。この記事では、2024年最新のドイツの治安情報をまとめました。危険レベルの詳細や渡航する際の安全対策などを解説するので、ドイツへ渡航を検討している人はぜひ参考にしてください。
【ドイツでトラブルに遭った時の緊急連絡先】
連絡先 | 電話番号 |
警察 | 110 |
救急・消防 | 112 |
在ドイツ日本国大使館 | 030-210-940 |
在デュッセルドルフ日本国総領事館 | 0211-164820 |
在ハンブルク日本国総領事館 | 040-3330-170 |
在フランクフルト日本国総領事館 | 069-2385730 |
在ミュンヘン日本国総領事館 | 089-4176040 |
👉【期間限定】格安eSIMがお得🔥
🎁ホテル・航空券
👉今月の限定クーポン・キャンペーン一覧💪
冬の旅行キャンペーン実施中
最新情報!現在のドイツの治安
ドイツは日本政府による危険レベルが設定されておらず、一般的に治安が良く安全な国とされています。しかし2022年の犯罪発生件数は約563万件で、人口10万人あたりの犯罪率は日本の約14倍です。スリやひったくり、強盗や詐欺などの金銭に関わる犯罪が多く、傷害や性犯罪も発生しています。特に観光客が多い大都市や観光地では犯罪率が高まります。
また、特定の外国人コミュニティが多いエリアは、昼間は賑わいますが、夜間は治安が悪化することがあります。一部には「No-Go-Areas」と呼ばれる危険地域があり、決して近づかないようにしましょう。
ドイツで治安の悪いスポットは?都市別に紹介
ドイツでは都市によって治安状況が異なります。各エリアやスポットの治安情報を確認して、旅行中も安全に過ごしてください。
ベルリン
ドイツの首都ベルリンでは2022年に約52万件の犯罪が発生し、前年より7.8%増加しました。特にスリやひったくりが多く、日本人も被害に遭っています。
電車やバス、デパート、イベント会場などの混雑した場所では、周囲の人々に気を取られている隙に財布を抜かれる置き引きの被害がよく報告されています。子供に囲まれたり、見知らぬ人に声をかけられたりすることで注意が逸れるため、特に警戒が必要です。なお、以下の場所では特に注意が必要です。
【要注意スポット】
- 空港、各主要ターミナル駅の構内やその周辺
- ウンター・デン・リンデン通りからアレクサンダー広場にかけて(フリードリヒ・シュトラーセ駅やハッケシャーマルクト駅周辺を含むミッテ地区)
- ヴィッテンベルク広場(デパートKaDeWe前)からブライトシャイド広場(カイザー・ヴィルヘルム記念教会前)
- クアフュルステンダム通り(通称クーダム)にかけての繁華街
- ブランデンブルク門、博物館島周辺等の観光名所周辺
- 公共交通機関全般
- ホテルのロビーや朝食会場、レストランなど
デュッセルドルフ
ドイツのファッションやアートの発信地として知られているデュッセルドルフは、多くの日本人がスリや置き引きの被害に遭っています。特に見本市開催時には、窃盗団が流入し、出張者の被害が増加します。
カップルを装った2人組がぶつかって注意を引き、その隙に所持品を盗む手口や、狙った出張者と同じ電車に乗り込み、荷物を置いた瞬間に盗む事例も報告されています。なお、以下の場所では特に注意が必要です。
【要注意スポット】
- デュッセルドルフ中央駅周辺
- バス、ICE等の公共交通機関内
- デュッセルドルフ空港
- レストラン
- ホテル内のロビーや朝食会場
- クリスマスマーケット等
- イベント会場
ケルン
ケルン中央駅と隣接するケルン大聖堂周辺では、スリや置き引きが多発しています。観光客が大聖堂に見とれているとき、「ジャケットに何か付いている」などと声をかけられ、その隙に別の人が所持品を盗む手口が多く見られます。見知らぬ人から声をかけられた場合は警戒し、用がなければその場を離れることが重要です。
また、ケルンは移民が多く、イベント時にはトラブルが起こることもあります。騒がしい場所では注意し、不測の事態に巻き込まれないようにしましょう。
