スイス旅行に必要な費用はいくら?安い時期やベストシーズンについて解説

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美しい自然が人気の国、スイス。しかし、スイスは物価が高い国としても知られています。スイス旅行の費用が気になる方が多いでしょう。この記事では、スイス旅行に必要な費用と予算を少しでも安く抑える3つの方法を紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

スイス旅行の航空券代

スイス旅行の航空券費用の目安は、20万円~です。価格は季節や旅行日程、予約時期、航空会社などによって異なるため、以下はあくまでも目安としてご参考ください。

チューリッヒ

チューリッヒはスイス最大の都市であり、航空会社によっては直行便が運航されています。東京発の航空券代の目安は、早期予約で約20万円、繁忙期や直前予約の場合は30万円以上になります。

ベルン

ベルンはスイスの首都であり、チューリッヒから電車で約1時間半程度です。東京発の航空券代の目安は早期予約で約22万円程度、繁忙期や直前予約の場合は30万円程度になることがあります。

ジュネーブ

ジュネーブは国際機関が多く所在する都市であり、日本からは成田空港や羽田空港から直行便が運航されています。東京発の航空券代の目安は、早期予約で約25万円程度、繁忙期や直前予約の場合は30万円以上になることもあります。航空券代を抑えるためには、早期の予約をすること。そして、航空会社や旅行代理店のキャンペーンを利用することがおすすめです。

東京発→スイス(チューリッヒ)行きの格安航空券

  • 片道
  • 往復

取り消し線のある価格は、Trip.com上の該当する路線の平均価格に基づいて計算されています。

チューリッヒ行き格安航空券

スイス旅行のホテル代

スイス旅行のホテル代の目安は、1泊あたり20,000円~です。

スイスは世界的に有名な観光地であり、高級リゾート地としても有名。そのため、ホテル代が比較的高めになる傾向があります。とくにツェルマットやグリンデルワルトなど山の観光地では、ホテル代金が一番高くなるのはクリスマスから年末・年始にかけてです。各国からスキーヤーが押し寄せるため、予約が取りにくくなる時期です。

ホテルタイプ星の数宿泊料金
ゲストハウス1つ星クラス1万円~
スタンダードなホテル2つ星クラス2万円~
スーペリアホテル3つ星クラス3万円~
ラグジュアリーホテル4つ星クラス以上7万円~

スイスのホテル代は、都市部よりもリゾート地の方が高くなる傾向があります。観光シーズンや週末など、需要が高まる時期は料金が上がるでしょう。予約をする際には、事前に価格を確認して予算に合わせたホテルを選ぶことが大切です。

スイス旅行の食費代

スイス旅行の食費の目安は、1日あたり15,000円~です。スイスはチーズやチョコレートなど、フランス・イタリアの文化的影響を受けた多彩な料理が楽しめる国です。一方で観光地であるため、食事代が高い国としても有名。スイスの食事代の目安を朝・昼・カフェ・夜に分けてご紹介します。

スイスの朝食代

スイスでは朝食にパンやシリアル、ヨーグルト、ジュース、コーヒーなどが一般的です。朝食で外食する場合、10~20スイスフラン程度でしょう。ホテルには朝食がついている場合が多く、その場合は費用はかかりません。

スイスの昼食代

ランチでは軽食のサンドイッチやサラダ、またはメインディッシュの肉料理や魚料理が人気です。一般的にランチを外食する場合、15~30スイスフラン程度の費用が必要です。安く抑えたいなら、ファストフードチェーン店などなら10スイスフランで済みます。

スイスのカフェ代

スイスのカフェでは、コーヒーや紅茶、軽食のパンケーキやケーキなどが楽しめます。カフェで飲み物や軽食を楽しむ場合、5~10スイスフラン程度の費用がかかります。

スイスの夕食代

スイスの夕食には、フォンデュやラクレット、ローストビーフ、シュニッツェルなどが人気です。地域によっては、イタリアンやフランス料理など、多彩な料理が楽しめます。一般的に外食する場合は30~50スイスフラン程度の費用がかかるでしょう。高級レストランでは、100スイスフラン以上です。スイスの食事代は朝食や昼食は比較的リーズナブルな価格帯で済むことが多い一方、夕食はやや高めになる傾向があります。

スイス旅行のお土産代

スイス旅行のお土産代の目安は、10,000円~です。

スイスはチョコレートや時計、アルプスの景色など、多くのお土産が人気です。以下に、スイスの人気のお土産を10個紹介します。

  • チョコレート
  • スイス製時計
  • ペンナイフ
  • チーズ
  • スイス製ワイン
  • ミルク
  • リネン製品
  • 宝石
  • アルプスの花の香水
  • ミュージックボックス

