中国の領収書はどうもらう?発票の頼み方と注意点まとめ

執筆:Sato
2026年10月15日

中国のホテルや飲食店で領収書を頼む際、会社名の伝え方や手順、必要な書類が気になる人もいるでしょう。
中国本土で正式な取引証憑として使われるのが、発票(ファーピャオ)です。会計時のレシートや決済アプリの支払履歴とは役割が異なり、必要な場合は発行を依頼します。
現在は電子化も進んでいるため、紙で受け取る方法だけを想定しないことが大切です。
この記事では、次のポイントを紹介します。
- 発票・レシート・支払履歴の違いと、受け取りの手順
- ホテル・飲食店・タクシー・鉄道での申請方法
- 宛名と税番号の伝え方、電子データの保存と確認点
出発前に会社の精算条件を確認しておけば、現地で頼む書類を判断しやすくなります。航空券やホテルを予約する際も、支払方法と領収書の発行窓口を一緒に確認しておくことが大切です。
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中国の領収書の発票とレシートの違いを確認

中国本土で領収書が必要なら、まず発票(发票)を発行してもらえるか確認しましょう。発票は税務当局の規定に従って発行される取引の証憑で、電子形式と紙形式があります。
一方、注文内容を示すレシートや会計明細は、発票そのものとは限りません。決済アプリの支払済み画面も、発票とは別に考えましょう。
それぞれの違いや例は以下の通りです。
書類・画面 | 中国語の例 | 主な役割 |
|---|---|---|
発票 | 发票・电子发票 | 規定に沿って発行される取引証憑 |
レシート・会計明細 | 小票・结账单 | 注文内容や料金の内訳を確認 |
受領書 | 收据 | 代金や預かり金などの受領を確認 |
決済の履歴 | 支付记录 | 支払先・金額・日時などを確認 |
ただし、日本の会社で何を精算書類として受け付けるかは別の問題です。発票だけで足りるとは限らず、明細や利用目的の記載を求められる場合もあります。
※この記事は中国本土を対象とし、香港・マカオなどの制度は扱いません。制度やサービスの情報は2026年10月14日時点のものです。
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中国で領収書を受け取る基本の3ステップ

受け取りをスムーズにするには、宛名を準備し、会計時に依頼し、届いた内容を確認する流れがおすすめです。帰国後の問い合わせを減らすため、利用先にいる間に受け取り方法まで確かめましょう。
1.出発前に宛名と精算に必要な書類を準備する
出張なら、まず経理担当者に必要な宛名と書類を確認してください。日本の会社名か、中国の現地法人名かによって、伝える情報が変わります。個人旅行の支出記録として欲しい場合も、用途を整理しておくと頼みやすくなります。
会社名はスマートフォンにコピーできる形で保存しましょう。英語表記などの指定があれば、そのまま使えるよう準備します。店側で勝手に中国語へ訳してもらうと、社内で指定された名称とずれることがあるので注意が必要です。
また、受信用のメールアドレスも用意してください。中国国内の税番号を持たない場合は、その点も説明できるようにしておきます。
2.会計時に発票と受け取り方法を伝える
飲食店などでは、会計時に発票が必要だと伝えましょう。紙か電子か、メール送信かQRコードからの申請かを確認します。自分で入力する形式なら、発票の宛名を意味する抬头の欄を探してください。
伝えたいこと | 見せて使える中国語 |
|---|---|
領収書を発行してもらえますか | 请问可以开发票吗? |
会社名でお願いします | 请开公司抬头的发票。 |
宛名はこちらです | 发票抬头是这个名称。 |
このメールへ送ってください | 请把电子发票发到这个邮箱。 |
中国の税番号はありません | 我们是日本公司,没有中国的税号。 |
最後の文は、日本の会社で中国の税番号がない場合に使います。発行内容は店やサービスに確認し、申請だけで終えず、受信やダウンロードまで確かめてください。
3.宛名・金額・利用内容を照合する
発票が届いたら、購入者名、販売者名、発行日、金額、利用内容を確認しましょう。金額は、税抜額だけでなく税込合計を示す价税合计の欄も見ると照合しやすくなります。
発行日と実際の利用日が異なる場合は、注文明細なども残してください。ホテルなら宿泊者名と宿泊期間、食事なら利用日と人数などを、必要に応じて補足できるようにします。
間違いを見つけたら、発行元へ訂正を依頼しましょう。自分でPDFの宛名や金額を書き換えることは避けます。発票と明細、支払記録を同じ利用ごとにまとめておくと、後から確認しやすくなるでしょう。
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中国のホテル・飲食店・交通機関での領収書のもらい方

