
タイ旅行では欠かせないのが「両替」。
「どこで両替すればお得?」「空港の両替所はレートが悪い?」「帰国時に余ったタイバーツはどこで円に戻せる?」──そんな疑問を持つ方も多いはず。
結論から言うと、タイで両替するならバンコク市内の「Super Rich」や「Super Exchange」などの人気両替所がおすすめです。
空港よりもレートが良く、日本円からタイバーツへの両替で数%お得になることもあります。
また、バーツから円への両替をする際のベストな場所やタイ空港内の両替所の使い方も解説。
この記事を読めば、タイ両替のおすすめスポットから空港での注意点まで、旅行前に知っておきたい情報がまるっと分かります。
【タイバーツの両替ができる場所】
場所 | おすすめ度 | メリット | デメリット |
空港の両替所 | ★★☆☆☆ | ・24時間利用可能 | ・レートが割高 |
市中の銀行 | ★★★☆☆ | ・信頼性が高い | ・営業時間が限られる |
街中の両替所(SuperRich・SIAM EXCHANGEなど) | ★★★★★ | ・利便性が高い | ・店舗のレートに差 |
ホテル | ★☆☆☆☆ | ・利便性が極めて高い | ・レートが割高 |
ATM | ★★☆☆☆ | ・手数料が定額 | ・手続きが必要 |
タイの通貨単位とレートの目安

タイの通貨はバーツ(Baht/略称:THB)です。
現地では「฿」や「B」と表記され、1バーツ(B)は100サタン(Satang/S)で構成されています。
サタンは補助単位で、25Sと50Sの2種類の硬貨があります。
紙幣は20B・50B・100B・500B・1000Bの5種類、硬貨は1B・2B・5B・10B・25S・50Sの6種類が流通中です。
2025年の11月現在の平均為替レートは23.6613で、1バーツ=約4.3円(2025年現在)※。
タイで値札を見たときは「金額 × 約4」を目安にすると、日本円換算がすぐ分かります。
例:飲食店の「100B」の料理 → 日本円でおよそ400円前後。
バンコクではキャッシュレスも普及していますが、小さな屋台・タクシー・チップなどは現金払いが主流。
特に20B・50Bなどの小額紙幣は使う頻度が高いので、両替の際は多めにもらっておくと便利です。
また、初日は以下のように少額の現金を持っておくと安心です。
- 飲み物・スナックを買うための小銭
- 市内で両替するまでの交通費など
目安としては、5,000〜1万円分を現金に両替しておくとスムーズです。
※2024-2025年の平均レートを使用して計算(参照:Bank of ThailandのHistorical Foreign Exchange Rates)
タイのおすすめ両替所3選
タイには数多くの両替所がありますが、その中でもレートが良く、日本人旅行者からの信頼も厚いのがバンコク市内の有名両替所です。
特に「SuperRich」や「SIAM EXCHANGE」「THANIYA SPIRIT」は、旅行者の間で「空港より断然お得に両替できる」と評判。
立地もアクセスも良いため、観光やショッピングのついでに気軽に利用できるのが魅力です。
ここでは、タイで両替するなら絶対チェックしておきたいおすすめ両替所3選を詳しく紹介します。
どこで両替すれば一番お得なのか、現地の最新レート事情もあわせて見ていきましょう。
1.SuperRich

SuperRichはバンコクでもっとも有名な両替所で、とにかく為替レートが良いことで知られています。
空港近くのショッピングモールやトンロー、シーロムなど、街中に多数の店舗があります。
タイ通貨のバーツだけでなく、多くの外国通貨に対応。
一目で信頼できそうな店舗デザインとスタッフの対応の良さも、多くの日本人旅行者から支持される理由になっています。
- 名称:SuperRich Exchange Ratchadamri
- 住所:67,69, 71 Soi Ratchadamri 2, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
2.SIAM EXCHANGE

SIAM EXCHANGEは、バンコクの中心部にある信頼性の高い両替所です。
観光客や留学生に人気があり、競争力のある為替レートを提供しています。
駅や商業施設の近くに店舗があるため、アクセスが非常に良いのが特徴。
スタッフは英語が堪能で、外国人旅行者でも安心して両替ができます。
透明性のある取引と明確な手数料体系も、多くの人から信頼されている理由となっています。
- 名称:SIAM EXCHANGE
- 住所:422/3 Pathumwan Intersection, Wangmai, Payathai Rd., BKK 10330
3.THANIYA SPIRIT

THANIYA SPIRITはシーロム通りで知られる両替所で、タイ国内でも屈指の信頼性を誇る店舗です。
観光客だけでなく、ビジネス目的の人も多く利用している両替所。
レートの良さはもちろん、迅速で正確な両替サービスが最大の魅力です。
店舗は清潔で明るく、外国の通貨に詳しいスタッフが丁寧に対応してくれます。
また、オンラインでリアルタイムの為替レートをチェックできるシステムがあり、事前に有利なタイミングで両替できるのが特徴です。
- 名称:THANIYA SPIRIT
- 住所:62/7 Thaniya Rd, Suriyawong, Bang Rak, Bangkok, 10500
タイで両替するときに必要なアイテム