スイス旅行の交通費

スイス旅行の交通費の目安は、1日あたり2,000円~です。スイストラベルパスを活用すれば、90カ所以上の市内交通機関が無料になったり、鉄道やバスが乗り放題になったりします。上手に利用しましょう。

バスの場合

スイスのバス料金は、乗車区間や利用時間帯によって異なります。一般的には以下のような料金体系があります。

種類説明有効期間
単一運賃バスに乗るたびに支払う単発の運賃。乗車区間や利用時間帯によって運賃が異なる。乗車ごと
1日券一定の金額を支払うことで、1日中バスや路面電車を利用できる切符。1日
週券一定の金額を支払うことで、1週間バスや路面電車を利用できる切符。1週間

タクシーの場合

スイスのタクシー料金は、地域やタクシー会社によって異なります。一般的には以下のような料金体系があります。なお、スイスではタクシー運転手にチップを渡すことが一般的です。チップの相場は、運賃の10%程度とされています。

料金の種類説明一般的な料金
初乗り運賃タクシーに乗車した際の初期料金約5スイスフラン
走行距離に応じた料金タクシーが走行した距離に応じた料金1キロメートルあたり約2スイスフラン
待機時間に応じた料金タクシーが停車している時間(渋滞や信号待ちなど)に応じた料金1分あたり0.5スイスフラン
その他の料金夜間や祝日など特別な条件下での追加料金10%から20%程度の追加料金

スイス旅行の観光・アクティビティ費用

スイス旅行の観光・アクティビティ費用の目安は、1日あたり5,000円~です。なお価格は2023年11月現在のもので、スイスフラン(CHF)で表示しています。

観光スポット入場料金(一般)
シュタインアムライン92 CHF
マッターホルン110 CHF
リュッツァウアルプ75 CHF
ユングフラウ89 CHF
シャンデリス・デ・モンブラン63 CHF
シャトー・ド・ションブルー12 CHF

スイス旅行のWi-Fi・通信費用

スイスでの通信費用の目安は、1日あたり無料~1,500円です。海外でスマートフォンを利用する方法は、おもに以下の3つ。

おすすめはヨーロッパで使えるeSIMです。eSIMとは、Embedded(埋め込み) SIMという意味のこと。物理的な形状を持たないため、わざわざ小さなピンでSIMトレイを開ける手間や間違ってSIMカードを落としてしまう心配はありません。日本では2018年にeSIM対応端末が導入され、以降は利用者が急増しています。スイスの空港に降り立った瞬間からスムーズにインターネットができるのは、eSIMの大きなメリットです。

スイス旅行の海外保険費用

スイス旅行の海外保険費用の目安は、1日あたり500円~です。たとえ1泊2日の短期滞在でも、海外ではどんなトラブルが発生するかわかりません。病気や盗難に備えて海外旅行保険への加入をおすすめします。スイス旅行で3泊4日の海外保険に加入する場合、1,500円が目安です。高額な保険になると、緊急歯科治療や弁護士費用などが付帯されます。保険の内容をよく確認して、あなたに必要なぶんだけ加入しましょう。

スイス旅行のビザ取得費用

日本からスイスに観光目的で入国する場合、90日以内の滞在であればビザは必要ありません。ただし、パスポートが有効期限切れや入国時に必要な条件を満たしていない場合は、入国が拒否される可能性があります。スイスに滞在する期間が90日を超える場合は、長期滞在ビザの取得が必要となります。

詳しい情報は、大使館公式サイトをご覧ください。

なお、2023年11月に導入が予定されている渡航認証制度ETIAS(エティアス)施行後は、90日以内の観光や商用目的による渡航でも認証の取得が必要となります。忘れずに申請しましょう。ETIAS申請について

4泊6日のスイス旅行の費用

4泊6日のスイス旅行の費用は、1人39万円が目安です。

項目費用
航空券25万円〜
ホテル代70,000円~
食事代・カフェ代60,000円~
交通費10,000円~
Wi-Fi代5,000円〜
お土産10,000円~
海外保険5,000円〜

一週間のスイス旅行の費用

一週間のスイス旅行の費用は、1人42万円が目安です。

項目費用
航空券往復25万円〜
ホテル代90,000円~
食事代・カフェ代90,000円~
交通費18,000円~
Wi-Fi代7,000円〜
お土産10,000円~
海外保険7,000円〜

知っておきたいスイス旅行の基本情報

旅行に行く前に、スイスの基本情報をおさらいしておきましょう。スイスの物価やベストシーズンなど、知っておくと役に立つ情報を紹介します。 

スイス旅行の物価について

「スイスは物価が高い」といわれていますが、一体どのくらい高いのでしょうか。2023年現在、スイスの物価を表にしてまとめました。なお2023年11月現在、1スイスフランは167.78円前後で推移しています。たとえば、200スイスフランのお土産は200×167.78円=約33500円で購入できる計算です。