発票や領収書の申請先は、利用するサービスや支払先によって変わります。店頭でもらうもの、注文履歴から申請するものを分けて把握しておきましょう。
ホテルは事前決済と現地払いで窓口を確認する
ホテルでは、宿泊代を誰に支払ったかを先に確認します。予約サイトで事前決済した料金と、ホテルに直接支払った料金では、領収書の発行窓口が異なる場合があるためです。
Trip.comでは、同社で予約・決済した予約が領収書の発行対象です。ホテルへ直接支払った料金や、現地で追加した費用は含まれません。現地払いの予約では、ホテルに問い合わせてください。
予約サイトの領収書と、中国の税務上の発票も同一とは限りません。発票の指定がある出張では、予約前に発行元と対応可否を確認しましょう。チェックイン時にも宛名を伝え、チェックアウト時に明細と合わせて受け取ります。
飲食店は会計明細と発票を分けて受け取る
飲食店で受け取る注文票や会計明細が、そのまま発票になるとは限りません。支払いの際に発票を依頼し、電子で届く場合も料理の内訳が分かる明細を残しておきましょう。
QRコードを案内されたら、店名や対象の注文を確認してから入力します。宛名やメールアドレスの誤入力に気を付け、発行済みか、申請の受付だけなのかも確かめてください。読み取れない場合は、店員に別の受け取り方法を相談します。
会食の精算で参加者や目的の記録が必要なら、その場でメモしておくと便利です。会計を分けたい場合も、支払後ではなく注文時や会計前に相談しましょう。
タクシー・配車アプリは利用したサービスで確認する
タクシーでは、降車時に領収書や発票の発行方法を運転手へ確認してください。配車アプリを利用した場合は、該当する注文履歴に発行・問い合わせの案内があるか確かめます。
同じアプリ内でも、一般のタクシーと配車サービスでは窓口が異なる場合があります。運転手から受け取るのか、アプリで申請するのかを、利用した車種と注文に合わせて確認しましょう。
後から問い合わせる際は、乗車日時、乗降場所、注文番号が役立ちます。複数の乗車をまとめて申請する場合も、必要な行程だけが含まれているか確認してください。私用の移動と出張分は分けて整理します。
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高速鉄道は鉄路12306の電子発票を確認する
中国の通常の国内鉄道旅客輸送では、2025年10月から電子発票が全面的に使われています。列車番号や座席を示す旅程情報の印刷物と、精算用の電子発票を混同しないようにしましょう。
鉄路12306の案内では、行程終了日から180日以内に申請できます。外国のパスポートで購入した乗客も、12306のウェブサイトなどで発行できます。予約サイトの支払証明が必要な場合は、購入先にも確認してください。
駅の窓口では、購入時の身分証で申請し、QRコード付きの発行案内を受け取る方法もあります。紙の発票を渡されるとは限りません。予約した旅券番号と利用者情報を照合し、電子データの受け取りまで済ませましょう。
航空券は購入先の領収書と運送の証明を確認する
航空券は、購入した航空会社や予約サイトに、取得できる書類を確認しましょう。決済の領収書と、搭乗者・旅程を示す書類では、記載される内容が異なる場合があります。
中国では、航空旅客輸送の電子行程単も導入されています。ただし、日本発着の国際線を含め、すべての航空券で同じ発票が出るとは限りません。購入先、対象路線、必要な宛名を伝えて問い合わせてください。
会社から搭乗の確認資料も求められている場合は、搭乗券なども保存します。航空券代とホテル代をまとめて手配する場合も、それぞれの領収書の発行条件を予約前に確認しておくと安心です。
宛名と税番号は日本企業と中国企業を区別する

