ドイツ旅行に必要な費用はいくら？安い時期やベストシーズンについて解説

執筆：Trip.com‐JP

2024年4月7日

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ドイツは美しい街並みや文化的な観光地、豊かな歴史、美味しい食べ物など、魅力的な要素がたくさんあります。できるだけ費用を抑えてドイツ旅行を楽しみたいですよね。この記事ではドイツ旅行に必要な費用と予算を少しでも安く抑える3つの方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

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ドイツ旅行の航空券代

ドイツ旅行の航空券費用の目安は、約25万円です。

日本から直行便が出ているフランクフルト、ミュンヘンへの航空券の価格は、出発日や予約時期によって大きく異なりますが、目安として約25万円です。費用を抑えたいのなら、乗り継ぎ便を選択しましょう。シンガポールやカタールなどを経由すれば15万円前後で行けるチケットがあるでしょう。ただし、ハイシーズンには航空券の価格が上昇します。予約する際には、余裕を持って計画することをおすすめします。

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取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。

ドイツ旅行のホテル代

ドイツ旅行のホテル代の目安は、1泊あたり10,000円～です。ドイツのホテルは部屋の広さや設備、サービス内容などによって価格が大きく異なります。以下にドイツの一般的なホテルの特徴と料金をランク別に表にまとめました。

ホテルのランク	特徴	料金の目安（1泊あたり）
1星～2星	清潔で簡素な設備朝食なしまたは簡素な朝食付き共用バスルーム	30ユーロ～
3星	清潔で快適な設備個室にシャワー・トイレ朝食付き	60ユーロ～
4星	高級感のある設備部屋にバスルームありビジネス向けサービスあり朝食バイキング付き	120ユーロ～
5星	広々とした部屋高級な設備最高のサービスと設備朝食バイキング付き	200ユーロ～

ドイツでは大都市圏や観光地周辺では、宿泊料金が高くなる傾向があります。また、ドイツ国内での祝日の期間は宿泊料金が上昇することが多いため、早めの予約をおすすめします。

ドイツのホテル料金を調べてみる

ドイツ旅行の食費代

ドイツ旅行の食費の目安は、1日あたり8,000円～です。

外食費は日本より高めです。日本では無料で出てくるお水ですが、ドイツでは有料。お酒を飲まなくてもお水代を請求されるレストランもあります。また、サービス料として10％程度のチップも忘れずに渡しましょう。ドイツの食事代について、それぞれ解説します。

ドイツの朝食代

ドイツの朝食は一般的に10ユーロ～20ユーロ程度です。コーヒーや紅茶に加えて、パンやシリアル、ヨーグルト、ハム、チーズ、卵料理などが一般的。ホテルに朝食バイキングが付いていれば、朝食代を抑えられます。

ドイツの昼食代

ドイツの昼食代は、一般的に10ユーロ～20ユーロ程度です。ハンバーガーやフライドポテト、ソーセージ、サラダが一般的で、大型ショッピングモール内や駅構内のフードコートなら手軽に食事を楽しむことができます。

ドイツのカフェ代

ドイツのカフェは一般的に5ユーロ～10ユーロ程度です。コーヒーに加えて、ケーキ、パイ、サンドイッチなどが人気です。カフェでの飲み物とスイーツのセットで、ドイツ旅行をお楽しみください。

ドイツの夕食代

ドイツの夕食代は一般的に20ユーロ～40ユーロ程度です。ソーセージや肉料理、ジャガイモ、キャベツ、パン、ビールなどが一般的です。レストランではドイツ料理を中心に、国際料理やベジタリアンメニューなども揃っています。

ドイツ旅行のお土産代

ドイツ旅行のお土産代の目安は、約5,000円～です。

海外旅行の楽しみは、お土産選びという人は多いでしょう。ここではドイツで人気のお土産を10個厳選しました。お土産選びの参考にしてください。

ブレッツェル：ドイツを代表するパン
ビールグラス：ドイツのビールは有名
ノミのフィギュア：ドイツの伝統的なおもちゃ
シュトレン：ドイツの伝統的なお菓子
レーヴクーヘン：ドイツの伝統的なケーキ
ザルツブルガー・ノッケン：揚げパンケーキのようなお菓子
アンペルマンのグッズ：東ドイツ時代のキャラクター
マルツィパン：ドイツ発祥の菓
HARIBO：ドイツ生まれのグミ
時計：機械式やクォーツ式など様々