タイで両替する際に必要なアイテムは、パスポートです。
これは身元確認の重要な書類となります。
次に、両替する外貨の現金を準備します。
こちらは、できれば汚れや破れのない綺麗な紙幣が望ましいです。
スマートフォンは、その場で為替レートを確認できるので便利。
現地通貨を保管するウォレットや小銭入れも忘れずに。
タイ(タイバーツ)の両替ができる場所5選

タイでは、空港や銀行、市内の両替所など、さまざまな場所で日本円からタイバーツへの両替が可能です。
ただし、場所によってレートや手数料に大きな差があるため、「どこで両替すればお得なのか」を知っておくことが大切。
ここでは、空港・市内銀行・街中両替所・ホテル・ATMの5つの主要スポットを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
旅行のタイミングや滞在エリアに合わせて、最適な両替方法を選びましょう。
1. 空港の両替所
空港の両替所は、24時間営業の場所も多く、到着後すぐに両替できるため便利です。
主要な通貨を扱っており、スタッフも外国人対応に慣れています。
空港内なので安心感もありますが、レートは比較的割高になる傾向があります。
大きな空港では複数の両替所があるため、レートを比較することができます。
メリット | デメリット |
・24時間利用可能 | ・レートが割高 |
2. 市中の銀行
市中の銀行は、信頼性が高く、セキュリティも万全です。
大手銀行では外貨取扱店舗も多く、比較的良いレートで両替が可能です。
ただし、営業時間が限られており、休日は利用できません。
また、混雑時は待ち時間が長くなることがあります。外国人の場合、パスポートの提示が必要です。
メリット | デメリット |
・信頼性が高い | ・営業時間が限られる |
3. 街中の両替所
街中の両替所は、観光地や繁華街に多く、利便性が高いのが特徴です。
銀行より営業時間が長く、休日も営業している場所が多いです。
店舗によってレートは大きく異なり、良いレートを提供する店舗を探せば銀行より有利な場合もあります。
ただし、信頼性の面では注意が必要です。
メリット | デメリット |
・利便性が高い | ・店舗のレートに差 |
4. ホテル
ホテルは、滞在先で手軽に両替ができる便利さがあります。
急な両替ニーズにも対応できますが、レートは一般的に最も割高です。
サービスとして提供している性質上、大額の両替には適していません。
24時間対応のホテルであれば、緊急時の両替にも対応可能です。
メリット | デメリット |
・利便性が極めて高い | ・レートが割高 |
5. ATM
現地のATMでは、直接現地通貨を引き出すことができます。事前に日本の銀行で海外ATM利用の手続きが必要です。
レートは一般的に良好で、手数料も定額のため大額の引き出しであれば有利です。
ただし、機械トラブルや通信エラーのリスクがあります。
メリット | デメリット |
・比較的良いレート | ・手続きが必要 |
深夜・早朝にタイで両替できる?

深夜・早朝に両替する場合、空港の両替所を利用しましょう。
タイ国際空港には、到着ロビーに24時間営業している両替所があります。レートは少し高めですが、安全で確実です。
もしくは、コンビニにある24時間ATMも使えます。
一番のおすすめは、事前に日本で必要な分だけ両替しておくこと。
初めての海外旅行の方は、到着後すぐに使うお金(交通費、軽食代など)は日本で両替しておくと安心です。
タイのATMでキャッシングする手順と注意点

両替所に行かなくても、タイのATMで日本のクレジットカードやデビットカードを使ってタイバーツを引き出すことができます。
レートが比較的良く、深夜や早朝でも利用できるため、時間を気にせず両替したい人におすすめの方法です。
ただし、銀行やカード会社ごとに手数料や限度額、対応ブランド(VISA・Mastercardなど)が異なるため、事前に確認しておくことが重要。
ここでは、実際にタイのATMでキャッシングする際の手順と、注意点をわかりやすく解説します。
1.カードを確認する
- クレジットカードのキャッシング枠を確認
- 暗証番号の確認(4桁)
- 海外利用の連絡をカード会社にする
2.ATMを選ぶ
安全な場所のATMを選びましょう。「GLOBAL ATM」や「INTERNATIONAL ATM」の表示があるもの。Visa/Mastercard/JCBなど、クレジットカードのマークがあるATMを確認してください。
3.実際の操作手順
- 言語選択
「English」または「日本語」を選択 - 「Withdrawal」(引き出し)を選択
- 「Credit Card」(クレジットカード)を選択
- 画面の指示に従ってカードを挿入
- 暗証番号を入力する
- 金額を入力する
- お金を受け取る
- お金とカードを忘れずに受け取る
3.注意点
- 1回の引き出し上限額に注意
- 日本のカード会社と現地ATMの手数料がかかる場合がある
- レートは自動的に適用されます
- カード会社の緊急連絡先は控えておきましょう
タイバーツから円への両替はどこで?