宛名に関する入力では、日本の会社と中国の現地法人を混同しないことが大切です。税号という欄が出ても、日本の法人番号をそのまま入力すればよいとは限りません。
宛先 | 先に用意する情報 | 注意点 |
|---|---|---|
個人 | 発行先に伝える氏名、受信先 | 一般の普通発票では企業の税番号は不要 |
日本の会社 | 指定された正式名称、受信先 | 中国の税番号がないことを説明 |
中国の現地法人 | 正式名称、納税者識別番号など | 現地法人の経理に必要項目を確認 |
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日本の会社は正式名称と海外企業であることを伝える

中国の税番号を持たない日本企業宛てなら、正式な会社名と、海外企業であることを伝えてください。天津市税務局の普通発票に関する案内でも、国外の顧客などは購入者の納税者識別番号を省略できるとされています。
ただし、セルフ申請画面が中国企業向けの入力形式になっている場合があります。番号欄が必須でも、架空の番号を入れたり、宛名を勝手に個人へ変えたりせず、発行元へ相談しましょう。
英語表記など、どの会社名で受け取るかは出発前に経理へ確認します。領収書に使う社名をまとめたメモを見せると、会計のたびに説明し直す手間を減らせます。
中国の現地法人宛ては経理から発票情報を受け取る
中国の現地法人で精算するなら、正式な会社名と納税者識別番号などを、経理担当者から受け取ってください。日本本社の名称で取得した書類を、そのまま使えるとは考えない方がよいでしょう。
発票には普通発票と専用発票などの種類があります。専用発票は、中国の増値税の仕入税額控除などに関わるため、旅行者が自己判断で指定するのは避けます。必要な種類と記載項目を先に確認しましょう。
個人名の普通発票と企業宛ての発票では、必要情報が異なります。経理から渡された発行用情報をそのまま使い、支払前に店や予約先が対応できるか確かめてください。
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電子発票は画面の写真だけでなく元データも保存する

電子発票を受け取ったら、メールの添付ファイルやダウンロードしたデータを保存しましょう。国家税務総局は、全面デジタル化された数電発票に、紙の発票と同等の法的効力があると定めています。
メールやQRコード、ダウンロード・印刷などで交付されるため、紙を渡されないだけで無効とは判断できません。PDFなどの形式で受け取ったら、ファイルを開けるか、文字や金額が読めるかまで確認してください。
ファイル名に利用日、店名、金額を入れ、会計明細や注文記録と一緒に整理すると便利です。社内提出用に印刷する場合も、元データは残しましょう。保存方法や提出形式は、会社の経理ルールに合わせてください。
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中国で領収書を発行できない・内容が違うときは利用先へ確認する

発行できないと言われたら、まず理由と対応窓口を確認しましょう。申請操作の問題なのか、予約サイトとホテルで窓口が違うのかによって、問い合わせ先が変わります。
後日発行になる場合は、予定日と連絡先を控えてください。店名、利用日時、金額、注文番号、支払記録を残しておくと、帰国後も取引を特定しやすくなります。電子メールが届かない場合は、入力先と迷惑メールフォルダも確認します。
宛名や金額の訂正は、発行元に依頼してください。必要な発票を発行してもらえず解決しない場合は、所在地の税務当局や12366の相談窓口で確認する方法もあります。別の店の発票で代用せず、経理にも状況を伝えましょう。
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中国の領収書に関するよくある質問
-
電子発票に赤い印鑑がなくても大丈夫?
数電発票には、発票専用印の追加押印を必要としない仕組みがあります。赤い印鑑の有無だけで判断せず、発票の種類や記載内容を確認してください。不明な場合は、発行元や会社の経理へ照会しましょう。 -
中国語の領収書は日本語訳が必要?
提出先のルールによって異なります。全文訳が必要か、日付・店名・金額・利用目的の補足でよいかを、経理担当者に確認してください。翻訳メモを作る場合も、中国語の原本や電子データと一緒に提出します。 -
カードの円換算額と発票の金額が違うときは?
中国元の発票と、日本円のカード請求額は、通貨と換算条件が異なります。円換算額だけを見て発票の誤りと判断せず、現地通貨の支払額を照合してください。精算時の換算方法は会社の指定に従います。 -
発票をもらえば買い物の税金は戻る?
発票の取得だけで、自動的に税金が戻るわけではありません。外国人旅行者向けの離境退税には、対象店・商品・出国時の確認など別の条件と手続きがあります。利用する場合は購入時に対象か確認し、必要な申請書類も受け取ってください。 -
返金された場合、最初の発票をそのまま使える?
返金前の金額で精算しないよう注意してください。数電発票では、返品やサービスの中止などに応じて、発行元が紅字発票による処理を行います。返金記録と更新された書類を確認し、会社にも変更を伝えましょう。
まとめ|中国の領収書は宛名と発行窓口を先に確認