ドイツ旅行の交通費

ドイツ旅行の交通費の目安は、1日あたり2,000円～です。ドイツでは公共交通機関が充実しているため、車を借りなくても十分に楽しめるでしょう。ただし時間帯や料金体系については、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

電車の場合

ドイツには広範囲にわたる鉄道網があり、国内の移動には電車が便利です。鉄道会社によって料金体系が異なるため、詳しい金額についてはホームページ等で確認することをおすすめします。大都市や主要観光地周辺では都市交通システムが整備されており、そちらも便利な移動手段の一つです。

バスの場合

ドイツの市内バスは路線によって違いはありますが、通常は1区間1.5ユーロ程度からとなります。また、日帰り旅行や観光に利用できる観光バスも多くあります。

タクシーの場合

一般的にはメーター制となっており、1kmあたり約1.5ユーロから2ユーロ程度の料金がかかるでしょう。深夜や祝日など特別な時間帯には、割増料金がかかります。タクシーにはチップを渡す習慣があり、通常は料金の10%程度が相場です。

ドイツ旅行の観光・アクティビティ費用

ドイツ旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり4,000円～です。

ドイツ国内で主要なアクティビティとその料金を一覧表でまとめました。料金は季節によって異なる場合がありますので、詳細は事前に公式ウェブサイト等で確認をお願いします。

アクティビティ	料金
ハイデルベルク城	7ユーロ～
ベルリンの壁の残骸を巡るツアー	15ユーロ〜
ケルン大聖堂の上部展望台	6ユーロ〜
ヘルシンキ・ベルリン号クルーズ	24.5ユーロ〜
ムンヘンのニンフェンブルク宮殿見学	15ユーロ〜
バイエルンのノイシュバンシュタイン城見学	13ユーロ〜
ブレーメンのシュナーカレー博物館	9ユーロ〜
ハンブルクのエルベ川夕日クルーズ	20ユーロ〜
デュッセルドルフのライン川遊覧船ツアー	10ユーロ〜

ドイツ旅行のWi-Fi・通信費用

ドイツでの通信費用の目安は、1日あたり無料～1,500円です。海外でスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。

ヨーロッパ専用のeSIM
モバイルWi-Fiルーター
SIMカード

おすすめはヨーロッパ専用のeSIMです。eSIMとは、Embedded（埋め込み） SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。ドイツの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのは、eSIMの大きなメリットです。

ドイツ旅行の海外保険費用

ドイツ旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり500円～です。

たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。ドイツ旅行で3泊4日の海外保険に加入する場合、1500円が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用などが付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。

ドイツ旅行のビザ取得費用

日本国籍の人が観光の目的でドイツに入国する場合は、90日間まではビザなし（無料）で滞在できます。滞在90日間を超える場合はビザが必要です。ただし、3ヶ月以上のパスポートの残存期間が必要ですので注意してください。詳しい情報は、ドイツ大使館公式サイトをご覧ください。

なお、2023年11月よりにEU諸国に渡航する際はETIAS（エティアス）への申請が必要となります。申請しないと入国できませんので、注意しましょう。詳しい情報は ETIAS公式サイトをご覧ください。

4泊6日のドイツ旅行の費用

4泊6日のドイツ旅行の費用は、1人35万円が目安です。

項目	費用
航空券	25万円〜
ホテル代	40,000円～
食事代・カフェ代	40,000円～
交通費	8,000円～
Wi-Fi代	2,500円〜
お土産	5,000円～
海外保険	2,500円〜

一週間のドイツ旅行の費用

一週間のドイツ旅行の費用は、1人38万円が目安です。

項目	費用
航空券	25万円〜
ホテル代	55,000円～
食事代・カフェ代	55,000円～
交通費	10,000円～
Wi-Fi代	3,000円〜
お土産	5,000円～
海外保険	3,000円〜

知っておきたいドイツ旅行の基本情報

旅行に行く前に、ドイツの基本情報をおさらいしておきましょう。ドイツの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。

ドイツ旅行の物価について

ドイツの物価を表にしてまとめました。なお2023年11月現在、1ユーロは162.46円前後で推移しています。たとえば、200ユーロのお土産は200×162.46円＝約32,500円で購入できる計算です。ただし価格は地域や店舗によって異なる場合がありますので、参考程度にお考えください。

日用品	価格
牛乳（1ℓ）	約1.20ユーロ
卵（10個）	約2.50ユーロ
パン（1斤）	約2ユーロ
バター（250g）	約1.20ユーロ
チーズ（250g）	約2.50ユーロ
米（1kg）	約2ユーロ
ビール（500ml）	約1.50ユーロ
ワイン（750ml）	約5ユーロ
コーヒー（250g）	約3ユーロ