【要注意スポット】
- ケルン中央駅
- ケルン大聖堂
- クリスマスマーケット
ミュンヘン
ビールや自動車で有名なミュンヘン市内では、日本人を狙った置き引きやスリが頻発しています。特に名物のオクトーバーフェストやクリスマスマーケットなど、多くの人が集まるイベントや場所はスリだけでなくテロの標的にもなり得るため、安全対策をしっかりと行うことが重要です。
また、深夜には中央駅や旧市街のナイトクラブ周辺で薬物乱用者や酔客による暴行事件が多発しています。夜間の外出は避け、ナイトクラブには近づかないよう注意しましょう。
【要注意スポット】
- 観光名所
- 中央駅
- 空港周辺
- レストラン
- ホテル
- 公共交通機関
ハンブルク
ドイツ最大の港町であるハンブルクでは、日本人が巻き込まれる犯罪の多くはスリや置き引きといった窃盗です。飲食店や駅、空港などの人が多く集まる場所で被害に遭うことが多いです。犯行手口としては、突然話しかけて注意をそらし、その隙に貴重品を抜き取る方法がよく見られます。
【要注意スポット】
- ハンブルク中央駅東側のザンクト・ゲオルグ地区
- ザンクト・パウリ地区等の繁華街
- クリスマスマーケット
- 移動遊園地
治安が良くても要注意!ドイツで観光客が狙われやすい犯罪とその対策
比較的治安が良いとされるドイツでも、金銭を狙ったさまざまな犯罪が横行しているのが事実です。観光の際は以下の点に留意して安全対策をしましょう。
1.スリ、置き引き
日本人が特に狙われやすいのがスリや置き引きです。空港や主要駅、バス・電車内、繁華街、観光地、ホテルのロビー、レストランなど、たくさんの人が集まる場所で盗難が発生しています。スリグループが巧みに近づいて注意をそらし、その隙に持ち物を盗む手口が多いです。
【対策】
外出時は必要最低限の持ち物だけを持ち、現金や貴重品は分けて持つことが大切です。他の人に見せないように注意しましょう。持ち物は常に体の近くに置き、足元に置いたり椅子の背もたれにかけたりしないよう気をつけてください。
2.ひったくり
人通りが少ない路上や駐車場、銀行やATMから帰るときは、犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。犯人は車やバイクを使って近づき、バッグを奪うことが多いです。これに抵抗しようとして転倒しけがの危険性もあるので、特に注意が必要です。
【対策】
歩いているときは、バッグを車道と反対側に持ち、明るく人通りの多い道を選びましょう。特に銀行から帰るときは周囲に注意を払ってください。スマートフォンを見たり、ヘッドフォンで音楽を聴きながら歩くと、犯人に狙われやすくなるので要注意です。万が一ひったくりに遭った場合は、車に引きずられないように無理な抵抗はしないようにしましょう。
3.偽警察官による強盗・窃盗
私服の薬物捜査官や偽の警察官が観光中の日本人を呼び止め、バッグや財布を調べるふりをして金品を盗む事件が発生しています。実際には、警察官が路上で財布の中身を調べることはありません。
職務質問する際は本物の警官の場合身分証明書を提示する必要があるので、特徴を覚えておきましょう。身分証明書は赤、緑、銀、黄、白の色があり、銀行のキャッシュカードと同じ大きさで、左側に警官の顔写真、右下にはベルリンの熊のマークがついています。偽警察官の場合は、身分証を見せないか偽造したものを見せてくる可能性があります。
【対策】
不審な相手に出会った場合は、相手を無視してすぐにその場を離れましょう。また、携帯電話から警察(110番)に連絡することも大切です。安全を第一に考えて行動してください。
ドイツでの緊急時の連絡先一覧
ドイツでトラブルに遭遇した場合、役立つ連絡先をいくつか紹介します。これらは、ドイツ旅行中にトラブルや緊急事態に遭遇した際に頼りになります。大使館ではパスポートを紛失・盗難の際にサポートしてもらえることもあるので、確認しておきましょう。
連絡先 | 電話番号 |
警察 | 110 |
救急・消防 | 112 |