中国で領収書を受け取るときは、発票の頼み方に加え、何に使う書類かを整理しておくことが大切です。出発前と現地では、次のポイントを押さえましょう。
• 発票、会計明細、支払履歴を区別し、必要な書類をそろえる
• 日本の会社と中国の現地法人で、宛名や税番号を使い分ける
• ホテルや交通機関は、支払先と発行窓口を確認する
• 電子データを保存し、宛名・金額・利用内容をその場で照合する
会社名と受信用メールアドレスを準備しておけば、現地での申請を進めやすくなります。帰国後に探し直さずに済むよう、利用ごとに書類をまとめておいてくださいね。
Trip.comで航空券やホテルを比較する際も、料金や立地と合わせて支払方法を確認しましょう。領収書の発行条件まで押さえて、観光にも仕事にも集中できる中国滞在を準備してください。
これから中国への旅行、訪問を考えている方は、以下のお得なクーポンをご利用ください。
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佐藤は、Trip.comで旅行コンテンツライターとして、主に国内旅行、ホテル、航空券、旅行ノウハウに関する記事を執筆しています。SEO記事や独自リサーチ記事を中心に、読者の疑問や不安に寄り添うコンテンツ制作を行っています。 これまで福岡・沖縄・長崎など国内の旅行先を訪れ、観光スポット、宿泊エリア、空港や駅からのアクセス、現地での移動手段など、実際の旅行計画で役立つ情報に関心を持ちながら旅をしてきました。 記事内では、Trip.comのデータと公式サイト・公的機関・観光関連サイトの情報を組み合わせながら、料金やアクセス、予約のコツ、滞在エリアの選び方などをできるだけわかりやすく整理するように心がけています。 また、長年のSEOライター・ディレクター・マーケターとしての経験を活かし、検索ユーザーが知りたい情報にスムーズにたどり着ける構成づくりを重視。 ホテルや航空券を比較する際の判断材料を整理し、旅行前の迷いや不安を減らせる記事制作を目指しています。 ライター経歴 2019年 フリーランスライターとして活動を開始。SEO記事を中心に、Webメディア向けのコンテンツ制作を行う。 2020年 SEO検定1〜4級、ネットマーケティング検定、ビジネス著作権検定などを取得。 検索エンジンやWebマーケティング、著作権に関する知識を記事制作に活かす。 2022年 ディレクターとして活動を開始。 コンテンツマーケティング、ライターの育成指導などを担当する。 2023年 SEOマーケター、取材ライターとしても活動開始。 検索意図の分析、既存記事の改善、取材をもとにした記事制作、施策の考案にも携わる。 2026年 Trip.comに参画。国内旅行やホテル、航空券、旅行ノウハウを中心に、旅行ガイドや比較記事の執筆・編集を行っている。 主な資格 ・SEO検定1〜4級 ・ネットマーケティング検定 ・ビジネス著作権検定 これまでに訪れたことのある地域 これまで国内では、福岡・沖縄・長崎などを旅行。 短期旅行を中心に、観光地巡りや街歩き、宿泊エリアの選定などを経験してきました。 旅行記事では、現地を訪れる前に知っておきたい基本情報や、予約前に比較しておきたいポイントを丁寧に整理することを意識しています。 今後も国内旅行を中心に、読者が安心して旅行計画を立てられる情報を発信していきます。