※実際の価格は店や地域により異なります。

ドイツ旅行のベストシーズンについて

ドイツの地域別のベストシーズンを表でまとめました。ただし気候は一般的な傾向で天候によって異なる場合がありますので、ご注意ください。

地域	ベストシーズン
バイエルン地方	春（4月-5月）と秋（9月-10月）が特に美しく、温暖で気候も安定しています。冬季はスキー場やクリスマスマーケットなどが人気です。
ベルリン	夏（6月-8月）が観光に最適な季節で、屋外のカフェやパークでのピクニックなどが楽しめます。また、12月のクリスマスシーズンも賑やかで、多くのクリスマスマーケットが開催されます。
ハンブルク	夏（6月-8月）が一年中で最も暖かく、運河でのボートツアーやビーチでのリゾート気分を味わえます。また、冬季にはクリスマスマーケットや冬の光の祭典が開催されます。
ミュンヘン	秋（9月-11月）がビール祭りのオクトーバーフェストが開催される季節で、多くの人が訪れます。また、春（4月-5月）には都市公園でピクニックやバーベキューを楽しめます。
ライン川流域	夏（6月-8月）にはクルーズやワインフェストが楽しめ、秋（9月-11月）には収穫祭やドイツの秋の味覚を堪能できます。また、冬季にはクリスマスマーケットが開催されます。
シュヴァルツヴァルト	夏（6月-8月）にはハイキングやサイクリングが楽しめ、冬季にはスキー場でのウィンタースポーツが人気です。また、春（4月-5月）には花々が咲き誇り、秋（9月-10月）には紅葉が美しくなります。

ドイツの入国制限について

2022年6月11日0時00分より、新型コロナによるドイツへの入国制限が解除されました。これ以降、日本からドイツへの渡航は旅行目的を問わず認められます。ドイツ入国にあたってはワクチン接種証明書や快復証明書、検査証明書の提示は不要となりました。詳しくは、外務省安全ホームページをご覧ください。

日本とドイツの時差について

ドイツは日本より8時間遅れて時差があります。たとえば、ドイツの日曜日の15:00は日本では日曜日の23:00です。「日本の方が8時間進んでいる」と覚えておくとよいでしょう。

ドイツ旅行の費用を安く抑える3つの方法

ドイツ旅行において、費用を抑える方法について3つ紹介します。

事前に予約をする

ドイツでは、交通機関や観光施設など多くの場所で事前に予約をすることで割引料金が適用されることがあります。たとえば、ドイツ鉄道のチケットを事前に購入すると、通常よりも格安で利用できます。航空券代やホテル代も、できるだけ早い時期に抑えておきましょう。

公共交通機関を利用する

ドイツには、広範囲にわたる公共交通機関があります。バスや電車、地下鉄などが利用でき、都市部では特に便利です。タクシーを利用するより、公共交通機関を利用する方が費用を抑えられます。また、ドイツ全土を移動する場合は、長距離バスやドイツ鉄道を利用することもおすすめです。

食費を抑える

ドイツは飲食店での食事代は高額になることがあります。そのため、スーパーマーケットでの食材の購入を検討しましょう。もしくはファストフード店での食事など、コスパの良い方法を選ぶことで食費を抑えることができます。朝食やランチをホテルや宿泊施設で提供されるものにすることで、食費を抑えてもいいでしょう。

ドイツ旅行についてよくある質問

ドイツまでの片道フライト時間は？

日本からドイツまでの片道フライト時間は、おおよそ11時間から12時間程度です。ただし、出発地や目的地、搭乗する航空会社、経由地や飛行コース、気象条件等によって多少前後することがありますので、あくまで目安としてご参考ください。
ドイツでチップは必要？

ドイツではレストランやカフェ、タクシーなどのサービス業においてチップを渡すことが一般的です。レストランでのチップは、請求書の合計額を5〜10％増やすことで渡されます。タクシーやホテルは、小額のチップを渡すことが一般的です。
ドイツで日本の家電製品は使えるの？

電源プラグの形状が異なります。日本の電源プラグはA型またはB型であり、ドイツの電源プラグはC型またはF型です。このため、日本の電源プラグがドイツのコンセントに直接差し込めません。プラグアダプターを使用することで解決できます。また、変圧器も必要です。
ドイツは危険ではない？

ドイツは、安全な国とされています。ただし、一般的な観光地や交通機関などでの盗難や置き引きが発生することがあります。人混みの財布や携帯電話の盗難に注意が必要です。