在ドイツ日本国大使館 | 030-210-940 |
在デュッセルドルフ日本国総領事館 | 0211-164820 |
在ハンブルク日本国総領事館 | 040-3330-170 |
在フランクフルト日本国総領事館 | 069-2385730 |
在ミュンヘン日本国総領事館 | 089-4176040 |
ドイツ渡航前には「たびれじ」に登録しよう
ドイツ渡航の際は、家族や友人、職場に日程や連絡先を伝えておくことが重要です。また3か月以上滞在する場合は、在留届を提出してください。3か月未満の旅行や出張の場合は、最新の安全情報を確認し、緊急時に大使館から連絡を受け取るために外務省の「たびレジ」に登録しましょう。
ドイツ旅行を安心して楽しむためのアイテム3選
ドイツは比較的治安が良いとされているものの、万が一の時のためにしっかりと安全対策をしましょう。ここでは、ドイツで安全を守るための3つのアイテムを紹介します。
1.海外旅行保険
ドイツへ渡航する際は海外旅行保険への加入を強くおすすめします。海外での医療費は高額になることが多く、思わぬ出費を防ぐことができます。また、医療費だけでなく荷物の紛失や盗難、航空機の遅延などのトラブルにも対応できます。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険もありますが、補償内容を確認し、必要に応じて追加の保険に加入しましょう。
2.パスポートのコピーや連絡先のメモ
ドイツでもしもの時に役に立つのが、パスポートのコピーや連絡先のメモ。万が一パスポートを失くしたときにコピーがあればスムーズに再発行の手続きができるでしょう。コピーするのは顔写真と住所欄の2枚です。連絡先のメモは、インターネットが使えない場合の緊急連絡先の確認に対応できます。
3.インターネット接続できるデバイス
ドイツでは常時ネットに接続していれば、目的地を確認したり何かあった場合に連絡したりできるので、インターネット接続できるデバイスは必須のアイテムです。Wi-Fi、SIMカード、eSIMとさまざまな選択肢があるので、予算や日数に合わせて選びましょう。
特にドイツでは料金が比較的安く、日数も選べるeSIMがおすすめ。eSIMならダウンロードしてその場ですぐインターネット接続ができます。
ドイツの基本情報
首都 | ベルリン |
人口 | 約8,482万人 |
言語 | ドイツ語 |
宗教 | カトリック(24.8%)、プロテスタント(22.7%)、ユダヤ教(0.1%) |
通貨 | ユーロ |
政体 | 連邦共和制 |
ドイツの治安についてよくある質問
-
ドイツは安全な国ですか?
はい、ドイツは一般的に安全な国ですが、大都市ではスリや置き引きが発生することがあります。
-
夜間の外出は安全ですか?
大都市では夜間の外出に注意が必要です。人通りの少ない場所や酒場周辺は避けるべきです。
-
警察にどのように連絡できますか?
緊急時は110番に電話してください。英語でも対応してもらえる場合が多いです。
-
イベント時の治安はどうですか?
オクトーバーフェスやクリスマスマーケットなどの大規模なイベントでは、混雑や酔っ払いによるトラブルが起こることがありますので、注意が必要です。
そのほかのドイツ旅行に役立つ記事はこちら
- ドイツ旅行に必要な費用はいくら?安い時期やベストシーズンについて解説
- ドイツでの支払い方法はクレジットカードor現金?キャッシュレス決済事情を徹底解説
- ドイツのeSIMが安い!5日間・7日間の無制限プランがおすすめ
ドイツへ渡航する際は最新の治安情報を確認しよう
ドイツでは危険レベルが設定されておらず比較的治安が良いとされていますが、特定の地域やスポットでは治安が悪い場所も存在します。観光地でもスリや窃盗などさまざまな犯罪が発生しているので、滞在中は十分に気を付けましょう。
ドイツの治安をチェックして、安全な旅を心がけてくださいね。
※現地の治安は状況により随時変動する場合があるため、渡航の際には必ず最新情報をご確認ください。