【スイスの物価】

項目価格
牛乳(1L)1.60 CHF
パン(1斤)3.50 CHF
バター(250g)3.50 CHF
卵(10個)5.00 CHF
チーズ(250g)6.00 CHF
コーヒー(250g)5.50 CHF
紅茶(20袋)3.50 CHF
ビール(330ml)1.50 CHF
ワイン(750ml)10.00 CHF

※実際の価格は店や地域により異なります。

スイス旅行のベストシーズンについて

スイスは四季折々の美しい景色が楽しめます。主要な地域別にベストシーズンを紹介します。

【チューリッヒ】

チューリッヒはスイスの中心都市であり、一年中観光客が訪れます。夏季は暑く混雑するため、気温が比較的涼しくスキーに最適な冬季がおすすめです。

【ベルン】

ベルンは標高が高いため、夏季でも涼しく過ごしやすいです。冬季は寒く雪が多いため、スキーシーズンに訪れることをおすすめします。

【ルツェルン】

ルツェルンは美しい湖畔に位置し、夏季には湖水浴やボートなどのアクティビティが楽しめます。また、クリスマスマーケットが開催される冬季も人気があります。

【ジュネーブ】

ジュネーブはレマン湖畔に位置し、夏季には湖水浴やボート、冬季にはスキーやスノーボードなどのアクティビティが楽しめます。春にはフラワーウォッチングが人気です。

【ツェルマット】

ツェルマットはスイス有数のスキーリゾートであり、冬季にはスキーやスノーボードが楽しめます。夏季には、ハイキングやマウンテンバイクなどのアクティビティがおすすめです。

スイスの入国制限について

スイスの入国に関して、2022年5月2日から入国制限措置が廃止となりました。日本を含むシェンゲン域外からスイスに入国する際、短期滞在者に求められていたワクチン接種証明書又は回復証明書の提示は必要ありません。スイスへの入国の条件は、新型コロナウイルス発生以前の状態に戻っています。詳しくは、外務省安全ホームページをご覧ください。

日本とスイスの時差について

スイスは、日本より8時間遅れて時差があります。たとえば、スイスの日曜日の15:00は日本では日曜日の23:00です。「日本の方が8時間進んでいる」と覚えておくとよいでしょう。

スイス旅行の費用を安く抑える3つの方法

スイスは観光地として人気がありますが、物価が高いため旅費がかさむことがあります。スイス旅行の費用を抑えるコツを3つ紹介します。

オフシーズンに旅行する

スイスはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが人気ですが、旅費が高騰する傾向があります。そこで、オフシーズンに旅行すると宿泊費や交通費が割安になるでしょう。春や秋に訪れると気候が穏やかで観光地も混雑していないことが多いため、旅行に適しています。

食費を抑える

スイスは物価が高いため、レストランでの食事は高額になりがちです。そのため、スーパーマーケットで食材を調達して自炊することをおすすめします。地元の食材やスイスチーズ、チョコレートなどをお土産として購入すると、手頃な価格で美味しいものを楽しめます。

公共交通機関を利用する

スイスは公共交通機関が発達しており、鉄道やバス、船などを利用することができます。観光地によっては無料で利用できることがあるため、旅費を抑えることができます。交通機関を利用する場合、事前にチケットを購入すると割引が受けられることがあります。

スイス旅行についてよくある質問

  • スイスまでの片道フライト時間は?

    日本からスイスへのフライト時間は、東京からチューリッヒ:約12時間30分〜13時間。大阪からチューリッヒ:約12時間30分〜13時間、福岡からチューリッヒ:約13時間30分〜14時間です。


  • スイスで日本の電化製品は使えるの?

    カナダではレストランやバー、タクシーなどのサービス業界でチップが期待されます。レストランでは15〜20%、タクシーやホテルでは小額のチップを渡すことが一般的です。ただしレストランでのサービス料や料金に含まれている場合は、チップを渡す必要はありません。


  • スイスでチップは必要?

    スイスではサービス料が通常は料金に含まれているため、チップを支払うことは義務ではありません。ただし良いサービスを受けた場合には、チップを渡すことが一般的です。レストランやカフェ、バーなどでのチップの相場は、一般的には請求額の5〜10%程度です。


  • スイスは危険ではない?

    スイスは安全な国です。治安も良く、観光客が犯罪被害に遭うことは非常に稀です。ただし観光地や人通りの多い場所では、置き引きやスリなどに注意する必要があります。ハイキングや登山を行う場合には、十分な準備と注意が必要です。


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久しぶりの海外旅行なので、思いっきり羽を伸ばして楽しみましょう。あなたが今まで知っているスイスと合わせて、新しい一面が見えてくるはずです。

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