旅行を終えた帰国前、余ったタイバーツを日本円に戻したい方も多いはず。
ただし、どこで両替するかによってレートや手数料に大きな差が出ます。
ここでは、「帰国前に空港で両替する場合」「市内で戻す場合」「日本に帰ってから再両替する場合」など、それぞれのメリット・注意点を解説します。
帰国前に空港で戻す vs 市内で戻す
基本的には、レート重視なら市内・手軽さ重視なら空港がおすすめです。
バンコク市内の両替所(SuperRichなど)は、バーツ→円でも比較的良いレートを提示しています。
一方、スワンナプーム空港やドンムアン空港の両替所は手数料が上乗せされやすく、市内よりも2〜3%ほど不利になることも。
ただし、空港の両替所は営業時間が長く、荷物を預けた後でも利用できるため、時間のない人や少額を戻したい人には便利です。
まとまった金額を両替するなら、市内で済ませてから空港へ向かうのが賢い選択です。
日本での再両替の可否・注意点
タイバーツを日本へ持ち帰ってから円に戻すこともできますが、対応している銀行や金券ショップが限られ、レートもかなり不利になります。
また、硬貨は日本では両替不可のため、バーツのまま残すと損をするケースも。
どうしても日本で再両替したい場合は、外貨両替専門店を利用するとスムーズです。
ただし、為替差+手数料で1割以上目減りすることもあるため、基本は現地での両替完了を推奨します。
余った小銭の使い切りアイデア
タイの硬貨は額面が小さく、日本では両替も買取もできません。
そのため、帰国前にできるだけ使い切るのがベストです。
おすすめの使い道は、
- 空港のコンビニやカフェで飲み物を購入
- フードコートや屋台で軽食を買う
- 募金箱(ドネーションボックス)に寄付する
- BTS(スカイトレイン)や地下鉄の切符購入
少額の硬貨でもちょっとしたお土産や軽食代に使えるので、最後まで無駄なく使い切るのがおすすめです。
【基本】タイのお金情報

タイの通貨は「バーツ(Baht/略号:฿)」と呼ばれ、旅行中の買い物や交通手段で必ず使う基本情報です。
ここでは、現地の物価感覚からチップ文化まで、タイ旅行の前に押さえておきたい「お金の基本知識」をわかりやすく解説します。
タイの物価感覚
タイは日本と比べると全体的に物価が安く、日常的な食事や交通費を抑えながら旅行を楽しめます。
ただし、観光地や輸入品、カフェ・ホテルなどは日本と同程度の価格になることもあり、
「どこで買うか」「ローカル向けか観光向けか」によって体感が大きく変わります。
物価の目安(2025年現在)
- 屋台やローカル食堂の食事:40〜100B(約180〜440円)
- カフェのドリンク:60〜120B(約260〜530円)
- タクシーの初乗り:40B(約180円)前後
- マッサージ1時間:250〜400B(約1,100〜1,800円)
- ホテルの中級クラス(1泊):2,000〜3,000B(約9,000〜13,000円)
このように、ローカルを中心に回るなら日本の半額程度の感覚で過ごせるイメージです。
ただし、観光地や空港内、日系レストランではほぼ日本と同じか少し高い水準になることもあります。
タイのチップ文化
タイには日本のような明確な「チップの義務」はありませんが、感謝の気持ちとして少額を渡す習慣があります。
特に観光客が多い場所やサービス業では、渡すと丁寧に対応してもらえることが多いです。
チップの目安
- ホテルのポーター・清掃スタッフ:20〜50B程度
- タクシー:端数を切り上げる(例:95Bなら100B渡す)
- マッサージやスパ:50〜100B程度
- レストラン:サービス料が含まれていなければ会計の5〜10%ほど
小額紙幣や10B硬貨をいくつか持っておくとスムーズに渡せます。
なお、レシートに“Service Charge(サービス料)”が含まれている場合は追加不要です。
タイの両替に関するよくある質問
タイでの最適な両替方法は?
銀行やスーパーバンク、空港の両替所、市内の信頼できる両替店で行うのがおすすめです。空港は手数料が高いので、市内で両替するとお得です。タイと日本、どちらで両替すればよいですか?
タイバーツへの両替は「日本とタイ、どちらで行うべき?」と迷う方も多いでしょう。
結論としては、日本の空港や銀行よりも、現地タイの両替所のほうがレートが良い傾向にあります。
そのため、渡航後にバンコク市内などで両替するほうが、よりお得にタイバーツを手に入れられます。タイでクレジットカードは使えますか?
主要な観光地やホテル、レストランでは使えますが、市場や屋台、タクシーなどでは現金が必要です。海外キャッシング対応のカードを持参すると便利です。タイ旅行では現金何円持ってく?
1日1,000〜3,000バーツ(約4,000~13,000円)あれば、食事や交通、お土産などの基本的な出費をカバーできます。貴重品は必ず分散して持ち歩きましょう。


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